時津風(ときつかぜ)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する時津風部屋の大相撲力士まとめ!
この記事では時津風部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。
なお、年寄名跡欄の
現役の時津風部屋力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら
相撲部屋や出身地ごとの場所の成績からランキングを作成しております。初場所、好調な相撲部屋や力士の出身地はどこ?
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この記事の目次
この記事の目次
- 一門 :時津風一門
- 創設 :昭和16年(1941)5月14日 ※双葉山道場
- 改称 :昭和20年(1945)11月26日 時津風襲名と共に改称
- 創設者:12代・時津風 定次(第35代横綱・双葉山)
- 現師匠:17代・時津風 祐哉(元前頭筆頭・土佐豊)
- 所在地:東京都墨田区両国3-15-4
- サイト:時津風部屋公式ホームページ
- SNS:時津風部屋facebook
- 部屋付親方:13代・枝川(元前頭筆頭・蒼樹山)
- 部屋付親方:15代・井筒(元関脇・豊ノ島)
- 行司 :式守衆候(序ノ口格行司)
- 呼出 :護(幕下呼出)
- 床山 :床好(一等床山)
時津風部屋の優勝力士
優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、時津風部屋の幕内最高優勝力士は4人が誕生しています。
時津風部屋の初優勝はいつで誰?
時津風部屋の前身である双葉山相撲道場時代には双葉山自身が優勝を重ねていますが、時津風部屋に改称してからの初優勝力士は誰かというと、昭和28年(1953)1月場所で当時大関だった鏡里です。この場所で初優勝を果たした鏡里は、場所後に横綱へと推挙されました。
時津風部屋の優勝力士一覧
では、歴代の時津風部屋の幕内優勝力士を年月順で一覧表にして見てみましょう。
№ | 四股名 | 優勝場所 | 回数 | 優勝時の番付 | 出身 | 部屋 | 最高位 | 成績 | 四股名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 双葉山 | 昭和17年1月 | 9回目 | 東横綱 | 大分県 | 双葉山 (現・時津風) |
35代横綱 | 14勝1敗 | 双葉山 | 立浪部屋から独立、双葉山相撲道場を開いてから初の優勝 |
2 | 双葉山 | 昭和17年5月 | 10回目 | 東横綱 | 大分県 | 双葉山 (現・時津風) |
35代横綱 | 13勝2敗 | 双葉山 | |
3 | 双葉山 | 昭和18年1月 | 11回目 | 西横綱 | 大分県 | 双葉山 (現・時津風) |
35代横綱 | 15勝0敗 | 双葉山 | |
4 | 双葉山 | 昭和18年5月 | 12回目 | 東横綱 | 大分県 | 双葉山 (現・時津風) |
35代横綱 | 15勝0敗 | 双葉山 | |
5 | 鏡里 | 1953/01/01 | 初 | 東大関 | 青森県 | 時津風 | 42代横綱 | 14勝1敗 | 鏡里 | 時津風部屋初の幕内優勝力士(入門は粂川部屋) |
6 | 鏡里 | 昭和30年9月 | 2回目 | 西横綱 | 青森県 | 時津風 | 42代横綱 | 14勝1敗 | 鏡里 | |
7 | 鏡里 | 昭和31年1月 | 3回目 | 東横綱 | 青森県 | 時津風 | 42代横綱 | 14勝1敗 | 鏡里 | |
8 | 鏡里 | 昭和31年9月 | 4回目 | 西横綱 | 青森県 | 時津風 | 42代横綱 | 14勝1敗 | 鏡里 | |
9 | 北葉山 | 昭和38年7月 | 初 | 東大関(張出2) | 北海道 | 時津風 | 大関 | 13勝2敗 | 北葉山 | 大関・佐田乃山(のち横綱・佐田の山)との優勝決定戦を制して初優勝を果たす |
10 | 正代 | 令和2年9月 | 初 | 東関脇 | 熊本県 | 時津風 | 大関 | 13勝2敗 | 正代 | 熊本出身力士として初の幕内優勝。時津風部屋としても北葉山以来57年ぶりの賜杯。 |
時津風部屋の優勝力士ランキング
