大阪府出身の歴代力士一覧|過去から現在までの全関取と優勝・三賞記録

大阪出身の過去から現在までの主な力士をご紹介する大阪府の大相撲力士まとめ!この記事では大阪出身の関取を中心に、大阪の郷土力士をご紹介していきます。

過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。

なお、年寄名跡欄のマークは、その代で師匠(部屋持ち親方)になったことがあるという意味です。

現役の大阪出身力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら

7月場所千秋楽の取組結果はこちら。


7月場所の各段の成績順はこちらで確認ができます。

相撲部屋や出身地ごとの成績から、場所中はリアルタイムでランキングを作成しております。今場所好調な相撲部屋や力士の出身地はどこ?

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大阪出身の優勝力士

大阪府出身 歴代幕内優勝力士一覧

大阪府出身では、これまでに3人の力士が幕内優勝を達成しており、優勝回数はあわせて7回になります。

最多優勝は大錦で5回の幕内優勝を達成しています。

連覇記録では、大錦が3連覇を1回達成しています。

大阪府出身初の優勝力士は大錦で、いまから109年6ヶ月前の大正6年(1917年)1月場所のことでした。

また、直近の大阪府出身優勝力士は豪栄道で、いまから9年10ヶ月前の平成28年(2016年)9月場所です。

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場所年月四股名番付成績年齢部屋出身地最高位備考
平成28年9月
(2016年)
H28.9
2016
豪栄道
[初]
東大関全勝15勝0敗30歳5ヶ月境川大阪府大関
86年ぶりの大阪府出身力士の優勝
全勝での初優勝は武蔵丸以来22年ぶり
境川部屋としても初の幕内優勝力士誕生
昭和5年5月
(1930年)
S5.5
1930
山錦
[初]
東前頭5全勝11勝0敗32歳1ヶ月出羽海大阪府関脇
史上初の平幕全勝優勝
大正11年5月
(1922年)
T11.5
1922
大錦
[5回目]
西横綱(張出)8勝1敗1分30歳5ヶ月出羽ノ海大阪府横綱
大正10年1月
(1921年)
T10.1
1921
大錦
[4回目]
3連覇
西横綱全勝10勝0敗29歳1ヶ月出羽ノ海大阪府横綱
大正9年5月
(1920年)
T9.5
1920
大錦
[3回目]
2連覇
西横綱9勝1敗28歳5ヶ月出羽ノ海大阪府横綱
大正9年1月
(1920年)
T9.1
1920
大錦
[2回目]
東横綱(張出)8勝1敗1分28歳2ヶ月出羽ノ海大阪府横綱
大正6年1月
(1917年)
T6.1
1917
大錦
[初]
西大関全勝10勝0敗25歳1ヶ月出羽ノ海大阪府横綱
大阪府出身力士初の優勝

大阪府出身 幕内優勝回数ランキング

大阪府出身力士の幕内優勝回数ランキングです。1位が大錦で5回、2位が豪栄道と山錦の2人で1回ずつとなっています。

※勝利合計と敗戦合計・勝率は、幕内優勝場所での成績合計です。

順位四股名最高位優勝
回数
横綱大関関脇小結前頭勝利
合計
敗戦
合計
勝率部屋出身地
1位大錦横綱5回4100045勝3敗.900出羽ノ海大阪府
2位豪栄道大関1回100015勝0敗.1000境川大阪府
2位山錦関脇1回00111勝0敗.1000出羽海大阪府

