貴乃花(たかのはな)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する貴乃花部屋の大相撲力士まとめ!
この記事では貴乃花部屋とその前身である二子山部屋と藤島部屋、そして旧二子山部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。
なお、年寄名跡欄の
現役の元・貴乃花部屋力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら
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- 一門 :二所ノ関⇒無所属⇒貴乃花一門⇒無所属
- 創設 :昭和37年(1962)9月2日(二子山部屋として創設)
- 創設者:二子山 勝治(第45代横綱・初代若乃花)
- 改称 :平成16年(2004)2月1日(貴乃花部屋へ改称)
- 師 匠:貴乃花 光司(第65代横綱・貴乃花)
- 閉鎖 :平成30年(2018)10月1日(貴乃花親方の退職に伴い閉鎖)
この記事の目次
貴乃花部屋の変遷について
まずは簡単に貴乃花部屋の変遷を整理しておきましょう。- 初代・若乃花が創設した二子山部屋から昭和57年(1982)2月に弟の初代・貴ノ花(元大関)が分家独立して藤島部屋を興す。
- その後、平成5年(1993)2月1日に兄の二子山部屋を吸収合併、二子山の名跡を継いで藤島部屋から二子山部屋へと改める。
- 平成16年(2004)2月1日に次男の貴乃花(元横綱)に部屋を譲り、名称が二子山から貴乃花部屋へと改称される。
- 平成30年(2018)10月1日貴乃花の退職に伴い部屋は閉鎖、所属力士などは千賀ノ浦部屋(現・常盤山部屋)へと移籍となった。
貴乃花部屋の系図
貴乃花部屋の成り立ちを図にしてみました。
そして貴乃花部屋に連なる系譜での関連する力士たちはこちらです。
旧二子山部屋の横綱
若乃花 幹士(2代)
若乃花 幹士(わかのはな かんじ)は青森県南津軽郡大鰐町出身、二子山部屋の元力士で、最高位は第56代横綱。
昭和43年(1968)7月場所に15歳3ヶ月で初土俵を踏み、昭和58年(1983)1月場所を最後に引退(29歳9ヶ月)。
通算成績は656勝323敗85休975出場。生涯勝率.670。通算88場所中、69場所を勝ち越した(勝ち越し率.793)。
主な成績は幕内優勝4回(全勝1回)(同点2,次点11)。殊勲賞2回,技能賞4回,金星3個(北の湖3個)。
本名は下山 勝則。昭和28年(1953)4月3日生まれ。令和4年(2022)7月16日逝去(享年69歳)。
横綱昇進時に若三杉だった四股名を若乃花へと改名、偉大な師匠の名を継いだ。引退後は間垣部屋を興して若ノ鵬や五城楼などの幕内力士を育てた。
- 四股名
- 若乃花 幹士(わかのはな かんじ)
- 最高位
- 第56代横綱
- 年寄名跡
- 五年年寄 若乃花 幹士 → 18代間垣 勝晴
- 出身地
- 青森県南津軽郡大鰐町
- 本名
- 下山 勝則
- 生年月日
- 昭和28年(1953)4月3日
- 没年月日
- 令和4年(2022)7月16日(享年69歳)
- 所属部屋
- 二子山部屋
- 改名歴
- 下山 → 朝ノ花 勝則 → 若三杉 幹士 → 若三杉 壽人 → 若乃花 幹士
- 初土俵
- 昭和43年(1968)7月 前相撲(15歳3ヶ月)
- 新十両
- 昭和48年(1973)7月(所要30場所)
- 20歳2ヶ月(初土俵から5年0ヶ月)
- 新入幕
- 昭和48年(1973)11月(所要32場所)
- 20歳7ヶ月(初土俵から5年4ヶ月)
- 新小結
- 昭和49年(1974)11月(所要38場所)
- 21歳7ヶ月(初土俵から6年4ヶ月)
- 新関脇
- 昭和50年(1975)1月(所要39場所)
- 21歳9ヶ月(初土俵から6年6ヶ月)
- 新大関
- 昭和52年(1977)3月(所要52場所)
- 23歳11ヶ月(初土俵から8年8ヶ月)
- 横綱昇進
- 昭和53年(1978)7月(所要60場所)
- 25歳2ヶ月(初土俵から10年0ヶ月)
- 最終場所
- 昭和58年(1983)1月(29歳9ヶ月)
- 大相撲歴
- 88場所(14年6ヶ月)
- 通算成績
- 656勝323敗85休975出場(勝率.670)
- 通算88場所
- 勝ち越し69場所(勝ち越し率.793)(勝ち越し星367)
- 優勝等
- 幕内優勝4回(全勝1回)(同点2,次点11)
- 受賞・金星
- 殊勲賞2回,技能賞4回,金星3個
- 持給金
- 380円50銭(勝ち越し星367個 優勝4回(全勝1回) 金星3個)
- 幕内戦歴
- 512勝234敗70休742出場(勝率.686)
- 在位55場所(在位率.625)
- 勝ち越し45場所(勝ち越し率.818)
- 横綱戦歴
- 260勝86敗65休343出場(勝率.751)
- 在位28場所(在位率.318)
- 勝ち越し22場所(勝ち越し率.786)
- 大関戦歴
- 92勝28敗0休120出場(勝率.767)
- 在位8場所(在位率.091)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率1.000)
- 三役戦歴
- 83勝62敗5休144出場(勝率.572)
- 在位10場所(在位率.114)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.700)
- 関脇戦歴
- 53勝32敗5休84出場(勝率.624)
- 在位6場所(在位率.068)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率.833)
- 小結戦歴
- 30勝30敗0休60出場(勝率.500)
- 在位4場所(在位率.045)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率.500)
- 前頭戦歴
- 77勝58敗0休135出場(勝率.570)
- 在位9場所(在位率.102)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.889)
- 十両戦歴
- 28勝17敗0休45出場(勝率.622)
- 在位3場所(在位率.034)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 540勝251敗70休787出場(勝率.683)
- 在位58場所(在位率.659)
- 勝ち越し48場所(勝ち越し率.828)
- 幕下以下歴
- 116勝72敗15休188出場(勝率.617)
- 在位29場所(在位率.330)
- 勝ち越し21場所(勝ち越し率.724)
隆の里 俊英
隆の里 俊英(たかのさと としひで)は青森県南津軽郡浪岡町出身、二子山部屋の元力士で、最高位は第59代横綱。
昭和43年(1968)7月場所に15歳9ヶ月で初土俵を踏み、昭和61年(1986)1月場所を最後に引退(33歳3ヶ月)。
通算成績は693勝493敗80休1180出場。生涯勝率.584。通算106場所中、68場所を勝ち越した(勝ち越し率.648)。
主な成績は幕内優勝4回(次点8),十両優勝1回(同点1)。殊勲賞2回,敢闘賞5回,金星2個(輪島1個、北の湖1個)。
本名は高谷 俊英。昭和27年(1952)9月29日生まれ。平成23年(2011)11月7日逝去(享年59歳)。
吊りが得意で千代の富士には16勝12敗と強かったが、若い頃の暴飲暴食がたたって糖尿病に苦しんだ。引退後は鳴戸部屋を興して若の里や稀勢の里を育てるも平成23年(2011)九州場所開幕直前に急逝。
- 四股名
- 隆の里 俊英(たかのさと としひで)
- 最高位
- 第59代横綱
- 年寄名跡
13代鳴戸 俊英 - 出身地
- 青森県南津軽郡浪岡町
- 本名
- 高谷 俊英
- 生年月日
- 昭和27年(1952)9月29日
- 没年月日
- 平成23年(2011)11月7日(享年59歳)
- 所属部屋
- 二子山部屋
- 改名歴
- 高谷 俊英 → 隆ノ里 俊英 → 隆の里 俊英
- 初土俵
- 昭和43年(1968)7月 前相撲(15歳9ヶ月)
- 新十両
- 昭和49年(1974)11月(所要38場所)
- 22歳1ヶ月(初土俵から6年4ヶ月)
- 新入幕
- 昭和50年(1975)5月(所要41場所)
- 22歳7ヶ月(初土俵から6年10ヶ月)
- 新小結
- 昭和52年(1977)3月(所要52場所)
- 24歳5ヶ月(初土俵から8年8ヶ月)
- 新関脇
- 昭和54年(1979)9月(所要67場所)
