追手風部屋の力士一覧!過去から現在、追手風部屋の主な関取を網羅しました

追手風(おいてかぜ)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する追手風部屋の大相撲力士まとめ!

この記事では追手風部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。

なお、年寄名跡欄のマークは、その代で師匠(部屋持ち親方)になったことがあるという意味です。

現役の追手風部屋力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら


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追手風部屋の基本情報

追手風部屋の概略

現在の追手風部屋を遡ると昭和13年(1938)1月を起源とする旧・追手風部屋へと繋がる…とも言えます。

旧追手風部屋の閉鎖

二十山部屋から分家独立して追手風部屋を創設した8代・追手風(元大関・清水川)は、小結・清水川に幕内・起雲山や追手山などを育てましたが、昭和40年(1965)1月に停年を迎えたために部屋を閉鎖することになります。

これに伴って所属力士は立浪部屋へと移籍することになり、追手山から追風山へと四股名を改めていた後の10代追手風も立浪部屋へと移りました。

立浪部屋から33年ぶりの分家独立

立浪部屋では部屋付親方を努めていましたが、平成9年(1997)8月に10代・追手風と、その娘婿であった当時の12代・中川(現在の11代・追手風(元前頭2・大翔山))は友綱へと移籍して互いの名跡を交換、同年10月1日に友綱部屋から11代追手風(大翔山)は分家独立を果たして追手風部屋を興すのです。

こうした経緯があるために系譜は繋がっていると言えなくもないですが、大翔山自身は旧追手風部屋に所属していたわけでもなく、更に閉鎖されてから約33年も経過しているため、ここでは再興ではなく「創設」とさせて頂きました。

追手風部屋の優勝力士

優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、現在の追手風部屋からは1人の幕内最高優勝力士が誕生しています。

追手風部屋の初優勝はいつで誰?

追手風部屋の初優勝力士は、令和3年(2021)1月場所で西前頭筆頭だった大栄翔です。

追手風部屋の優勝力士一覧

では、歴代の追手風部屋の幕内優勝力士を年月順で一覧表にして見てみましょう。

四股名 優勝場所 回数 優勝時の番付 出身 部屋 最高位 成績 四股名 備考
1 大栄翔 令和3年1月 西前頭筆頭 埼玉県 追手風 関脇 13勝2敗 大栄翔 埼玉出身力士として初の幕内優勝。追手風部屋としても初。

追手風部屋の優勝力士ランキング

次は追手風部屋力士の優勝回数と成績のランキングです。

順位 四股名 優勝 最高位 出身地 勝数 敗数 横綱 大関 関脇 小結 前頭
1位 大栄翔 1回 関脇 埼玉県 13勝 2敗 0回 0回 0回 0回 1回

最高位が関脇の現役力士

大栄翔 勇人

大栄翔 勇人(だいえいしょう はやと)は埼玉県 朝霞市出身、追手風部屋の力士で最高位は関脇。令和6年3月場所の番付は最高位に並ぶ東 関脇。

小学生の頃から相撲を始めて高校は「相撲の名門」埼玉栄高校に進学。3年次にインターハイ団体2位、個人3位など活躍をみせた。「大翔栄」という四股名で初めて番付に載った平成24年(2012)3月場所に序ノ口優勝。その後、「栄」の字が四股名の最後だと怪我をすると言われ、実際に怪我もしたことから「大栄翔」に改名。順調に番付をあげた大栄翔は初土俵から1年で幕下にまで昇進した。

平成26年(2014)7月場所で新十両昇進、勝ち越しを積み上げて平成27年(2015)9月場所で新入幕を果たした。地道な稽古により徐々に番付上位に定着、令和2年(2020)9月場所で新関脇へと昇進。追手風部屋としては平成12年(2000)年11月場所の追手海以来、約20年ぶり、埼玉県出身としても昭和38年(1963)7月場所の若秩父以来57年ぶりの快挙となった。後輩からもいじられる愛されキャラの持ち主。