大阪出身の三賞受賞力士

大阪府出身 歴代三賞受賞力士一覧

大阪府出身では、これまでに10人の力士が三賞を受賞しており、獲得数はあわせて33回になります。

受賞の内訳は、技能賞が6回、殊勲賞が11回、敢闘賞が16回となっています。

場所年月 番付 受賞力士 受賞 成績 受賞時
年齢
部屋 出身地 初土俵 生年月日
令和5年7月
(2023年)
R5.7
(2023)
東前頭13東前頭13豪ノ山敢闘賞 [初]10勝5敗25歳3ヶ月武隈大阪府令和3年3月
(2021年)
平成10年4月7日
(1998年)
令和3年11月
(2021年)
R3.11
(2021)
東前頭7東前頭7宇良技能賞 [初]10勝5敗29歳5ヶ月木瀬大阪府平成27年3月
(2015年)
平成4年6月22日
(1992年)
平成27年11月
(2015年)
H27.11
(2015)
東前頭4東前頭4敢闘賞 [4回目]12勝3敗29歳1ヶ月伊勢ノ海大阪府平成17年3月
(2005年)
昭和61年10月11日
(1986年)
平成27年9月
(2015年)
H27.9
(2015)
東前頭12東前頭12敢闘賞 [3回目]11勝4敗28歳11ヶ月伊勢ノ海大阪府平成17年3月
(2005年)
昭和61年10月11日
(1986年)
平成26年7月
(2014年)
H26.7
(2014)
東関脇東関脇豪栄道殊勲賞 [5回目]12勝3敗28歳3ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成26年5月
(2014年)
H26.5
(2014)
東関脇東関脇豪栄道殊勲賞 [4回目]8勝7敗28歳1ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成26年5月
(2014年)
H26.5
(2014)
西前頭5西前頭5敢闘賞 [2回目]11勝4敗27歳7ヶ月伊勢ノ海大阪府平成17年3月
(2005年)
昭和61年10月11日
(1986年)
平成26年3月
(2014年)
H26.3
(2014)
東関脇東関脇豪栄道殊勲賞 [3回目]12勝3敗27歳11ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成25年11月
(2013年)
H25.11
(2013)
西前頭6西前頭6敢闘賞 [初]11勝4敗27歳1ヶ月伊勢ノ海大阪府平成17年3月
(2005年)
昭和61年10月11日
(1986年)
平成25年9月
(2013年)
H25.9
(2013)
西関脇西関脇豪栄道殊勲賞 [2回目]11勝4敗27歳5ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成24年11月
(2012年)
H24.11
(2012)
西関脇西関脇豪栄道技能賞 [3回目]11勝4敗26歳7ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成24年5月
(2012年)
H24.5
(2012)
西関脇西関脇豪栄道殊勲賞 [初]8勝7敗26歳1ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成24年3月
(2012年)
H24.3
(2012)
西前頭6西前頭6豪栄道敢闘賞 [3回目]12勝3敗25歳11ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成23年5月
(2011年)
H23.5
(2011)
東前頭筆頭東前頭筆頭豪栄道技能賞 [2回目]11勝4敗25歳1ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成21年1月
(2009年)
H21.1
(2009)
西前頭3西前頭3豪栄道技能賞 [初]10勝5敗22歳9ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成20年9月
(2008年)
H20.9
(2008)
西前頭5西前頭5豪栄道敢闘賞 [2回目]10勝5敗22歳5ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成19年9月
(2007年)
H19.9
(2007)
西前頭14西前頭14豪栄道敢闘賞 [初]11勝4敗21歳5ヶ月境川大阪府平成17年1月
(2005年)
昭和61年4月6日
(1986年)
平成11年5月
(1999年)
H11.5
(1999)
東前頭3東前頭3千代天山殊勲賞 [初]9勝6敗23歳3ヶ月九重大阪府平成3年3月
(1991年)
昭和51年2月6日
(1976年)
平成11年3月
(1999年)
H11.3
(1999)
東前頭9東前頭9千代天山敢闘賞 [2回目]9勝6敗23歳1ヶ月九重大阪府平成3年3月
(1991年)
昭和51年2月6日
(1976年)
平成11年1月
(1999年)
H11.1
(1999)
東前頭14東前頭14千代天山敢闘賞 [初]10勝5敗22歳11ヶ月九重大阪府平成3年3月
(1991年)
昭和51年2月6日
(1976年)
平成8年1月
(1996年)
H8.1
(1996)
東前頭5東前頭5剣晃敢闘賞 [初]8勝7敗28歳6ヶ月高田川大阪府昭和59年11月
(1984年)
昭和42年6月27日
(1967年)
平成7年7月
(1995年)
H7.7
(1995)
東前頭4東前頭4剣晃殊勲賞 [初]11勝4敗28歳0ヶ月高田川大阪府昭和59年11月
(1984年)
昭和42年6月27日
(1967年)
昭和63年9月
(1988年)
S63.9
(1988)
西前頭9西前頭9花ノ国敢闘賞 [初]11勝4敗28歳11ヶ月放駒大阪府昭和50年3月
(1975年)
昭和34年10月15日
(1959年)
昭和60年3月
(1985年)
S60.3
(1985)
東前頭13東前頭13佐田の海敢闘賞 [2回目]10勝5敗28歳8ヶ月出羽海大阪府昭和47年3月
(1972年)
昭和31年7月19日
(1956年)
昭和57年1月
(1982年)
S57.1
(1982)
東小結東小結佐田の海殊勲賞 [初]8勝7敗25歳6ヶ月出羽海大阪府昭和47年3月
(1972年)
昭和31年7月19日
(1956年)
昭和56年11月
(1981年)
S56.11
(1981)
東前頭4東前頭4佐田の海技能賞 [初]10勝5敗25歳4ヶ月出羽海大阪府昭和47年3月
(1972年)
昭和31年7月19日
(1956年)
昭和55年11月
(1980年)
S55.11
(1980)
西前頭12西前頭12佐田の海敢闘賞 [初]11勝4敗24歳4ヶ月出羽海大阪府昭和47年3月
(1972年)
昭和31年7月19日
(1956年)
昭和45年7月
(1970年)
S45.7
(1970)
東関脇東関脇前乃山敢闘賞 [2回目]13勝2敗25歳4ヶ月高砂大阪府昭和36年3月
(1961年)
昭和20年3月9日
(1945年)
昭和45年5月
(1970年)
S45.5
(1970)
東関脇東関脇前乃山殊勲賞 [3回目]12勝3敗25歳2ヶ月高砂大阪府昭和36年3月
(1961年)
昭和20年3月9日
(1945年)
昭和45年3月
(1970年)
S45.3
(1970)
西関脇張出西関脇張出前乃山殊勲賞 [2回目]9勝6敗25歳0ヶ月高砂大阪府昭和36年3月
(1961年)
昭和20年3月9日
(1945年)
昭和44年7月
(1969年)
S44.7
(1969)
西関脇西関脇前乃山殊勲賞 [初]10勝5敗24歳4ヶ月高砂大阪府昭和36年3月
(1961年)
昭和20年3月9日
(1945年)
昭和44年5月
(1969年)
S44.5
(1969)
西前頭筆頭西前頭筆頭前の山敢闘賞 [初]11勝4敗24歳2ヶ月高砂大阪府昭和36年3月
(1961年)
昭和20年3月9日
(1945年)
昭和41年3月
(1966年)
S41.3
(1966)
東前頭2東前頭2淺瀬川技能賞 [初]8勝7敗23歳10ヶ月伊勢ヶ濱大阪府昭和32年5月
(1957年)
昭和17年5月4日
(1942年)

