平成6年(1994年)生まれの力士一覧!出世頭は誰?

平成6年(1994年)生まれの力士をご紹介。

現役力士については最新から過去6場所の番付や成績を一覧表にしてご紹介しています。

表の下のボタンによって月ごとに表示を切り替えることも出来ますよ。

同じ年に生まれた力士のなかで、誰が一番出世しているのかがひと目で分かります。

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1994年生まれの力士一覧(番付・星取表・成績・経歴)(千秋楽)

No 四股名 直近7場所 成績 直近7場所 勝率 番付 (令8.5) 5月場所 成績 令和8年5月場所星取表 S1 番付 推移 変動 枚数 番付 (令8.3) 3月場所 成績 令和8年3月場所星取表 S2 番付 推移 変動 枚数 番付 (令8.1) 1月場所 成績 令和8年1月場所星取表 S3 番付 推移 変動 枚数 番付 (令7.11) 11月場所 成績 令和7年11月場所星取表 S4 番付 推移 変動 枚数 番付 (令7.9) 9月場所 成績 令和7年9月場所星取表 S5 番付 推移 変動 枚数 番付 (令7.7) 7月場所 成績 令和7年7月場所星取表 s6 番付 推移 変動 枚数 番付 (令7.5) 5月場所 成績 令和7年5月場所星取表 初日 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 中日 9日目 10日目 11日目 12日目 13日目 14日目 千秋楽 最高位 出身地 部屋 一門 年齢 生年月日 大相撲歴 本名 旧四股名 旧所属 身長(㎝) 体重(㎏) BMI 出身高校 出身大学 初土俵 初土俵 年齢 新十両 新十両 年齢 新入幕 新入幕 年齢 新小結 新小結 年齢 新関脇 新関脇 年齢 大関昇進 大関昇進 年齢 横綱昇進 横綱昇進 年齢 幕内 優勝 十両 優勝 幕下 優勝 三段目 優勝 序二段 優勝 序ノ口 優勝 技能賞 殊勲賞 敢闘賞 金星 通算 勝利数 通算 敗数 通算 休数 出場回数 通算 勝率(%) s誕生日 s初土俵 s新十両 s新入幕 s新小結 s新関脇 s大関昇進 s横綱昇進 s初土俵年齢 s新十両年齢 s新入幕年齢 s新小結年齢 s新関脇年齢 s大関昇進年齢 s横綱昇進年齢 s7場所勝敗 s1勝敗 s2勝敗 s3勝敗 s4勝敗 s5勝敗 s6勝敗 s7勝敗 s2順 s3順 s4順 s5順 s6順 s7順 s1シフト s2シフト s3シフト s4シフト s5シフト s6シフト sしこな s最高位 s出身ふりがな s部屋ふりがな s7勝率 s勝 s敗 s休 s出 s勝率 s幕優 s十 s下 s三 s二 s口 s技 s殊 s敢 s金

平成6(1994)年生まれ力士を検索

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平成6(1994)年生まれの最高位:大関

朝乃山 広暉

朝乃山 広暉(あさのやま ひろき)は富山県 富山市出身、高砂部屋の力士で最高位は大関。令和8年5月場所の番付は東 前頭10枚目。

小学4年の頃からハンドボールと並行して相撲を始め、富山市立呉羽中学校で相撲部へ入部した。中学3年次に左肘を負傷して競技を辞めることも考えたが、富山商業高校の浦山英樹監督から「俺が強くしてやる」と声を掛けられて同校へ進学する。高校時代には浦山から徹底的に鍛えられて相撲の基礎を仕込まれた。近畿大学へ進むと国体の団体優勝などに貢献し、4年次に全日本相撲選手権大会でベスト4に入り、三段目最下位格(100枚目格)付出の資格を獲得した。

高砂部屋入門と恩師の死

大学卒業後は帰郷するつもりであったが、恩師の浦山監督からの強い後押しと、15代若松(元前頭筆頭・朝乃若)からの勧誘により高砂部屋への入門を決めた。平成28年(2016年)3月場所に三段目付出制度の初適用第1号として本名の「石橋」で初土俵を踏んだ。

初土俵から順調に番付を上げていき、西幕下7枚目で迎えた平成29年(2017年)1月場所で7戦全勝で幕下優勝を果たし、翌場所での新十両昇進を決めた。この1月場所は、高砂部屋創設以来138年間続いていた関取が不在となっていた場所であったが、1場所での不在解消となった。新十両昇進を機に四股名を「朝乃山 英樹」へと改めた。これは部屋伝統の「朝」に、故郷の富山、同郷の横綱・太刀山、そして恩師である浦山の「山」を頂いたもの。下の名前は、幕下優勝を決めた一番を病床で見届けた翌日に、膵臓がんで逝去した恩師・浦山の名を頂いたものであった。

令和初の優勝と大関昇進

新十両場所では優勝決定戦に進出。惜しくも十両優勝は逃したが、その後も順調に番付を上げて平成29年(2017年)9月場所で新入幕。この場所では14日目まで優勝争いに加わる活躍で敢闘賞を獲得した。その後も幕内中位で奮闘していたが、西前頭8枚目で迎えた令和元年(2019年)5月場所において、12勝3敗で自身初となる幕内最高優勝を飾る。富山県出身力士として103年ぶりの賜杯であり、新元号「令和」における初の幕内優勝力士として相撲史に名を刻んだ。この年は年6場所制以降の最少勝ち星となる55勝で年間最多勝も獲得している。

令和2年(2020年)3月場所後に大関へ昇進。学生出身力士としては元大関・琴光喜以来13年ぶりの大関誕生であった。昇進伝達式では「相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力します」と誓いの言葉を述べた。

出場停止処分と広暉への原点回帰

大関として土俵を務めていたが、令和3年(2021年)5月場所中、日本相撲協会の新型コロナウイルス対応ガイドラインに違反する不適切な行動があったとして、6場所の出場停止という重い懲戒処分を受ける。謹慎期間中には父親が急逝する悲運にも見舞われた。

「不祥事を起こした今、先生の名前を名乗れない」との思いから、四股名の下の名前を本名の「広暉」へと戻して迎えた令和4年(2022年)7月場所、西三段目22枚目にて土俵復帰を果たす。この場所を優勝し「一番つらかったのは不祥事を起こした時に相撲協会にウソをついたこと」と懺悔の思いを口にした。

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度重なる大怪我と二度目の奇跡

ここから順調に番付を上げていき、令和5年(2023年)5月に幕内へと復帰。令和6年(2024年)5月場所では東小結にまで番付を戻していたが、場所前の巡業中に右膝を負傷したことで三役復帰場所を全休。さらに翌7月場所の4日目に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、再び長期休場を余儀なくされる。大関経験者が2度にわたり幕下以下へ陥落するのは大相撲史上初の出来事であった。

それでも過酷なリハビリに耐え抜き、令和7年(2025年)3月場所の三段目で土俵へ復帰して全勝優勝を果たす。その後も勝ち星を重ね、令和8年(2026年)1月場所において二度目となる幕内への返り咲きを果たした。

本格派の四つ相撲

取り口は正攻法の本格的な四つ相撲を主体とする。右を差して左の上手を深く引き、恵まれた体格を生かして胸を合わせ、一気に出る力強い寄りを最大の武器としている。天国と地獄を味わい、度重なる試練に見舞われながらも不屈の精神で土俵へと這い上がり、スケールの大きな相撲を展開している。

