木瀬部屋は、平成14(2002)年11月場所を最後に現役を引退し、三保ヶ関部屋の部屋付き親方を務めていた11代木村瀬平(元・前頭筆頭 肥後ノ海)が、平成15(2003)年12月1日に7人の内弟子を連れて分家独立して創設した相撲部屋です。
平成21年(2009)7月場所と平成22年(2010)5月場所の頃、相撲界は大きな問題が発覚します。一般では入手できない維持員席で暴力団幹部らが観戦していたことが明らかとなったのです。
この整理券確保に木瀬親方が関与していたとして、相撲協会は木瀬親方の役職を2階級降格したうえで部屋に所属する力士すべてを出羽海一門預かりとする、事実上の閉鎖処分を下しました。
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該当力士:19 名
木崎海 伸之助
木崎海 伸之助(きざきうみ しんのすけ)は沖縄県 うるま市出身、木瀬部屋の元力士で最高位は十両3枚目。
うるま市の智心館に小1から通い始めて小5でわんぱく相撲全国大会に出場。鳥取市立西中学へと相撲留学、さらに鳥取城北高校へと進学した。高校3年次に高校総体優勝、これにより高校横綱に。日本大学進学後も数々の大会で活躍し三段目付け出し資格を獲得。兄とおなじ木瀬部屋への入門を決めた。令和元年7月場所にて新十両昇進。史上21組目の兄弟関取誕生となった。
更なる活躍が期待されていたが慢性的に抱えていた首の痛みにより令和2年8月27日に引退が発表された。同年初場所6日目の勢戦では後方の土俵下に頭から落ちてしばらく動けなかったが7日目以降も出場を続けた。
- 四股名 :木崎海 伸之助(きざきうみ しんのすけ)
- 最高位 :十両3枚目
- 出身地 :沖縄県うるま市
- 本 名 :木崎 伸之助
- 生年月日:平成7年(1995)5月5日(25歳)
- 出身高校:鳥取城北高校
- 出身大学:日本大学
- 所属部屋:木瀬部屋
- 初土俵 :平成30年(2018)3月・三段目100付出(22歳10ヵ月)
- 新十両 :令和元年(2019)7月(24歳2ヵ月)
- 最終場所:令和2年(2020)9月(25歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:82勝64敗/146出場(14場所)
- 生涯勝率:56.2%
- 優勝等 :なし
- 十両戦歴:41勝49敗(6場所)勝率:45.6%
紫雷 匠
紫雷 匠 (しでん たくみ)は東京都町田市出身、木瀬部屋の元力士で、最高位は十両2枚目。
平成26年(2014)3月場所に22歳2ヶ月で初土俵を踏み、令和8年(2026)3月場所を最後に引退(34歳2ヶ月)。
通算成績は319勝273敗26休591出場。生涯勝率.540。通算72場所中、39場所を勝ち越した(勝ち越し率.549)。
主な成績は幕下優勝1回(同点1)、序二段優勝1回。
平成3年(1991)12月24日生まれ。本名は芝 匠。
目標とする力士は同じ町田市出身の元幕内・北太樹(現・小野川親方)。
- 四股名
- 紫雷 匠 (しでん たくみ)
- 最高位
- 十両2枚目
- 出身地
- 東京都町田市
- 本名
- 芝 匠
- 生年月日
- 平成3年(1991)12月24日
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 出身大学
- 日本大学
- 所属部屋
- 木瀬部屋
- 改名歴
- 芝 匠 → 紫雷 匠
- 初土俵
- 平成26年(2014)3月 前相撲(22歳2ヶ月)
- 新十両
- 令和4年(2022)1月(所要46場所)
- 30歳0ヶ月(初土俵から7年10ヶ月)
- 最終場所
- 令和8年(2026)3月場所(34歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 72場所(12年0ヶ月)
- 通算成績
- 319勝273敗26休591出場(勝率.540)
- 通算72場所
- 勝ち越し39場所(勝ち越し率.549)(勝ち越し星111)
- 優勝等
- 幕下優勝1回(同点1),序二段優勝1回
- 持給金
- 58円50銭(勝ち越し星111個)
- 十両戦歴
- 102勝120敗18休221出場(勝率.462)
- 在位16場所(在位率.222)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率.312)