次は時津風部屋力士の優勝回数と成績のランキングです。
順位 | 四股名 | 優勝 | 最高位 | 出身地 | 勝数 | 敗数 | 横綱 | 大関 | 関脇 | 小結 | 前頭 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 双葉山 | 12回 | 35代横綱 | 大分県 | 161勝 | 5敗 | 9回 | 2回 | 1回 | 0回 | 0回 |
2位 | 鏡里 | 4回 | 42代横綱 | 青森県 | 56勝 | 4敗 | 3回 | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
3位 | 北葉山 | 1回 | 大関 | 北海道 | 13勝 | 2敗 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
3位 | 正代 | 1回 | 大関 | 熊本県 | 13勝 | 2敗 | 0回 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 |
※双葉山は立浪部屋時代の優勝回数も含む
最高位が大関の現役力士
正代 直也
正代 直也(しょうだい なおや)は熊本県 宇土市出身、時津風部屋の力士で最高位は大関。令和6年11月場所の番付は西 小結。
宇土市立宇土小学校1年の頃から相撲を始めて小5でわんぱく相撲全国大会に出場。宇土市立鶴城中学3年次には全国中学校相撲選手権大会でベスト8など実績を積んだ。熊本農業高校3年次に国体少年の部個人で優勝など数々の大会で成果をあげた。大学は東京農業大学へと進学、2年次に全国学生相撲選手権大会で優勝して学生横綱の栄冠に輝く。3年次にも宇佐大会個人優勝や東日本体重別無差別級優勝など数々の大会で実績をあげた。
大学2年次の学生横綱で得た幕下付出資格は学業を優先したために失効、前相撲からのスタートとなったが負け越し知らずで所要9場所での新十両昇進となった。さらにそこから3場所目には新入幕を果たす。胸で当たる立ち合いは度々課題として指摘されるが、柔らかな足腰での土俵際は見事。
令和2年(2020)9月場所で千秋楽に翔猿を破って自身初となる幕内優勝を達成。優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、熊本出身力士として初の賜杯を抱いた。時津風部屋としても昭和38年(1963)7月場所の北葉山以来、57年ぶりの幕内優勝力士誕生。
- 四股名
- 正代 直也(しょうだい なおや)
- 最高位
- 大関
- 最新番付
- 西 小結
- 出身地
- 熊本県 宇土市
- 本名
- 正代 直也
- 生年月日
- 平成3年(1991)11月5日(33歳)
- 出身高校
- 熊本農業高校
- 出身大学
- 東京農業大学
- 所属部屋
- 時津風部屋
- 初土俵
- 平成26年(2014)3月(22歳4ヵ月)
- 新十両
- 平成27年(2015)9月(23歳10ヵ月)
- 新入幕
- 平成28年(2016)1月(24歳2ヵ月)
- 新小結
- 平成29年(2017)3月(25歳4ヵ月)
- 新関脇
- 平成29年(2017)1月(25歳2ヵ月)
- 新大関
- 令和2年(2020)11月(29歳0ヵ月)
- 優勝
- 幕内優勝1回,十両優勝1回,幕下優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 敢闘賞5回,金星1個
- 通算成績
- 472勝399敗10休/870出場(勝率:54.3%)
- 直近7場所
- 49勝56敗
- 7場所勝率
- 46.7%
- 令6年11月
- 西 小結(3枚半上昇)
- 4勝11敗
- ●●●○●|○●○●○|●●●●●
- 令6年9月
- 東 前頭4枚目(6枚上昇)
- 10勝5敗
- ○○○○●|●●●○○|○○○○●
- 令6年7月
- 東 前頭10枚目(半枚降下)
- 10勝5敗
- ●●○○○|○○○●○|●○●○○
- 令6年5月
- 西 前頭9枚目(半枚上昇)
- 7勝8敗
- ●○●○●|●○●●○|○●●○○
- 令6年3月
- 東 前頭10枚目(5枚半降下)
- 8勝7敗
- ○●○○●|●○●●○|●○○●○
- 令6年1月
- 西 前頭4枚目(2枚半降下)
- 4勝11敗
- ○○●●○|●○●●●|●●●●●