四股名
大栄翔 勇人(だいえいしょう はやと)
最高位
関脇
最新番付
東 関脇
出身地
埼玉県 朝霞市
本名
高西 勇人
生年月日
平成5年(1993)11月10日(30歳)
出身高校
埼玉栄高校
所属部屋
追手風部屋
改名歴
高西⇒大翔栄⇒大栄翔
初土俵
平成24年(2012)1月(18歳2ヵ月)
新十両
平成26年(2014)7月(20歳8ヵ月)
新入幕
平成27年(2015)9月(21歳10ヵ月)
新小結
令和2年(2020)1月(26歳2ヵ月)
新関脇
令和2年(2020)9月(26歳10ヵ月)
優勝
幕内優勝1回,十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞5回,技能賞2回,金星4個
通算成績
528勝438敗2休/965出場(勝率:54.7%)
直近7場所
65勝40敗
7場所勝率
61.9%
令6年3月
東 関脇(半枚上昇)
6勝9敗
●●●○○|○●○●○|●●●○●
令6年1月
西 関脇(半枚降下)
9勝6敗
○○●○○|●○○●●|●○●○○
令5年11月
東 関脇(変動なし)
9勝6敗
○○○○●|●○●●○|○○●○●
令5年9月
東 関脇(半枚上昇)
10勝5敗
●○●○●|●○○○○|○○○○●
令5年7月
西 関脇(半枚上昇)
9勝6敗
○○○●○|●○□○○|●●●○●
令5年5月
東 関脇2(2枚上昇)
10勝5敗
○○○○●|○○●●□|●○●○○
令5年3月
東 小結2
12勝3敗(幕内同点・技能賞)
○○○○○|○●○○●|○○○○●

最高位が小結の現役力士

遠藤 聖大

遠藤 聖大(えんどう しょうた)は石川県 鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋の力士で最高位は小結。令和6年3月場所の番付は東 前頭16枚目。

幕下付出から大相撲史上最速の所要3場所で入幕。平成27年3月場所での大怪我は土俵人生を大きく左右した。黙々と、何度でも立ち上がる不屈の力士

四股名
遠藤 聖大(えんどう しょうた)
最高位
小結
最新番付
東 前頭16枚目
出身地
石川県 鳳珠郡穴水町
本名
遠藤 聖大
生年月日
平成2年(1990)10月19日(33歳)
出身高校
金沢学院東高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
初土俵
平成25年(2013)3月・幕下10付出(22歳5ヵ月)
新十両
平成25年(2013)7月(22歳9ヵ月)
新入幕
平成25年(2013)9月(22歳11ヵ月)
新小結
平成30年(2018)5月(27歳7ヵ月)
優勝
十両優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞1回,技能賞5回,金星6個
通算成績
468勝448敗58休/906出場(勝率:51.7%)
直近7場所
43勝54敗8休
7場所勝率
44.8%
令6年3月
東 前頭16枚目(2枚半降下)
5勝10敗
●●○○●|●●●●●|●○○○●
令6年1月
西 前頭13枚目(5枚半降下)
5勝10敗
●○●●●|●●●○○|●●○○●
令5年11月
東 前頭8枚目(2枚半上昇)
5勝10敗
●●●●●|●○○●●|○○○●●
令5年9月
西 前頭10枚目(5枚半上昇)
9勝6敗
●●●○○|○○○○○|●●○●○
令5年7月
東 前頭16枚目(13枚半降下)
10勝5敗
○○○●○|○●○○○|●●●○○
令5年5月
西 前頭2枚目(3枚半上昇)
0勝7敗8休
●●●●●|●■ややや|ややややや
令5年3月
東 前頭6枚目
9勝6敗
○●○○○|●○○○○|●●●○●