- 関取戦歴
- 102勝120敗18休221出場(勝率.462)
- 在位16場所(在位率.222)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率.312)
- 幕下以下歴
- 217勝153敗8休370出場(勝率.586)
- 在位55場所(在位率.764)
- 勝ち越し34場所(勝ち越し率.618)
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- ✅ 勝った決まり手1位:寄り切り(185回 / 57.3%)
- ✅ 負けた決まり手1位:寄り切り(82回 / 29.9%)
- ✅ 得意な相手:千代栄(7勝1敗 / 勝率.875)
- ✅ 苦手な相手:大奄美(0勝7敗 / 勝率.000)
徳真鵬 元久
徳真鵬 元久(とくしんほう もとひさ)は三重県 松阪市出身、木瀬部屋の元力士で最高位は十両6枚目。大学4年次に西日本選抜学生相撲大会で個人戦優勝。朝日大学出身初の関取。200キロを超える巨体を活かした寄り倒しが武器。中止となった令和2年5月場所を最後に現役を引退。
- 四股名 :徳真鵬 元久(とくしんほう もとひさ)
- 最高位 :十両6枚目
- 出身地 :三重県松阪市
- 本 名 :白塚 元久
- 生年月日:昭和59年(1984)5月13日
- 出身大学:朝日大学
- 所属部屋:木瀬⇒北の湖⇒木瀬部屋
- 改名歴 :白塚⇒徳真鵬
- 初土俵 :平成19年(2007)3月(22歳10ヵ月)
- 新十両 :平成21年(2009)9月(25歳4ヵ月)
- 最終場所:令和2年(2020)7月(36歳2ヵ月)
- 生涯戦歴:382勝373敗/755出場(79場所)
- 生涯勝率:50.6%
- 優勝等 :幕下優勝1回
- 十両戦歴:187勝218敗(27場所)勝率:46.2%
一意 虎風
一意 虎風(かずま とらかぜ)は大阪府 大阪市港区出身、木瀬部屋の力士。令和8年5月場所の番付は最高位更新となる東 十両6枚目。
東大阪相撲道場で相撲を始め、小学4年生で全日本小学生相撲優勝大会を制した。中学からは石川県の犀生中学校に相撲留学し、金沢学院高等学校(現・金沢学院大学附属高等学校)へ進学。高校時代にはインターハイで上位進出を果たすなど、安定した実力を示した。
大学は日本大学に進学。2年時には全国学生選手権で左膝の前十字靱帯を断裂し、復帰までに1年を要した。大学4年時となる令和5(2023)年には、国体を含む6冠を達成する活躍を見せ、幕下付出の資格を獲得。令和6(2024)年7月場所に幕下最下位格付出で初土俵を踏んだ。
初土俵の場所では初日から順調に白星を重ねたが、迎えた5番相撲で右膝の前十字靱帯を断裂する大怪我を負ってしまう。この影響で4場所連続休場を余儀なくされたが、令和7(2025)年5月場所で復帰。東序ノ口七枚目で7戦全勝を挙げ、序ノ口優勝を果たした。
- 四股名
- 一意 虎風(かずま とらかぜ)
- 最高位
- 十両6枚目
- 最新番付
- 東 十両6枚目
- 出身地
- 大阪府 大阪市港区
- 本名
- 川渕 一意
- 生年月日
- 平成13年(2001)11月12日(24歳)
- 身長・体重
- 185cm・199kg
- 出身高校
- 金沢学院高校
- 出身大学
- 日本大学
- 所属部屋
- 木瀬部屋
- 初土俵
- 令和6年(2024)7月・幕下60付出(22歳8ヵ月)
- 新十両
- 令和8年(2026)1月(24歳2ヵ月)
- 優勝
- 幕下優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
- 通算成績
- 49勝14敗30休/63出場(勝率:77.8%)
- 直近7場所
- 18勝12敗(幕下以下:27勝1敗)
- 7場所勝率
- 77.6%
- 得意技
- 突き・押し・左四つ・寄り
- 令8年5月
- 東 十両6枚目(5枚上昇・最高位更新)
- 0勝0敗
- 令8年3月
- 東 十両11枚目(3枚半上昇・最高位更新)
- 10勝5敗
- ○○○○○|●○○○○|●●●○●
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目〇押し倒し西十両10 東白龍
