東京都出身の力士一覧!過去から現在、東京の主な関取を網羅しました

東京出身の過去から現在までの主な力士をご紹介する東京都の大相撲力士まとめ!この記事では東京出身の関取を中心に、東京の郷土力士をご紹介していきます。

過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。

なお、年寄名跡欄のマークは、その代で師匠(部屋持ち親方)になったことがあるという意味です。

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東京出身の優勝力士

優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、東京出身の幕内最高優勝力士は7人が誕生しています。総優勝回数は48回にもなります。

東京出身初優勝はいつで誰?

東京出身力士で初の優勝は、昭和3年(1928)1月場所で東大関だった常陸岩でした。その後は東富士と栃錦の時代が訪れ、やがて平成の頃になると貴乃花と若乃花兄弟による快進撃が始まり一時代を築き上げたのでした。

東京都出身の優勝力士一覧

では東京都出身の幕内優勝力士を年月順で一覧表にして見てみましょう。

四股名 優勝場所 回数 優勝時の番付 部屋 出身地 最高位 成績 四股名 備考
1 常陸岩 昭和3年1月 東大関 出羽海 東京都 大関 10勝1敗 常陸岩
2 東冨士 昭和23年5月 西大関2 高砂 東京都 40代横綱 10勝1敗 東冨士
3 東冨士 昭和24年1月 2回目 西横綱(張出) 高砂 東京都 40代横綱 10勝2敗1分 東冨士
4 東冨士 昭和25年5月 3回目 西横綱 高砂 東京都 40代横綱 14勝1敗 東冨士
5 東冨士 昭和26年9月 4回目 東横綱 高砂 東京都 40代横綱 13勝1敗1預 東冨士
6 東富士 昭和27年5月 5回目 西横綱(張出) 高砂 東京都 40代横綱 13勝2敗 東富士
7 栃錦 昭和27年9月 西関脇 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
8 栃錦 昭和28年3月 2回目 東大関 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
9 東富士 昭和28年9月 6回目 西横綱 高砂 東京都 40代横綱 14勝1敗 東富士
10 三根山 昭和29年3月 東大関 高島
(現・友綱)
東京都 大関 12勝3敗 三根山
11 栃錦 昭和29年5月 3回目 西大関 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
12 栃錦 昭和29年9月 4回目 東大関 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
13 栃錦 昭和30年5月 5回目 西横綱 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
14 栃錦 昭和32年9月 6回目 東横綱 春日野 東京都 44代横綱 13勝2敗 栃錦
15 栃錦 昭和33年5月 7回目 東横綱(張出) 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
16 栃錦 昭和34年3月 8回目 西横綱 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
17 栃錦 昭和34年7月 9回目 東横綱 春日野 東京都 44代横綱 15勝0敗 栃錦
18 栃錦 昭和35年1月 10回目 東横綱 春日野 東京都 44代横綱 14勝1敗 栃錦
19 貴花田 平成4年1月 東前頭2枚目 藤島
(貴乃花2018)
東京都 関脇 14勝1敗 貴花田
20 貴花田 平成4年9月 2回目 西小結 藤島
(貴乃花2018)
東京都 関脇 14勝1敗 貴花田
21 若花田 平成5年3月 東小結 二子山
(貴乃花2018)
東京都 小結 14勝1敗 若花田
22 貴ノ花 平成5年5月 3回目 東大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 14勝1敗 貴ノ花
23 貴ノ花 平成6年1月 4回目 西大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 14勝1敗 貴ノ花
24 貴ノ花 平成6年5月 5回目 西大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 14勝1敗 貴ノ花
25 貴ノ花 平成6年9月 6回目 西大関2 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 15勝0敗 貴ノ花
26 貴乃花 平成6年11月 7回目 東大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 15勝0敗 貴乃花
27 貴乃花 平成7年1月 8回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
28 貴乃花 平成7年5月 9回目 西横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 14勝1敗 貴乃花
29 貴乃花 平成7年7月 10回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
30 貴乃花 平成7年9月 11回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 15勝0敗 貴乃花
31 若乃花 平成7年11月 2回目 西大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 12勝3敗 若乃花
32 貴乃花 平成8年3月 12回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 14勝1敗 貴乃花
33 貴乃花 平成8年5月 13回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 14勝1敗 貴乃花
34 貴乃花 平成8年7月 14回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
35 貴乃花 平成8年9月 15回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 15勝0敗 貴乃花
36 若乃花 平成9年1月 3回目 東大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 14勝1敗 若乃花
37 貴乃花 平成9年3月 16回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 12勝3敗 貴乃花
38 貴乃花 平成9年7月 17回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
39 貴乃花 平成9年9月 18回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
40 若乃花 平成10年3月 4回目 東大関2 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 14勝1敗 若乃花
41 若乃花 平成10年5月 5回目 東大関 二子山
(貴乃花2018)
東京都 大関 12勝3敗 若乃花
42 貴乃花 平成10年7月 19回目 西横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 14勝1敗 貴乃花
43 貴乃花 平成10年9月 20回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
44 貴乃花 平成13年1月 21回目 東横綱2 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 14勝1敗 貴乃花
45 貴乃花 平成13年5月 22回目 東横綱 二子山
(貴乃花2018)
東京都 65代横綱 13勝2敗 貴乃花
46 栃東(2代) 平成14年1月 西大関2 玉ノ井 東京都 大関 13勝2敗 栃東(2代)
47 栃東(2代) 平成15年11月 2回目 西大関 玉ノ井 東京都 大関 13勝2敗 栃東(2代)
48 栃東(2代) 平成18年1月 3回目 東大関2 玉ノ井 東京都 大関 14勝1敗 栃東(2代)