翔猿 正也

翔猿 正也(とびざる まさや)は東京都 江戸川区出身、追手風部屋の力士で最高位は小結。令和6年3月場所の番付は東 前頭4枚目。

四股名は申年生まれであり、猿のように動きまわる自身のスタイルから命名。兄は木瀬部屋の英乃海

四股名
翔猿 正也(とびざる まさや)
最高位
小結
最新番付
東 前頭4枚目
出身地
東京都 江戸川区
本名
岩崎 正也
生年月日
平成4年(1992)4月24日(31歳)
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
岩崎⇒翔猿
初土俵
平成27年(2015)1月(22歳9ヵ月)
新十両
平成29年(2017)7月(25歳3ヵ月)
新入幕
令和2年(2020)9月(28歳5ヵ月)
新小結
令和4年(2022)11月(30歳7ヵ月)
優勝
無し
受賞・金星
殊勲賞1回,金星2個
通算成績
359勝313敗2休/670出場(勝率:53.6%)
直近7場所
51勝54敗
7場所勝率
49.0%
令6年3月
東 前頭4枚目(変動なし)
8勝7敗
○●○●●|○□○●■|○●○○●
令6年1月
東 前頭4枚目(1枚降下)
7勝8敗
●○○○●|●●○□●|○○●●●
令5年11月
東 前頭3枚目(2枚半降下)
7勝8敗
●○●●○|●●○●○|○●○○●
令5年9月
西 小結(1枚上昇)
6勝9敗
●○○●○|●○○●●|●●○●●
令5年7月
西 前頭筆頭(1枚半上昇)
9勝6敗(金星)
●●○●○|○○●○●|○●○○○
令5年5月
東 前頭3枚目(2枚降下)
8勝7敗
●●○●○|●○●○○|●●○○○
令5年3月
西 小結2
6勝9敗
○○○●●|●○●●●|●●●○○

最高位が前頭の現役力士

大翔丸 翔伍

大翔丸 翔伍(だいしょうまる しょうご)は大阪府 八尾市出身、追手風部屋の力士で最高位は前頭5枚目。令和6年3月場所の番付は東 幕下8枚目。

平成25年(2013)のアマチュア横綱になったことで角界入りの決心がついた

四股名
大翔丸 翔伍(だいしょうまる しょうご)
最高位
前頭5枚目
最新番付
東 幕下8枚目
出身地
大阪府 八尾市
本名
川端 翔伍
生年月日
平成3年(1991)7月10日(32歳)
出身高校
金沢学院東高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
川端⇒大翔丸
初土俵
平成26年(2014)3月・幕下15付出(22歳8ヵ月)
新十両
平成27年(2015)5月(23歳10ヵ月)
新入幕
平成28年(2016)3月(24歳8ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
通算成績
362勝385敗1休/747出場(勝率:48.5%)
直近7場所
29勝20敗
7場所勝率
59.2%
令6年3月
東 幕下8枚目(12枚上昇)
4勝3敗
●--●-|○-○-○|○---●
令6年1月
東 幕下20枚目(8枚上昇)
6勝1敗
-○●--|○○--○|-○-○-
令5年11月
東 幕下28枚目(7枚半上昇)
5勝2敗
○-○-●|-○-○-|●-○--
令5年9月
西 幕下35枚目(17枚降下)
4勝3敗
○-●-●|-○-○-|●-○--
令5年7月
西 幕下18枚目(23枚半上昇)
2勝5敗
○--●●|-●-○-|●-●--
令5年5月
東 幕下42枚目(17枚降下)
6勝1敗
-○-○-|○-○○-|○-●--
令5年3月
東 幕下25枚目
2勝5敗
-●-○-|○●-●-|●--●-

剣翔 桃太郎

剣翔 桃太郎(つるぎしょう ももたろう)は東京都 葛飾区出身、追手風部屋の力士。令和6年3月場所の番付は最高位更新となる東 前頭6枚目。

葛飾白鳥相撲教室出身。千代嵐とはアマチュア時代に何度も顔が合った。埼玉栄高では高校総体団体優勝や全日本ジュニア体重別選手権100キロ以上級で優勝など活躍をみせる。日大では大翔丸と同期生で遠藤の1年後輩