- 2日目〇寄り切り東十両12 錦木
- 3日目〇押し出し東十両13 島津海
- 4日目〇押し出し西十両9 羽出山
- 5日目〇押し出し東十両9 玉正鳳
- 6日目●引き落とし東十両14 風賢央
- 7日目〇寄り切り西十両12 剣翔
- 8日目〇押し出し西十両14 荒篤山
- 9日目〇押し出し西十両13 藤天晴
- 10日目〇寄り切り西十両8 北の若
- 11日目●肩透かし西十両11 寿之富士
- 12日目●寄り切り東十両10 出羽ノ龍
- 13日目●押し出し西十両3 若ノ勝
- 14日目〇突き落とし西十両4 尊富士
- 15日目●寄り切り東十両筆頭 竜電
- 令8年1月
- 西 十両14枚目(15枚上昇・最高位更新)
- 8勝7敗
- ●●●○●|○○○○●|○○○●●
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目●突き落とし東十両14 白鷹山
- 2日目●寄り切り西十両13 出羽ノ龍
- 3日目●寄り切り西十両12 旭海雄
- 4日目〇寄り切り西十両11 剣翔
- 5日目●叩き込み西十両10 東白龍
- 6日目〇押し出し東十両11 若ノ勝
- 7日目〇掬い投げ東十両10 風賢央
- 8日目〇押し出し東十両9 日翔志
- 9日目〇押し出し西十両9 嘉陽
- 10日目●寄り切り東十両12 錦木
- 11日目〇突き出し西幕下筆頭 栃武蔵
- 12日目〇突き落とし西十両8 北の若
- 13日目〇寄り切り東十両8 明生
- 14日目●掬い投げ西十両6 西ノ龍
- 15日目●突き落とし東十両5 玉正鳳
▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
- 令7年11月
- 西 幕下15枚目(70枚半上昇・最高位更新)
- 7勝0敗(幕下優勝)
- -○-○○|--○○-|○-○--
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目-
- 2日目〇寄り倒し東幕下16 花岡
- 3日目-
- 4日目〇叩き込み西幕下16 魁郷
- 5日目〇押し出し西幕下17 炎鵬
- 6日目-
- 7日目-
- 8日目〇押し倒し西幕下14 福崎
- 9日目〇押し出し西幕下9 栃武蔵
- 10日目-
- 11日目〇押し出し西幕下21 大雄翔
- 12日目-
- 13日目〇寄り切り西幕下24 竜翔
- 14日目-
- 15日目-
- 令7年9月
- 東 三段目26枚目(59枚上昇)
- 7勝0敗(三段目優勝)
- ○--○-|○○-○-|○-○--
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目〇寄り切り東三段目27 大翔樹
- 2日目-
- 3日目-
- 4日目〇押し出し東三段目28 栃登
- 5日目-
- 6日目〇寄り倒し西三段目31 雷道
- 7日目〇押し出し東三段目43 立王尚
- 8日目-
- 9日目〇送り出し東三段目65 清の花
- 10日目-
- 11日目〇突き出し西三段目14 風栄大
- 12日目-
- 13日目〇寄り切り西三段目54 誠雄
- 14日目-
- 15日目-
- 令7年7月
- 東 序二段5枚目(108枚上昇)
- 6勝1敗
- -□○--|○○-○-|○-●--
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目-
- 2日目□不戦東序二段6 流武丸
- 3日目〇押し出し東序二段8 風佑城
- 4日目-
- 5日目-
- 6日目〇押し出し東序二段11 龍司
- 7日目〇押し出し西序二段14 大ノ蔵
- 8日目-
- 9日目〇寄り切り西序二段19 朝翔
- 10日目-
- 11日目〇寄り切り東序二段39 誠雄
- 12日目-
- 13日目●叩き込み西序二段57 立王尚
- 14日目-
- 15日目-
- 令7年5月
- 東 序ノ口7枚目
- 7勝0敗(序ノ口優勝)
- ○--○○|-○-○-|○-○--
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目〇押し出し西序ノ口7 城皓貴
- 2日目-
- 3日目-
- 4日目〇突き出し東序ノ口4 朝河隅
- 5日目〇突き倒し東序ノ口筆頭 山田
- 6日目-
- 7日目〇押し出し東序ノ口11 内間
