相撲の進行に欠かせない存在、それは呼出(よびだし)です。
土俵と蛇の目をほうきで整えて、勝負審判のお世話をし、十両以上の取組になると土俵下に待機して、力水や化粧紙、塩やタオルの準備にと大忙しです。
絶えず周囲に目を配り機敏に動いている姿は、時に力士以上に目を奪われることもあるのではないでしょうか。
もちろん、力士を呼び出す姿と声もそれぞれに個性があって楽しみですよね。
そんな呼出さんのリストをご用意しました。並べ替えも出来ますので、観戦のお供にどうぞ。
呼出一覧
| 地位 | 呼出名 | よみ | 所属 部屋 | 一門 | 本名 | 出身地 | 生年 月日 | 年齢 | 勤続年月 | 停年日 | 停年まで の年月 | 初土俵 | 初土俵 年齢 | 十枚目呼出 昇格 | 十枚目呼出 昇格年齢 | 幕内呼出 昇格 | 幕内呼出 昇格年齢 | 三役呼出 昇格 | 三役呼出 昇格年齢 | 副立呼出 昇格 | 副立呼出 昇格年齢 | 立呼出 昇格 | 立呼出 昇格年齢 | 旧名称 | 旧所属 |
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表は上下左右にスクロールしますのでお試しください。
色々な情報をご用意しています。年齢、勤続年月等は今日の日付で計算しています。
行司、呼出し、床山とそれぞれに章立てて、仕事内容や歴史などが詳しく載っているおすすめの一冊です。
呼出についての基礎知識
次に呼出についての階級や採用規定、名前の付け方などの基礎知識をご紹介します。呼出の格付けと昇進規定
呼出の格付けは立呼出から序ノ口呼出まで9段階になっています。
基本的には入門した順での年功序列で、勤続年数によって累進していきますが、多少成績も加味されているようです。よーくリストを見てみると、弟弟子に一時期飛び越されている人も…(探してみてくださいね)。
階級と規定
- 立呼出:三役呼出と同じ規定
- 副立呼出:三役呼出と同じ規定
- 三役呼出:勤続40年以上で成績優秀、または勤続30年以上40年未満で特に成績優秀な者
- 幕内呼出:勤続30年以上で成績優秀、または勤続15年以上30年未満で特に成績優秀な者
- 十枚目呼出:勤続15年以上で成績優秀、または勤続10年以上15年未満で特に成績優秀な者
- 幕下呼出
- 三段目呼出
- 序二段呼出
- 序ノ口呼出
※相撲協会『寄付行為施行細則:第6章 年寄・力士・行司およびその他』第七十五条五項より抜粋、修正
呼出の採用条件
呼出の新規採用は義務教育を修了した満19歳までの男子です。定員は45名以内、停年は満65歳とされています。ちなみに日本相撲協会では「定」年ではなく「停」の字を用います。
呼出になるためには相撲関係者のつてや親方に直接頼みこむ、または最近では各部屋のホームページなどで募集していることもあります。採用規定に「満19歳まで」とあるように未成年なので、相撲部屋への入門の際には保護者の承諾書が必要になります。こうして相撲部屋へと入門をした後「呼出会(よびだしかい)」という呼出で構成された会や相撲協会の面接を受けることになります。
新規採用者は最初の3年間は見習いとして養成期間にあたります。この間に力士の呼び上げや土俵の構築、太鼓の打ち方などの「呼出としての技術」を同部屋の先輩か一門の先輩呼出に付いて指導を受けます。ただ、見習い期間であっても序ノ口や序二段呼出の地位を与えられることもあるようです。
「相撲協会の面接」が何故あるかというと、呼出は相撲部屋ではなく相撲協会に所属することになるからです。呼出だけではなく親方や力士、行司に床山もすべて日本相撲協会の協会員です。給料も皆、相撲協会から支給されているんですよ。
呼出の名前
行司には「木村」か「式守」という名字がありますが、呼出には名字はなく名前だけです。この名前については本名の方もいますが、入門時に親方や先輩につけてもらうことが多いようです。
平成26年(2014)11月場所で停年となった元立呼出の秀男さんの本『呼出秀男の相撲ばなし』によると、秀男さんは本名が「秀人(ひでひと)」ですが先輩呼出に「秀人は読みにくい、秀男でいいだろう」という理由で簡単に決められたようです。
秀男さんの場合は本名からのアレンジですが、部屋によっては佐渡ヶ嶽部屋の「琴」や、九重部屋の「重」を名前に入れる場合もあります。これは部屋の特色があって分かりやすいですね。
ちなみに当サイトのイチオシ呼出・大将(ひろまさ)さんは本名です。大将さんは序二段呼出ですが呼び出しの声や節回しが堂に入っていてカッコイイですよ!土俵下での動きも機敏で気配りもよく利いています。
このようにご贔屓の呼出さんを見つけると相撲観戦がより楽しくなりますよ。