💡 富山県出身一覧💡 高砂部屋の力士

四股名
朝乃山 広暉(あさのやま ひろき)
最高位
大関
最新番付
東 前頭10枚目
出身地
富山県 富山市
本名
石橋 広暉
生年月日
平成6年(1994)3月1日(32歳)
身長・体重
188cm・170kg
出身高校
富山商業高校
出身大学
近畿大学
所属部屋
高砂部屋
改名歴
石橋 → 朝乃山
初土俵
平成28年(2016)3月・三段目100付出(22歳0ヵ月)
新十両
平成29年(2017)3月(23歳0ヵ月)
新入幕
平成29年(2017)9月(23歳6ヵ月)
新小結
令和1年(2019)11月(25歳8ヵ月)
新関脇
令和2年(2020)1月(25歳10ヵ月)
新大関
令和2年(2020)7月(26歳4ヵ月)
優勝
幕内優勝1回,十両優勝1回,幕下優勝1回,三段目優勝2回
受賞・金星
殊勲賞2回,敢闘賞3回,技能賞1回,金星1個
通算成績
420勝208敗159休/622出場(勝率:67.5%)
直近7場所
24勝18敗3休(十両:24勝6敗)(幕下以下:11勝3敗)
7場所勝率
69.4%
得意技
押し・右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
朝乃山が勝ちの決まり手(52勝)
寄り切り25
押し出し9
掬い投げ5
寄り倒し3
上手出し投げ3
叩き込み2
その他5
朝乃山が負けの決まり手(23敗)※不戦敗1含む
寄り切り6
上手投げ6
押し出し3
寄り倒し2
肩透かし2
勇み足1
その他2
令8年5月
東 前頭10枚目(2枚半上昇)
7勝5敗3休
○●○●○|○●○○○|●■ややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 前頭12枚目(3枚半上昇)
8勝7敗
●○●○○|○●●○○|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭16枚目(5枚半上昇)
9勝6敗
●○○○○|●○●○○|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 十両4枚目(9枚上昇)
12勝3敗
●●○○○|○○○●○|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 十両13枚目(2枚上昇)
12勝3敗
○●○○○|○○●○○|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 幕下筆頭(13枚上昇)
5勝2敗
○●--○|-●-○-|○--○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 幕下14枚目
6勝1敗
○--●○|--○-○|-○--○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

平成6(1994)年生まれの最高位:関脇

隆の勝 伸明

隆の勝 伸明(たかのしょう のぶあき)は千葉県 柏市出身、湊川部屋の力士で最高位は関脇。令和8年5月場所の番付は西 前頭筆頭。

千葉県柏市に生まれ、小学1年生の時に地元の相撲大会へ出場したが、決勝で女の子に敗れてしまう。その悔しさがきっかけとなり、小学3年生から地元の「柏相撲少年団」に入って本格的に相撲を始めた。中学卒業後、当時の師匠である20代千賀ノ浦(元関脇・舛田山)に誘われて千賀ノ浦部屋へ入門し、平成22年(2010年)3月場所において、師匠の現役時代の四股名から一字を譲り受けた「舛ノ勝」の四股名で初土俵を踏んだ。

師匠の継承と新十両昇進

序ノ口から地道に番付を上げていき、幕下の土俵で力を蓄えていた平成28年(2016年)、大きな転機が訪れる。貴乃花部屋の部屋付き親方であった15代常盤山(元小結・隆三杉)が21代千賀ノ浦を襲名して部屋を継承し、それに伴って千賀ノ浦部屋も出羽海一門から貴乃花一門へと移ることになった。新たな環境の下、一門の部屋への出稽古などで豊富な番数をこなし、さらに実力を伸ばして幕下上位へと定着した。

平成29年(2017年)1月場所で心機一転を期して「舛の勝」へ改名。同年9月場所において東幕下3枚目で6勝1敗の好成績を挙げ、翌11月場所での新十両昇進を決める。柏市からの関取誕生は麒麟児以来44年ぶりのことであり、地元の広報誌でも伝えられた。この十両昇進に合わせて、新たな師匠の現役時代に因み、再び一字を譲り受けて現在の「隆の勝」へと改名した。入門時の師匠から新たな師匠へと恩師のバトンが渡されたように、四股名の一字も受け継ぎ、念願の関取の座を掴んだのである。

幕内での躍進と新関脇

関取昇進後も右四つからの力強い寄りや突き押しに磨きをかけ、平成30年(2018年)9月場所で新入幕を果たす。令和2年(2020年)3月場所では12勝3敗で優勝力士に次ぐ好成績を収め、自身初となる三賞(敢闘賞)を獲得した。さらに同年9月場所で10勝5敗の好成績を挙げると、続く11月場所では小結を通り越して一気に新関脇へと昇進を果たし、幕内上位に定着する。

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照ノ富士との優勝決定戦

その後も幕内上位から三役の地位で実力を発揮し、令和4年(2022年)5月場所では11勝4敗で優勝力士に次ぐ成績を残して殊勲賞と初金星を獲得した。さらに、令和6年(2024年)7月場所では12勝3敗の成績を挙げて横綱・照ノ富士との優勝決定戦に進出する。惜しくも敗れて優勝同点となったものの、大熱戦を展開して敢闘賞と金星を獲得した。

令和7年(2025年)9月場所においても12勝3敗を挙げて5度目の敢闘賞を受賞している。

💡 千葉県出身一覧💡 湊川部屋の力士

四股名
隆の勝 伸明(たかのしょう のぶあき)
最高位
関脇
最新番付
西 前頭筆頭
出身地
千葉県 柏市
本名
石井 伸明
生年月日
平成6年(1994)11月14日(31歳)
身長・体重
184cm・168kg
所属部屋
千賀ノ浦 → 常盤山 → 湊川部屋
改名歴
舛ノ勝⇒舛の勝 → 隆の勝
初土俵
平成22年(2010)3月(15歳4ヵ月)
新十両
平成29年(2017)11月(23歳0ヵ月)
新入幕
平成30年(2018)9月(23歳10ヵ月)
新小結
令和4年(2022)3月(27歳4ヵ月)
新関脇
令和2年(2020)11月(26歳0ヵ月)
優勝
無し
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞5回,金星3個
通算成績
566勝486敗21休/1048出場(勝率:54%)
直近7場所
55勝50敗
7場所勝率
52.4%
得意技
押し
決まり手傾向(直近7場所)
隆の勝が勝ちの決まり手(48勝)
押し出し18
寄り切り9
叩き込み8
突き出し3
突き落とし2
押し倒し2
その他6
隆の勝が負けの決まり手(42敗)
押し出し16
叩き込み8
引き落とし4
突き落とし4
寄り切り4
掬い投げ2
その他4
令8年5月
西 前頭筆頭(3枚上昇)
7勝8敗
●○●○○|●●●○●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 前頭4枚目(1枚半降下)
9勝6敗
○○○○○|●○○●●|●○○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭3枚目(3枚降下)
5勝10敗
●●●●●|●○●●●|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 小結(7枚上昇)
5勝10敗
●●●●●|○●○●●|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭7枚目(4枚上昇)
12勝3敗(敢闘賞)
○●○○○|○○○●○|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭11枚目(1枚半上昇)
9勝6敗
○●●○●|○○○○○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 前頭12枚目
8勝7敗
●○○●○|●○●○○|○●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

阿炎 政虎

阿炎 政虎(あび まさとら)は埼玉県 越谷市出身、錣山部屋の力士で最高位は関脇。令和8年5月場所の番付は東 前頭9枚目。

小学校3年生から相撲を始め、千葉県立流山南高校へ進学した。高校卒業後、20代錣山(元関脇・寺尾)が率いる錣山部屋の門を叩き、平成25年(2013年)5月場所で本名の「堀切」を名乗って初土俵を踏む。

師匠の愛称を受け継いだ四股名

幕下の土俵で着実に実力を蓄え、平成27年(2015年)1月場所を西幕下2枚目で5勝2敗と勝ち越し、場所後の番付編成会議で新十両昇進を確定させた。十両昇進と同時に、四股名を本名から「阿炎(あび)」へと改名した。この「アビ」とは師匠の幼少期の愛称と同音であり、「阿修羅のように強く、燃えて戦う」という師匠・錣山の願いが込められたものであった。

十両陥落からの逆襲と新入幕

新十両の場所から苦労が続き、4場所で幕下へ陥落した。そこから約10場所にわたり幕下での厳しい土俵が続いたが、平成29年(2017年)3月場所に東幕下16枚目で7戦全勝の幕下優勝を果たし、翌5月場所を東幕下筆頭で勝ち越して同年7月場所での十両復帰を決めた。同年9月場所は西十両11枚目で10勝5敗の十両優勝を果たし、番付を一気に押し上げた。

平成30年(2018年)1月場所、東前頭14枚目で新入幕を果たす。長い両腕を生かした強烈な突き押しで10勝5敗の好成績を挙げ、初の敢闘賞を獲得した。その後も上位番付で勝ち星を積み重ね、令和元年(2019年)7月場所には東小結へと昇進した。

出場停止処分からの再起と幕内最高優勝

しかし、令和2年(2020年)7月場所中に日本相撲協会のガイドラインに違反する行動が発覚し、途中休場と3場所の出場停止処分を受けた。十両から幕下16枚目以下への降下という異例の事態となったが、復帰した令和3年(2021年)3月場所は西幕下56枚目から7戦全勝で幕下優勝。続く5月場所も7戦全勝で幕下を連続優勝し、同年7月場所で十両へ復帰した。同年9月場所は東十両5枚目で13勝2敗の2度目の十両優勝を果たし、同年11月場所で幕内に返り咲いた。