- 8日目-
- 9日目〇寄り切り東序ノ口16 風凰花
- 10日目-
- 11日目〇押し出し西序二段101 薩摩翔
- 12日目-
- 13日目〇押し出し東序二段98 優富士
- 14日目-
- 15日目-
肥後ノ城 政和
肥後ノ城 政和(ひごのじょう まさかず)は熊本県熊本市南区出身、木瀬~北の湖~木瀬部屋の元力士で、最高位は十両9枚目。
平成19年(2007)11月場所に23歳0ヶ月で初土俵を踏み、令和3年(2021)11月場所を最後に引退(37歳0ヶ月)。
通算成績は307勝295敗4休601出場。生涯勝率.510。通算83場所中、44場所を勝ち越した(勝ち越し率.537)。
主な成績は幕下優勝1回(同点1),三段目優勝1回,序ノ口優勝1回。
昭和59年(1984)11月5日生まれ。本名は緒方 政和。
日本体育大では主将を務めた。大学卒業後、地元でスポーツインストラクターとして勤務していたが一念発起して大相撲界入りを決意。
- 四股名
- 肥後ノ城 政和(ひごのじょう まさかず)
- 最高位
- 十両9枚目
- 出身地
- 熊本県下益城郡城南町 → 熊本県熊本市 → 熊本県熊本市南区
- 本名
- 緒方 政和
- 生年月日
- 昭和59年(1984)11月5日
- 出身高校
- 熊本農業高校
- 出身大学
- 日本体育大学
- 所属部屋
- 木瀬~北の湖~木瀬部屋
- 改名歴
- 緒方 政和 → 肥後ノ城 政和
- 初土俵
- 平成19年(2007)11月 前相撲(23歳0ヶ月)
- 新十両
- 平成25年(2013)11月(所要35場所)
- 29歳0ヶ月(初土俵から6年0ヶ月)
- 最終場所
- 令和3年(2021)11月(37歳0ヶ月)
- 大相撲歴
- 83場所(14年0ヶ月)
- 通算成績
- 307勝295敗4休601出場(勝率.510)
- 通算83場所
- 勝ち越し44場所(勝ち越し率.537)
- 優勝等
- 幕下優勝1回(同点1),三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
- 十両戦歴
- 26勝34敗0休60出場(勝率.433)
- 在位4場所(在位率.048)
- 勝ち越し1場所(勝ち越し率.250)
- 幕下以下歴
- 281勝261敗4休541出場(勝率.518)
- 在位78場所(在位率.940)
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.551)
希善龍 貴司
希善龍 貴司 (きぜんりゅう たかし)は香川県善通寺市出身、木瀬 → 北の湖 → 木瀬部屋の元力士で、最高位は十両11枚目。
平成20年(2008)3月場所に22歳10ヶ月で初土俵を踏み、令和2年(2020)7月場所を最後に引退(35歳2ヶ月)。
通算成績は296勝275敗5休570出場。生涯勝率.519。通算73場所中、43場所を勝ち越した(勝ち越し率.597)。
主な成績は幕下優勝1回(同点1)、三段目(同点1)、序二段優勝1回。
昭和60年(1985)4月30日生まれ。本名は亀井 貴司。
幼少期から相撲に親しみ、日本大学を経て角界の門を叩いた亀井(のちの希善龍)は、大相撲史上最多となる「9回」の十両昇進という類を見ない記録を残した力士である。関取の座を掴んでは幕下へ陥落するという過酷な道のりを歩みながらも、そのたびに這い上がる不屈の精神は、多くの相撲ファンの記憶に刻まれている。
怪我を乗り越えたアマチュア時代
小学4年生で相撲を始め、香川県内の小学生横綱に輝くなど早くから頭角を現した。相撲の強豪である香川県立高松南高校へ進学し、3年次には全国大会で個人3位に入賞する活躍を見せる。高校卒業後は日本大学へ進学して相撲部に入部した。
しかし、入部直後に膝を痛める大怪我を負い、約1年にわたって相撲が取れない苦しい時期を過ごすこととなる。それでも腐ることなく、地道な筋力トレーニングで恵まれた体格をさらに鍛え上げた。その結果、大学3年次には全国学生相撲個人体重別選手権大会の135キロ未満で公式記録上の準優勝を果たし、4年次には全日本相撲選手権大会でベスト16に入るなど、確かな実力を身につけていった。
日大の縁が結ぶ木瀬部屋入門と初土俵