- 26歳11ヶ月(初土俵から11年2ヶ月)
- 新大関
- 昭和57年(1982)3月(所要82場所)
- 29歳5ヶ月(初土俵から13年8ヶ月)
- 横綱昇進
- 昭和58年(1983)9月(所要91場所)
- 30歳11ヶ月(初土俵から15年2ヶ月)
- 最終場所
- 昭和61年(1986)1月(33歳3ヶ月)
- 大相撲歴
- 106場所(17年6ヶ月)
- 通算成績
- 693勝493敗80休1180出場(勝率.584)
- 通算106場所
- 勝ち越し68場所(勝ち越し率.648)
- 優勝等
- 幕内優勝4回(次点8),十両優勝1回(同点1)
- 受賞・金星
- 殊勲賞2回,敢闘賞5回,金星2個
- 幕内戦歴
- 464勝313敗80休771出場(勝率.597)
- 在位58場所(在位率.547)
- 勝ち越し36場所(勝ち越し率.621)
- 横綱戦歴
- 95勝42敗75休132出場(勝率.693)
- 在位15場所(在位率.142)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.533)
- 大関戦歴
- 106勝29敗0休135出場(勝率.785)
- 在位9場所(在位率.085)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率1.000)
- 三役戦歴
- 87勝63敗0休150出場(勝率.580)
- 在位10場所(在位率.094)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.700)
- 関脇戦歴
- 73勝47敗0休120出場(勝率.608)
- 在位8場所(在位率.075)
- 勝ち越し6場所(勝ち越し率.750)
- 小結戦歴
- 14勝16敗0休30出場(勝率.467)
- 在位2場所(在位率.019)
- 勝ち越し1場所(勝ち越し率.500)
- 前頭戦歴
- 176勝179敗5休354出場(勝率.496)
- 在位24場所(在位率.226)
- 勝ち越し12場所(勝ち越し率.500)
- 十両戦歴
- 85勝65敗0休150出場(勝率.567)
- 在位10場所(在位率.094)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.900)
- 関取戦歴
- 549勝378敗80休921出場(勝率.592)
- 在位68場所(在位率.642)
- 勝ち越し45場所(勝ち越し率.662)
- 幕下以下歴
- 144勝115敗0休259出場(勝率.556)
- 在位37場所(在位率.349)
- 勝ち越し23場所(勝ち越し率.622)
藤島部屋出身の横綱
貴乃花 光司
平成初期相撲ブームの立役者。引退後は二子山部屋を継承して改称、貴乃花部屋を率いて独自の「相撲道」を探求していたが平成30年(2018)10月1日付けで相撲協会を退職。伝統ある部屋は閉鎖となった
- 四股名 :貴乃花 光司(たかのはな こうじ)
- 最高位 :第65代横綱
- 年寄名跡:
一代年寄・貴乃花 - 出身地 :東京都中野区
- 本 名 :花田 光司
- 生年月日:昭和47年(1972)8月12日(52歳)
- 所属部屋:藤島⇒二子山部屋
- 改名歴 :貴花田⇒貴ノ花⇒貴乃花
- 初土俵 :昭和63年(1988)3月(15歳7ヵ月)
- 新十両 :平成元年(1989)11月(17歳3ヵ月)
- 新入幕 :平成2年(1990)5月(17歳9ヵ月)
- 新三役 :平成3年(1991)7月(18歳11ヵ月)
- 新大関 :平成5年(1993)3月(20歳7ヵ月)
- 横綱昇進:平成7年(1995)1月(22歳5ヵ月)
- 最終場所:平成15年(2003)1月(30歳5ヵ月)
- 生涯戦歴:794勝262敗201休/1049出場(90場所)
- 生涯勝率:75.2%
- 優勝等 :幕内優勝22回(同点5・次点11),幕下優勝2回
- 成 績 :殊勲賞4回,敢闘賞2回,技能賞3回,金星1個
- 幕内戦歴:701勝217敗201休(75場所)勝率:76.4%
- 横綱:429勝99敗201休(49場所)勝率:81.3%
- 大関:137勝28敗(11場所)勝率:83.0%
- 関脇:33勝27敗(4場所)勝率:55.0%
- 小結:33勝12敗(3場所)勝率:73.3%
- 前頭:69勝51敗(8場所)勝率:57.5%
- 十両戦歴:44勝31敗(5場所)勝率:58.7%
若乃花 勝(3代)
若乃花 勝(わかのはな まさる)は東京都中野区出身、藤島~二子山部屋の元力士で、最高位は第66代横綱。
昭和63年(1988)3月場所に17歳1ヶ月で初土俵を踏み、平成12年(2000)3月場所を最後に引退(29歳2ヶ月)。
通算成績は573勝286敗124休850出場。生涯勝率.667。通算73場所中、52場所を勝ち越した(勝ち越し率.722)。
主な成績は幕内優勝5回(同点3,次点6),十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回。殊勲賞3回,技能賞6回,金星2個(旭富士2個)。
昭和46年(1971)1月20日生まれ。本名は花田 勝。
小柄だったがおっつけと瞬発力、そして立ち合いの呼吸をはかる巧みさで横綱になった。
- 四股名
- 若乃花 勝(わかのはな まさる)
- 最高位
- 第66代横綱
- 年寄名跡
- 16代藤島 勝
- 出身地
- 東京都中野区
- 本名
- 花田 勝
- 生年月日
- 昭和46年(1971)1月20日
- 所属部屋
- 藤島~二子山部屋
- 改名歴
- 若花田 勝 → 若ノ花 勝 → 若乃花 勝
- 初土俵
- 昭和63年(1988)3月 前相撲(17歳1ヶ月)
- 新十両
- 平成2年(1990)3月(所要12場所)
- 19歳1ヶ月(初土俵から2年0ヶ月)
- 新入幕
- 平成2年(1990)9月(所要15場所)
- 19歳7ヶ月(初土俵から2年6ヶ月)
- 新小結
- 平成3年(1991)11月(所要22場所)
- 20歳9ヶ月(初土俵から3年8ヶ月)
- 新関脇
- 平成5年(1993)5月(所要31場所)
- 22歳3ヶ月(初土俵から5年2ヶ月)
- 新大関
- 平成5年(1993)9月(所要33場所)
- 22歳7ヶ月(初土俵から5年6ヶ月)
- 横綱昇進
- 平成10年(1998)7月(所要62場所)
- 27歳5ヶ月(初土俵から10年4ヶ月)
- 最終場所
- 平成12年(2000)3月(29歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 73場所(12年0ヶ月)
- 通算成績
- 573勝286敗124休850出場(勝率.667)
- 通算73場所
- 勝ち越し52場所(勝ち越し率.722)(勝ち越し星318)
- 優勝等
- 幕内優勝5回(同点3,次点6),十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞3回,技能賞6回,金星2個
- 持給金
- 363円(勝ち越し星318個 優勝5回 金星2個)
- 幕内戦歴
- 487勝250敗124休728出場(勝率.661)
- 在位58場所(在位率.795)
- 勝ち越し40場所(勝ち越し率.690)
- 横綱戦歴
- 61勝38敗57休96出場(勝率.616)
- 在位11場所(在位率.151)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.364)
- 大関戦歴
- 274勝101敗60休372出場(勝率.731)
- 在位29場所(在位率.397)
- 勝ち越し24場所(勝ち越し率.828)
- 三役戦歴
- 44勝26敗5休68出場(勝率.629)
- 在位5場所(在位率.068)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.600)
- 関脇戦歴
- 23勝7敗0休30出場(勝率.767)
- 在位2場所(在位率.027)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
- 小結戦歴
- 21勝19敗5休38出場(勝率.525)
- 在位3場所(在位率.041)
- 勝ち越し1場所(勝ち越し率.333)
- 前頭戦歴
- 108勝85敗2休192出場(勝率.560)
- 在位13場所(在位率.178)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.692)
- 十両戦歴
- 31勝14敗0休45出場(勝率.689)