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令和4年(2022年)3月場所において西関脇へと昇進し、「ずっと師匠を超えるのが夢だった」と師匠の最高位に並んだ喜びを語った。同年11月場所、西前頭9枚目の地位で12勝3敗の成績を収め、髙安、貴景勝との巴戦を制して自身初の幕内最高優勝を果たした。錣山部屋所属力士としても初の賜杯であった。優勝会見では「師匠に言われた『一番集中』を守ってきたからこそ」と恩師への感謝を口にした。

師匠との別れ、そして誓い

令和5年(2023年)12月、師匠である20代錣山が急逝した。阿炎は臨終に立ち会い、「たくさんの愛をいただいたし、厳しくもしてもらいました。迷惑ばかり掛けたけど、それでも父親のように広い心で守ってくれました」と感謝の言葉を絞り出した。その後も「師匠を超えるぐらいしないと、師匠の名前も自分の名前も広まらない」と誓い、土俵に向かい続けている。三役経験で磨かれた勝負強さは健在であり、鋭い突き押しを武器に、恩師の教えを胸に激しい取組を見せている。

💡 埼玉県出身一覧💡 錣山部屋の力士

四股名
阿炎 政虎(あび まさとら)
最高位
関脇
最新番付
東 前頭9枚目
出身地
埼玉県 越谷市
本名
堀切 洸助
生年月日
平成6年(1994)5月4日(32歳)
身長・体重
188cm・165kg
出身高校
流山南高校
所属部屋
錣山部屋
改名歴
堀切 → 阿炎
初土俵
平成25年(2013)5月(19歳0ヵ月)
新十両
平成27年(2015)3月(20歳10ヵ月)
新入幕
平成30年(2018)1月(23歳8ヵ月)
新小結
令和1年(2019)7月(25歳2ヵ月)
新関脇
令和4年(2022)3月(27歳10ヵ月)
優勝
幕内優勝1回,十両優勝2回,幕下優勝3回,三段目優勝1回,序二段優勝1回
受賞・金星
殊勲賞2回,敢闘賞4回,金星5個
通算成績
510勝396敗65休/904出場(勝率:56.4%)
直近7場所
43勝57敗5休
7場所勝率
43.4%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
阿炎が勝ちの決まり手(38勝)
押し出し9
叩き込み8
上手投げ5
突き落とし4
送り出し4
引き落とし4
その他4
阿炎が負けの決まり手(47敗)※不戦敗1含む
押し出し20
寄り切り8
送り出し4
引き落とし3
突き落とし3
押し倒し3
その他5
令8年5月
東 前頭9枚目(4枚降下)
5勝10敗
○●●○○|●●○●●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 前頭5枚目(7枚半上昇)
4勝6敗5休
●●■やや|ややや○○|●○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭12枚目(5枚降下)
10勝5敗
○○○○○|○●○●○|○●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭7枚目(6枚降下)
5勝10敗
○○●●●|●●○○○|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭筆頭(1枚上昇)
3勝12敗
●●●●●|●●●●○|○●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭2枚目(半枚降下)
9勝6敗(金星)
○●○○●|●○●○○|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭2枚目
7勝8敗
●●●○○|○●○○○|○●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

若隆景 渥

若隆景 渥(わかたかかげ あつし)は福島県 福島市出身、荒汐部屋の力士で最高位は関脇。令和8年5月場所の番付は東 小結。

母方の祖父に「足取り名人」と呼ばれた元小結・若葉山、父に立田川部屋の元幕下・若信夫を持つ相撲一家・大波3兄弟の末弟として生まれた。東洋大学相撲部では団体優勝に貢献し、個人戦でも準優勝を収めて三段目最下位格付出の資格を取得。兄達と同じ荒汐部屋への入門を決めた。四股名は毛利三兄弟の三男・小早川隆景にちなんで「若隆景」と名付けられた。

兄弟で切り拓いた関取への道

平成29年(2017年)3月場所、三段目最下位格付出で初土俵を踏むと番付を着実に上げ、平成30年(2018年)5月場所で新十両へ昇進。大波3兄弟の中で最初の関取となった。十両では地道に勝ち越しを重ねながら地力を蓄え、令和元年(2019年)11月場所で新入幕を果たした。

しかし新入幕場所は、4日目の照強戦で右足首を負傷し5日目から休場。4勝1敗10休と大きく負け越し、翌場所は十両へ陥落した。それでも十両で勝ち越しを積み重ね、令和2年(2020年)3月場所では西十両2枚目で10勝5敗を挙げて再入幕を決定づけた。場所後に停年を迎えた師匠・7代荒汐(元小結・大豊)への餞別ともなる勝ち越しとなった。

令和2年7月場所での再入幕後も白星を積み上げ、令和3年(2021年)1月場所には部屋単位の新型コロナウイルス対応措置による全休を強いられたが、これをはね返すように地力を伸ばし、同年3月場所・5月場所と2場所連続で技能賞を受賞した。

新関脇で86年ぶりの賜杯

令和4年(2022年)3月場所、東関脇に初昇進。その場所で12勝3敗の成績を挙げ、髙安との優勝決定戦を制して自身初の幕内最高優勝を飾った。新関脇での優勝は昭和11年(1936年)夏場所の双葉山以来86年ぶり3人目、福島県出身力士としては昭和47年(1972年)初場所の栃東以来50年ぶりの快挙であり、荒汐部屋に初の幕内最高優勝をもたらした。

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その後も関脇に定着し安定した上位相撲を見せ続けたが、7場所連続で関脇を務めた令和5年(2023年)3月場所13日目、右膝に重傷を負い途中休場。「右前十字靱帯損傷、右外側半月板損傷」と診断され、同年4月に靱帯再建手術を受けた。

幕下からの再起

術後5か月以上の加療を要し、令和5年5月場所から3場所連続で全休。番付は幕下まで降下した。幕内最高優勝経験者の幕下陥落は、照ノ富士・朝乃山・徳勝龍に続き史上4人目であった。師匠の8代荒汐(元幕内蒼国来)は「しっかり治るまで無理はさせない」と再発防止を最優先とし、稽古に復帰後も慎重な管理が行われた。若隆景自身も「本場所に出られないことが悔しかったが、勉強になる時間だった」と土俵を離れた日々を振り返っている。

令和5年11月場所、東幕下6枚目で復帰。5勝2敗で土俵勘を取り戻すと、翌令和6年(2024年)1月場所では西幕下筆頭で7戦全勝優勝を飾り、関取復帰を確定させた。さらに西十両6枚目で迎えた同年5月場所では14勝1敗で十両優勝を果たし、幕下復帰から所要4場所で幕内へ返り咲いた。

前頭上位で刻む存在感

令和6年9月場所は東前頭7枚目で12勝3敗を挙げ、殊勲賞を獲得。令和7年(2025年)1月場所には西小結で三役に返り咲いた。同年5月場所でも12勝3敗で技能賞を受賞。幕内上位でも前に出る圧力は衰えを見せない。

おっつけで相手の差し手を封じ、右四つから左前廻しを引きつけての寄りを得意とする。怪我と手術を経てなお磨き続けてきた取り口は、多くの試練を越えてより研ぎ澄まされている。