- 令5年11月
- 東 前頭2枚目
- 6勝9敗
- ●●●○●|○○○○●|●●●●○
最高位が前頭の現役力士
時疾風 秀喜
時疾風 秀喜(ときはやて ひでき)は宮城県 栗原市出身、時津風部屋の力士で最高位は前頭15枚目。令和6年11月場所の番付は最高位に並ぶ西 前頭15枚目。
小2から瀬峰少年相撲クラブで相撲を始めて、小牛田農林高3年には東北大会団体優勝など数々の大会で活躍。東京農大に進学後も様々な大会で優秀な成績をおさめて、時津風部屋の門を叩いた。ちなみに本名は冨栄と書いて「とみえ」と読む。
- 四股名
- 時疾風 秀喜(ときはやて ひでき)
- 最高位
- 前頭15枚目
- 最新番付
- 西 前頭15枚目
- 出身地
- 宮城県 栗原市
- 本名
- 冨栄 秀喜
- 生年月日
- 平成8年(1996)8月25日(28歳)
- 出身高校
- 小牛田農林高校
- 出身大学
- 東京農業大学
- 所属部屋
- 時津風部屋
- 改名歴
- 時栄⇒時疾風
- 初土俵
- 平成31年(2019)3月(22歳7ヵ月)
- 新十両
- 令和5年(2023)5月(26歳9ヵ月)
- 新入幕
- 令和6年(2024)5月(27歳9ヵ月)
- 優勝
- 幕下優勝1回,序二段優勝1回
- 通算成績
- 175勝125敗3休/299出場(勝率:58.5%)
- 直近7場所
- 12勝18敗(十両:42勝33敗)
- 7場所勝率
- 51.4%
- 令6年11月
- 西 前頭15枚目(3枚半上昇)
- 6勝9敗
- ●○○●●|●●○○●|●○○●●
- 令6年9月
- 東 十両2枚目(1枚降下)
- 9勝6敗
- ●●○○●|●○○○○|○○○●●
- 令6年7月
- 東 十両筆頭(2枚半降下)
- 7勝8敗
- ●○●●○|○○○●○|●○●●●
- 令6年5月
- 東 前頭15枚目(2枚半上昇・最高位更新)
- 6勝9敗
- ●●●●○|○○●○●|●○●○●
- 令6年3月
- 東 十両筆頭(5枚上昇・最高位更新)
- 8勝7敗
- ○●○○●|○●●○●|○●○●○
- 令6年1月
- 東 十両6枚目(2枚上昇・最高位更新)
- 10勝5敗
- ○○○○○|○○●●○|○●●○●
- 令5年11月
- 東 十両8枚目
- 8勝7敗
- ○●○●○|●○●●○|●○○○●
時津風部屋の横綱
鏡里 喜代治
鏡里 喜代治(かがみさと きよじ)は青森県三戸郡出身、粂川 → 双葉山~時津風部屋の元力士で、最高位は第42代横綱。
昭和16年(1941)1月場所に17歳8ヶ月で初土俵を踏み、昭和33年(1958)1月場所を最後に引退(34歳8ヶ月)。
通算成績は415勝189敗28休602出場。生涯勝率.687。通算50場所中、43場所を勝ち越した(勝ち越し率.878)。
主な成績は幕内優勝4回(次点5),三段目優勝1回,序二段優勝1回。殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星2個(前田山1個、東富士1個)。
本名は奥山 喜世治。大正12年(1923)4月30日生まれ。平成16年(2004)2月29日逝去(享年80歳)。
8代粂川(大関・鏡岩)の弟子で師匠とともに双葉山道場に合流、その双葉山の手で育てられた横綱は堂々とした太鼓腹で土俵入りが美しかった。時津風(双葉山)の死後、いっとき時津風を襲名したが先代の遺志は大関・豊山への継承を望んでいたと知り、部屋を去った。
- 四股名
- 鏡里 喜代治(かがみさと きよじ)
- 最高位
- 第42代横綱
- 年寄名跡
- 特権年寄 鏡里 喜世司 → 10代粂川 喜久司 → 13代立田川 喜世司 →
13代時津風 喜世司 →13代立田川 喜世司 → 10代二十山 喜世司 - 出身地
- 青森県三戸郡
- 本名
- 奥山 喜世治
- 生年月日
- 大正12年(1923)4月30日
- 没年月日
- 平成16年(2004)2月29日(享年80歳)
- 所属部屋
- 粂川 → 双葉山 → 時津風部屋
- 改名歴
- 鏡里 喜代司 → 鏡里 喜代治
- 初土俵
- 昭和16年(1941)1月 前相撲(17歳8ヶ月)
- 新十両
- 昭和20年(1945)11月(所要10場所)
- 22歳6ヶ月(初土俵から4年10ヶ月)
- 新入幕
- 昭和22年(1947)6月(所要12場所)
- 24歳1ヶ月(初土俵から6年5ヶ月)
- 新関脇