大学卒業後は、1学年上の先輩である清瀬海が在籍し、日本大学OBの11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)が師匠を務める木瀬部屋への入門を決めた。同部屋では、同級生で相撲部主将も務めた明瀬山が、亀井に先んじて1場所早く初土俵を踏んでいる。
平成20年(2008年)3月場所で本名の「亀井」を四股名として初土俵を踏んだ。順調に番付を上げ、同年7月場所では西序二段62枚目で7戦全勝の序二段優勝を果たしている。なお、平成22年(2010年)には所属する木瀬部屋の一時閉鎖に伴い北の湖部屋へ移籍したが、平成24年(2012年)の部屋再興と同時に元の木瀬部屋へ帰属するという歴史も経験している。
故郷の文字を背負い、悲願の関取へ
幕下上位の壁に跳ね返される時期もあったが、着実に地力をつけていった。大きな転機となったのは、東幕下7枚目で迎えた平成25年(2013年)3月場所である。この場所で力強い相撲を展開し、7戦全勝の成績を挙げて見事に幕下優勝を飾った。
この好成績により、翌5月場所での新十両昇進を決める。この関取昇進という節目を機に、故郷である香川県善通寺市の「善」の字を入れ、「希善龍」へと四股名を改名した。初土俵から約5年、幾多の苦労を重ねてようやく掴み取った関取の座であった。
史上最多9度の十両昇進と不屈の土俵
しかし、関取の壁は厚かった。新十両として臨んだ平成25年(2013年)5月場所は6勝9敗と負け越し、わずか1場所で幕下への陥落を味わうこととなった。
ここから、希善龍の真骨頂とも言える土俵人生が始まる。幕下に陥落して以降も決して諦めることなく、右四つからの寄りや上手投げを武器に幕下上位で勝ち越しを続け、幾度も十両の土俵へ返り咲いた。現役生活の中で果たした十両昇進の回数は、大相撲史上最多となる「9回」を数える。
昇進した9つの場所はすべて負け越し、あるいは休場に終わり、十両の地位を2場所連続で維持することは一度も叶わなかった。関取の座を掴んでは突き落とされるという事実だけを見れば残酷だが、それは裏を返せば、何度幕下へ転落してもそのたびに地力を発揮し、関取の座を奪い返すだけの力と精神力を備えていたことの証でもある。
長年にわたり幕下上位と十両の土俵で激闘を繰り広げたが、令和2年(2020年)7月場所を最後に現役を引退した。決して派手な記録や長期にわたる関取在位を残したわけではない。しかし、土俵に上がり続け、何度でも這い上がったその泥臭くも力強い相撲の型と歩みは、記録以上に確かな熱を帯びて大相撲の歴史に刻まれている。
- 四股名
- 希善龍 貴司 (きぜんりゅう たかし)
- 最高位
- 十両11枚目
- 出身地
- 香川県善通寺市
- 本名
- 亀井 貴司
- 生年月日
- 昭和60年(1985)4月30日
- 出身高校
- 高松南高校
- 出身大学
- 日本大学
- 所属部屋
- 木瀬 → 北の湖 → 木瀬部屋
- 改名歴
- 亀井 貴司 → 希善龍 貴司
- 初土俵
- 平成20年(2008)3月 前相撲(22歳10ヶ月)
- 新十両
- 平成25年(2013)5月(所要30場所)
- 28歳0ヶ月(初土俵から5年2ヶ月)
- 最終場所
- 令和2年(2020)7月場所(35歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 73場所(12年4ヶ月)
- 通算成績
- 296勝275敗5休570出場(勝率.519)
- 通算73場所
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.597)(勝ち越し星89)
- 優勝等
- 幕下優勝1回(同点1),三段目(同点1),序二段優勝1回
- 持給金
- 47円50銭(勝ち越し星89個)
- 十両戦歴
- 47勝85敗3休131出場(勝率.359)
- 在位9場所(在位率.123)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 関取戦歴
- 47勝85敗3休131出場(勝率.359)
- 在位9場所(在位率.123)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 幕下以下歴
- 249勝190敗2休439出場(勝率.567)
- 在位63場所(在位率.863)
- 勝ち越し43場所(勝ち越し率.683)
希善龍 貴司の更に詳細なデータは力士名鑑で!