💡 福島県出身一覧💡 荒汐部屋の力士

四股名
若隆景 渥(わかたかかげ あつし)
最高位
関脇
最新番付
東 小結
出身地
福島県 福島市
本名
大波 渥
生年月日
平成6年(1994)12月6日(31歳)
身長・体重
183cm・135kg
出身高校
学法福島高校
出身大学
東洋大学
所属部屋
荒汐部屋
初土俵
平成29年(2017)3月・三段目100付出(22歳3ヵ月)
新十両
平成30年(2018)5月(23歳5ヵ月)
新入幕
令和1年(2019)11月(24歳11ヵ月)
新小結
令和3年(2021)7月(26歳7ヵ月)
新関脇
令和4年(2022)3月(27歳3ヵ月)
優勝
幕内優勝2回,十両優勝1回,幕下優勝2回,三段目優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,技能賞7回,金星1個
通算成績
420勝261敗72休/678出場(勝率:61.9%)
直近7場所
64勝40敗1休
7場所勝率
62.1%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
若隆景が勝ちの決まり手(52勝)
寄り切り21
押し出し10
肩透かし4
上手投げ2
押し倒し2
引き落とし2
その他11
若隆景が負けの決まり手(37敗)※不戦敗1含む
押し出し14
寄り切り7
叩き込み4
小手投げ2
引き落とし2
切り返し1
その他6
令8年5月
東 小結(1枚上昇)
12勝3敗(幕内優勝・技能賞)
○○○○●|○○○●○|●○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 前頭筆頭(1枚半上昇)
8勝6敗1休(金星)
○●●●○|○●●○○|○○○■や
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭2枚目(1枚降下)
9勝6敗
●○○○●|●●○●○|●○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭筆頭(2枚半降下)
7勝8敗
●●●●○|●○○○○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 関脇(1枚半上昇)
6勝9敗
●○●○○|○●○●●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 関脇2(半枚上昇)
10勝5敗
○○●●●|○●○○○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 小結
12勝3敗(技能賞)
●○○○○|○○○●○|●○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

平成6(1994)年生まれの最高位:前頭

輝 大士

輝 大士(かがやき たいし)は石川県 七尾市出身、高田川部屋の力士で最高位は前頭3枚目。令和8年5月場所の番付は東 十両7枚目。

石川県金沢市に生まれ、小学1年次から穴水少年相撲教室で相撲の基礎を学び始めた。西南中学校の3年次には全国都道府県中学生選手権に出場して団体と個人の双方で優勝を飾る。なお、この時の団体戦で共に戦ったチームメイトの中村は、のちに宮城野部屋へ入門する炎鵬(現・伊勢ヶ濱部屋)であった。

足のサイズが32センチに達するほどの規格外の体格を持ち、入門前から「1日も早く横綱になりたい」と力強く公言していた。新弟子検査前には三段目と互角に渡り合い、9代高田川(元関脇・安芸乃島)から「しこやてっぽうの音が違う。骨から出している」と絶賛される鳴り物入りで、平成22年(2010年)3月場所に本名の「達(たつ)」で初土俵を踏んだ。

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幕下での挫折と若の里との絆

初土俵から所要8場所で幕下へ昇進する順調な滑り出しを見せたが、そこから上位の壁に阻まれ、3年もの長きにわたり足踏みを経験する。「このまま一生勝ち越せないのではないか」と自暴自棄になりかけた時期もあったが、師匠からの「初心に戻れ」という助言で立ち直り、基本運動を徹底して苦境を乗り越えていった。

この苦しい時期を支えたのが、二所ノ関一門の同門であった関脇・若の里(のちの12代西岩)の存在であった。若の里の付け人を務める中で相撲のイロハや力士としての心構えを学び取っていたが、ある日、若の里から「付け人が関取になって巡業で飯を奢ってもらうのが夢」と聞かされた達は、「自分が関取になったら必ずご馳走しよう」と心に強く誓い、それを厳しい稽古のモチベーションの一つとした。

努力が実を結び、平成26年(2014年)11月場所で念願の新十両昇進を果たす。そして翌年夏の巡業中、かつての約束を果たすべく若の里を食事に誘い、自ら支払いをしようとした。実際には若の里が「昔言ったことを覚えていて、声を掛けてくれただけで嬉しいんだよ。本気で金を出してもらおうなんて思ってないから」と語って自ら支払いを済ませたが、関取として成長した姿で立派な恩返しとなった。また、若の里の現役最後の巡業では自ら志願して最後の締込を締めるなど、偉大な先輩との間には深い絆が結ばれていた。

新幹線由来の四股名と幕内定着

関取昇進を機に、四股名を「輝 大士」へと改名する。「輝」は翌春に地元・石川県まで延伸開業する北陸新幹線の最速列車「かがやき」に因み、「大士」は親戚にあたる第54代横綱・輪島大士にあやかったものである。

改名にあたり、師匠の9代高田川は輪島の下の名を「たいし」と勘違いして命名の許可を申し入れた。輪島からは「いいよ。でも、これはひろしって読むんだぞ」とやんわり指摘されつつも快諾を得ており、輪島が現役時代に愛用した金色の廻しも受け継ぐなど、周囲の絶大な期待を背負って関取の土俵に上がった。

十両の土俵で着実に勝ち星を重ね、平成28年(2016年)1月場所において新入幕を果たす。最高位は東前頭3枚目を記録し、長身と長いリーチを存分に生かした突っ張りと、左のおっつけから相手を土俵外へ出す正攻法の相撲で長く幕内の土俵に定着した。一方で、腰の高さから相手に潜り込まれての寄り切りや、叩きにばったりと落ちる脆さも課題として指摘されている。

稽古熱心な素顔と不屈の闘志

角界屈指の稽古熱心な力士として知られている。場所中であっても、夜のちゃんこを食べ終えると自発的に稽古場へ足を運び、四股やすり足、鉄砲、さらにはその日の取組の反省を繰り返すというストイックな習慣を持ち、その真摯な姿勢は他の力士たちにも大きな影響を与えている。

上位陣とも激しい取組を重ねていたが、令和3年(2021年)には年6場所すべてで負け越しを喫するという極度の不振に陥った。この結果、平成28年(2016年)7月場所から32場所連続で務めてきた幕内の地位から陥落し、大きな試練を迎えることとなった。

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それでも決して相撲への情熱を失うことなく、十両へ陥落した後も地道に白星を積み重ねて幾度となく幕内への復帰を果たした。令和6年(2024年)7月場所では、得意の突き押しだけでなく土俵際での逆転技なども見せて10場所ぶりの幕内勝ち越しを決めるなど、ベテランらしいしぶとさも発揮している。

近年は番付の昇降を繰り返す苦しい土俵が続いているが、大相撲の伝統と基本を大切にする姿勢は入門時から変わらない。偉大な先輩や横綱から受け継いだ魂と、故郷からの大きな期待を胸に秘め、愚直なまでに真っ直ぐな突き押し相撲で今なお奮闘を続けている。

💡 石川県出身一覧💡 高田川部屋の力士

四股名
輝 大士(かがやき たいし)
最高位
前頭3枚目
最新番付
東 十両7枚目
出身地
石川県 七尾市
本名
達 綾哉
生年月日
平成6年(1994)6月1日(31歳)
身長・体重
192cm・175kg
所属部屋
高田川部屋
改名歴
達 → 輝
初土俵
平成22年(2010)3月(15歳9ヵ月)
新十両
平成26年(2014)11月(20歳5ヵ月)
新入幕
平成28年(2016)1月(21歳7ヵ月)
優勝
無し
通算成績
602勝615敗0休/1217出場(勝率:49.5%)
直近7場所
50勝55敗
7場所勝率
47.6%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
輝が勝ちの決まり手(45勝)
押し出し18
引き落とし6
突き落とし5
寄り切り5
突き出し3
浴せ倒し2
その他6
輝が負けの決まり手(45敗)
押し出し13
寄り切り8
叩き込み7
突き落とし7
引き落とし2
引っ掛け1
その他7
令8年5月
東 十両7枚目(2枚降下)
5勝10敗
●○●●○|●●○●○|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 十両5枚目(2枚半降下)
7勝8敗
○●○●●|●●●●○|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 十両2枚目(1枚半上昇)
6勝9敗
●○●●○|●●○●○|○●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 十両4枚目(変動なし)
9勝6敗
●○○○●|○○○●○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 十両4枚目(3枚上昇)
8勝7敗
●○○○●|●●●●○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 十両7枚目(2枚半降下)
9勝6敗
○●○○○|●●●○○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 十両4枚目
6勝9敗
●●○●●|○●●○●|○○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

友風 想大

友風 想大(ともかぜ そうだい)は神奈川県 川崎市川崎区出身、中村部屋の力士で最高位は前頭3枚目。令和8年5月場所の番付は東 十両5枚目。

神奈川県川崎市に生まれ、幼少期は極真空手やバスケットボール、中学時代は柔道に打ち込むなど多くのスポーツを経験した。中学の柔道部顧問が相撲経験者であった縁から大会に出場し、関東大会で団体優勝を経験する。進学した向の岡工業高校から本格的に相撲へ打ち込み、2年次に出場した全国選抜高校相撲弘前大会において準優勝を果たした。なお、この時の優勝者はアルタンホヤグ・イチンノロブ(のちの関脇・逸ノ城)であった。