- 昭和25年(1950)1月(所要19場所)
- 26歳8ヶ月(初土俵から9年0ヶ月)
- 新大関
- 昭和26年(1951)5月(所要23場所)
- 28歳0ヶ月(初土俵から10年4ヶ月)
- 横綱昇進
- 昭和28年(1953)3月(所要29場所)
- 29歳10ヶ月(初土俵から12年2ヶ月)
- 最終場所
- 昭和33年(1958)1月(34歳8ヶ月)
- 大相撲歴
- 50場所(17年0ヶ月)
- 通算成績
- 415勝189敗28休602出場(勝率.687)
- 通算50場所
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.878)
- 優勝等
- 幕内優勝4回(次点5),三段目優勝1回,序二段優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星2個
- 幕内戦歴
- 360勝163敗28休521出場(勝率.688)
- 在位38場所(在位率.760)
- 勝ち越し34場所(勝ち越し率.895)
- 横綱戦歴
- 199勝88敗28休285出場(勝率.693)
- 在位21場所(在位率.420)
- 勝ち越し18場所(勝ち越し率.857)
- 大関戦歴
- 70勝20敗0休90出場(勝率.778)
- 在位6場所(在位率.120)
- 勝ち越し6場所(勝ち越し率1.000)
- 関脇戦歴
- 39勝21敗0休60出場(勝率.650)
- 在位4場所(在位率.080)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率1.000)
- 前頭戦歴
- 52勝34敗0休86出場(勝率.605)
- 在位7場所(在位率.140)
- 勝ち越し6場所(勝ち越し率.857)
- 十両戦歴
- 15勝8敗0休23出場(勝率.652)
- 在位2場所(在位率.040)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 375勝171敗28休544出場(勝率.687)
- 在位40場所(在位率.800)
- 勝ち越し36場所(勝ち越し率.900)
- 幕下以下歴
- 40勝18敗0休58出場(勝率.690)
- 在位9場所(在位率.180)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.778)
時津風部屋の大関
大内山 平吉
身長2m越えの長身力士、四方の房に頭がぶつかるほどで吊り屋根の高さが引き上げられるきっかけに。綱取りも期待されたが膝の怪我で叶わなかった
- 四股名 :大内山 平吉(おおうちやま へいきち)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:11代錣山⇒10代立田山
- 出身地 :茨城県ひたちなか市
- 本 名 :大内 平吉
- 生年月日:大正15年(1926)6月19日
- 没年月日:昭和60年(1985)11月1日(享年59歳)
- 所属部屋:双葉山⇒時津風部屋
- 改名歴 :大内⇒大内山
- 初土俵 :昭和19年(1944)1月(17歳7ヵ月)
- 新十両 :昭和22年(1947)11月(21歳5ヵ月)
- 新入幕 :昭和24年(1949)1月(22歳7ヵ月)
- 新三役 :昭和26年(1951)5月(24歳11ヵ月)
- 新大関 :昭和30年(1955)5月(28歳11ヵ月)
- 最終場所:昭和34年(1959)3月(32歳9ヵ月)
- 生涯戦歴:347勝278敗53休/621出場(51場所)
- 生涯勝率:55.5%
- 優勝等 :幕内同点1・次点1回,幕下優勝1回
- 成 績 :殊勲賞1回,金星2個
- 幕内戦歴:304勝256敗53休(41場所)勝率:54.3%
- 大関:55勝40敗10休(7場所)勝率:57.9%
- 関脇:66勝52敗2休(8場所)勝率:55.9%
- 小結:20勝10敗(2場所)勝率:66.7%
- 前頭:163勝154敗41休(24場所)勝率:51.4%
- 十両戦歴:21勝12敗(3場所)勝率:63.6%
北葉山 英俊
大関で年間46敗を記録したこともあったが30場所もの長きにわたって大関を務めた努力家
- 四股名 :北葉山 英俊(きたばやま ひでとし)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:11代枝川
