大相撲の「あんこ型」「そっぷ型」とは?力士の体型を表す用語の意味と語源

大相撲中継を見ていると、力士の体型について「彼は典型的なあんこ型ですね」「そっぷ型の力士特有の動きです」といった解説をよく耳にします。

今回は、力士の体型を表す相撲界の2大専門用語「あんこ型」「そっぷ型」について、その意味と意外な語源を解説します。

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あんこ型(あんこがた)とは

大相撲における「あんこ型」とは、丸々と太って、お腹が大きく突き出た肥満体型の力士のことを指します。略して「あんこ」と呼ぶこともあります。

重心が低く体重があるため、四つに組んでの力相撲や、相手の攻めをどっしりと受け止める相撲を得意とする力士が多いのが特徴です。

「あんこ」の語源と派生語

和菓子の「餡子(あんこ)」が詰まっている様子から連想されがちですが、実はこの語源は魚の「アンコウ(鮟鱇)」だと言われています。アンコウの丸々と膨らんだお腹の形から連想されて名付けられました。

また、太り方の程度や肉質によって、以下のような派生語も存在します。

  • 中あんこ(ちゅうあんこ): やや太った体型の力士。
  • 固太りあんこ(かたぶとりあんこ): 太ってはいるものの、ブヨブヨしておらず筋肉質に感じられる体型の力士。
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そっぷ型(そっぷがた)とは

「あんこ型」と対照的に用いられるのが「そっぷ型」です。
これは、太っておらず、筋肉質で細身(やせ型)の力士のことを指します。略して「そっぷ」とも呼ばれます。

体重が軽い分、動きが素早く敏捷性に優れており、投げ技や足技、動き回る相撲を得意とする力士が多いのが特徴です。

「そっぷ」の語源

「そっぷ」という言葉は、なんとオランダ語で「スープ」を意味する言葉が江戸時代に日本へ伝わり、定着したものです。

相撲部屋で食べられるちゃんこ鍋のうち、鶏ガラで出汁(スープ)をとったものを「そっぷ炊き」と呼びます。この「スープを取るための鶏ガラ」のように肉が少なく、骨張ってやせ細っている様子から連想されて「そっぷ型」と呼ばれるようになりました。

まとめ

丸いアンコウからきた「あんこ型」と、オランダ語のスープ(鶏ガラ)からきた「そっぷ型」。相撲界の言葉には、食べ物にまつわるユニークな語源を持つものが多くあります。
対照的な体型である「あんこ型」と「そっぷ型」の力士が対戦する際は、体重差を活かした攻防や、それを覆すスピードや技の応酬が見どころとなります。


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