- 在位3場所(在位率.041)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 518勝264敗124休773出場(勝率.662)
- 在位61場所(在位率.836)
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.705)
- 幕下以下歴
- 55勝22敗0休77出場(勝率.714)
- 在位11場所(在位率.151)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.818)
旧二子山部屋の大関
貴ノ花 利彰
初代若乃花の実弟で「角界のプリンス」と呼ばれた人気力士。軽量ながら常に全力を出し切る相撲がファンを魅了した。若貴兄弟の父であり師匠
- 四股名 :貴ノ花 利彰(たかのはな としあき)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:10代鳴戸⇒
12代藤島 ⇒11代二子山 - 出身地 :青森県弘前市
- 本 名 :花田 満
- 生年月日:昭和25年(1950)2月19日
- 没年月日:平成17年(2005)5月30日(享年55歳)
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :花田⇒貴ノ花⇒貴乃花⇒貴ノ花
- 初土俵 :昭和40年(1965)5月(15歳3ヵ月)
- 新十両 :昭和43年(1968)3月(18歳1ヵ月)
- 新入幕 :昭和43年(1968)11月(18歳9ヵ月)
- 新三役 :昭和45年(1970)9月(20歳7ヵ月)
- 新大関 :昭和47年(1972)11月(22歳9ヵ月)
- 最終場所:昭和56年(1981)1月(30歳11ヵ月)
- 生涯戦歴:726勝490敗58休/1208出場(95場所)
- 生涯勝率:59.7%
- 優勝等 :幕内優勝2回(次点4),十両優勝2回,序ノ口優勝1回
- 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞4回,金星1個
- 幕内戦歴:578勝406敗58休(70場所)勝率:58.7%
- 大関:422勝278敗42休(50場所)勝率:60.3%
- 関脇:52勝38敗(6場所)勝率:57.8%
- 小結:38勝28敗9休(5場所)勝率:57.6%
- 前頭:66勝62敗7休(9場所)勝率:51.6%
- 十両戦歴:70勝50敗(8場所)勝率:58.3%
若嶋津 六男
鹿児島県熊毛郡中種子町出身、二子山部屋の元力士で最高位は大関。褐色の肌と精悍な顔立ちで人気だった「南海の黒豹」。引退後は松ヶ根部屋を興し、のちに二所ノ関部屋へと看板を掛け替えた。
令和3年(2021)12月24日、停年を前にして16代荒磯(元横綱・稀勢の里)と名跡を交換、17代荒磯の襲名と共に部屋を18代放駒(元関脇・玉乃島)へと譲った。
17代・荒磯 六男 (放駒部屋)- 四股名 :若嶋津 六男(わかしまづ むつお)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:
9代松ヶ根 ⇒12代二所ノ関 ⇒17代荒磯 - 出身地 :鹿児島県熊毛郡中種子町
- 本 名 :日高 六男
- 生年月日:昭和32年(1957)1月12日(67歳)
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :日高⇒若島津⇒若嶋津
- 初土俵 :昭和50年(1975)3月(18歳2ヵ月)
- 新十両 :昭和55年(1980)3月(23歳2ヵ月)
- 新入幕 :昭和56年(1981)1月(24歳0ヵ月)
- 新三役 :昭和57年(1982)3月(25歳2ヵ月)
- 新大関 :昭和58年(1983)1月(26歳0ヵ月)
- 最終場所:昭和62年(1987)7月(30歳6ヵ月)
- 生涯戦歴:515勝330敗21休/840出場(75場所)
- 生涯勝率:60.9%
- 優勝等 :幕内優勝2回(次点6),十両優勝1回,序二段同点1回,序ノ口優勝1回
- 成 績 :敢闘賞2回,技能賞3回,金星2個
- 幕内戦歴:356勝219敗13休(40場所)勝率:61.9%
- 大関:250勝145敗13休(28場所)勝率:63.3%
- 関脇:39勝21敗(4場所)勝率:65.0%
- 小結:10勝5敗(1場所)勝率:66.7%
- 前頭:57勝48敗(7場所)勝率:54.3%
- 十両戦歴:44勝30敗1休(5場所)勝率:59.5%
藤島部屋出身の大関
貴ノ浪 貞博
優勝決定戦で貴乃花との同部屋対決を2度も制した。引退後は貴乃花親方の右腕として部屋を支えたが心不全により平成27年に急逝
- 四股名 :貴ノ浪 貞博(たかのなみ さだひろ)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:19代音羽山
- 出身地 :青森県三沢市
- 本 名 :浪岡 貞博
- 生年月日:昭和46年(1971)10月27日
- 没年月日:平成27年(2015)6月20日(享年43歳)
- 所属部屋:藤島⇒二子山⇒貴乃花部屋
- 改名歴 :浪岡⇒貴ノ浪
- 初土俵 :昭和62年(1987)3月(15歳5ヵ月)
- 新十両 :平成3年(1991)3月(19歳5ヵ月)
- 新入幕 :平成3年(1991)11月(20歳1ヵ月)
- 新三役 :平成5年(1993)5月(21歳7ヵ月)
- 新大関 :平成6年(1994)3月(22歳5ヵ月)
- 最終場所:平成16年(2004)5月(32歳7ヵ月)
- 生涯戦歴:777勝559敗13休/1334出場(104場所)
- 生涯勝率:58.2%
- 優勝等 :幕内優勝2回(同点2・次点6),十両同点1回
- 成 績 :敢闘賞3回,金星2個
- 幕内戦歴:647勝473敗8休(76場所)勝率:57.8%
- 大関:353勝194敗8休(37場所)勝率:64.5%
- 関脇:67勝38敗(7場所)勝率:63.8%
- 小結:39勝36敗(5場所)勝率:52.0%
- 前頭:188勝205敗(27場所)勝率:47.8%
- 十両戦歴:36勝24敗(4場所)勝率:60.0%
貴乃花部屋出身の大関
貴景勝 光信
貴景勝 貴信(たかけいしょう たかのぶ)は兵庫県 芦屋市出身、常盤山部屋の力士で最高位は大関。令和6年9月場所の番付は西 関脇2。
小さな身体ながら勝負度胸の良さと的確で力のある突き押しが魅力。四股名は戦国武将の上杉景勝から。
- 四股名
- 貴景勝 貴信(たかけいしょう たかのぶ)
- 最高位
- 大関
- 最新番付
- 西 関脇2
- 出身地
- 兵庫県 芦屋市
- 本名
- 佐藤 貴信
- 生年月日
- 平成8年(1996)8月5日(28歳)
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 貴乃花⇒千賀ノ浦⇒常盤山部屋
- 改名歴
- 佐藤⇒貴景勝
- 初土俵
- 平成26年(2014)9月(18歳1ヵ月)
- 新十両
- 平成28年(2016)5月(19歳9ヵ月)
- 新入幕
- 平成29年(2017)1月(20歳5ヵ月)
- 新小結
- 平成30年(2018)1月(21歳5ヵ月)
- 新関脇
- 平成31年(2019)1月(22歳5ヵ月)
- 新大関
- 令和1年(2019)5月(22歳9ヵ月)
- 優勝
- 幕内優勝4回,十両優勝1回,幕下優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞2回,金星3個
- 通算成績
- 441勝254敗116休/683出場(勝率:64.6%)
- 直近7場所
- 35勝33敗35休
- 7場所勝率
- 54.7%
- 令6年9月
- 西 関脇2(1枚降下)
- 0勝3敗10休
- ●●■やや|ややややや|ややや
- 令6年7月
- 西 大関2(半枚降下)
- 5勝10敗
- ●○●●○|●●○○●|○●●●●
- 令6年5月
- 東 大関2(変動なし)
- 0勝2敗13休
- ●■ややや|ややややや|ややややや
- 令6年3月
- 東 大関2(半枚上昇)
- 8勝6敗1休
- ○●○○●|○○○○●|●●○■や
- 令6年1月
- 西 大関2(1枚半降下)
- 2勝2敗11休
- ○○●■や|ややややや|ややややや
- 令5年11月
- 東 大関(半枚上昇)
- 9勝6敗
- ○○○●○|○●●○○|●○○●●
- 令5年9月
- 西 大関
- 11勝4敗(幕内優勝)
- ●○○○○|○●●○○|○○○●○
旧二子山部屋の関脇
太寿山 忠明