- 出身地 :北海道室蘭市
- 本 名 :山田 英俊
- 生年月日:昭和10年(1935)5月17日
- 没年月日:平成22年(2010)7月20日(享年75歳)
- 所属部屋:時津風部屋
- 改名歴 :山田⇒北葉山
- 初土俵 :昭和29年(1954)5月(19歳0ヵ月)
- 新十両 :昭和33年(1958)3月(22歳10ヵ月)
- 新入幕 :昭和33年(1958)11月(23歳6ヵ月)
- 新三役 :昭和34年(1959)7月(24歳2ヵ月)
- 新大関 :昭和36年(1961)7月(26歳2ヵ月)
- 最終場所:昭和41年(1966)5月(31歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:525勝327敗21休/850出場(66場所)
- 生涯勝率:61.6%
- 優勝等 :幕内優勝1回(次点3),十両優勝1回(同点1),幕下優勝1回,三段目優勝1回
- 成 績 :殊勲賞1回,敢闘賞2回
- 幕内戦歴:396勝273敗21休(46場所)勝率:59.2%
- 大関:250勝179敗21休(30場所)勝率:58.3%
- 関脇:82勝53敗(9場所)勝率:60.7%
- 小結:27勝18敗(3場所)勝率:60.0%
- 前頭:37勝23敗(4場所)勝率:61.7%
- 十両戦歴:45勝15敗(4場所)勝率:75.0%
豊山 勝男
大学から相撲を始めるも学生横綱に、10代粂川(横綱・鏡里)の説得で時津風部屋に入門。大関までわずか2年で昇進も更に上には届かなかった。引退後は部屋を継承、のちに理事長も務めた
- 四股名 :豊山 勝男(ゆたかやま かつお)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:11代錦島⇒
14代時津風 ⇒14代錦島 - 出身地 :新潟県新発田市
- 本 名 :内田 勝男
- 生年月日:昭和12年(1937)8月18日
- 出身大学:東京農業大学
- 所属部屋:時津風部屋
- 改名歴 :内田⇒豊山
- 初土俵 :昭和36年(1961)3月・幕下10付出(23歳7ヵ月)
- 新十両 :昭和36年(1961)9月(24歳1ヵ月)
- 新入幕 :昭和37年(1962)1月(24歳5ヵ月)
- 新三役 :昭和37年(1962)5月(24歳9ヵ月)
- 新大関 :昭和38年(1963)3月(25歳7ヵ月)
- 最終場所:昭和43年(1968)9月(31歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:413勝245敗8休/657出場(46場所)
- 生涯勝率:62.8%
- 優勝等 :幕内次点8回,十両優勝1回
- 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞4回,金星1個
- 幕内戦歴:373勝234敗8休(41場所)勝率:61.4%
- 大関:301勝201敗8休(34場所)勝率:60.0%
- 関脇:25勝5敗(2場所)勝率:83.3%
- 小結:7勝8敗(1場所)勝率:46.7%
- 前頭:40勝20敗(4場所)勝率:66.7%
- 十両戦歴:24勝6敗(2場所)勝率:80.0%
時津風部屋の関脇
不動岩 三男
214㎝の長身を活かした豪快な吊り出しと上手投げで期待されたが、内臓疾患のため振るわず
- 四股名 :不動岩 三男(ふどういわ みつお)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:9代粂川⇒6代式秀
- 出身地 :熊本県熊本市
- 本 名 :野田 三男
- 生年月日:大正13年(1924)8月6日
- 没年月日:昭和39年(1964)4月15日(享年39歳)
- 所属部屋:粂川⇒双葉山⇒時津風部屋
- 改名歴 :野田⇒不動岩
- 初土俵 :昭和15年(1940)1月(15歳5ヵ月)
- 新十両 :昭和19年(1944)5月(19歳9ヵ月)
- 新入幕 :昭和19年(1944)11月(20歳3ヵ月)
- 新三役 :昭和20年(1945)11月(21歳3ヵ月)
- 最終場所:昭和29年(1954)1月(29歳5ヵ月)
- 生涯戦歴:187勝196敗22休/381出場(35場所)
- 生涯勝率:48.8%