高校卒業後は日本体育大学へと進学し、4年次に全日本大学選抜宇和島大会で優勝を飾るなど数々の実績を残した。大学時代から同校の先輩にあたる嘉風(元関脇、のちの13代中村)より技術指導を受けており、その深い縁から尾車部屋への入門を決断する。入門にあたり「嘉風関と同じ、初土俵から所要9場所での十両昇進」という目標を掲げ、平成29年(2017年)5月場所において本名の「南」で初土俵を踏んだ。

驚異のスピード出世と大記録

翌場所から四股名を「友風 勇太」と改名して本格的に角界での歩みを開始し、序ノ口と三段目で全勝優勝を飾る。入門時の思いを胸に快進撃を続け、平成30年(2018年)11月場所において見事に目標通りの所要9場所で新十両への昇進を果たし、そのまま12勝3敗で新十両優勝を飾った。

さらに十両も所要2場所で通過し、平成31年(2019年)3月場所において初土俵から所要11場所という史上4位タイのスピード記録で新入幕を果たす。これは「嘉風関の所要12場所での新入幕記録を抜く」という目標を見事にクリアするものであった。令和元年(2019年)7月場所では横綱・鶴竜から初金星を獲得し、初土俵から所要14場所という当時の史上最速タイ記録を打ち立て、殊勲賞を受賞した。翌9月場所でも鶴竜を破って2場所連続で金星を獲得し、同場所中に引退した兄弟子・嘉風への恩返しを果たした。

凄絶な大怪我と絶望の淵

しかし、西前頭3枚目で迎えた令和元年(2019年)11月場所の2日目、取組中に土俵下へ転落して右膝に凄絶な大怪我を負ってしまう。4本の靭帯断裂や大腿骨・脛骨の骨折、半月板損傷などに加え、右膝から下は皮膚と内側側副靭帯、血管1本だけが繋がっているような状態であった。「切断寸前の重傷で、一生歩くことができない可能性もある」と医師から宣告されるほどの深刻な事態であった。

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初土俵以来初の休場から計4回の大手術を受け、5ヶ月にも及ぶ入院生活を余儀なくされる。腓骨神経麻痺の後遺症が残り、装具の支えがなければ日常の歩行にも支障をきたす状態で、後に身体障害者手帳の交付も受けた。当初は引退を疑わず、日常生活に戻れるかどうかの不安に苛まれる絶望の淵に立たされた。

不屈の復活劇と恩師との歩み

それでも、毎日看病に駆けつけた母親の献身的な支えや、リハビリ施設で懸命に頑張る小さな子供たちの姿に勇気をもらい、現役続行を決意する。過酷なリハビリ期間中には、同じく怪我で引退した13代中村からの科学的な指導にも支えられ、痛みに耐え抜いて再び土俵へと向かった。

令和3年(2021年)3月場所、1年4ヶ月の長期休場を経て西序二段55枚目の地位で土俵への復帰を果たす。その後、令和4年(2022年)2月に尾車部屋の閉鎖に伴って二所ノ関部屋へと移籍する。新しい師匠となった二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)からも「ケガをしてなかったら三役に上がっていただろう」と何度も励まされ、恐怖心と闘いながら白星を重ねていった。

令和5年(2023年)1月場所後の番付編成会議で17場所ぶりとなる再十両昇進が決定し、幕内経験力士が序二段まで降格した後に再十両となる史上3人目の快挙を達成する。同年11月場所においてはついに幕内の土俵へと復帰し、大相撲史に残る奇跡の復活劇を成し遂げた。令和6年(2024年)6月には、恩師である13代中村が中村部屋を創設したことに伴い同部屋へと転籍している。四股名も「友風 想大」へと改め、大怪我の後遺症を抱えながらも押し相撲を主体としつつ、機を見た叩き込みなどの引き技を交えながら、不屈の精神で土俵を務め上げている。

異色の「ピアノ力士」

趣味は小学2年次から始めたピアノの演奏である。一時は音楽大学への進学を勧められたほどの腕前を持ち、小学生時代に作曲した運動会の曲は卒業後も母校で使われ続けているという。トークショーで「引退後はピアニストを目指す」と語ったこともある。

リチャード・クレイダーマンやX JAPANのYOSHIKIを好み、大相撲入門後も巡業先の食事会場に置かれたピアノで見事な演奏を披露して関取衆からのリクエストに応えるなど、角界では異色の「ピアノ力士」として多くのファンに親しまれている。

💡 神奈川県出身一覧💡 中村部屋の力士

四股名
友風 想大(ともかぜ そうだい)
最高位
前頭3枚目
最新番付
東 十両5枚目
出身地
神奈川県 川崎市川崎区
本名
南 友太
生年月日
平成6年(1994)12月2日(31歳)
身長・体重
185cm・179kg
出身高校
向の岡工業高校
出身大学
日本体育大学
所属部屋
尾車 → 二所ノ関 → 中村部屋
改名歴
南 → 友風
初土俵
平成29年(2017)5月(22歳5ヵ月)
新十両
平成30年(2018)11月(23歳11ヵ月)
新入幕
平成31年(2019)3月(24歳3ヵ月)
優勝
十両優勝1回,幕下優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,金星2個
通算成績
305勝225敗73休/528出場(勝率:57.8%)
直近7場所
33勝27敗(幕内:20勝25敗)
7場所勝率
50.5%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
友風が勝ちの決まり手(45勝)※不戦勝1含む
叩き込み28
押し出し10
寄り切り1
突き落とし1
上手投げ1
掬い投げ1
その他2
友風が負けの決まり手(45敗)
押し出し25
叩き込み5
引き落とし4
押し倒し4
寄り倒し2
寄り切り2
その他3
令8年5月
東 十両5枚目(2枚半降下)
8勝7敗
●●●○○|○○○●●|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 十両2枚目(6枚降下)
6勝9敗
●●○●●|○●●○●|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭13枚目(1枚降下)
4勝11敗
●○●●○|○●●●○|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭12枚目(3枚半上昇)
7勝8敗
●●●●●|○●○○●|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭16枚目(4枚上昇)
9勝6敗
○●○○○|○●●○●|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 十両2枚目(4枚半上昇)
9勝6敗
○●○●○|○●○●○|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 十両7枚目
10勝5敗
●○●○○|○○●○○|○●□●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

炎鵬 友哉

炎鵬 友哉(えんほう ゆうや)は石川県 金沢市出身、伊勢ヶ濱部屋の力士で最高位は前頭4枚目。令和8年5月場所の番付は西 十両14枚目。

相撲との出会いは5歳の頃、地元の「押野相撲スポーツ少年団」で稽古を始めたことに遡る。金沢市立西南部中学校時代には、後に高田川部屋の幕内力士となる輝(達綾哉)と同級生であり、全国都道府県中学生相撲選手権大会ではチームメイトとして団体優勝の栄冠に輝いた。その後、金沢学院東高校3年次に世界ジュニア相撲選手権大会の軽量級で優勝。金沢学院大学時代には合計10個ものタイトルを獲得するなど、小柄な体躯ながら「金沢の天才」としてその名を轟かせた。

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大学卒業後、第69代横綱・白鵬の内弟子として宮城野部屋へと入門した。白鵬から授かった「炎鵬」という四股名には「炎のような相撲と取れ」という期待が込められている。平成29年(2017年)3月場所に初土俵を踏むと、序ノ口から21連勝で一気に幕下まで番付を駆け上がった。その幕下も2場所で通過し、平成30年(2018年)3月場所での新十両昇進となった。初土俵から所要わずか6場所での十両昇進は史上最速タイの記録であり、1年足らずで関取の地位を掴み取ったことになる。

「ひねり王子」は幕内の人気力士に

十両の土俵でも順調に勝ち越しを積み上げ、令和元年(2019年)5月場所、西前頭14枚目で新入幕を果たした。身長170センチに満たない小柄な体で大型力士を翻弄する姿は、かつての業師・「技のデパート」舞の海を彷彿とさせ、多くのファンを魅了した。令和元年(2019年)7月場所には、体重100キロ未満の力士としては平成9年(1997年)9月場所の舞の海以来、22年ぶりとなる幕内での勝ち越しを決め、自身初となる技能賞を受賞した。