東京都出身の優勝力士ランキング

次は東京都出身力士の優勝回数と成績のランキングです。

順位 四股名 優勝 最高位 部屋 出身地 勝数 敗数 横綱 大関 関脇 小結 前頭
1位 貴乃花 22回 関脇 二子山
(貴乃花2018)
東京都 303勝 27敗 15回 5回 0回 1回 1回
2位 栃錦 10回 44代横綱 春日野 東京都 140勝 10敗 6回 3回 1回 0回 0回
3位 東富士 6回 40代横綱 高砂 東京都 74勝 8敗 5回 1回 0回 0回 0回
4位 若乃花 5回 小結 二子山
(貴乃花2018)
東京都 66勝 9敗 0回 4回 0回 1回 0回
5位 栃東(2代) 3回 大関 玉ノ井 東京都 40勝 5敗 0回 3回 0回 0回 0回
6位 三根山 1回 大関 友綱 東京都 12勝 3敗 0回 1回 0回 0回 0回
6位 常陸岩 1回 大関 出羽海 東京都 10勝 1敗 0回 1回 0回 0回 0回

東京出身の横綱

東富士 欽壹

東富士 欽壹(あずまふじ きんいち)東京都台東区出身、高砂部屋の元力士で、最高位は第40代横綱

昭和11年(1936)1月場所に14歳2ヶ月で初土俵を踏み、昭和29年(1954)9月場所を最後に引退(32歳11ヶ月)。

通算成績は335勝137敗54休1分1預466出場。生涯勝率.710。通算46場所中、30場所を勝ち越した(勝ち越し率.714)。

主な成績は幕内優勝6回(同点2,次点4),十両優勝1回幕下優勝1回

本名は井上 謹一。大正10年(1921)10月28日生まれ。昭和48年(1973)7月31日逝去(享年51歳)。

左を差し、自慢の巨体を活かした重量感溢れる寄りは「怒涛の寄り身」と称された。若手の頃から大横綱双葉山にかわいがられて「キン坊!一丁来い!」と、よく稽古をつけてもらい「双葉山の後継者」としての期待が大きかった、史上初の「江戸っ子横綱」。