太寿山 忠明(だいじゅやま ただあき)は新潟県 新津市出身、二子山部屋の元力士で最高位は関脇。若嶋津と霧島とは同期で現役時代のあだ名はムーミン。両手をきちんと付いての立ち合いは力士の模範となった。
引退後は花籠部屋を興したが平成24年夏場所後に部屋を閉鎖し峰崎部屋へと移籍。その後、令和3年(2021)4月1日付で峰崎部屋が閉鎖され、花籠親方は高田川部屋に転属した。
15代・花籠 忠明(高田川部屋) - 四股名 :太寿山 忠明(だいじゅやま ただあき)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:
15代花籠 - 出身地 :新潟県新津市
- 本 名 :坂爪 忠明
- 生年月日:昭和34年(1959)4月8日(65歳)
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :坂爪⇒大寿山⇒太寿山
- 初土俵 :昭和50年(1975)3月(15歳11ヵ月)
- 新十両 :昭和55年(1980)1月(20歳9ヵ月)
- 新入幕 :昭和55年(1980)9月(21歳5ヵ月)
- 新三役 :昭和56年(1981)11月(22歳7ヵ月)
- 最終場所:平成3年(1991)5月(32歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:585勝618敗28休/1202出場(98場所)
- 生涯勝率:48.6%
- 優勝等 :幕内次点1回
- 成 績 :殊勲賞1回,敢闘賞3回,金星7個
- 幕内戦歴:431勝501敗28休(64場所)勝率:46.2%
- 関脇:13勝32敗(3場所)勝率:28.9%
- 小結:16勝31敗13休(4場所)勝率:34.0%
- 前頭:402勝438敗15休(57場所)勝率:47.9%
- 十両戦歴:43勝32敗(5場所)勝率:57.3%
旧二子山部屋出身の関脇
若翔洋 俊一
引退後は音羽山を襲名するも3年ほどで退職、のちに格闘家に転身
- 四股名 :若翔洋 俊一(わかしょうよう しゅんいち)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:音羽山
- 出身地 :東京都中野区
- 本 名 :馬場口 洋一
- 生年月日:昭和41年(1966)3月8日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :馬場口⇒紫電隆⇒馬場口⇒若翔洋
- 初土俵 :昭和56年(1981)5月(15歳2ヵ月)
- 新十両 :平成3年(1991)5月(25歳2ヵ月)
- 新入幕 :平成3年(1991)9月(25歳6ヵ月)
- 新三役 :平成5年(1993)3月(27歳0ヵ月)
- 最終場所:平成9年(1997)11月(31歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:496勝444敗52休/939出場(100場所)
- 生涯勝率:52.8%
- 優勝等 :十両優勝1回(同点3),幕下同点1回,三段目優勝1回
- 成 績 :敢闘賞2回
- 幕内戦歴:144勝185敗16休(23場所)勝率:43.8%
- 関脇:7勝8敗(1場所)勝率:46.7%
- 小結:23勝22敗(3場所)勝率:51.1%
- 前頭:114勝155敗16休(19場所)勝率:42.4%
- 十両戦歴:126勝99敗(15場所)勝率:56.0%
藤島部屋出身の関脇
安芸乃島 勝巳
安芸乃島 勝巳(あきのしま かつみ)は広島県豊田郡安芸津町出身、藤島~二子山部屋の元力士で、最高位は関脇。
昭和57年(1982)3月場所に14歳11ヶ月で初土俵を踏み、平成15年(2003)5月場所を最後に引退(36歳2ヶ月)。
通算成績は822勝757敗78休1575出場。生涯勝率.521。通算128場所中、66場所を勝ち越した(勝ち越し率.520)。
主な成績は幕内次点2回,十両優勝1回,幕下優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口同点1回。殊勲賞7回,敢闘賞8回,技能賞4回,金星16個(大乃国2個、千代の富士4個、北勝海4個、旭富士4個、曙1個、武蔵丸1個)。
昭和42年(1967)3月16日生まれ。本名は宮本 勝巳(旧姓・山中)。
歴代最多の16個の金星は対戦した横綱全てから獲得。引退後は二子山~貴乃花部屋の部屋付親方として指導していたが、貴乃花との確執により袂を分かち高田川部屋へと移籍。のちに9代高田川を襲名。
- 年寄
9代・高田川 勝巳 - 四股名
- 安芸乃島 勝巳(あきのしま かつみ)
- 最高位
- 関脇
- 年寄名跡
- 17代藤島 勝巳 → 16代千田川 虎央 →
9代高田川 勝巳 - 出身地
- 広島県豊田郡安芸津町
- 本名
- 山中 勝巳 → 宮本 勝巳
- 生年月日
- 昭和42年(1967)3月16日(57歳)
- 所属部屋
- 藤島~二子山部屋
- 改名歴
- 山中 勝巳 → 安芸ノ島 勝巳 → 安芸乃島 勝巴 → 安芸乃島 勝巳
- 初土俵
- 昭和57年(1982)3月 前相撲(14歳11ヶ月)
- 新十両
- 昭和62年(1987)7月(所要32場所)
- 20歳3ヶ月(初土俵から5年4ヶ月)
- 新入幕
- 昭和63年(1988)3月(所要36場所)
- 20歳11ヶ月(初土俵から6年0ヶ月)
- 新小結
- 昭和63年(1988)11月(所要40場所)
- 21歳7ヶ月(初土俵から6年8ヶ月)
- 新関脇
- 平成元年(1989)5月(所要43場所)
- 22歳1ヶ月(初土俵から7年2ヶ月)
- 最終場所
- 平成15年(2003)5月(36歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 128場所(21年2ヶ月)
- 通算成績
- 822勝757敗78休1575出場(勝率.521)
- 通算128場所
- 勝ち越し66場所(勝ち越し率.520)(勝ち越し星232)
- 優勝等
- 幕内次点2回,十両優勝1回,幕下優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口同点1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞7回,敢闘賞8回,技能賞4回,金星16個
- 持給金
- 293円50銭(勝ち越し星232個 金星16個)
- 幕内戦歴
- 647勝640敗78休1283出場(勝率.503)
- 在位91場所(在位率.711)
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.473)
- 三役戦歴
- 183勝189敗33休369出場(勝率.492)
- 在位27場所(在位率.211)
- 勝ち越し10場所(勝ち越し率.370)
- 関脇戦歴
- 77勝82敗21休157出場(勝率.484)
- 在位12場所(在位率.094)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.333)
- 小結戦歴
- 106勝107敗12休212出場(勝率.498)
- 在位15場所(在位率.117)
- 勝ち越し6場所(勝ち越し率.400)
- 前頭戦歴
- 464勝451敗45休914出場(勝率.507)
- 在位64場所(在位率.500)
- 勝ち越し33場所(勝ち越し率.516)
- 十両戦歴
- 47勝28敗0休75出場(勝率.627)
- 在位5場所(在位率.039)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 694勝668敗78休1358出場(勝率.510)
- 在位96場所(在位率.750)
- 勝ち越し48場所(勝ち越し率.500)
- 幕下以下歴
- 128勝89敗0休217出場(勝率.590)
- 在位31場所(在位率.242)
- 勝ち越し18場所(勝ち越し率.581)
貴闘力 忠茂
現役時には気迫のこもった相撲で観客を大いに沸かせた。引退後は舅である大鵬の部屋を継承して大嶽部屋へと改称も、後に野球賭博への関与によって解雇処分に
- 四股名 :貴闘力 忠茂(たかとうりき ただしげ)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:
16代大嶽 - 出身地 :福岡県福岡市博多区 ⇒ 兵庫県神戸市
- 本 名 :鎌苅 忠茂⇒納谷 忠茂
- 生年月日:昭和42年(1967)9月28日
- 所属部屋:藤島⇒二子山部屋
- 改名歴 :鎌苅⇒貴闘力
- 初土俵 :昭和58年(1983)3月(15歳6ヵ月)
- 新十両 :平成元年(1989)5月(21歳8ヵ月)