その変幻自在な取り口から「ひねり王子」の愛称で親しまれる一方、安易な変化はせずに圧力をかけながら前に出る正攻法の相撲で、大いに幕内の場を沸かせた。

度重なる怪我と不幸

令和2年(2020年)3月場所には東前頭4枚目まで番付を上げたが6勝9敗と負け越し、その後も3場所連続で負け越して十両へと番付を下げた。さらに令和3年(2021年)1月場所では、白鵬をはじめ同部屋の力士に新型コロナウイルス感染が確認されたことにより炎鵬も全休を余儀なくされた。その後も眼窩底骨折による全休など苦しい土俵が続き、西十両3枚目で迎えた令和5年(2023年)5月場所は初日から9連敗。頸部椎間板ヘルニアにより10日目から休場、これにより翌場所は幕下へと陥落することが決定的となった。

420日ぶり、不屈の復活へ

西幕下筆頭で迎えた令和5年(2023年)1月場所を全休。そこからさらに5場所連続全休で、番付は落ちるところまで落ちた。これは「頸部椎間板ヘルニアおよび脊髄損傷」によるものであり、医師からは「日常生活に戻るため相撲はあきらめてください」と宣告を受けるほどだった。13代宮城野(元横綱・白鵬)からも「今までよくやった」と声をかけられたが、炎鵬は諦めなかった。

現役続行を決意した炎鵬は、令和6年(2024年)7月場所、西序ノ口13枚目で420日ぶりの本場所の土俵に立った。結果、敗れはしたものの炎鵬は辛い日々を思い返して涙ぐみながら「言葉にならない。感謝しかない」とコメントを残した。初日こそ敗れはしたものの2番相撲で478日ぶりの白星を挙げる。終わってみればこの場所を6勝1敗。炎鵬は再出発を切った。

その後も序二段、三段目、そして幕下へと着実に番付を上げていく。令和8年(2026年)1月場所、東幕下11枚目で6勝1敗。関取復帰を射程圏内に捉える位置にまで這い上がってきた。

信念を貫く「鵬」の誇り

令和6年(2024年)4月、宮城野部屋の閉鎖に伴い伊勢ヶ濱部屋へと転籍。令和8年(2026年)1月場所では旧宮城野部屋力士が一斉に改名したが、炎鵬は「この四股名で自分という存在がある。四股名に恥じないよう自分の名前を大切にしていきたい」と「炎鵬」への想いを語った。相撲スタイルは、低い姿勢から潜り込み、止まらずに動き続けることが特徴である。私生活では食が細く白米が苦手という一面もあるが、サプリメントなどを活用しながら理想の体作りを追求している。

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💡 石川県出身一覧💡 伊勢ヶ濱部屋の力士

四股名
炎鵬 友哉(えんほう ゆうや)
最高位
前頭4枚目
最新番付
西 十両14枚目
出身地
石川県 金沢市
本名
中村 友哉
生年月日
平成6年(1994)10月18日(31歳)
身長・体重
167cm・106kg
出身高校
金沢学院東高校
出身大学
金沢学院大学
所属部屋
宮城野 → 伊勢ヶ濱部屋
初土俵
平成29年(2017)3月(22歳5ヵ月)
新十両
平成30年(2018)3月(23歳5ヵ月)
新入幕
令和1年(2019)5月(24歳7ヵ月)
優勝
三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
技能賞1回
通算成績
292勝246敗80休/536出場(勝率:54.5%)
直近7場所
8勝7敗(幕下以下:26勝13敗3休)
7場所勝率
63.0%
得意技
左四つ・下手投げ
決まり手傾向(直近7場所)
炎鵬が勝ちの決まり手(26勝)
押し出し5
寄り切り4
下手投げ4
寄り倒し2
引き落とし2
下手出し投げ1
その他8
炎鵬が負けの決まり手(13敗)
叩き込み4
押し出し3
浴せ倒し1
寄り倒し1
切り返し1
突き落とし1
その他2
令8年5月
西 十両14枚目(3枚半上昇)
8勝7敗
○○○○○|●●○○●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 幕下4枚目(7枚上昇)
5勝2敗
○--○●|-○-○-|○--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下11枚目(6枚半上昇)
6勝1敗
-○○--|○-○○-|○-●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 幕下17枚目(13枚半上昇)
5勝2敗
-○-○●|--○-●|○---○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 幕下31枚目(15枚降下)
5勝2敗
○-○-●|-●-○-|○---○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 幕下16枚目(5枚半降下)
2勝2敗3休
●--○-|○●-やや|ややややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 幕下10枚目
3勝4敗
-○-○-|●-●-●|-●○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

大翔鵬 清洋

大翔鵬 清洋 (だいしょうほう きよひろ)モンゴル ウランバートル市出身、追手風部屋の元力士で、最高位は前頭9枚目

平成25年(2013)3月場所に18歳6ヶ月で初土俵を踏み、令和8年(2026)1月場所を最後に引退(31歳4ヶ月)※番付上は令和8年(2026)3月場所

通算成績は417勝433敗2休849出場。生涯勝率.491。通算77場所中、42場所を勝ち越した(勝ち越し率.553)。

主な成績は序二段優勝1回

平成6年(1994)8月28日生まれ。本名はチミデレゲゼン・シジルバヤル。

小学生の頃にモンゴルから柏市立柏第二小学校に転校してきた為、日本語は達者。小4の頃から相撲を始めて高校は「相撲の強豪校」流山南高に入学。堀切(現・阿炎)は高校での同期。四股名は同郷であり当時の一門の先輩だった白鵬から「鵬」の字を頂いた。小学生の頃から高校まで学業もトップクラスだった秀才肌。

四股名
大翔鵬 清洋 (だいしょうほう きよひろ)
最高位
前頭9枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
チミデレゲゼン・シジルバヤル
生年月日
平成6年(1994)8月28日
出身高校
流山南高校
所属部屋
追手風部屋
改名歴
大翔鵬 清洋
初土俵
平成25年(2013)3月 前相撲(18歳6ヶ月)
新十両
平成28年(2016)11月(所要22場所)
22歳2ヶ月(初土俵から3年8ヶ月)
新入幕
平成31年(2019)3月(所要36場所)
24歳6ヶ月(初土俵から6年0ヶ月)
最終場所
令和8年(2026)1月場所(31歳4ヶ月)※番付上は令和8年(2026)3月場所
大相撲歴
77場所(12年10ヶ月)
通算成績
417勝433敗2休849出場(勝率.491)
通算77場所
勝ち越し42場所(勝ち越し率.553)(勝ち越し星110)
優勝等
序二段優勝1回
持給金
58円(勝ち越し星110個)
幕内戦歴
53勝82敗0休135出場(勝率.393)
在位9場所(在位率.117)
勝ち越し2場所(勝ち越し率.222)
前頭戦歴
53勝82敗0休135出場(勝率.393)
在位9場所(在位率.117)
勝ち越し2場所(勝ち越し率.222)
十両戦歴
221勝242敗2休462出場(勝率.478)
在位31場所(在位率.403)
勝ち越し16場所(勝ち越し率.516)
関取戦歴
274勝324敗2休597出場(勝率.459)
在位40場所(在位率.519)
勝ち越し18場所(勝ち越し率.450)
幕下以下歴
143勝109敗0休252出場(勝率.567)
在位36場所(在位率.468)
勝ち越し24場所(勝ち越し率.667)

大翔鵬 清洋の更に詳細なデータは力士名鑑で!