四股名
剣翔 桃太郎(つるぎしょう ももたろう)
最高位
前頭6枚目
最新番付
東 前頭6枚目
出身地
東京都 葛飾区
本名
安彦 剣太郎
生年月日
平成3年(1991)7月27日(32歳)
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
安彦⇒剣翔
初土俵
平成26年(2014)1月(22歳6ヵ月)
新十両
平成28年(2016)1月(24歳6ヵ月)
新入幕
令和1年(2019)9月(28歳2ヵ月)
優勝
十両優勝2回,幕下優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回
通算成績
417勝373敗22休/786出場(勝率:53.1%)
直近7場所
50勝45敗10休
7場所勝率
53.2%
令6年3月
東 前頭6枚目(5枚上昇・最高位更新)
2勝3敗10休
●○○●■|ややややや|ややややや
令6年1月
東 前頭11枚目(2枚上昇)
9勝6敗
●○●●●|●○○○●|○○○○○
令5年11月
東 前頭13枚目(3枚半上昇)
9勝6敗
○●●●●|○○●○○|○○○○●
令5年9月
西 前頭16枚目(5枚降下)
8勝7敗
●○○○○|○●○○●|○●●●●
令5年7月
西 前頭11枚目(4枚上昇)
5勝10敗
●●●○●|●●○●○|●○●○●
令5年5月
西 前頭15枚目(1枚上昇)
9勝6敗
○●●○○|●○○○○|○○●●●
令5年3月
西 前頭16枚目
8勝7敗
○○○●●|○●○●○|●●○●○

大翔鵬 清洋

大翔鵬 清洋(だいしょうほう きよひろ)はモンゴル ウランバートル市出身、追手風部屋の力士で最高位は前頭9枚目。令和6年3月場所の番付は西 十両7枚目。

小学生の頃にモンゴルから柏市立柏第二小学校に転校してきた為、日本語は達者。小4の頃から相撲を始めて高校は「相撲の強豪校」流山南高に入学。堀切(現・阿炎)は高校での同期。四股名は同郷であり当時の一門の先輩だった白鵬から「鵬」の字を頂いた。小学生の頃から高校まで学業もトップクラスだった秀才肌

四股名
大翔鵬 清洋(だいしょうほう きよひろ)
最高位
前頭9枚目
最新番付
西 十両7枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
チミデレゲゼン・シジルバヤル
生年月日
平成6年(1994)8月28日(29歳)
出身高校
流山南高校
所属部屋
追手風部屋
初土俵
平成25年(2013)3月(18歳7ヵ月)
新十両
平成28年(2016)11月(22歳3ヵ月)
新入幕
平成31年(2019)3月(24歳7ヵ月)
優勝
序二段優勝1回
通算成績
381勝352敗2休/732出場(勝率:52%)
直近7場所
24勝21敗(幕内:23勝37敗)
7場所勝率
44.8%
令6年3月
西 十両7枚目(2枚上昇)
10勝5敗
●●○○○|○○○○○|○●●○●
令6年1月
西 十両9枚目(2枚半降下)
9勝6敗
○●●○○|○●●○○|○●●○○
令5年11月
東 十両7枚目(6枚半降下)
5勝10敗
●●○○○|●●●○●|●○●●●
令5年9月
東 前頭17枚目(3枚降下)
3勝12敗
●●○○●|●●●●●|○●●●●
令5年7月
東 前頭14枚目(2枚半降下)
6勝9敗
●●●●○|○●○○●|●●●○○
令5年5月
西 前頭11枚目(1枚半上昇)
6勝9敗
●●○●●|●○●○○|○●●●○
令5年3月
東 前頭13枚目
8勝7敗
○○○●●|○●○●○|○○●●●

