豪風 旭
豪風 旭 (たけかぜ あきら)は秋田県北秋田郡森吉町 → 秋田県北秋田市出身、尾車部屋の元力士で、最高位は関脇。
平成14年(2002)5月場所に22歳10ヶ月で初土俵を踏み、平成31年(2019)1月場所を最後に引退(39歳6ヶ月)。
通算成績は687勝746敗46休1430出場。生涯勝率.480。通算100場所中、48場所を勝ち越した(勝ち越し率.480)。
主な成績は幕内(次点1)、十両優勝1回、敢闘賞2回、金星1個(日馬富士1個)。
昭和54年(1979)6月21日生まれ。本名は成田 旭。
広い肩幅と分厚い胸板から繰り出す強烈な突き押しと、伝家の宝刀「一本背負い」で館内を沸かせた元関脇・豪風。小柄な体格というハンデをウエイトトレーニングで鍛え抜いた鋼の肉体と気迫でカバーし、35歳を過ぎてから自己最高位を更新するなど、息の長い活躍で多くのファンに愛された名力士である。
学生横綱からの角界入りとスピード出世
秋田県に生まれ、小学生時代には相撲部に所属していたが、中学には相撲部が無かったため、柔道に打ち込んでいた。秋田県立金足農業高校に進学すると再び相撲に転向し、厳しい指導によって柔道の癖を克服して相撲の基礎を磨いた。中央大学4年次には全国学生相撲選手権大会で優勝を果たして学生横綱のタイトルを獲得し、幕下15枚目格付出の資格を得た。この輝かしい実績を引っさげ、尾車部屋への入門を決意する。
平成14年(2002年)5月場所、幕下15枚目格付出で、本名の「成田」として初土俵を踏むと、アマチュア時代の勢いそのままに大相撲の厳しい土俵でも躍動する。わずか所要2場所というスピードで十両昇進を決め、これを機に「豪快な取り口で豪華な風が吹くように」という師匠の願いが込められた「豪風」へと改名。その後も快進撃は止まらず、十両を3場所で通過して平成15年(2003年)3月場所において待望の新入幕を果たした。
鋼の肉体による押し相撲と「一本背負い」
幕内ではひときわ小柄であったが、過酷な筋力トレーニングで徹底的に鍛え上げられた下半身を生かし、重心の低い押し相撲を武器に上位陣へと挑み続けた。さらに、中学時代までの柔道経験を活かした「一本背負い」は豪風の代名詞とも言える大技であり、本場所の土俵で計3回(うち幕内では2回)も決めるなど、記録にも記憶にも残る取り口で館内を大いに盛り上げた。
幕内に定着してからは長らく平幕の上位と下位を往復する時期が続いたが、決して腐ることなく地道に稽古を重ねる。平成20年(2008年)1月場所には12勝3敗の好成績で初の三賞となる敢闘賞を受賞し、翌3月場所では自身初となる三役昇進を果たした。
35歳での新関脇昇進と、ベテランの意地
年齢を重ねてからは度重なる怪我や心労に苦しむ時期もあったが、慰問に訪れた病院で難病と闘う子供から励ましの言葉を受けたことで涙して奮起するなど、周囲の支えを力に変えて土俵に立ち続けた。
ベテランの域に達しても豪風の進化は止まらず、平成26年(2014年)7月場所では西前頭4枚目の地位で横綱・日馬富士を破り、自身初となる金星を獲得。さらに翌9月場所では、35歳2ヶ月という当時の最年長記録となる新関脇への昇進を果たすなど、年齢を重ねるごとに凄みを増していった。
引退、そして「押尾川部屋」の創設へ
満身創痍になっても不屈の闘志で戦い抜いたが、東十両12枚目で迎えた平成31年(2019年)1月場所、負け越しが決まった10日目に現役引退を表明した。生涯場所数は100場所、うち実に98場所で関取を務めるという偉大な記録を残している。引退相撲での長男との取組では、代名詞である一本背負いで転がされ、入門に大反対していた亡き両親の遺影を手に館内へ登場して号泣する感動的な一幕もあった。
引退後は年寄「押尾川」を襲名し、「ケガに強い力士、礼儀を重んじる力士、なにより勝負強い力士を育てていきたい」と指導者としての抱負を語る。令和4年(2022年)に独立して押尾川部屋を新設し、長年培った技術と肉体作りのノウハウを弟子たちへと伝授している。
- 四股名
- 豪風 旭 (たけかぜ あきら)
- 最高位
- 関脇
- 年寄名跡
- 22代押尾川 旭(尾車) → 22代押尾川 旭
- 出身地
- 秋田県北秋田郡森吉町 → 秋田県北秋田市
- 本名
- 成田 旭
- 生年月日
- 昭和54年(1979)6月21日(46歳)
- 出身高校
- 秋田県立金足農業高校
- 出身大学
- 中央大学
- 所属部屋
- 尾車部屋
- 改名歴
- 成田 旭 → 豪風 旭
- 初土俵
- 平成14年(2002)5月 幕下15枚目付出(22歳10ヶ月)
- 新十両
- 平成14年(2002)9月(所要2場所)
- 23歳2ヶ月(初土俵から0年4ヶ月)
- 新入幕
- 平成15年(2003)3月(所要5場所)
- 23歳8ヶ月(初土俵から0年10ヶ月)
- 新小結
- 平成20年(2008)3月(所要35場所)
- 28歳8ヶ月(初土俵から5年10ヶ月)
- 新関脇
- 平成26年(2014)9月(所要73場所)
- 35歳2ヶ月(初土俵から12年4ヶ月)
- 最終場所
- 平成31年(2019)1月場所(39歳6ヶ月)
- 大相撲歴
- 100場所(16年8ヶ月)
- 通算成績
- 687勝746敗46休1430出場(勝率.480)
- 通算100場所
- 勝ち越し48場所(勝ち越し率.480)(勝ち越し星150)
- 優勝等
- 幕内(次点1),十両優勝1回
- 受賞・金星
- 敢闘賞2回,金星1個(日馬富士1個)
- 持給金
- 122円(勝ち越し星150個 金星1個)
- 幕内戦歴
- 590勝669敗31休1257出場(勝率.469)
- 在位86場所(在位率.860)
- 勝ち越し39場所(勝ち越し率.453)