名鑑ページでは、以下のような詳細な分析データをはじめ、豊富な表やグラフをご覧いただけます。

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  • ✅ 勝った決まり手1位:寄り切り(147回 / 35.1%)
  • ✅ 負けた決まり手1位:寄り切り(193回 / 44.6%)
  • ✅ 得意な相手:徳勝龍(10勝2敗 / 勝率.833)
  • ✅ 苦手な相手:炎鵬(2勝10敗 / 勝率.167)

矢後 太規

矢後 太規(やご たかのり)は北海道 河西郡芽室町出身、押尾川部屋の力士で最高位は前頭10枚目。令和8年5月場所の番付は東 幕下29枚目。

中央大学4年次に全国学生相撲選手権でベスト8、全日本相撲選手権大会優勝でアマチュア横綱のタイトルを獲得し幕下15枚目格付出資格を得た。大学の先輩にあたる豪風(現・押尾川親方)がいた尾車部屋へと入門。所要2場所での新十両昇進は最速タイ。その後は地道に相撲力を蓄えて平成31年初場所で新入幕を果たした

💡 北海道出身一覧💡 押尾川部屋の力士

四股名
矢後 太規(やご たかのり)
最高位
前頭10枚目
最新番付
東 幕下29枚目
出身地
北海道 河西郡芽室町
本名
矢後 太規
生年月日
平成6年(1994)7月8日(31歳)
身長・体重
188cm・175.7kg
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
中央大学
所属部屋
尾車 → 押尾川部屋
初土俵
平成29年(2017)5月・幕下15付出(22歳10ヵ月)
新十両
平成29年(2017)9月(23歳2ヵ月)
新入幕
平成31年(2019)1月(24歳6ヵ月)
優勝
幕下優勝1回,序二段優勝1回
通算成績
270勝280敗21休/550出場(勝率:49.1%)
直近7場所
24勝25敗
7場所勝率
49.0%
得意技
左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
矢後が勝ちの決まり手(23勝)
押し出し8
寄り切り7
突き落とし3
送り出し1
上手投げ1
引き落とし1
その他2
矢後が負けの決まり手(19敗)
寄り切り6
叩き込み2
突き落とし2
押し倒し1
外掛け1
送り出し1
その他6
令8年5月
東 幕下29枚目(9枚上昇)
1勝6敗
●-●-●|-●-○-|-●--●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 幕下38枚目(10枚降下)
4勝3敗
●-○--|●-●-○|-○-○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下28枚目(6枚降下)
3勝4敗
-○-●○|--●-○|●--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 幕下22枚目(5枚半降下)
3勝4敗
-●-●-|○-●-○|○--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 幕下16枚目(24枚上昇)
3勝4敗
○--○-|●○--●|●--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 幕下40枚目(11枚上昇)
6勝1敗
○-○-○|-○-○-|○-●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 幕下51枚目
4勝3敗
-○-○-|○●--●|-●-○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

水戸龍 聖之

水戸龍 聖之 (みとりゅう たかゆき)モンゴル ウランバートル市出身、錦戸部屋の元力士で、最高位は前頭13枚目

平成29年(2017)5月場所に23歳0ヶ月で初土俵を踏み、令和7年(2025)9月場所を最後に引退(31歳4ヶ月)。

通算成績は332勝332敗42休657出場。生涯勝率.505。通算50場所中、24場所を勝ち越した(勝ち越し率.480)。

主な成績は十両優勝2回(同点1)

平成6年(1994)4月25日生まれ。本名はバーサンスレン・トゥルボルド。

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モンゴルでは柔道やバスケの他、スピードスケートにも取り組み小6のときにはバヤンゾルフ区の小学生の部優勝も。照ノ富士や逸ノ城と共に来日し鳥取城北高で相撲を始めた。その後、進学した日本大学3年次にアマチュア横綱のタイトルを獲得、4年次には学生横綱のタイトルも獲得、さらに外国出身者として初の日大相撲部主将も務めた。

幕下15枚格付出と期待の大きかった初土俵は負け越しに終わったが、その後は順調に勝ち越しを積み上げて平成30年(2018)1月場所で新十両に昇進、これが錦戸部屋初の関取となった。

四股名
水戸龍 聖之 (みとりゅう たかゆき)
最高位
前頭13枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
バーサンスレン・トゥルボルド
生年月日
平成6年(1994)4月25日
出身高校
鳥取城北高校
出身大学
日本大学
所属部屋
錦戸部屋
改名歴
水戸龍 聖之
初土俵
平成29年(2017)5月 幕下15枚目付出(23歳0ヶ月)
新十両
平成30年(2018)1月(所要4場所)
23歳8ヶ月(初土俵から0年8ヶ月)
新入幕
令和4年(2022)9月(所要31場所)
28歳4ヶ月(初土俵から5年4ヶ月)
最終場所
令和7年(2025)9月場所(31歳4ヶ月)
大相撲歴
50場所(8年4ヶ月)
通算成績
332勝332敗42休657出場(勝率.505)
通算50場所
勝ち越し24場所(勝ち越し率.480)(勝ち越し星77)
優勝等
十両優勝2回(同点1)
持給金
41円50銭(勝ち越し星77個)
幕内戦歴
27勝44敗4休70出場(勝率.386)
在位5場所(在位率.100)
勝ち越し1場所(勝ち越し率.200)
前頭戦歴
27勝44敗4休70出場(勝率.386)
在位5場所(在位率.100)
勝ち越し1場所(勝ち越し率.200)
十両戦歴
285勝280敗35休559出場(勝率.510)
在位40場所(在位率.800)
勝ち越し20場所(勝ち越し率.500)
関取戦歴
312勝324敗39休629出場(勝率.496)
在位45場所(在位率.900)
勝ち越し21場所(勝ち越し率.467)
幕下以下歴
20勝8敗3休28出場(勝率.714)
在位5場所(在位率.100)
勝ち越し3場所(勝ち越し率.600)

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  • ✅ 勝った決まり手1位:寄り切り(108回 / 32.5%)
  • ✅ 負けた決まり手1位:寄り切り(117回 / 35.1%)
  • ✅ 得意な相手:東白龍(12勝3敗 / 勝率.800)
  • ✅ 苦手な相手:剣翔(7勝19敗 / 勝率.269)

荒篤山 太郎

荒篤山 太郎(こうとくざん たろう)は神奈川県 横浜市緑区出身、荒汐部屋の力士で最高位は前頭16枚目。令和8年5月場所の番付は西 幕下3枚目。

フィリピン・ルソン島のラグナ州サンタローザに生まれ、「明るい元気な男の子」を意味するジャスパーケネスの本名を持つ。12歳まで現地の母親の実家で育ったのちに、日本へ移住した。横浜市立十日市場中学校では野球部で活動し、日常会話は上達したものの日本語の読み書きには苦労していた。中卒ですぐに働くよりも、相撲部屋に入門して集団生活の中で日本語をしっかり覚えてからの方が良いという判断もあり、日本人の父親の勧めで大相撲の世界へ進むことを決意する。父親が複数の部屋へメールを送り、最も迅速で丁寧な返信があった7代荒汐(元小結・大豊)の荒汐部屋へ平成21年(2009年)3月に入門した。

国籍取得と突き押しへの開眼

日本国籍の取得を待ったため、入門から半年が経過した同年9月場所に本名の「寺井」で初土俵を踏んだ。初めて番付に名前が載った翌11月場所からは、後援会長が命名した「荒篤山」の四股名を名乗っている。

体格の近い琴勇輝を手本として突き押し相撲を磨き、徐々に地力をつけていく。関取昇進が目前に迫る東幕下3枚目まで番付を上げた令和3年(2021年)1月場所において、新型コロナウイルス感染により全休を余儀なくされたが、救済措置により番付降下を免れた。そして同年5月場所で東幕下筆頭の地位で勝ち越しを決め、翌7月場所での新十両昇進を果たした。8代荒汐(元幕内・蒼国来)が部屋を継承して初の関取誕生であった。

若隆景の助言と新入幕

新十両の場所は負け越して1場所で幕下へ陥落したが、翌場所ですぐに十両へ復帰する。再十両後は二桁勝利を連発して番付を駆け上がり、令和4年(2022年)3月場所で見事に新入幕を果たした。十両をわずか2場所で通過するスピード出世であった。

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新入幕会見では「こんなに早く上がれるとは思わなかった。相撲人生で一番楽しい」と充実ぶりを口にした。この躍進の背景には、同部屋の若隆景から受けた「立ち合いで思い切り当たる」という助言があり、それを稽古場で徹底的に意識したことで持ち前の押し相撲が開花したという。

陥落の試練と14場所ぶりの十両復帰

新入幕の場所は7勝8敗と負け越し、続く同年5月場所では大敗を喫してわずか2場所で十両へと降下した。さらに不調は続き、令和5年(2023年)5月場所においては幕下への陥落を余儀なくされる。以降は長きにわたり幕下の土俵で足踏みが続いたが、決して諦めることなく白星を重ね、令和7年(2025年)5月場所で勝ち越しを決めて実に14場所ぶりとなる十両復帰を果たした。

再十両となった同年7月場所で10勝5敗の好成績を収めて意地を見せたものの、令和8年(2026年)1月場所では3勝12敗と大敗を喫する。この場所は他力士の成績との兼ね合いにより十両に残留したものの、続く同年3月場所でも負け越して再び幕下への陥落が確実な状況となった。

引き技も鋭く決まるが、押し相撲以外の得意手を持たないことが課題として指摘されている。それでも、長年培ってきた適応力と持ち前の明るさを胸に、幾度となく直面する試練を乗り越えて再び上位の土俵を目指して日々の稽古に邁進している。