大奄美 元規

大奄美 元規(だいあまみ げんき)は鹿児島県 大島郡龍郷町出身、追手風部屋の力士で最高位は前頭11枚目。令和6年3月場所の番付は西 前頭16枚目。

日大相撲部4年次には主将を務めた。左膝の不安もあり卒業後は日大に職員として就職。平成27年(2015)の実業団横綱を獲得して角界入りを決意

四股名
大奄美 元規(だいあまみ げんき)
最高位
前頭11枚目
最新番付
西 前頭16枚目
出身地
鹿児島県 大島郡龍郷町
本名
坂元 元規
生年月日
平成4年(1992)12月15日(31歳)
出身高校
鹿児島商業高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
坂元⇒大奄美
初土俵
平成28年(2016)1月・幕下15付出(23歳1ヵ月)
新十両
平成29年(2017)1月(24歳1ヵ月)
新入幕
平成29年(2017)11月(24歳11ヵ月)
優勝
十両優勝1回
通算成績
345勝338敗4休/681出場(勝率:50.7%)
直近7場所
7勝8敗(十両:48勝42敗)
7場所勝率
52.4%
令6年3月
西 前頭16枚目(1枚上昇)
7勝8敗
●●●●○|○○○○○|●●○●●
令6年1月
東 十両筆頭(3枚上昇)
8勝7敗
○●●○●|○○○●●|●○○●○
令5年11月
東 十両4枚目(1枚半降下)
9勝6敗
●○○○●|●●○○●|○○●○○
令5年9月
西 十両2枚目(6枚半上昇)
7勝8敗
●●○○○|●●●○●|○○●○●
令5年7月
東 十両9枚目(変動なし)
11勝4敗(十両同点)
○●○○○|○○○○●|●●○○○
令5年5月
東 十両9枚目(2枚半降下)
7勝8敗
○●○●●|●○○●○|●○●●○
令5年3月
西 十両6枚目
6勝9敗
●●●●●|●●○○●|○●○○○

最高位が十両の現役力士

日翔志 忠勝

日翔志 忠勝(ひとし ただかつ)は東京都 立川市出身、追手風部屋の力士で最高位は十両11枚目。令和6年3月場所の番付は東 幕下21枚目。

5歳の頃から立川錬成館で相撲を始める。中学は新潟の糸魚川市立能生中学校に進学、中3で全国中学校相撲選手権大会個人3位に入賞。高校は「相撲の名門」埼玉栄高校へと進学、高1で高校総体団体優勝、弘前大会団体優勝、高2で選抜大会団体優勝、高3でも高校総体団体優勝や宇佐大会団体優勝と個人3位など数々の大会で好成績をおさめた。

日本大学でも3年次に金沢大会団体優勝、十和田大会個人3位、4年次に東日本学生相撲選手権個人ベスト8、全国学生無差別級優勝、全国学生選手権代替優勝など活躍をみせる。日大職員を経て追手風部屋の門を叩いた。

四股名
日翔志 忠勝(ひとし ただかつ)
最高位
十両11枚目
最新番付
東 幕下21枚目
出身地
東京都 立川市
本名
沢田 日登志
生年月日
平成9年(1997)8月14日(26歳)
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
沢田翔⇒日翔志
初土俵
令和3年(2021)5月(23歳9ヵ月)
新十両
令和5年(2023)11月(26歳3ヵ月)
優勝
幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段優勝2回
通算成績
68勝38敗21休/106出場(勝率:64.2%)
直近7場所
26勝16敗(十両:2勝13敗)
7場所勝率
49.1%
令6年3月
東 幕下21枚目(14枚降下)
5勝2敗
-○○--|●-○○-|-○●--
令6年1月
東 幕下7枚目(10枚降下)
2勝5敗
-○-●○|-●--●|-●●--
令5年11月
東 十両11枚目(6枚半上昇・最高位更新)
2勝13敗
●●○●●|●●●●●|●○●●●
令5年9月
西 幕下3枚目(6枚上昇・最高位更新)
6勝1敗(幕下優勝)
○-●-○|○--○-|○-○--
令5年7月
西 幕下9枚目(9枚上昇・最高位更新)
5勝2敗
-○●--|●-○-○|○--○-
令5年5月
西 幕下18枚目(4枚半降下)
5勝2敗
○-○-○|--○●-|-●-○-
令5年3月
東 幕下14枚目
3勝4敗
○-○--|●-●-●|-●-○-

追手風部屋の関脇

追風海 直飛人

非凡なセンスを持っていたが度重なる怪我で引退

  • 四股名 :追風海 直飛人(はやてうみ なおひと)
  • 最高位 :関脇
  • 出身地 :青森県北津軽郡板柳町
  • 本 名 :齋藤 直飛人
  • 生年月日:昭和50年(1975)7月5日
  • 出身大学:日本大学
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 改名歴 :齋藤⇒追風海
  • 初土俵 :平成10年(1998)3月・幕下60付出(22歳8ヵ月)
  • 新十両 :平成11年(1999)1月(23歳6ヵ月)
  • 新入幕 :平成12年(2000)3月(24歳8ヵ月)
  • 新三役 :平成12年(2000)11月(25歳4ヵ月)
  • 最終場所:平成18年(2006)1月(30歳6ヵ月)
  • 生涯戦歴:281勝223敗136休/498出場(48場所)
  • 生涯勝率:55.8%
  • 優勝等 :十両優勝1回(同点2)
  • 成 績 :技能賞1回
  • 幕内戦歴:126勝127敗77休(22場所)勝率:49.8%
  •   関脇:4勝5敗6休(1場所)勝率:44.4%
  •   前頭:122勝122敗71休(21場所)勝率:50.0%
  • 十両戦歴:120勝82敗38休(16場所)勝率:59.4%