名鑑ページでは、以下のような詳細な分析データをはじめ、豊富な表やグラフをご覧いただけます。
- ✅ 勝った決まり手1位:上手投げ(143回 / 48.0%)
- ✅ 負けた決まり手1位:寄り切り(97回 / 34.9%)
- ✅ 得意な相手:翔猿(5勝0敗 / 勝率1.000)
- ✅ 苦手な相手:天風(0勝8敗 / 勝率.000)
大成龍 喜悌
大成龍 喜悌(だいせいりゅう よしとも)は青森県 八戸市出身、木瀬部屋の力士で最高位は十両12枚目。令和6年9月場所の番付は東 三段目78枚目。
小1から相撲を始めて秋山相撲道場で腕を磨く。八戸水産高校時代には数々の大会で優秀な成績をおさめた。同部屋だった元幕下・笹山は実の兄。ヘルニアで伸び悩んだ時期もあったが座禅に取り組み心身ともに磨きをかけて平成29年9月場所で新十両昇進。この時は兄が付け人をしてくれた。
- 四股名
- 大成龍 喜悌(だいせいりゅう よしとも)
- 最高位
- 十両12枚目
- 最新番付
- 東 三段目78枚目
- 出身地
- 青森県 八戸市
- 本名
- 笹山 喜悌
- 生年月日
- 平成4年(1992)12月30日(33歳)
- 出身高校
- 八戸水産高校
- 所属部屋
- 北の湖⇒木瀬部屋
- 改名歴
- 笹ノ山⇒大成道⇒大成龍
- 初土俵
- 平成23年(2011)5月(18歳5ヵ月)
- 新十両
- 平成29年(2017)9月(24歳9ヵ月)
- 優勝
- 幕下優勝1回
- 通算成績
- 291勝279敗7休/570出場(勝率:51.1%)
- 直近7場所
- 19勝30敗
- 7場所勝率
- 38.8%
- 令6年9月
- 東 三段目78枚目(15枚半降下)
- 3勝4敗
- -○-●-|●○-○-|●---●
- 令6年7月
- 西 三段目62枚目(25枚降下)
- 3勝4敗
- ●-○-●|-○--○|●-●--
- 令6年5月
- 西 三段目37枚目(15枚半降下)
- 2勝5敗
- ●--●●|--○-●|●-○--
- 令6年3月
- 東 三段目22枚目(10枚半降下)
- 3勝4敗
- ●--●○|--○●-|-○●--
- 令6年1月
- 西 三段目11枚目(28枚半降下)
- 3勝4敗
- -●-○○|--○●-|-●●--
- 令5年11月
- 東 幕下43枚目(10枚上昇)
- 1勝6敗
- -●●--|●●-○-|-●-●-
- 令5年9月
- 東 幕下53枚目
- 4勝3敗
- ●--○○|-●--●|-○○--
高立 直哉
高立 直哉(たかりゅう なおや)は石川県金沢市出身、木瀬部屋の元力士で、最高位は十両13枚目。
平成26年(2014)3月場所に21歳11ヶ月で初土俵を踏み、令和3年(2021)5月場所を最後に引退(29歳2ヶ月)。
通算成績は154勝141敗7休295出場。生涯勝率.522。通算43場所中、20場所を勝ち越した(勝ち越し率.476)。
主な成績は幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段同点1回。
平成4年(1992)3月18日生まれ。本名は高木 立太。
小1の頃から押野道場に通い始めて、平成13年(2001)の全日本小学生相撲優勝大会で優勝。西南部中時代にも団体戦などで活躍し、進学した金沢学院東高校3年次には十和田大会個人優勝など順調に実績を積んだ。ちなみに同校では遠藤の1年後輩にあたる。高校卒業時には相撲界の不祥事もあったため拓殖大学への進学を選んだが、大学卒業とともに木瀬部屋へと入門。初土俵から所要8場所で新十両昇進を決め、四股名を高立と改めた。この四股名は入門前に亡くなった父親が生前に考えてくれていたもの。
- 四股名
- 高立 直哉(たかりゅう なおや)
- 最高位
- 十両13枚目
- 出身地
- 石川県金沢市
- 本名
- 高木 立太
- 生年月日
- 平成4年(1992)3月18日
- 出身高校
- 金沢学院東高校
- 出身大学
- 拓殖大学
- 所属部屋
- 木瀬部屋
- 改名歴
- 高木 立太 → 高立 直哉
- 初土俵
- 平成26年(2014)3月 前相撲(21歳11ヶ月)
- 新十両
- 平成27年(2015)7月(所要8場所)
- 23歳3ヶ月(初土俵から1年4ヶ月)
- 最終場所
- 令和3年(2021)5月(29歳2ヶ月)
- 大相撲歴
- 43場所(7年2ヶ月)
- 通算成績
- 154勝141敗7休295出場(勝率.522)
- 通算43場所
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.476)
- 優勝等
- 幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段同点1回
- 十両戦歴
- 5勝10敗0休15出場(勝率.333)