大阪府出身 三賞受賞回数ランキング

受賞回数は、1位が豪栄道で11回(殊勲賞5回・技能賞3回・敢闘賞3回)、2位が前乃山で5回(殊勲賞3回・敢闘賞2回)、3位が勢と佐田の海の2人で4回ずつとなっています。4位以下含む全順位の詳細は、以下の表をご覧ください。

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順位 四股名 三賞
合計
技能賞 殊勲賞 敢闘賞 最高位 部屋 出身地
1位 豪栄道 11回 3 5 3 大関 境川 大阪府
2位 前乃山
(前の山)
5回 0 3 2 大関 高砂 大阪府
3位 4回 0 0 4 関脇 伊勢ノ海 大阪府
3位 佐田の海 4回 1 1 2 小結 出羽海 大阪府
5位 千代天山 3回 0 1 2 小結 九重 大阪府
6位 剣晃 2回 0 1 1 小結 高田川 大阪府
7位 宇良 1回 1 0 0 小結 木瀬 大阪府
7位 淺瀬川 1回 1 0 0 前頭筆頭 伊勢ヶ濱 大阪府
7位 花ノ国 1回 0 0 1 前頭筆頭 放駒 大阪府
7位 豪ノ山 1回 0 0 1 前頭2 武隈 大阪府

大阪府出身の優勝力士補足

大阪出身の幕内優勝最多は5回で横綱・大錦ですが、歴史がほんの少し違っていたら……あるいはこの記録はもっと伸びていたかもしれません。

大正11年(1922)5月場所で5度目の優勝を果たした大錦はまだまだ全盛期でした。しかし翌年1月に力士養老金などをめぐり協会と力士会の間で対立が起きるたことが大錦の力士人生を大きく変えてしまいます。

大正12年1月9日に行われた力士会の総会で力士養老金の倍増要求が出ましたが協会側はこれを却下、これを不服とした関脇以下の力士たちは三河島の工場に立て籠り1月場所をボイコットする「三河島事件」が勃発してしまいます。

協会は残った力士たちだけで春場所を開催しようとするも行き詰まり、力士の長として大錦は立行司たちと共に調停に向かいます。しかし、なかなか聞き入れてもらえないまま話はまとまらず、最終的にはときの警視総監までが調停に乗り出し、ようやく力士たちの態度は軟化して1月場所は開催されることになりました。