- 新入幕 :平成2年(1990)9月(23歳0ヵ月)
- 新三役 :平成3年(1991)5月(23歳8ヵ月)
- 最終場所:平成14年(2002)9月(35歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:754勝703敗/1456出場(118場所)
- 生涯勝率:51.8%
- 優勝等 :幕内優勝1回(同点1・次点1),十両同点1回,幕下優勝1回,序ノ口同点1回
- 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞10回,技能賞1回,金星9個
- 幕内戦歴:505勝500敗(67場所)勝率:50.2%
- 関脇:113勝112敗(15場所)勝率:50.2%
- 小結:74勝91敗(11場所)勝率:44.8%
- 前頭:318勝297敗(41場所)勝率:51.7%
- 十両戦歴:96勝97敗(13場所)勝率:49.7%
旧二子山部屋の小結
二子岳 武
初代若乃花の内弟子として花籠部屋からの独立に同行、旧・二子山部屋初の関取となる。引退後は部屋付親方を務めていたが師匠の停年を機に独立、50歳で荒磯部屋を興した
- 四股名 :二子岳 武(ふたごだけ たけし)
- 最高位 :小結
- 年寄名跡:12代白玉⇒
12代荒磯 - 出身地 :青森県北津軽郡金木町
- 本 名 :山中 武
- 生年月日:昭和18年(1943)11月15日
- 所属部屋:花籠⇒二子山部屋
- 改名歴 :山中⇒若二子⇒二子岳
- 初土俵 :昭和36年(1961)1月(17歳2ヵ月)
- 新十両 :昭和39年(1964)11月(21歳0ヵ月)
- 新入幕 :昭和42年(1967)1月(23歳2ヵ月)
- 新三役 :昭和42年(1967)11月(24歳0ヵ月)
- 最終場所:昭和51年(1976)9月(32歳10ヵ月)
- 生涯戦歴:571勝569敗30休1分/1138出場(95場所)
- 生涯勝率:50.1%
- 優勝等 :序ノ口同点1回
- 成 績 :技能賞1回,金星1個
- 幕内戦歴:376勝460敗11休1分(57場所)勝率:45.0%
- 小結:13勝22敗10休(3場所)勝率:37.1%
- 前頭:363勝438敗1休1分(54場所)勝率:45.3%
- 十両戦歴:67勝48敗5休(8場所)勝率:58.3%
若獅子 茂憲
小兵ながら立ち合いの蹴手繰りや速い突っ張りが魅力だった。引退後は借株で11の名跡を渡り歩いて「渡り鳥」と呼ばれた
- 四股名 :若獅子 茂憲(わかじし しげのり)
- 最高位 :小結
- 年寄名跡:12代鳴戸⇒6代峰崎⇒7代荒汐⇒20代小野川⇒17代千賀ノ浦⇒12代湊川⇒14代花籠⇒14代竹縄⇒11代芝田山⇒14代藤島⇒13代佐ノ山
- 出身地 :青森県上北郡上北町
- 本 名 :和田 耕三郎
- 生年月日:昭和23年(1948)5月4日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :和田⇒和田ノ花⇒若獅子
- 初土俵 :昭和39年(1964)5月(16歳0ヵ月)
- 新十両 :昭和46年(1971)1月(22歳8ヵ月)
- 新入幕 :昭和48年(1973)1月(24歳8ヵ月)
- 新三役 :昭和51年(1976)9月(28歳4ヵ月)
- 最終場所:昭和58年(1983)5月(35歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:678勝683敗21休/1357出場(115場所)
- 生涯勝率:49.8%
- 優勝等 :十両優勝1回(同点2),幕下優勝1回
- 成 績 :敢闘賞1回,金星1個
- 幕内戦歴:200勝262敗3休(31場所)勝率:43.3%
- 小結:3勝12敗(1場所)勝率:20.0%
- 前頭:197勝250敗3休(30場所)勝率:44.1%
- 十両戦歴:317勝302敗11休(42場所)勝率:51.2%
旧二子山部屋出身の小結
隆三杉 太一
神奈川県川崎市川崎区出身、二子山部屋の元力士で最高位は小結。四股名は兄弟子だった隆の里と若三杉に付けてもらった。新入幕までは早かったが以降は幕内と十両の往復、そして幕内中堅での攻防に。平成3年1月念願の小結昇進は新入幕から58場所目だった。
引退後は二子山部屋~貴乃花部屋の部屋付親方として後進の指導にあたり、平成28年4月に元関脇・舛田山の千賀ノ浦親方停年を受けて名跡と同部屋を継承。これにより千賀ノ浦部屋は出羽海一門から貴乃花一門へ。貴乃花一門崩壊後は二所ノ関一門へと合流。
千賀ノ浦襲名当初から「5年で常盤山の名跡を戻してもらう」約束があったとのことで令和2年11月26日付で16代常盤山と20代千賀ノ浦の名跡交換が承認され、17代常盤山襲名となった。
17代・常盤山 太一 - 四股名 :隆三杉 太一(たかみすぎ たかかつ)
- 最高位 :小結
- 年寄名跡:15代藤島⇒18代音羽山⇒15代常盤山⇒
20代千賀ノ浦 ⇒17代常盤山 - 出身地 :神奈川県川崎市川崎区
- 本 名 :金尾 隆
- 生年月日:昭和36年(1961)3月1日(63歳)
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :金尾⇒二子錦⇒隆三杉
- 初土俵 :昭和51年(1976)3月(15歳0ヵ月)
- 新十両 :昭和56年(1981)1月(19歳10ヵ月)
- 新入幕 :昭和56年(1981)7月(20歳4ヵ月)
- 新三役 :平成3年(1991)1月(29歳10ヵ月)
- 最終場所:平成7年(1995)11月(34歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:720勝753敗57休/1471出場(119場所)
- 生涯勝率:48.9%
- 優勝等 :十両優勝1回,序二段優勝1回
- 成 績 :金星1個
- 幕内戦歴:472勝567敗26休(71場所)勝率:45.4%
- 小結:6勝24敗(2場所)勝率:20.0%
- 前頭:466勝543敗26休(69場所)勝率:46.2%
- 十両戦歴:128勝101敗26休(17場所)勝率:55.9%
三杉里 公似
同部屋になる前の貴花田に初顔から5連勝した「貴花田キラー」
- 四股名 :三杉里 公似(みすぎさと こうじ)
- 最高位 :小結
- 年寄名跡:準年寄・三杉里⇒17代浜風
- 出身地 :滋賀県甲賀郡信楽町
- 本 名 :岡本 公似
- 生年月日:昭和37年(1962)7月1日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :岡本⇒三杉里
- 初土俵 :昭和54年(1979)1月(16歳6ヵ月)
- 新十両 :昭和59年(1984)7月(22歳0ヵ月)
- 新入幕 :昭和63年(1988)5月(25歳10ヵ月)
- 新三役 :平成元年(1989)1月(26歳6ヵ月)
- 最終場所:平成10年(1998)7月(36歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:698勝709敗2休/1406出場(118場所)
- 生涯勝率:49.6%
- 優勝等 :十両優勝1回
- 成 績 :敢闘賞1回,金星6個
- 幕内戦歴:367勝428敗(53場所)勝率:46.2%
- 小結:16勝29敗(3場所)勝率:35.6%
- 前頭:351勝399敗(50場所)勝率:46.8%
- 十両戦歴:160勝153敗(21場所)勝率:51.1%
浪乃花 教天
相手を睨みつける仕切りが人気だった、初代若乃花が育てた最後の幕内力士
- 四股名 :浪乃花 教天(なみのはな かずたか)
- 最高位 :小結
- 出身地 :青森県南津軽郡浪岡町
- 本 名 :工藤 和博
- 生年月日:昭和44年(1969)3月19日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :工藤⇒浪ノ花⇒浪乃花⇒浪之花
- 初土俵 :昭和59年(1984)5月(15歳2ヵ月)
- 新十両 :平成2年(1990)11月(21歳8ヵ月)
- 新入幕 :平成4年(1992)9月(23歳6ヵ月)
- 新三役 :平成7年(1995)3月(26歳0ヵ月)
- 最終場所:平成9年(1997)3月(28歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:423勝402敗10休/825出場(78場所)
- 生涯勝率:51.3%
- 優勝等 :十両優勝2回,幕下同点1回
- 成 績 :敢闘賞1回
- 幕内戦歴:117勝153敗(18場所)勝率:43.3%
- 小結:6勝9敗(1場所)勝率:40.0%
