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大相撲の「兄弟子負け」とは?実力で勝っても負けてしまう心理を解説

大相撲用語解説。今回は、相撲部屋の厳しい上下関係を象徴する言葉「兄弟子負け(あにでしまけ)」について解説します。

稽古場では、時に実力以上に「気持ち」や「見えない壁」が勝負を左右することがあります。

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兄弟子負け(あにでしまけ)とは

大相撲における「兄弟子負け(あにでしまけ)」とは、自分より先に入門した先輩力士(兄弟子)を相手に相撲を取る際、気後れしてしまい実力を出し切れずに負けてしまうことを指す言葉です。

精神的な成長の壁

相撲界は「番付(実力)」が絶対の基準となる世界ですが、同時に年齢に関係なく「入門した順番」も深く重んじられます。

たとえ自分が出世して番付が上になったとしても、入門当初から指導を受けてきた兄弟子に対しては敬意を払う文化があるため、いざ土俵で向かい合うと、無意識のうちに遠慮や気後れといった心理的な壁ができやすいと言われています。

現在の体格や実力で弟弟子(おとうとでし)の方が勝っていても、相手の貫禄に飲まれて普段通りの相撲が取れなくなってしまうケースがあるのです。

この「兄弟子負け」を克服することは、若手力士にとって一人前になるための重要なステップです。土俵の上では先輩も後輩も関係ないという強い気持ちを持てるかどうかが、出世の鍵を握っています。

「兄弟子負け」という言葉が飛び交う、相撲部屋の稽古の全体像については以下の記事もご覧ください。


他にも気になる相撲言葉が調べたいときは、大相撲用語事典へぜひどうぞ。

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