- 優勝等 :幕下優勝1回
- 幕内戦歴:105勝126敗15休(19場所)勝率:45.5%
- 関脇:5勝8敗(1場所)勝率:38.5%
- 小結:5勝5敗(1場所)勝率:50.0%
- 前頭:95勝113敗15休(17場所)勝率:45.7%
- 十両戦歴:42勝51敗7休(7場所)勝率:45.2%
青ノ里 盛
鏡里に見出されて入門、大鵬から金星を奪うなど幕内上位で長く活躍。引退後は鏡里の独立に同行し立田川部屋へ、のちに部屋を継承し敷島や十文字を育て上げる
- 四股名 :青ノ里 盛(あおのさと さかり)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:9代二十山⇒
14代立田川 - 出身地 :青森県三戸郡倉石村
- 本 名 :小笠原 盛
- 生年月日:昭和10年(1935)11月13日
- 没年月日:平成20年(2008)5月16日(享年72歳)
- 所属部屋:時津風部屋
- 改名歴 :小笠原⇒青ノ里
- 初土俵 :昭和28年(1953)3月(17歳4ヵ月)
- 新十両 :昭和33年(1958)7月(22歳8ヵ月)
- 新入幕 :昭和34年(1959)1月(23歳2ヵ月)
- 新三役 :昭和36年(1961)5月(25歳6ヵ月)
- 最終場所:昭和44年(1969)3月(33歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:557勝584敗10休/1140出場(88場所)
- 生涯勝率:48.8%
- 優勝等 :十両優勝2回
- 成 績 :殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星5個
- 幕内戦歴:408勝492敗(60場所)勝率:45.3%
- 関脇:3勝12敗(1場所)勝率:20.0%
- 小結:25勝50敗(5場所)勝率:33.3%
- 前頭:380勝430敗(54場所)勝率:46.9%
- 十両戦歴:45勝20敗10休(5場所)勝率:69.2%
蔵間 龍也
懐が深くてスケールの大きな相撲で昭和天皇も目をかけていた人気力士。協会退職後はタレントとして精力的に活動も病のため若くして亡くなった
- 四股名 :蔵間 龍也(くらま たつや)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:14代錣山
- 出身地 :滋賀県野洲郡野洲町
- 本 名 :蔵間 龍也
- 生年月日:昭和27年(1952)12月16日
- 没年月日:平成7年(1995)1月26日(享年42歳)
- 所属部屋:時津風部屋
- 初土俵 :昭和43年(1968)9月(15歳9ヵ月)
- 新十両 :昭和50年(1975)5月(22歳5ヵ月)
- 新入幕 :昭和51年(1976)7月(23歳7ヵ月)
- 新三役 :昭和53年(1978)3月(25歳3ヵ月)
- 最終場所:平成元年(1989)9月(36歳9ヵ月)
- 生涯戦歴:765勝788敗25休/1552出場(127場所)
- 生涯勝率:49.3%
- 優勝等 :十両同点1回
- 成 績 :敢闘賞1回,技能賞2回,金星2個
- 幕内戦歴:424勝491敗15休(62場所)勝率:46.3%
- 関脇:3勝12敗(1場所)勝率:20.0%
- 小結:35勝55敗(6場所)勝率:38.9%
- 前頭:386勝424敗15休(55場所)勝率:47.7%
- 十両戦歴:188勝177敗10休(25場所)勝率:51.5%
豊ノ島 大樹
豊ノ島 大樹(とよのしま だいき)は高知県宿毛市出身、時津風部屋の元力士で、最高位は関脇。
平成14年(2002)1月場所に18歳6ヶ月で初土俵を踏み、令和2年(2020)3月場所を最後に引退(36歳8ヶ月)(※番付上は令和2年7月場所が最後)。
通算成績は703勝641敗68休1337出場。生涯勝率.523。通算109場所中、57場所を勝ち越した(勝ち越し率.528)。
主な成績は幕内同点1回(次点4),十両優勝2回,三段目同点1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回。殊勲賞3回,敢闘賞3回,技能賞4回,金星4個(白鵬1個、日馬富士3個)。
昭和58年(1983)6月29日生まれ。本名は梶原 大樹。
