相撲は「足の裏以外が土俵についたら負け」というシンプルなルールですが、その分、力士たちの足の使い方には様々な専門用語が存在します。
今回は、相撲の解説などでよく使われる「足」にまつわる用語をまとめて解説します。足の動きの良し悪しを知れば、大相撲観戦がさらに奥深く面白くなりますよ。
足が返る(あしがかえる)
大相撲において「足が返る」とは、足の甲が土俵の砂につき、足の裏が上を向いて裏返った状態のことを指します。
相撲の勝負規定において、足の裏以外の体の一部が土俵につくことは「負け(死に体)」を意味します。つまり「足が返る=負け」と判定されるため、勝負の際どい判定(物言い)のときなどに、この言葉がよく使われます。
足がかかる(あしがかかる)
相手に攻め込まれて土俵際に詰まり、勝負俵や徳俵に足がつくことを「足がかかる」と言います。よく「俵に足がかかる」といった表現で使われます。
足が流れる(あしがながれる)
「足が流れる」とは、上半身の動きに対して足の運びが伴わず、両足が後方に残ってしまう状態や、体の重心を支える足の位置がずれてしまうことを指します。
足が流れるとバランスが崩れて非常に脆い体勢になり、隙を突かれて叩き込みや引き落としでバッタリと倒されてしまう危険が高まります。
足が揃う(あしがそろう)
対戦中に、両足が左右並ぶように揃ってしまうことを「足が揃う」と言います。
相撲の基本姿勢は、片足をやや後方に引き、両足を前後させて構えることです。両足が横に揃ってしまうと踏ん張りが効かず、相手の引き技やはたき込みを非常に食いやすくなるため、相撲においては「悪い足の位置」とされています。
足の送り(あしのおくり)/ 足の運び
対戦中に体のバランスが崩れないように、上半身の変化に応じて重心を支える足が適切な位置にくるようにする足運びのことを「足の送り」または「足の運び」と言います。このような足の運びをすることを「足を送る」とも表現します。
足癖(あしくせ)
内掛け、外掛け、蹴手繰り(けたぐり)、蹴返し(けかえし)など、足を使った技の総称を「足癖(あしくせ)」と呼びます。
一般的に日常会話で使う「足癖が悪い(態度が悪い)」というネガティブな意味ではなく、相撲界では足技を得意としている力士のことを褒め言葉として「足癖がある(良い)」と表現します。
足で突っ張る(あしでつっぱる)
相撲の基本を例えとして説いた表現です。「手だけの突っ張りは威力がなく、鋭い踏み込みや出足(であし)が下半身から伴っていなければならない」という教えを「足で突っ張る」と言い表します。
他にも気になる相撲言葉が調べたいときは、大相撲用語事典へぜひどうぞ。
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