- 在位1場所(在位率.023)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 幕下以下歴
- 149勝131敗7休280出場(勝率.532)
- 在位41場所(在位率.953)
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.488)
日向丸 晃宏
日向丸 晃宏(ひむかまる あきひろ)は宮崎県 延岡市出身、木瀬部屋の力士で最高位は十両13枚目。令和8年5月場所の番付は東 幕下4枚目。
小3の頃から地元のわんぱく相撲大会に出場はしていたが、本格的に始めたのは小6の頃から。このとき、地元の大会で優勝したことで全国大会に出場することになったため北方相撲クラブに入って本格的に相撲に取り組みだした。高校は飛龍高校へと進学。数々の大会で好成績をおさめた。
- 四股名
- 日向丸 晃宏(ひむかまる あきひろ)
- 最高位
- 十両13枚目
- 最新番付
- 東 幕下4枚目
- 出身地
- 宮崎県 延岡市
- 本名
- 長村 晃宏
- 生年月日
- 平成16年(2004)6月30日(21歳)
- 身長・体重
- 173.5cm・144kg
- 出身高校
- 飛龍高校
- 所属部屋
- 木瀬部屋
- 改名歴
- 長村 → 日向丸
- 初土俵
- 令和5年(2023)1月(18歳7ヵ月)
- 新十両
- 令和7年(2025)11月(21歳5ヵ月)
- 優勝
- 三段目優勝1回
- 通算成績
- 82勝59敗0休/141出場(勝率:58.2%)
- 直近7場所
- 22勝13敗(十両:5勝10敗)
- 7場所勝率
- 54.0%
- 得意技
- 突き・押し
- 令8年5月
- 東 幕下4枚目(3枚降下)
- 0勝0敗
- 令8年3月
- 東 幕下筆頭(1枚上昇)
- 3勝4敗
- ○-●-○|-●-○-|●-●--
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目〇押し出し西十両14 荒篤山
- 2日目-
- 3日目●寄り切り西幕下2 大花竜
- 4日目-
- 5日目〇送り出し東幕下2 白鷹山
- 6日目-
- 7日目●押し出し東幕下4 炎鵬
- 8日目-
- 9日目〇叩き込み西幕下4 大辻
- 10日目-
- 11日目●突き落とし東幕下3 貴健斗
- 12日目-
- 13日目●押し出し東十両12 錦木
- 14日目-
- 15日目-
- 令8年1月
- 東 幕下2枚目(3枚降下)
- 4勝3敗
- ●-●-○|-●-○-|○○---
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目●小手投げ西幕下筆頭 栃武蔵
- 2日目-
- 3日目●押し倒し東幕下4 貴健斗
- 4日目-
- 5日目〇寄り倒し西幕下6 三重ノ富士
- 6日目-
- 7日目●叩き込み西幕下3 福崎
- 8日目-
- 9日目〇押し出し東幕下8 黒姫山
- 10日目-
- 11日目〇押し出し東幕下5 吉井
- 12日目〇押し出し東十両14 白鷹山
- 13日目-
- 14日目-
- 15日目-
▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
- 令7年11月
- 東 十両13枚目(3枚半上昇・最高位更新)
- 5勝10敗
- ●○○●●|●●●●●|●○●○○
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目●押し出し西十両12 朝翠龍
- 2日目〇押し出し西十両14 若ノ勝
- 3日目〇突き落とし東十両11 玉正鳳
- 4日目●押し出し西十両13 藤凌駕
- 5日目●押し出し西十両11 剣翔
- 6日目●寄り切り東十両10 白鷹山
- 7日目●上手投げ西十両10 東白龍
- 8日目●上手投げ西十両9 西ノ龍
- 9日目●引き落とし西十両8 風賢央
- 10日目●寄り倒し西幕下3 出羽ノ龍
- 11日目●上手投げ東十両12 北の若
- 12日目〇押し出し西十両6 錦木
- 13日目●叩き込み西十両5 栃大海
- 14日目〇押し出し東十両6 荒篤山
- 15日目〇押し出し東幕下4 大奄美
- 令7年9月
- 西 幕下2枚目(12枚上昇・最高位更新)
- 5勝2敗
- -○●-○|-○-●-|○--○-
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目-
- 2日目〇寄り切り東幕下2 貴健斗
- 3日目●寄り切り西幕下筆頭 北の若
- 4日目-
- 5日目〇踏み出し東幕下4 上戸
- 6日目-
- 7日目〇押し出し東幕下3 大辻
- 8日目-
- 9日目●押し出し西幕下3 若ノ勝
- 10日目-