四股名
東富士 欽壹(あずまふじ きんいち)
最高位
第40代横綱
年寄名跡
7代錦戸 欽壹
出身地
東京都台東区
本名
井上 謹一
生年月日
大正10年(1921)10月28日
没年月日
昭和48年(1973)7月31日(享年51歳)
所属部屋
高砂部屋
改名歴
東冨士 謹一 → 東冨士 欽壹 → 東富士 欽壹
初土俵
昭和11年(1936)1月 前相撲(14歳2ヶ月)
新十両
昭和17年(1942)1月(所要12場所)
20歳2ヶ月(初土俵から6年0ヶ月)
新入幕
昭和18年(1943)5月(所要15場所)
21歳6ヶ月(初土俵から7年4ヶ月)
新関脇
昭和19年(1944)11月(所要18場所)
23歳0ヶ月(初土俵から8年10ヶ月)
新大関
昭和20年(1945)11月(所要20場所)
24歳0ヶ月(初土俵から9年10ヶ月)
横綱昇進
昭和24年(1949)1月(所要26場所)
27歳2ヶ月(初土俵から13年0ヶ月)
最終場所
昭和29年(1954)9月(32歳11ヶ月)
大相撲歴
46場所(18年9ヶ月)
通算成績
335勝137敗54休1分1預466出場(勝率.710)
通算46場所
勝ち越し30場所(勝ち越し率.714)
優勝等
幕内優勝6回(同点2,次点4),十両優勝1回幕下優勝1回
幕内戦歴
261勝104敗54休1分1預359出場(勝率.715)
在位31場所(在位率.674)
勝ち越し22場所(勝ち越し率.710)
横綱戦歴
172勝74敗50休1分1預241出場(勝率.699)
在位20場所(在位率.435)
勝ち越し12場所(勝ち越し率.600)
大関戦歴
51勝15敗0休66出場(勝率.773)
在位6場所(在位率.130)
勝ち越し6場所(勝ち越し率1.000)
関脇戦歴
15勝2敗0休17出場(勝率.882)
在位2場所(在位率.043)
勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
前頭戦歴
23勝13敗4休35出場(勝率.639)
在位3場所(在位率.065)
勝ち越し2場所(勝ち越し率.667)
十両戦歴
33勝12敗0休45出場(勝率.733)
在位3場所(在位率.065)
勝ち越し2場所(勝ち越し率.667)
関取戦歴
294勝116敗54休1分1預404出場(勝率.717)
在位34場所(在位率.739)
勝ち越し24場所(勝ち越し率.706)
幕下以下歴
41勝21敗0休62出場(勝率.661)
在位8場所(在位率.174)
勝ち越し6場所(勝ち越し率.750)


栃錦 清隆

東京都江戸川区出身、春日野部屋の元力士で最高位は横綱。若乃花との「栃若」はテレビを通じて全国のファンを熱狂させた。

  • 四股名 :栃錦 清隆(とちにしき きよたか)
  • 最高位 :第44代横綱
  • 年寄名跡:9代春日野
  • 出身地 :東京都江戸川区
  • 本 名 :大塚 清⇒中田 清
  • 生年月日:大正14年(1925)2月20日
  • 没年月日:平成2年(1990)1月10日(享年64歳)
  • 所属部屋:春日野部屋
  • 改名歴 :大塚⇒栃錦
  • 初土俵 :昭和14年(1939)1月(13歳11ヵ月)
  • 新十両 :昭和19年(1944)5月(19歳3ヵ月)
  • 新入幕 :昭和22年(1947)6月(22歳4ヵ月)
  • 新三役 :昭和25年(1950)1月(24歳11ヵ月)
  • 新大関 :昭和28年(1953)1月(27歳11ヵ月)
  • 横綱昇進:昭和30年(1955)1月(29歳11ヵ月)
  • 最終場所:昭和35年(1960)5月(35歳3ヵ月)
  • 生涯戦歴:578勝245敗44休1分1預/821出場(66場所)
  • 生涯勝率:70.2%
  • 優勝等 :幕内優勝10回(同点1・次点8)
  • 成 績 :殊勲賞1回,技能賞9回,金星1個
  • 幕内戦歴:513勝203敗44休1分(52場所)勝率:71.6%
  •   横綱:292勝84敗44休(28場所)勝率:77.7%
  •   大関:92勝28敗(8場所)勝率:76.7%
  •   関脇:43勝17敗(4場所)勝率:71.7%
  •   小結:22勝23敗(3場所)勝率:48.9%
  •   前頭:64勝51敗1分(9場所)勝率:55.7%
  • 十両戦歴:18勝14敗1預(3場所)勝率:56.3%