追手風部屋の小結

黒海 太

史上初となるヨーロッパ出身力士、日本での活躍により本国から勲章を授与される

  • 四股名 :黒海 太(こっかい ふとし)
  • 最高位 :小結
  • 出身地 :グルジア(ジョージア)・トビリシ市
  • 本 名 :レヴァン・ツァグリア
  • 生年月日:昭和56年(1981)3月10日
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 初土俵 :平成13年(2001)5月(20歳2ヵ月)
  • 新十両 :平成15年(2003)5月(22歳2ヵ月)
  • 新入幕 :平成16年(2004)1月(22歳10ヵ月)
  • 新三役 :平成18年(2006)9月(25歳6ヵ月)
  • 最終場所:平成24年(2012)9月(31歳6ヵ月)
  • 生涯戦歴:446勝458敗10休/902出場(68場所)
  • 生涯勝率:49.3%
  • 優勝等 :幕内次点1回,十両優勝1回,幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段優勝1回
  • 成 績 :敢闘賞2回,金星2個
  • 幕内戦歴:312勝363敗(45場所)勝率:46.2%
  •   小結:11勝19敗(2場所)勝率:36.7%
  •   前頭:301勝344敗(43場所)勝率:46.7%
  • 十両戦歴:77勝75敗10休(11場所)勝率:50.7%

追手風部屋の前頭

濵錦 竜郎

引退後、春日山部屋を継承するも先代との名跡トラブル、更に部屋での指導が十分ではないと相撲協会より師匠辞任勧告が。最終的には角界を去ることに

  • 四股名 :濵錦 竜郎(はまにしき たつろう)
  • 最高位 :前頭11枚目
  • 年寄名跡:21代春日山
  • 出身地 :熊本県熊本市
  • 本 名 :高濵 竜郎
  • 生年月日:昭和51年(1976)11月23日
  • 出身大学:日本大学
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 改名歴 :高濵⇒濵錦⇒高濵⇒濵錦
  • 初土俵 :平成11年(1999)3月・幕下60付出(22歳4ヵ月)
  • 新十両 :平成12年(2000)7月(23歳8ヵ月)
  • 新入幕 :平成13年(2001)5月(24歳6ヵ月)
  • 最終場所:平成24年(2012)3月(35歳4ヵ月)
  • 生涯戦歴:360勝365敗30休/723出場(77場所)
  • 生涯勝率:49.7%
  • 優勝等 :十両同点2回
  • 幕内戦歴:44勝61敗(7場所)勝率:41.9%
  • 十両戦歴:133勝157敗10休(20場所)勝率:45.9%

追手風部屋の十両

大翔大 豪志

大翔大 豪志(だいしょうだい つよし)東京都江戸川区出身、友綱 → 追手風部屋の元力士で、最高位は十両筆頭

平成10年(1998)3月場所に22歳0ヶ月で初土俵を踏み、平成23年(2011)5月場所を最後に引退(35歳2ヶ月)。

通算成績は339勝306敗13休645出場。生涯勝率.526。通算79場所中、44場所を勝ち越した(勝ち越し率.564)。

主な成績は幕下同点1回,序二段優勝1回序ノ口優勝1回

昭和51年(1976)2月25日生まれ。本名は西野 豪。

小学生の頃から相撲を始める。埼玉栄高校を経て日本大学へと進学。同級生の齊藤(元関脇・追風海)と共に追手風親方(元前頭2枚目・大翔山)の内弟子として友綱部屋に入門し、平成10年(1998年)3月場所で初土俵を踏んだ。

序ノ口・序二段で連続全勝優勝、三段目では6番相撲で敗れて序ノ口からの連勝は19でストップしたが、それでも三段目も1場所で通過した。平成14年(2002年)5月場所に十両に昇進。新十両場所は8勝7敗と勝ち越したが、翌7月場所では3勝12敗と大敗を喫して幕下に陥落してしまった。