- 前頭:111勝144敗(17場所)勝率:43.5%
- 十両戦歴:149勝136敗(19場所)勝率:52.3%
旧二子山部屋の前頭
魁罡 功
引退後、親方から勝手に放駒を襲名させられたが拒否して1日で廃業。これは年寄最短襲名記録に
- 四股名 :魁罡 功(かいごう いさお)
- 最高位 :前頭5枚目
- 年寄名跡:14代放駒
- 出身地 :青森県青森市
- 本 名 :大村 功
- 生年月日:昭和16年(1941)11月16日
- 所属部屋:花籠⇒二子山部屋
- 改名歴 :大村⇒二子龍⇒魁罡⇒二子竜
- 初土俵 :昭和35年(1960)9月(18歳10ヵ月)
- 新十両 :昭和43年(1968)5月(26歳6ヵ月)
- 新入幕 :昭和44年(1969)1月(27歳2ヵ月)
- 最終場所:昭和46年(1971)3月(29歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:307勝278敗/585出場(64場所)
- 生涯勝率:52.5%
- 優勝等 :十両優勝1回
- 幕内戦歴:40勝50敗(6場所)勝率:44.4%
- 十両戦歴:90勝90敗(12場所)勝率:50.0%
飛騨乃花 修弘
同僚の大関・若島津が「まわしを取られると力が強くて動けなかった」と語るほどの怪力
- 四股名 :飛騨乃花 修弘(ひだのはな しげよし)
- 最高位 :前頭筆頭
- 年寄名跡:15代尾上
- 出身地 :岐阜県大野郡朝日村
- 本 名 :平林 修
- 生年月日:昭和28年(1953)12月13日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :平林⇒龍王山⇒大真弓⇒龍王山⇒平林⇒龍王山⇒飛騨乃花⇒飛騨ノ花⇒飛騨乃花
- 初土俵 :昭和44年(1969)3月(15歳3ヵ月)
- 新十両 :昭和54年(1979)7月(25歳7ヵ月)
- 新入幕 :昭和55年(1980)9月(26歳9ヵ月)
- 最終場所:平成元年(1989)3月(35歳3ヵ月)
- 生涯戦歴:643勝654敗/1297出場(121場所)
- 生涯勝率:49.6%
- 優勝等 :十両優勝1回(同点3),三段目同点1回
- 成 績 :敢闘賞1回,金星1個
- 幕内戦歴:153勝222敗(25場所)勝率:40.8%
- 十両戦歴:267勝228敗(33場所)勝率:53.9%
大旺 吉伸
現役時の体重は100キロ前後で「そっぷ型」の典型、引退後も65歳目前まで髷を切らなかった
- 四股名 :大旺 吉伸(だいおう よしのぶ)
- 最高位 :前頭4枚目
- 出身地 :富山県新湊市
- 本 名 :荒谷 邦治
- 生年月日:昭和24年(1949)6月23日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :荒谷⇒若神⇒大旺⇒威光⇒大旺
- 初土俵 :昭和39年(1964)11月(15歳5ヵ月)
- 新十両 :昭和47年(1972)5月(22歳11ヵ月)
- 新入幕 :昭和48年(1973)1月(23歳7ヵ月)
- 最終場所:昭和56年(1981)11月(32歳5ヵ月)
- 生涯戦歴:587勝569敗/1156出場(102場所)
- 生涯勝率:50.8%
- 優勝等 :十両同点1回,三段目同点1回,序二段優勝1回
- 幕内戦歴:57勝93敗(10場所)勝率:38.0%
- 十両戦歴:360勝345敗(47場所)勝率:51.1%
大觥 吉男
当初は津軽岳という四股名で土俵に上がっていたが、実兄が経営する「大觥建設」という会社名に四股名を改めた。ずんぐりとした体型を活かした低い重心が取り得で、差して一気に出る相撲は威力があった。
- 四股名 :大觥 吉男(たいこう よしお)
- 最高位 :前頭8枚目
- 出身地 :青森県青森市
- 本 名 :横山 吉男
- 生年月日:昭和28年(1953)10月30日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :横山⇒津軽岳⇒大觥⇒横山⇒大觥
- 初土俵 :昭和43年(1968)11月(15歳1ヵ月)
- 最終場所:昭和55年(1980)11月(27歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:350勝326敗4休/675出場(73場所)
- 生涯勝率:51.8%
- 優勝等 :十両2回
- 幕内戦歴:24勝36敗(4場所)勝率:40.0%
- 十両戦歴:133勝134敗3休(18場所)勝率:49.8%
旧二子山部屋~藤島部屋出身の前頭
豊ノ海 真二
大関・貴ノ花の内弟子として二子山部屋に入門、藤島部屋の独立に同行した。200キロを超える巨体の持ち主
- 四股名 :豊ノ海 真二(とよのうみ しんじ)
- 最高位 :前頭筆頭
- 年寄名跡:18代山響
- 出身地 :福岡県豊前市
- 本 名 :濱田 真二
- 生年月日:昭和40年(1965)9月22日
- 所属部屋:二子山⇒藤島⇒二子山部屋
- 改名歴 :濱田⇒浜田⇒貴ノ浜⇒貴乃濱⇒貴ノ浜⇒豊ノ海
- 初土俵 :昭和56年(1981)3月(15歳6ヵ月)
- 新十両 :昭和62年(1987)9月(22歳0ヵ月)
- 新入幕 :昭和63年(1988)11月(23歳2ヵ月)
- 最終場所:平成11年(1999)3月(33歳6ヵ月)
- 生涯戦歴:655勝661敗/1316出場(109場所)
- 生涯勝率:49.8%
- 優勝等 :十両優勝2回,幕下優勝1回
- 幕内戦歴:209勝241敗(30場所)勝率:46.4%
- 十両戦歴:301勝299敗(40場所)勝率:50.2%
貴乃花部屋の前頭
貴ノ岩 義司
貴乃花が自身で育てた初の関取、平成29年(2017)1月場所で初対戦だった白鵬との一番に勝利し初金星を獲得。しかし11月場所を控えた巡業中に日馬富士から暴行を受け本場所を2場所連続休場。本来であれば幕下陥落の計算になる平成30年3月場所は、社会問題にまで発展した傷害事件を鑑みて特別措置で十両に留まった。復帰から十両優勝を含む4場所連続勝ち越しで番付を上げていたが、冬巡業中に付け人に対して暴力を振るったことにより引退となった
- 四股名 :貴ノ岩 義司(たかのいわ よしもり)
- 最高位 :前頭2枚目
- 出身地 :モンゴル ウランバートル市
- 本 名 :アディヤギーン・バーサンドルジ
- 生年月日:平成2年(1990)2月26日
- 出身高校:鳥取城北高校
- 所属部屋:貴乃花⇒千賀ノ浦部屋
- 初土俵 :平成20年(2008)11月(18歳9ヵ月)
- 最終場所:平成31年(2019)1月(28歳11ヵ月)
- 新十両 :平成24年(2012)7月(22歳5ヵ月)
- 新入幕 :平成26年(2014)1月(23歳11ヵ月)
- 生涯戦歴:371勝303敗44休/672出場(61場所)
- 生涯勝率:55.0%
- 優勝等 :幕内次点1回,十両優勝2回,幕下同点1回,三段目優勝1回,序二段同点1回
- 成 績 :殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星1個
- 幕内戦歴:140勝157敗18休(22場所)勝率:47.1%
- 十両戦歴:151勝104敗15休(18場所)勝率:59.2%
貴源治 賢士
貴源治 賢士(たかげんじ さとし)は栃木県小山市出身、貴乃花 → 千賀ノ浦~常盤山部屋の元力士で、最高位は前頭10枚目。
平成25年(2013)3月場所に15歳9ヶ月で初土俵を踏み、令和3年(2021)7月場所を最後に引退(24歳2ヶ月)。
通算成績は271勝248敗0休519出場。生涯勝率.522。通算50場所中、30場所を勝ち越した(勝ち越し率.612)。
主な成績は十両優勝1回,幕下同点1回。
平成9年(1997)5月13日生まれ。本名は上山 賢。
- 四股名
- 貴源治 賢士(たかげんじ さとし)
- 最高位
- 前頭10枚目
- 出身地
- 茨城県猿島郡境町 → 栃木県小山市
- 本名
- 上山 賢
- 生年月日
- 平成9年(1997)5月13日
- 所属部屋
- 貴乃花 → 千賀ノ浦~常盤山部屋
- 改名歴
- 貴源治 賢 → 貴源治 賢士
- 初土俵
- 平成25年(2013)3月 前相撲(15歳9ヶ月)
- 新十両
- 平成29年(2017)5月(所要25場所)
- 20歳0ヶ月(初土俵から4年2ヶ月)
- 新入幕
- 令和元年(2019)7月(所要38場所)
- 22歳1ヶ月(初土俵から6年4ヶ月)
- 最終場所
- 令和3年(2021)7月(24歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 50場所(8年4ヶ月)
