大相撲用語解説。今回は、相撲中継の解説などでよく耳にする「合口(あいくち)」という言葉について解説していきます。
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合口(相口)とは
合口(あいくち)とは、対戦相手との相撲の相性のことです。「相口」と書かれることもあります。
大相撲では、お互いの地位や本来の実力には関係なく、なぜか特定の相手に対して勝敗に大きな差が付く(一方的に勝つ、または負ける)ケースがあり、これを「合口」という言葉で表現します。
四つに組むか、押し相撲なのかという「相撲の型」の相性が、この合口に影響することが多いですが、それだけでは説明しきれない不思議な相性も存在します。
「合口がいい」とは
自分にとって取りやすい相手であり、対戦成績で大きく勝ち越しているなど「分がある」状態を意味します。過去の力士で、最高位が同じ力士同士で合口が良かった例をいくつか紹介します。
最高位が関脇同士の例
- 富士櫻:11勝 - 0勝:陸奥嵐
- 寺尾:13勝 - 0勝:栃司
- 琴錦:40勝 - 9勝:安芸乃島
最高位が横綱同士の例
- 双葉山:9勝 - 1勝:安藝ノ海
- 大鵬:28勝 - 6勝:佐田の山
- 千代の富士:30勝 - 6勝:旭富士
- 白鵬:44勝 - 8勝:鶴竜
「合口が悪い」とは
逆に、どうしても勝てない苦手な力士がいる場合、その相手に対して使われる言葉です。
過去の力士で、上位力士が下位力士に対して合口が悪かった(苦戦した)例をいくつか紹介します。(※上位力士が最高位在位中の対戦のみピックアップ)
最高位が大関で合口が悪い例
- 小錦(大関):10勝 - 25勝:安芸乃島(関脇)
- 武双山(大関):17勝 - 18勝:土佐ノ海(関脇)
- 琴欧洲(大関):5勝 - 9勝:若の里(関脇)
最高位が横綱で合口が悪い例
- 北の湖(横綱):7勝 - 13勝:朝潮(大関)
- 大乃国(横綱):8勝 - 8勝:板井(小結)
- 旭富士(横綱):8勝 - 12勝:安芸乃島(関脇)
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「合口」のまとめ
「合口」とは、実力や番付だけでは測れない、力士同士の相性の良し悪しを指す言葉です。「合口が良い(得意)」「合口が悪い(苦手)」という視点を持つと、過去の対戦成績から取組の行方を予想するなど、大相撲観戦がさらに奥深く面白くなります。
他にも気になる相撲言葉が調べたいときは、大相撲用語事典へぜひどうぞ。
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