貴乃花 光司

平成初期相撲ブームの立役者。引退後は二子山部屋を継承して改称、貴乃花部屋を率いて独自の「相撲道」を探求していたが平成30年(2018)10月1日付けで相撲協会を退職。伝統ある部屋は閉鎖となった

  • 四股名 :貴乃花 光司(たかのはな こうじ)
  • 最高位 :第65代横綱
  • 年寄名跡:一代年寄・貴乃花
  • 出身地 :東京都中野区
  • 本 名 :花田 光司
  • 生年月日:昭和47年(1972)8月12日(49歳)
  • 所属部屋:藤島⇒二子山部屋
  • 改名歴 :貴花田⇒貴ノ花⇒貴乃花
  • 初土俵 :昭和63年(1988)3月(15歳7ヵ月)
  • 新十両 :平成元年(1989)11月(17歳3ヵ月)
  • 新入幕 :平成2年(1990)5月(17歳9ヵ月)
  • 新三役 :平成3年(1991)7月(18歳11ヵ月)
  • 新大関 :平成5年(1993)3月(20歳7ヵ月)
  • 横綱昇進:平成7年(1995)1月(22歳5ヵ月)
  • 最終場所:平成15年(2003)1月(30歳5ヵ月)
  • 生涯戦歴:794勝262敗201休/1049出場(90場所)
  • 生涯勝率:75.2%
  • 優勝等 :幕内優勝22回(同点5・次点11),幕下優勝2回
  • 成 績 :殊勲賞4回,敢闘賞2回,技能賞3回,金星1個
  • 幕内戦歴:701勝217敗201休(75場所)勝率:76.4%
  •   横綱:429勝99敗201休(49場所)勝率:81.3%
  •   大関:137勝28敗(11場所)勝率:83.0%
  •   関脇:33勝27敗(4場所)勝率:55.0%
  •   小結:33勝12敗(3場所)勝率:73.3%
  •   前頭:69勝51敗(8場所)勝率:57.5%
  • 十両戦歴:44勝31敗(5場所)勝率:58.7%

若乃花 勝(3代)

小柄だったがおっつけと瞬発力、そして立ち合いの呼吸をはかる巧みさで横綱になった「お兄ちゃん」

  • 四股名 :若乃花 勝(3代)(わかのはな まさる)
  • 最高位 :第66代横綱
  • 年寄名跡:16代藤島
  • 出身地 :東京都中野区
  • 本 名 :花田 勝
  • 生年月日:昭和46年(1971)1月20日(50歳)
  • 所属部屋:藤島⇒二子山部屋
  • 改名歴 :若花田⇒若ノ花⇒若乃花
  • 初土俵 :昭和63年(1988)3月(17歳2ヵ月)
  • 新十両 :平成2年(1990)3月(19歳2ヵ月)
  • 新入幕 :平成2年(1990)9月(19歳8ヵ月)
  • 新三役 :平成3年(1991)11月(20歳10ヵ月)
  • 新大関 :平成5年(1993)9月(22歳8ヵ月)
  • 横綱昇進:平成10年(1998)7月(27歳6ヵ月)
  • 最終場所:平成12年(2000)3月(29歳2ヵ月)
  • 生涯戦歴:573勝286敗124休/850出場(73場所)
  • 生涯勝率:66.7%
  • 優勝等 :幕内優勝5回(同点3・次点6),十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
  • 成 績 :殊勲賞3回,技能賞6回,金星2個
  • 幕内戦歴:487勝250敗124休(58場所)勝率:66.1%
  •   横綱:61勝38敗57休(11場所)勝率:61.6%
  •   大関:274勝101敗60休(29場所)勝率:73.1%
  •   関脇:23勝7敗(2場所)勝率:76.7%
  •   小結:21勝19敗5休(3場所)勝率:52.5%
  •   前頭:108勝85敗2休(13場所)勝率:56.0%
  • 十両戦歴:31勝14敗(3場所)勝率:68.9%