- 通算成績
- 271勝248敗0休519出場(勝率.522)
- 通算50場所
- 勝ち越し30場所(勝ち越し率.612)(勝ち越し星80)
- 優勝等
- 十両優勝1回,幕下同点1回
- 持給金
- 43円(勝ち越し星80個)
- 前頭戦歴
- 8勝22敗0休30出場(勝率.267)
- 在位2場所(在位率.040)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 十両戦歴
- 149勝151敗0休300出場(勝率.497)
- 在位20場所(在位率.400)
- 勝ち越し10場所(勝ち越し率.500)
- 関取戦歴
- 157勝173敗0休330出場(勝率.476)
- 在位22場所(在位率.440)
- 勝ち越し10場所(勝ち越し率.455)
- 幕下以下歴
- 114勝75敗0休189出場(勝率.603)
- 在位27場所(在位率.540)
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.741)
旧二子山部屋の十両
修羅王 政勝
- 四股名 :修羅王 政勝(しゅらおう まさかつ)
- 最高位 :十両4枚目
- 出身地 :東京都西多摩郡奥多摩町
- 本 名 :江戸 政勝
- 生年月日:昭和24年(1949)7月15日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :江戸⇒修羅王⇒江戸
- 初土俵 :昭和38年(1963)5月(13歳10ヵ月)
- 新十両 :昭和46年(1971)3月(21歳8ヵ月)
- 最終場所:昭和50年(1975)5月(25歳10ヵ月)
- 生涯戦歴:282勝266敗29休/547出場(73場所)
- 生涯勝率:51.5%
- 優勝等 :幕下優勝2回(同点1),三段目優勝1回
- 十両戦歴:58勝65敗27休(10場所)勝率:47.2%
北ノ花 吉保
- 四股名 :北ノ花 吉保(きたのはな よしやす)
- 最高位 :十両4枚目
- 出身地 :青森県むつ市
- 本 名 :藤井 光雄
- 生年月日:昭和25年(1950)6月13日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :藤井⇒北ノ花
- 初土俵 :昭和44年(1969)5月(18歳11ヵ月)
- 新十両 :昭和53年(1978)3月(27歳9ヵ月)
- 最終場所:昭和55年(1980)5月(29歳11ヵ月)
- 生涯戦歴:256勝230敗8休/486出場(67場所)
- 生涯勝率:52.7%
- 優勝等 :十両同点1回
- 十両戦歴:26勝34敗(4場所)勝率:43.3%
若双龍 秀造
- 四股名 :若双龍 秀造(わかそうりゅう しゅうぞう)
- 最高位 :十両8枚目
- 出身地 :秋田県山本郡琴丘町
- 本 名 :澤田 秀造
- 生年月日:昭和25年(1950)5月28日
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :沢田⇒琴岡⇒紅葉⇒琴丘⇒金光⇒若二子⇒若龍児⇒若双龍
- 初土俵 :昭和43年(1968)5月(18歳0ヵ月)
- 新十両 :昭和49年(1974)11月(24歳6ヵ月)
- 最終場所:昭和53年(1978)1月(27歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:236勝206敗4休/442出場(59場所)
- 生涯勝率:53.4%
- 優勝等 :序ノ口優勝1回
- 十両戦歴:29勝46敗(5場所)勝率:38.7%
二子山部屋の十両
五剣山 博之
- 四股名 :五剣山 博之(ごけんざん ひろゆき)
- 最高位 :十両6枚目
- 出身地 :香川県高松市
- 本 名 :五藤 博之
- 生年月日:昭和48年(1973)7月12日
- 所属部屋:藤島⇒二子山⇒貴乃花部屋
- 改名歴 :五藤⇒五剣山
- 初土俵 :平成元年(1989)3月(15歳8ヵ月)
- 新十両 :平成7年(1995)3月(21歳8ヵ月)
- 最終場所:平成18年(2006)11月(33歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:420勝398敗12休/817出場(107場所)
- 生涯勝率:51.3%
- 優勝等 :幕下優勝1回
- 十両戦歴:68勝97敗(11場所)勝率:41.2%
貴乃花部屋の十両
貴ノ富士 三造
双子の兄で口元にホクロがあるのが貴ノ富士。平成30年初場所後に新十両昇進を決めて、先に十両昇進を果たしていた弟の貴源治と共に「史上初、双子関取」の誕生となった。
しかし迎えた新十両である3月場所8日目に付け人に対し暴力を加えたことが発覚し9日目より休場、翌1場所の謹慎処分を受ける。これにより幕下へと陥落。
平成31年初場所より四股名を貴公俊から貴ノ富士に改めて心機一転、翌場所再十両を果たすなど「土俵上」に集中できはじめたと思った矢先、再度暴行問題が。これにより令和元年9月26日の理事会で自主引退を促す決議を受けた貴ノ富士は、一度は不服として徹底抗戦の構えをみせていたが、一転して10月11日に引退届を郵送、受理されて引退となった。
- 四股名 :貴ノ富士 三造(たかのふじ さんぞう)
- 最高位 :十両5枚目
- 出身地 :茨城県猿島郡境町 ⇒ 栃木県小山市
- 本 名 :上山 剛
- 生年月日:平成9年(1997)5月13日
- 所属部屋:貴乃花⇒千賀ノ浦部屋
- 改名歴 :貴公俊⇒貴ノ富士
- 初土俵 :平成25年(2013)3月(15歳10ヵ月)
- 新十両 :平成30年(2018)3月(20歳10ヵ月)
- 最終場所:令和元年(2019)11月(22歳6ヵ月)
- 生涯戦歴:165勝112敗35休/276出場(41場所)
- 生涯勝率:59.6%
- 優勝等 :幕下優勝1回
- 十両戦歴:20勝19敗21休(4場所)勝率:51.3%
二子山~貴乃花部屋の幕下
関取にはあと一歩届きませんでしたが、代表的な幕下力士もご紹介しておきましょう。
嵐望 将輔
二子山部屋(師匠は初代・若乃花)での初土俵は1988年3月場所の「花の六三組」で貴乃花とは同期。
引退後は貴乃花部屋の世話人に就任、貴乃花部屋の閉鎖に伴い、千賀ノ浦部屋(現・常盤山部屋)へと移籍。
世話人・嵐望 将輔(常盤山部屋) - 四股名 :嵐望 将輔(らんぼー しょうすけ)
- 最高位 :幕下13枚目
- 出身地 :東京都福生市
- 本 名 :井上 高雄
- 生年月日:昭和47年(1972)7月2日
- 所属部屋:二子山⇒貴乃花部屋
- 改名歴 :若井上⇒福の隆⇒福生乃花⇒嵐望
- 初土俵 :昭和63年(1988)3月(15歳8ヵ月)
- 最終場所:平成25年(2013)5月(40歳10ヵ月)
- 生涯戦歴:502勝487敗61休/988出場(151場所)
- 生涯勝率:50.8%
- 優勝等 :三段目優勝1回,序二段優勝1回
貴乃花部屋の序二段
関取へは残念ながら辿り着けませんでしたが、代表的な序二段力士もご紹介しておきましょう。
貴西龍 一成
平成30年(2018)3月場所では付け人として付いていた貴公俊から暴力行為を受けたが「サポートできなかった自分が悪い」と話していた。その後、夏場所(5月場所)限りで現役を引退していたことが7月10日に発表。師匠の貴乃花親方によると「引退しました。(現役を)やりきった。本人から申し入れがあった」とのこと。
- 四股名 :貴西龍 一成(たかせいりゅう かずなり)
- 最高位 :序二段5枚目
- 出身地 :福岡県田川市
- 本 名 :西畑 龍
- 生年月日:平成7年(1995)11月3日(22歳)
- 所属部屋:貴乃花部屋
- 改名歴 :西畑⇒貴西龍
- 初土俵 :平成25年(2013)1月(17歳2ヵ月)
- 生涯戦歴:104勝120敗3休/224出場(34場所)
- 生涯勝率:46.4%
- 優勝等 :なし
二子山部屋と藤島部屋、貴乃花部屋の歴代師匠
二子山部屋と藤島部屋、そして貴乃花部屋へと続く歴代師匠をご紹介いたします。
10代・二子山 勝治
若乃花 幹士(わかのはな かんじ)は青森県弘前市出身、二所ノ関 → 芝田山 ~ 花籠部屋の元力士で、最高位は第45代横綱。
昭和21年(1946)11月場所に18歳7ヶ月で初土俵を踏み、昭和37年(1962)3月場所を最後に引退(34歳0ヶ月)(※番付上は昭和37年5月場所が最後)。
通算成績は593勝253敗55休4分844出場。生涯勝率.701。通算64場所中、52場所を勝ち越した(勝ち越し率.825)。
主な成績は幕内優勝10回(全勝1回)(同点1,次点6),十両同点1回,三段目優勝1回,序二段優勝1回。殊勲賞2回,敢闘賞2回,技能賞1回,金星6個(羽黒山2個、東富士2個、千代の山2個)。