中学3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会で個人・団体優勝、この頃から菊次(元大関・琴奨菊)とはライバルであり親友。
第二新弟子検査合格者として初の関取であり三役。平成28年(2016)初場所では琴奨菊と千秋楽まで優勝を争った。しかし7月場所前の稽古中に左足アキレス腱を断裂、2場所休場により幕下にまで陥落。
そこから長い道のりとなったが西幕下筆頭だった平成30年(2018)9月場所で勝ち越しを決めて2年(13場所)ぶりとなる関取復帰を決めた。さらに西十両5枚目で迎えた平成31年(2018)1月場所で10勝5敗の好成績をあげ、翌3月場所には念願の再入幕を果たす。実に16場所ぶりの幕内復帰となった。
しかし、その後通算3場所務めた幕内では一度も勝ち越せず、十両でも1度の勝ち越しのみと思うような成績をあげることが出来ずに令和2年(2020)1月場所の負け越しで幕下陥落となった。
無観客場所となった3月場所も2勝5敗と負け越した豊ノ島は、令和2年(2020年)4月17日付で現役引退を発表、年寄・井筒を襲名することとなった。
令和5年(2023年)1月4日付で相撲協会を退職。今後はタレントとして活動していくことを発表した。
- 四股名
- 豊ノ島 大樹(とよのしま だいき)
- 最高位
- 関脇
- 年寄名跡
- 15代井筒 大樹
- 出身地
- 高知県宿毛市
- 本名
- 梶原 大樹
- 生年月日
- 昭和58年(1983)6月29日
- 出身高校
- 宿毛高校
- 所属部屋
- 時津風部屋
- 改名歴
- 梶原 大樹 → 豊ノ島 大樹
- 初土俵
- 平成14年(2002)1月 前相撲(18歳6ヶ月)
- 新十両
- 平成16年(2004)5月(所要14場所)
- 20歳10ヶ月(初土俵から2年4ヶ月)
- 新入幕
- 平成16年(2004)9月(所要16場所)
- 21歳2ヶ月(初土俵から2年8ヶ月)
- 新小結
- 平成19年(2007)5月(所要32場所)
- 23歳10ヶ月(初土俵から5年4ヶ月)
- 新関脇
- 平成20年(2008)9月(所要40場所)
- 25歳2ヶ月(初土俵から6年8ヶ月)
- 最終場所
- 令和2年(2020)3月(36歳8ヶ月)※番付上は令和2年7月場所
- 大相撲歴
- 109場所(18年2ヶ月)
- 通算成績
- 703勝641敗68休1337出場(勝率.523)
- 通算109場所
- 勝ち越し57場所(勝ち越し率.528)
- 優勝等
- 幕内同点1回(次点4),十両優勝2回,三段目同点1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞3回,敢闘賞3回,技能賞4回,金星4個
- 幕内戦歴
- 493勝524敗48休1012出場(勝率.485)
- 在位71場所(在位率.651)
- 勝ち越し30場所(勝ち越し率.423)
- 三役戦歴
- 75勝113敗7休187出場(勝率.399)
- 在位13場所(在位率.119)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.231)
- 関脇戦歴
- 27勝48敗0休75出場(勝率.360)
- 在位5場所(在位率.046)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 小結戦歴
- 48勝65敗7休112出場(勝率.425)
- 在位8場所(在位率.073)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.375)
- 前頭戦歴
- 418勝411敗41休825出場(勝率.504)
- 在位58場所(在位率.532)
- 勝ち越し27場所(勝ち越し率.466)
- 十両戦歴
- 97勝53敗15休150出場(勝率.647)
- 在位11場所(在位率.101)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.727)
- 関取戦歴
- 590勝577敗63休1162出場(勝率.506)
- 在位82場所(在位率.752)
- 勝ち越し38場所(勝ち越し率.463)
- 幕下以下歴
- 113勝64敗5休175出場(勝率.638)
- 在位26場所(在位率.239)
- 勝ち越し19場所(勝ち越し率.731)