1年以上幕下上位であがいていたが、次第に立合い押してからの四つ相撲に磨きがかかり、平成16年(2004年)3月場所に再十両を果たした。そこから徐々に番付を上げていき平成18年(2006年)年1月場所では自己最高位の西十両筆頭に番付を上げた。

いよいよ次は新入幕か!?との期待もあったがその1月場所では9日目に早々と負け越しが決定、結果4勝11敗と大敗を喫した。さらに翌3月場所でも初日から11連敗の3勝12敗と大敗し、幕下陥落が決定。同年11月場所には師匠の現役時代の四股名である「大翔山」を襲名して再起を図ったが関取復帰は果たせず平成23年(2011年)5月技量審査場所を最後に現役を引退した。引退後は追手風部屋のマネージャーに就任。

四股名
大翔大 豪志(だいしょうだい つよし)
最高位
十両筆頭
出身地
東京都江戸川区
本名
西野 豪
生年月日
昭和51年(1976)2月25日
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
日本大学
所属部屋
友綱 → 追手風部屋
改名歴
西野 豪志 → 大翔大 豪志 → 大翔山 豪志
初土俵
平成10年(1998)3月 前相撲(22歳0ヶ月)
新十両
平成14年(2002)5月(所要25場所)
26歳2ヶ月(初土俵から4年2ヶ月)
最終場所
平成23年(2011)5月(35歳2ヶ月)
大相撲歴
79場所(13年2ヶ月)
通算成績
339勝306敗13休645出場(勝率.526)
通算79場所
勝ち越し44場所(勝ち越し率.564)(勝ち越し星104)
優勝等
幕下同点1回,序二段優勝1回序ノ口優勝1回
持給金
55円(勝ち越し星104個)
十両戦歴
95勝115敗0休210出場(勝率.452)
在位14場所(在位率.177)
勝ち越し7場所(勝ち越し率.500)
幕下以下歴
244勝191敗13休435出場(勝率.561)
在位64場所(在位率.810)
勝ち越し37場所(勝ち越し率.578)


大翔湖 友樹

四股名は十両昇進が決まったあとに慌てて付けたもの

  • 四股名 :大翔湖 友樹(だいしょううみ ともき)
  • 最高位 :十両10枚目
  • 出身地 :東京都江東区
  • 本 名 :森 友樹
  • 生年月日:昭和59年(1984)4月21日
  • 出身高校:鳥取城北高校
  • 出身大学:日本大学
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 改名歴 :森⇒大翔湖
  • 初土俵 :平成19年(2007)3月・幕下15付出(22歳11ヵ月)
  • 新十両 :平成20年(2008)11月(24歳7ヵ月)
  • 最終場所:平成23年(2011)11月(27歳7ヵ月)
  • 生涯戦歴:117勝114敗14休/231出場(27場所)
  • 生涯勝率:50.6%
  • 優勝等 :なし
  • 十両戦歴:49勝56敗(7場所)勝率:46.7%

追手風部屋の幕下

関取にはあと一歩届きませんでしたが、代表的な幕下力士もご紹介しておきましょう。

若圭翔 裕樹

15枚目格付出デビューで全勝優勝も翌場所での十両昇進を見送られたことが

  • 四股名 :若圭翔 裕樹(わかけいしょう ひろき)
  • 最高位 :幕下筆頭
  • 出身地 :長崎県島原市
  • 本 名 :下田 圭将
  • 生年月日:昭和59年(1984)1月28日
  • 出身大学:日本大学
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 改名歴 :下田⇒宇映⇒若圭将⇒若圭翔
  • 初土俵 :平成18年(2006)5月・幕下15付出(22歳4ヵ月)
  • 最終場所:平成28年(2016)3月(32歳2ヵ月)
  • 生涯戦歴:196勝193敗24休/388出場(59場所)
  • 生涯勝率:50.4%
  • 優勝等 :幕下優勝1回