💡 神奈川県出身一覧💡 荒汐部屋の力士

四股名
荒篤山 太郎(こうとくざん たろう)
最高位
前頭16枚目
最新番付
西 幕下3枚目
出身地
神奈川県 横浜市緑区
本名
寺井 ジャスパー・ケネス
生年月日
平成6年(1994)3月11日(32歳)
身長・体重
181cm・178kg
所属部屋
荒汐部屋
改名歴
寺井 → 荒篤山
初土俵
平成21年(2009)9月(15歳6ヵ月)
新十両
令和3年(2021)7月(27歳4ヵ月)
新入幕
令和4年(2022)3月(28歳0ヵ月)
優勝
無し
通算成績
399勝395敗12休/794出場(勝率:50.3%)
直近7場所
8勝6敗(十両:32勝43敗)
7場所勝率
44.9%
得意技
押し
決まり手傾向(直近7場所)
荒篤山が勝ちの決まり手(37勝)
押し出し12
叩き込み6
突き出し6
寄り切り3
引き落とし3
押し倒し3
その他4
荒篤山が負けの決まり手(45敗)
押し出し19
寄り切り15
送り出し5
突き落とし2
突き出し2
上手出し投げ1
その他1
令8年5月
西 幕下3枚目(3枚降下)
3勝4敗
●-●-○|-○-○-|●---●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 十両14枚目(8枚半降下)
4勝11敗
●●●●○|○●●●○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 十両6枚目(変動なし)
3勝12敗
●●○●○|●●●●●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 十両6枚目(2枚半上昇)
7勝8敗
○○●●○|●●●○○|○●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 十両8枚目(5枚半上昇)
8勝7敗
○○○○○|○●○●●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 十両14枚目(4枚半上昇)
10勝5敗
○○●●○|○○○○○|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 幕下4枚目
5勝2敗
○-●--|○○-●-|○---○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

平成6(1994)年生まれの最高位:十両

琴裕将 由拡

琴裕将 由拡 (ことゆうしょう よしひろ)奈良県橿原市出身、佐渡ヶ嶽部屋の元力士で、最高位は十両13枚目

平成28年(2016)3月場所に21歳10ヶ月で初土俵を踏み、令和6年(2024)9月場所を最後に引退(30歳4ヶ月)。

通算成績は186勝178敗2休364出場。生涯勝率.511。通算51場所中、32場所を勝ち越した(勝ち越し率.640)。

平成6年(1994)5月14日生まれ。本名は稲垣 善之。

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レスリングでの全国的な実績をひっさげて角界へ飛び込み、長く険しい下積みを耐え抜いて関取の座を掴んだ琴裕将は、持ち前の足腰の強さを武器に不屈の闘志を見せた力士である。引退後は若者頭として相撲協会に残り、裏方として大相撲を支える道を選んだ。

レスリングでの活躍と角界入り

奈良県橿原市に生まれ、奈良県立大和広陵高校時代は相撲や柔道に加え、レスリング競技に打ち込んだ。レスリングでは平成24年(2012年)の国民体育大会(少年男子グレコローマンスタイル120kg級)で優勝を果たすなど、数々の全国大会で実績を残している。

高校卒業後は法政大学へ進学してレスリング部に所属したが、中学時代に親方から誘いを受けていたこともあり、相撲にだけ集中できる大相撲の世界に魅力を感じて中退を決意。佐渡ヶ嶽部屋へと入門し、平成28年(2016年)3月場所において本名を交えた「琴稲垣」の四股名で初土俵を踏んだ。

長きにわたる下積みと新十両昇進

レスリングで培った足腰の強さや体格を生かして各段で地力をつけ、長く幕下で相撲を取り続けた。平成31年(2019年)3月場所より、四股名を「琴裕将」へと改名する。

その後も幕下上位の分厚い壁に挑み続け、初土俵から約5年半となる令和3年(2021年)11月場所において、西幕下筆頭で4勝3敗と勝ち越しを決める。これにより、翌令和4年(2022年)1月場所での新十両昇進を果たし、念願の関取の座を掴み取った。

十両陥落と若者頭への転身

新十両の場所は6勝9敗で負け越し、続く同年3月場所も4勝11敗となって幕下へ陥落する。その後は番付を下げるなど苦労を重ねたが、不屈の闘志で土俵を務め続けた。しかし、東幕下11枚目で迎えた令和6年(2024年)9月場所を最後に現役引退を発表した。

引退後は若者頭として日本相撲協会に残る道を選択し、協会の業務にあたっている。

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四股名
琴裕将 由拡 (ことゆうしょう よしひろ)
最高位
十両13枚目
出身地
奈良県橿原市
本名
稲垣 善之
生年月日
平成6年(1994)5月14日
出身高校
大和広陵高校
出身大学
法政大学・中退
所属部屋
佐渡ヶ嶽部屋
改名歴
琴稲垣 善之 → 琴裕将 由拡
初土俵
平成28年(2016)3月 前相撲(21歳10ヶ月)
新十両
令和4年(2022)1月(所要34場所)
27歳8ヶ月(初土俵から5年10ヶ月)
最終場所
令和6年(2024)9月場所(30歳4ヶ月)
大相撲歴
51場所(8年6ヶ月)
通算成績
186勝178敗2休364出場(勝率.511)
通算51場所
勝ち越し32場所(勝ち越し率.640)(勝ち越し星64)
持給金
35円(勝ち越し星64個)
十両戦歴
10勝20敗0休30出場(勝率.333)
在位2場所(在位率.039)
勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
関取戦歴
10勝20敗0休30出場(勝率.333)
在位2場所(在位率.039)
勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
幕下以下歴
176勝158敗2休334出場(勝率.527)
在位48場所(在位率.941)
勝ち越し32場所(勝ち越し率.667)

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  • ✅ 勝った決まり手1位:押し出し(69回 / 37.1%)
  • ✅ 負けた決まり手1位:押し出し(42回 / 23.6%)
  • ✅ 得意な相手:北勝翼(4勝0敗 / 勝率1.000)
  • ✅ 苦手な相手:王輝(0勝3敗 / 勝率.000)

朝志雄 亮賀

朝志雄 亮賀(あさしゆう りょうが)は三重県 志摩市出身、高砂部屋の力士で最高位は十両13枚目。令和8年5月場所の番付は西 三段目34枚目。

志友館相撲道場出身。高校は金沢市立工業高校だったが怪我に苦しむ。東洋大では荒汐部屋の若隆景(大波)とチームメイト

💡 三重県出身一覧💡 高砂部屋の力士

四股名
朝志雄 亮賀(あさしゆう りょうが)
最高位
十両13枚目
最新番付
西 三段目34枚目
出身地
三重県 志摩市
本名
村田 亮
生年月日
平成6年(1994)8月8日(31歳)
身長・体重
183.5cm・144.8kg
出身高校
金沢市立工業高校
出身大学
東洋大学
所属部屋
高砂部屋
改名歴
村田 → 朝志雄
初土俵
平成29年(2017)3月・三段目100付出(22歳7ヵ月)
新十両
令和3年(2021)9月(27歳1ヵ月)
優勝
序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
通算成績
184勝125敗84休/306出場(勝率:60.1%)
直近7場所
16勝21敗12休
7場所勝率
44.4%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
朝志雄が勝ちの決まり手(16勝)
寄り切り4
押し出し3
押し倒し2
内無双2
寄り倒し2
掬い投げ1
その他2
朝志雄が負けの決まり手(21敗)※不戦敗1含む
押し出し6
寄り切り3
小手投げ2
上手投げ2
突き落とし2
突き出し1
その他4
令8年5月
西 三段目34枚目(36枚降下)
0勝0敗7休
休場
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 幕下59枚目(13枚半降下)
0勝2敗5休
-●-■や|ややややや|ややややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下46枚目(18枚半降下)
3勝4敗
-●●--|●○--○|○--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 幕下27枚目(6枚降下)
2勝5敗
-●-●●|-●-○-|-●○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 幕下21枚目(13枚半上昇)
3勝4敗
-○●--|●-●○-|●--○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 幕下35枚目(8枚降下)
5勝2敗
○--○-|●●--○|-○○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 幕下27枚目
3勝4敗
-●●--|○-●○-|-●○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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カテゴリー : 生まれ年別

公開日:2021-03-26
投稿者:レイ

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