東京出身の大関

伊勢ノ濱 慶太郎

東京都墨田区両国出身、友綱~根岸部屋の元力士で最高位は大関。父親は明治10年代後半から20年代前半に幕内をつとめた伊勢ノ濱萩右ヱ門で親子関取として知られる。初土俵から新入幕までのあいだに負けたのはわずか6敗。これに慢心したのか相撲が疎かになり脱走してマゲを切ったこともあったが、周囲の説得により改心し土俵に専念した。小兵だったが力が強く、キビキビとした取り口で人気があり、また力水も一度しかつけない土俵態度は立派とも評された。

引退後は7代中立を襲名、相撲協会の理事などをつとめた。頭脳明晰で人格者でもあったことから人望も厚かったが、昭和3年(1928)5月17日に宿泊先の旅館で服毒自殺をしてしまった。

現役時代から趣味で小説を書いており、明け荷には原稿用紙を入れていたという。

  • 四股名 :伊勢ノ濱 慶太郎(いせのはま けいたろう)
  • 最高位 :大関
  • 年寄名跡:7代中立
  • 出身地 :東京都墨田区両国
  • 本 名 :中立 慶太郎
  • 生年月日:明治16年(1883)11月9日
  • 没年月日:昭和3年(1928)5月17日(享年44歳)
  • 所属部屋:友綱⇒根岸⇒友綱⇒根岸部屋
  • 初土俵 :明治35年(1902)1月(18歳2ヵ月)
  • 新十両 :明治38年(1905)5月(21歳6ヵ月)
  • 新入幕 :明治39年(1906)5月(22歳6ヵ月)
  • 新三役 :明治42年(1909)6月(25歳7ヵ月)
  • 新大関 :大正3年(1914)1月(30歳2ヵ月)
  • 最終場所:大正8年(1919)1月(35歳2ヵ月)
  • 生涯戦歴:112勝85敗58休9分16預/222出場(29場所)
  • 生涯勝率:56.9%
  • 優勝等 :幕内次点1回
  • 成 績 :金星1個
  • 幕内戦歴:98勝82敗58休9分13預(26場所)勝率:54.4%
  •   大関:36勝33敗35休3分3預(11場所)勝率:52.2%
  •   関脇:24勝13敗1休2預(4場所)勝率:64.9%
  •   小結:12勝8敗(2場所)勝率:60.0%
  •   前頭:26勝28敗22休6分8預(9場所)勝率:48.1%
  • 十両戦歴:14勝3敗3預(2場所)勝率:82.4%

常陸岩 英太郎

東京都中央区出身、出羽海部屋の元力士で最高位は大関。昭和3年(1928)1月場所後に不戦勝制度が整備されたのは常陸岩の優勝がきっかけ。

  • 四股名 :常陸岩 英太郎(ひたちいわ えいたろう)
  • 最高位 :大関
  • 年寄名跡:9代境川
  • 出身地 :東京都中央区
  • 本 名 :櫻井 英太郎
  • 生年月日:明治33年(1900)3月9日
  • 没年月日:昭和32年(1957)7月21日(享年57歳)
  • 所属部屋:出羽海部屋
  • 初土俵 :大正6年(1917)5月・新序(17歳2ヵ月)
  • 新十両 :大正11年(1922)5月(22歳2ヵ月)
  • 新入幕 :大正12年(1923)5月(23歳2ヵ月)
  • 新三役 :大正14年(1925)5月(25歳2ヵ月)
  • 新大関 :昭和2年(1927)5月(27歳2ヵ月)
  • 最終場所:昭和6年(1931)3月(31歳0ヵ月)
  • 生涯戦歴:190勝93敗47休3分3預/288出場(37場所)
  • 生涯勝率:67.1%
  • 優勝等 :幕内優勝1回(次点3),十両優勝1回
  • 幕内戦歴:147勝74敗47休3分3預(25場所)勝率:66.5%
  •   大関:87勝53敗35休1分(16場所)勝率:62.1%
  •   関脇:25勝8敗11休(4場所)勝率:75.8%
  •   前頭:35勝13敗1休2分3預(5場所)勝率:72.9%
  • 十両戦歴:11勝3敗(2場所)勝率:78.6%