- 三役戦歴
- 12勝33敗0休45出場(勝率.267)
- 在位3場所(在位率.030)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 関脇戦歴
- 7勝8敗0休15出場(勝率.467)
- 在位1場所(在位率.010)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 小結戦歴
- 5勝25敗0休30出場(勝率.167)
- 在位2場所(在位率.020)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 前頭戦歴
- 578勝636敗31休1212出場(勝率.477)
- 在位83場所(在位率.830)
- 勝ち越し39場所(勝ち越し率.470)
- 十両戦歴
- 87勝73敗15休159出場(勝率.547)
- 在位12場所(在位率.120)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.583)
- 関取戦歴
- 677勝742敗46休1416出場(勝率.478)
- 在位98場所(在位率.980)
- 勝ち越し46場所(勝ち越し率.469)
- 幕下以下歴
- 10勝4敗0休14出場(勝率.714)
- 在位2場所(在位率.020)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
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- ✅ 勝った決まり手1位:押し出し(214回 / 31.1%)
- ✅ 負けた決まり手1位:押し出し(246回 / 33.0%)
- ✅ 得意な相手:若の里(18勝7敗 / 勝率.720)
- ✅ 苦手な相手:白鵬(1勝22敗 / 勝率.043)
時天空 慶晃
時天空 慶晃(ときてんくう よしあき)はモンゴル・トゥブ県アルタンボラグ市出身、時津風部屋の元力士で、最高位は小結。
平成14年(2002)7月場所に22歳9ヶ月で初土俵を踏み、平成28年(2016)7月場所を最後に引退(36歳10ヶ月)(※番付上は平成28年9月場所が最後)。
通算成績は548勝545敗56休1092出場。生涯勝率.501。通算84場所中、38場所を勝ち越した(勝ち越し率.458)。
主な成績は十両優勝2回,三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回。技能賞1回。
本名は時天空 慶晃(モンゴル名はアルタンガダシーン・フチットバータル)。昭和54年(1979)9月10日生まれ。平成29年(2017)1月31日逝去(享年37歳)。
農業の勉強のため東農大に留学したが、少年時代の柔道仲間だった朝青龍の活躍に刺激され22歳で入門、多彩な足技で対戦相手を翻弄した。悪性リンパ腫のため現役を引退し19代間垣を襲名するも5ヶ月後に永眠。
- 四股名
- 時天空 慶晃(ときてんくう よしあき)
- 最高位
- 小結
- 年寄名跡
- 19代間垣 慶晃
- 出身地
- モンゴル・トゥブ県アルタンボラグ市
- 本名
- アルタンガダシーン・フチットバータル → 時天空 慶晃
- 生年月日
- 昭和54年(1979)9月10日
- 没年月日
- 平成29年(2017)1月31日(享年37歳)
- 出身大学
- 東京農業大学
- 所属部屋
- 時津風部屋
- 改名歴
- 時天空 慶晃
- 初土俵
- 平成14年(2002)7月 前相撲(22歳9ヶ月)
- 新十両
- 平成16年(2004)3月(所要10場所)
- 24歳6ヶ月(初土俵から1年8ヶ月)
- 新入幕
- 平成16年(2004)7月(所要12場所)
- 24歳9ヶ月(初土俵から2年0ヶ月)
- 新小結
- 平成19年(2007)3月(所要28場所)
- 27歳6ヶ月(初土俵から4年8ヶ月)
- 最終場所
- 平成28年(2016)7月(36歳10ヶ月)※番付上は平成28年9月場所
- 大相撲歴
- 84場所(14年0ヶ月)
- 通算成績
- 548勝545敗56休1092出場(勝率.501)
- 通算84場所
- 勝ち越し38場所(勝ち越し率.458)
- 優勝等
- 十両優勝2回,三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 技能賞1回
- 幕内戦歴
- 431勝494敗20休924出場(勝率.466)
- 在位63場所(在位率.750)
- 勝ち越し23場所(勝ち越し率.365)
- 小結戦歴
- 18勝27敗0休45出場(勝率.400)
- 在位3場所(在位率.036)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 前頭戦歴
- 413勝467敗20休879出場(勝率.469)
- 在位60場所(在位率.714)
- 勝ち越し23場所(勝ち越し率.383)
- 十両戦歴
- 71勝34敗15休105出場(勝率.676)
- 在位8場所(在位率.095)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.875)
- 関取戦歴
- 502勝528敗35休1029出場(勝率.487)
- 在位71場所(在位率.845)
- 勝ち越し30場所(勝ち越し率.423)
- 幕下以下歴
- 46勝17敗21休63出場(勝率.730)
- 在位12場所(在位率.143)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.667)