大翔馬 和侍

高知県中村市出身、追手風部屋の元力士で最高位は幕下4枚目。埼玉栄高校では相撲部主将を務め、日本大学では副主将を任された。

  • 四股名 :大翔馬 和侍(だいしょうま たかひと)
  • 最高位 :幕下4枚目
  • 出身地 :高知県中村市
  • 本 名 :佐伯 貴仁
  • 生年月日:昭和54年(1979)1月12日
  • 出身大学:日本大学
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 初土俵 :平成13年(2001)1月(22歳0ヵ月)
  • 最終場所:平成21年(2009)1月(30歳0ヵ月)
  • 生涯戦歴:175勝140敗21休/315出場(49場所)
  • 生涯勝率:55.6%
  • 優勝等 :序二段優勝1回

大翔勇 真亜敏

東京都荒川区出身、追手風部屋の元力士で最高位は幕下18枚目。

  • 四股名 :大翔勇 真亜敏(だいしょうゆう まあびん)
  • 最高位 :幕下18枚目
  • 出身地 :東京都荒川区
  • 本 名 :佐野マービン・リー・ジュニア
  • 生年月日:昭和62年(1987)4月10日
  • 所属部屋:追手風部屋
  • 初土俵 :平成18年(2006)1月(18歳9ヵ月)
  • 最終場所:平成20年(2008)9月(21歳5ヵ月)
  • 生涯戦歴:55勝25敗32休/79出場(17場所)
  • 生涯勝率:68.8%
  • 優勝等 :三段目同点1回,序二段同点1回

追手風親方の経歴

11代・追手風 直樹

大翔山 直樹(だいしょうやま なおき)石川県鳳珠郡穴水町出身、立浪部屋の元力士で、最高位は前頭2枚目

平成元年(1989)1月場所に22歳6ヶ月で初土俵を踏み、平成7年(1995)11月場所を最後に引退(29歳4ヶ月)。

通算成績は266勝252敗35休517出場。生涯勝率.514。通算42場所中、24場所を勝ち越した(勝ち越し率.571)。

主な成績は幕内次点1回,十両優勝1回幕下優勝2回敢闘賞1回,金星3個(北勝海2個、大乃国1個)。

昭和41年(1966)7月7日生まれ。本名は山崎 直樹。

自身の母校である日大出身力士を多数率いて部屋は隆盛を極める。

年寄
11代・追手風 直樹
四股名
大翔山 直樹(だいしょうやま なおき)
最高位
前頭2枚目
年寄名跡
12代中川 直樹 → 11代追手風 直樹
出身地
石川県鳳珠郡穴水町
本名
山崎 直樹
生年月日
昭和41年(1966)7月7日(57歳)
出身高校
金沢高校
出身大学
日本大学
所属部屋
立浪部屋
改名歴
山崎 直樹 → 大翔山 直樹 → 大翔山 直生 → 大翔山 裕康 → 大翔山 直樹
初土俵
平成元年(1989)1月 幕下60枚目格付出(22歳6ヶ月)
新十両
平成2年(1990)5月(所要8場所)
23歳10ヶ月(初土俵から1年4ヶ月)
新入幕
平成2年(1990)9月(所要10場所)
24歳2ヶ月(初土俵から1年8ヶ月)
最終場所
平成7年(1995)11月(29歳4ヶ月)
大相撲歴
42場所(6年10ヶ月)
通算成績
266勝252敗35休517出場(勝率.514)
通算42場所
勝ち越し24場所(勝ち越し率.571)
優勝等
幕内次点1回,十両優勝1回幕下優勝2回
受賞・金星
敢闘賞1回,金星3個
前頭戦歴
153勝176敗1休328出場(勝率.465)
在位22場所(在位率.524)
勝ち越し12場所(勝ち越し率.545)
十両戦歴
75勝60敗30休135出場(勝率.556)
在位11場所(在位率.262)
勝ち越し5場所(勝ち越し率.455)
関取戦歴
228勝236敗31休463出場(勝率.491)
在位33場所(在位率.786)
勝ち越し17場所(勝ち越し率.515)
幕下以下歴
38勝16敗4休54出場(勝率.704)
在位9場所(在位率.214)
勝ち越し7場所(勝ち越し率.778)


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カテゴリー : 時津風一門

公開日:2018-08-19
投稿者:レイ

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