三根山 繼司

  • 四股名 :三根山 繼司(みつねやま けいじ)
  • 最高位 :大関
  • 年寄名跡:10代熊ヶ谷10代高島
  • 出身地 :東京都荒川区
  • 本 名 :嶋村 嶋一
  • 生年月日:大正11年(1922)2月7日
  • 没年月日:平成元年(1989)8月15日(享年67歳)
  • 所属部屋:高島部屋
  • 初土俵 :昭和12年(1937)5月(15歳3ヵ月)
  • 新十両 :昭和17年(1942)5月(20歳3ヵ月)
  • 新入幕 :昭和19年(1944)1月(21歳11ヵ月)
  • 新三役 :昭和20年(1945)6月(23歳4ヵ月)
  • 新大関 :昭和28年(1953)9月(31歳7ヵ月)
  • 最終場所:昭和35年(1960)1月(37歳11ヵ月)
  • 生涯戦歴:479勝389敗35休/864出場(69場所)
  • 生涯勝率:55.2%
  • 優勝等 :幕内優勝1回(次点2),十両優勝1回,三段目優勝1回
  • 成 績 :殊勲賞5回,敢闘賞2回,金星9個
  • 幕内戦歴:407勝354敗35休(56場所)勝率:53.5%
  •   大関:63勝52敗5休(8場所)勝率:54.8%
  •   関脇:86勝54敗21休(11場所)勝率:61.4%
  •   小結:39勝32敗2休(6場所)勝率:54.9%
  •   前頭:219勝216敗7休(31場所)勝率:50.3%
  • 十両戦歴:31勝14敗(3場所)勝率:68.9%

栃東 大裕

東京都足立区出身、玉ノ井部屋の元力士で最高位は大関。新大関での初優勝は史上2組目の親子幕内優勝でもあった。2度の大関陥落も史上初の2度返り咲き、脳梗塞によって引退を決意。

  • 14代・玉ノ井 太祐
  • 四股名 :栃東 大裕(とちあずま だいすけ)
  • 最高位 :大関
  • 年寄名跡:大関3年・栃東⇒14代玉ノ井
  • 出身地 :東京都足立区
  • 本 名 :志賀 太祐
  • 生年月日:昭和51年(1976)11月9日
  • 所属部屋:玉ノ井部屋
  • 改名歴 :志賀⇒栃東
  • 初土俵 :平成6年(1994)11月(18歳0ヵ月)
  • 新十両 :平成8年(1996)5月(19歳6ヵ月)
  • 新入幕 :平成8年(1996)11月(20歳0ヵ月)
  • 新三役 :平成9年(1997)7月(20歳8ヵ月)
  • 新大関 :平成14年(2002)1月(25歳2ヵ月)
  • 最終場所:平成19年(2007)5月(30歳6ヵ月)
  • 生涯戦歴:560勝317敗169休/867出場(75場所)
  • 生涯勝率:63.9%
  • 優勝等 :幕内優勝3回(次点5),十両優勝1回,幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
  • 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞7回,金星4個
  • 幕内戦歴:483勝296敗166休(63場所)勝率:62.0%
  •   大関:207勝125敗118休(30場所)勝率:62.3%
  •   関脇:149勝88敗18休(17場所)勝率:62.9%
  •   小結:45勝30敗(5場所)勝率:60.0%
  •   前頭:82勝53敗30休(11場所)勝率:60.7%
  • 十両戦歴:32勝13敗(3場所)勝率:71.1%

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