- 11日目〇とったり西幕下8 吉井
- 12日目-
- 13日目-
- 14日目〇突き出し西十両10 宮乃風
- 15日目-
- 令7年7月
- 西 幕下14枚目(5枚半上昇)
- 6勝1敗
- -○-○○|-●--○|-○--○
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目-
- 2日目〇突き出し東幕下15 濱豊
- 3日目-
- 4日目〇押し出し西幕下12 大花竜
- 5日目〇突き落とし東幕下11 一翔
- 6日目-
- 7日目●押し出し東幕下3 朝白龍
- 8日目-
- 9日目-
- 10日目〇押し出し東幕下17 天照鵬
- 11日目-
- 12日目〇押し出し東幕下14 松井
- 13日目-
- 14日目-
- 15日目〇押し出し西幕下10 上戸
- 令7年5月
- 東 幕下20枚目
- 4勝3敗
- -●●--|○●--○|-○-○-
-
取組詳細(対戦相手・決まり手)
- 1日目-
- 2日目●押し出し西幕下20 上戸
- 3日目●突き出し東幕下19 富士の山
- 4日目-
- 5日目-
- 6日目〇突き出し西幕下21 勇磨
- 7日目●叩き込み東幕下22 魁勝
- 8日目-
- 9日目-
- 10日目〇押し出し東幕下18 小原
- 11日目-
- 12日目〇突き出し西幕下24 安房乃国
- 13日目-
- 14日目〇押し出し東幕下26 阿蘇ノ山
- 15日目-
閃岳 大輔
閃岳 大輔 (せんがく だいすけ)は秋田県大館市出身、木瀬 → 北の湖 → 木瀬部屋の元力士で、最高位は幕下13枚目。
平成22年(2010)1月場所に18歳7ヶ月で初土俵を踏み、令和8年(2026)1月場所を最後に引退(34歳7ヶ月)。
通算成績は327勝290敗41休617出場。生涯勝率.530。通算95場所中、52場所を勝ち越した(勝ち越し率.553)。
主な成績は三段目(同点1)、序二段(同点1)、序ノ口優勝1回。
平成3年(1991)6月12日生まれ。本名は佐々木 大輔。
秋田県に生まれ、小学生から青森県の道場へ通い稽古に励んだ。中学時代には東北で敵なしの実力を誇り、相撲の名門である埼玉栄高校ではインターハイ団体優勝などの実績を残して木瀬部屋へ入門。平成22年(2010年)1月場所で初土俵を踏むと、序ノ口優勝から16連勝を記録し、早くから実力を示した。
直後に部屋が一時閉鎖され、再興されるまでの間は北の湖部屋へ所属したが、地道に稽古を重ねて幕下に定着した。関取を窺う東幕下13枚目まで番付を上げた後の平成29年(2017年)9月場所、初日に右足首の粉砕骨折と靭帯断裂の重傷を負う。車椅子生活を強いられる大怪我であったが、4場所の休場を経て土俵へ復帰し、生涯で計73場所にわたり幕下で相撲を取り続けた。令和6年(2024年)9月場所、長年親しんだ四股名「佐々木山」から「閃岳」へと改名した。
その後も怪我と闘いながら土俵に上がり続けたが、令和8年(2026年)1月場所を最後に現役生活に幕を下ろした。関取の座には届かなかったものの、通算327勝を挙げた16年間は、確かな足跡として土俵に刻まれている。
- 四股名
- 閃岳 大輔 (せんがく だいすけ)
- 最高位
- 幕下13枚目
- 出身地
- 秋田県大館市
- 本名
- 佐々木 大輔
- 生年月日
- 平成3年(1991)6月12日
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 木瀬 → 北の湖 → 木瀬部屋
- 改名歴
- 佐々木山 大輔 → 閃岳 大輔
- 初土俵
- 平成22年(2010)1月 前相撲(18歳7ヶ月)
- 最終場所
- 令和8年(2026)1月場所(34歳7ヶ月)
- 大相撲歴
- 95場所(16年0ヶ月)
- 通算成績
- 327勝290敗41休617出場(勝率.530)
- 通算95場所
- 勝ち越し52場所(勝ち越し率.553)(勝ち越し星114)
- 優勝等
- 三段目(同点1),序二段(同点1),序ノ口優勝1回
- 持給金
- 60円(勝ち越し星114個)
- 幕下以下歴
- 327勝290敗41休617出場(勝率.530)
- 在位94場所(在位率.989)
- 勝ち越し52場所(勝ち越し率.553)
閃岳 大輔の更に詳細なデータは力士名鑑で!
名鑑ページでは、以下のような詳細な分析データをはじめ、豊富な表やグラフをご覧いただけます。
- ✅ 勝った決まり手1位:寄り切り(85回 / 25.7%)
- ✅ 負けた決まり手1位:押し出し(66回 / 22.6%)
- ✅ 得意な相手:安芸乃川(5勝0敗 / 勝率1.000)
- ✅ 苦手な相手:大翔龍(0勝6敗 / 勝率.000)
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