本名は花田 勝治。昭和3年(1928)3月16日生まれ。平成22年(2010)9月1日逝去(享年82歳)。
盟友栃錦と共に「栃若時代」と呼ばれる相撲黄金期を築く。栃錦との史上初横綱同士の千秋楽全勝対決を制した「土俵の鬼」は、師匠としても数々の名力士を育てた。
- 四股名
- 若乃花 幹士(わかのはな かんじ)
- 最高位
- 第45代横綱
- 年寄名跡
10代二子山 勝治 → 13代藤島 勝治- 出身地
- 北海道室蘭市 → 青森県弘前市
- 本名
- 花田 勝治
- 生年月日
- 昭和3年(1928)3月16日
- 没年月日
- 平成22年(2010)9月1日(享年82歳)
- 所属部屋
- 二所ノ関 → 芝田山 ~ 花籠部屋
- 改名歴
- 若ノ花 義美 → 若ノ花 勝治 → 若乃花 勝治 → 若乃花 幹士
- 初土俵
- 昭和21年(1946)11月 前相撲(18歳7ヶ月)
- 新十両
- 昭和24年(1949)5月(所要6場所)
- 21歳1ヶ月(初土俵から2年6ヶ月)
- 新入幕
- 昭和25年(1950)1月(所要8場所)
- 21歳9ヶ月(初土俵から3年2ヶ月)
- 新小結
- 昭和26年(1951)9月(所要13場所)
- 23歳6ヶ月(初土俵から4年10ヶ月)
- 新関脇
- 昭和29年(1954)1月(所要21場所)
- 25歳9ヶ月(初土俵から7年2ヶ月)
- 新大関
- 昭和31年(1956)1月(所要29場所)
- 27歳9ヶ月(初土俵から9年2ヶ月)
- 横綱昇進
- 昭和33年(1958)3月(所要39場所)
- 29歳11ヶ月(初土俵から11年4ヶ月)
- 最終場所
- 昭和37年(1962)3月(34歳0ヶ月)※番付上は昭和37年5月場所
- 大相撲歴
- 64場所(15年4ヶ月)
- 通算成績
- 593勝253敗55休4分844出場(勝率.701)
- 通算64場所
- 勝ち越し52場所(勝ち越し率.825)(勝ち越し星360)
- 優勝等
- 幕内優勝10回(全勝1回)(同点1,次点6),十両同点1回,三段目優勝1回,序二段優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞2回,敢闘賞2回,技能賞1回,金星6個
- 持給金
- 605円(勝ち越し星360個 優勝10回(全勝1回) 金星6個)
- 幕内戦歴
- 546勝235敗55休4分779出場(勝率.699)
- 在位56場所(在位率.875)
- 勝ち越し46場所(勝ち越し率.821)
- 横綱戦歴
- 254勝66敗54休1分317出場(勝率.794)
- 在位25場所(在位率.391)
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.800)
- 大関戦歴
- 117勝32敗1休147出場(勝率.785)
- 在位10場所(在位率.156)
- 勝ち越し10場所(勝ち越し率1.000)
- 三役戦歴
- 92勝70敗0休3分165出場(勝率.568)
- 在位11場所(在位率.172)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.727)
- 関脇戦歴
- 72勝45敗0休3分120出場(勝率.615)
- 在位8場所(在位率.125)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.875)
- 小結戦歴
- 20勝25敗0休45出場(勝率.444)
- 在位3場所(在位率.047)
- 勝ち越し1場所(勝ち越し率.333)
- 前頭戦歴
- 83勝67敗0休150出場(勝率.553)
- 在位10場所(在位率.156)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.800)
- 十両戦歴
- 20勝10敗0休30出場(勝率.667)
- 在位2場所(在位率.031)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 566勝245敗55休4分809出場(勝率.698)
- 在位58場所(在位率.906)
- 勝ち越し48場所(勝ち越し率.828)
- 幕下以下歴
- 27勝8敗0休35出場(勝率.771)
- 在位5場所(在位率.078)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.800)
12代・藤島~11代・二子山 利彰
初代若乃花の実弟で「角界のプリンス」と呼ばれた人気力士。軽量ながら常に全力を出し切る相撲がファンを魅了した。若貴兄弟の父であり師匠
- 四股名 :貴ノ花 利彰(たかのはな としあき)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:10代鳴戸⇒
12代藤島 ⇒11代二子山 - 出身地 :青森県弘前市
- 本 名 :花田 満
- 生年月日:昭和25年(1950)2月19日
- 没年月日:平成17年(2005)5月30日(享年55歳)
- 所属部屋:二子山部屋
- 改名歴 :花田⇒貴ノ花⇒貴乃花⇒貴ノ花
- 初土俵 :昭和40年(1965)5月(15歳3ヵ月)
- 新十両 :昭和43年(1968)3月(18歳1ヵ月)
- 新入幕 :昭和43年(1968)11月(18歳9ヵ月)
- 新三役 :昭和45年(1970)9月(20歳7ヵ月)
- 新大関 :昭和47年(1972)11月(22歳9ヵ月)
- 最終場所:昭和56年(1981)1月(30歳11ヵ月)
- 生涯戦歴:726勝490敗58休/1208出場(95場所)
- 生涯勝率:59.7%
- 優勝等 :幕内優勝2回(次点4),十両優勝2回,序ノ口優勝1回
- 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞4回,金星1個
- 幕内戦歴:578勝406敗58休(70場所)勝率:58.7%
- 大関:422勝278敗42休(50場所)勝率:60.3%
- 関脇:52勝38敗(6場所)勝率:57.8%
- 小結:38勝28敗9休(5場所)勝率:57.6%
- 前頭:66勝62敗7休(9場所)勝率:51.6%
- 十両戦歴:70勝50敗(8場所)勝率:58.3%
一代年寄・貴乃花 光司
平成初期相撲ブームの立役者。引退後は二子山部屋を継承して改称、貴乃花部屋を率いて独自の「相撲道」を探求していたが平成30年(2018)10月1日付けで相撲協会を退職。伝統ある部屋は閉鎖となった
- 四股名 :貴乃花 光司(たかのはな こうじ)
- 最高位 :第65代横綱
- 年寄名跡:
一代年寄・貴乃花 - 出身地 :東京都中野区
- 本 名 :花田 光司
- 生年月日:昭和47年(1972)8月12日(52歳)
- 所属部屋:藤島⇒二子山部屋
- 改名歴 :貴花田⇒貴ノ花⇒貴乃花
- 初土俵 :昭和63年(1988)3月(15歳7ヵ月)
- 新十両 :平成元年(1989)11月(17歳3ヵ月)
- 新入幕 :平成2年(1990)5月(17歳9ヵ月)
- 新三役 :平成3年(1991)7月(18歳11ヵ月)
- 新大関 :平成5年(1993)3月(20歳7ヵ月)
- 横綱昇進:平成7年(1995)1月(22歳5ヵ月)
- 最終場所:平成15年(2003)1月(30歳5ヵ月)
- 生涯戦歴:794勝262敗201休/1049出場(90場所)
- 生涯勝率:75.2%
- 優勝等 :幕内優勝22回(同点5・次点11),幕下優勝2回
- 成 績 :殊勲賞4回,敢闘賞2回,技能賞3回,金星1個
- 幕内戦歴:701勝217敗201休(75場所)勝率:76.4%
- 横綱:429勝99敗201休(49場所)勝率:81.3%
- 大関:137勝28敗(11場所)勝率:83.0%
- 関脇:33勝27敗(4場所)勝率:55.0%
- 小結:33勝12敗(3場所)勝率:73.3%
- 前頭:69勝51敗(8場所)勝率:57.5%
- 十両戦歴:44勝31敗(5場所)勝率:58.7%
貴乃花部屋に在籍していた力士の最新情報はこちら
ここまでは過去から現在までの二子山部屋と藤島部屋、そして貴乃花部屋の主な力士たちをご紹介してきましたが、かつて貴乃花部屋に在籍していた現役力士の最新番付や成績を知りたい方の為に最適な記事もご用意しています。相撲観戦と予習におススメです!
貴乃花部屋についてより詳細な歴史などはこちらをどうぞ。
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