警視庁で手打ち式が行われましたが、内部での調停に失敗したことに責任を感じた大錦はその式の途中で席を外し、自らマゲを切り落として電撃的な廃業を表明したのでした。

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大阪府出身の最高位:小結

剣晃 敏志

剣晃 敏志 (けんこう さとし)大阪府守口市出身、高田川部屋の元力士で、最高位は小結

昭和59年(1984)11月場所に17歳4ヶ月で初土俵を踏み、平成10年(1998)3月場所を最後に引退(30歳8ヶ月)。

通算成績は411勝410敗59休821出場。生涯勝率.501。通算81場所中、44場所を勝ち越した(勝ち越し率.550)。

主な成績は序ノ口(同点1)殊勲賞1回、敢闘賞1回、金星2個(曙1個、貴乃花1個)

本名は星村 敏志。昭和42年(1967)6月27日生まれ。平成10年(1998)3月10日逝去(享年30歳)。

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元小結・剣晃は、高田川部屋に所属し、平成初期から中期にかけて活躍した力士である。闘志を前面に押し出す相撲と激しい気性から、土俵上ではあえて「悪役」として振る舞い強烈な存在感を放った。しかしその素顔は家族思いで人望に厚く、所属部屋の将来を担う存在として期待を集めながらも、症例の極めて少ない重病により30歳の若さで現役のままこの世を去った。

入門と四股名「剣晃」の由来

大阪府守口市で繊維業を営む家庭の次男として生まれ、2歳の時に父親と死別して以降は女手一つで育てられた。中学校時代に柔道を経験し、母校の先輩である8代高田川(元大関・前の山)を紹介されたが、当時は定時制高校へ進学する。しかし1年で中退し、セールスマンなどのアルバイト生活を送っていた最中、盲腸の手術で入院したことを機に高田川部屋の体験入門の写真を目にし、角界入りを決意した。

昭和59年(1984年)11月場所において、本名の「星村」を名乗って初土俵を踏んだ。翌60年(1985年)1月場所から四股名を「剣晃」へと改める。この四股名は、入門前の不摂生により顔色が悪かった彼に対し、当時の幕下格行司・木村英樹(のちの38代木村庄之助)が「健康」にちなんで命名したものである。「剣」の字は「折れる」に通じるとして師匠から反対されたが、本人は名付け親への義理を重んじて頑なに譲らず、生涯にわたりこの四股名を貫き通した。

関取への道と昇進直後の「壁」

入門後は着実に体格と実力を養い、初土俵から6年余りを経た平成3年(1991年)3月場所において待望の新十両昇進を果たした。しかし、新十両の土俵では上位の厳しさに直面し、5勝10敗と負け越して1場所で幕下へ陥落してしまう。それでも直ちに立て直し、2場所後の同年7月場所において十両へ復帰すると、以降は着実に勝ち星を重ねて関取の座を確固たるものとした。

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平成4年(1992年)7月場所において新入幕を果たす。ここでも幕内の高い壁に跳ね返され、3勝12敗の成績で翌場所には十両へと降下したが、再び這い上がって平成5年(1993年)3月場所で再入幕を果たすと、10勝5敗の好成績を挙げて幕内に定着した。

「悪役」の矜持と三役昇進

差し身が良く、左四つだけでなく右四つやもろ差しでも相撲が取れる器用さを持ち、投げや吊りにも鋭さがあった。土俵上では上位力士にも容赦なく張り手を放ち、相手に睨まれても睨み返すなど、自ら「悪役」を演じる闘志を見せた。特に貴ノ浪とは幕内対戦成績で互角の星を残し、3連勝を記録するなど力強い相撲で苦しめた。

平成7年(1995年)5月場所において、新三役となる西小結へ昇進する。この場所は40度を超える高熱に見舞われながらも強行出場し、5勝10敗と負け越したものの休場することなく15日間を取り切った。翌7月場所では西前頭4枚目で横綱・貴乃花を破って自身初となる金星を獲得し、最終的に11勝4敗の好成績を挙げて殊勲賞を受賞した。翌9月場所では再び小結へと返り咲き、さらに平成8年(1996年)1月場所では敢闘賞を獲得するなど、個性的な風貌とともに幕内の土俵を大いに沸かせた。

不屈の闘病と早すぎる別れ

土俵上での激しい振る舞いとは裏腹に、素顔は非常に礼儀正しく後輩の面倒見も良かった。その実直な人柄から師匠の信頼も厚く、将来は部屋を継承する後継者として目されていた。しかし、平成8年(1996年)の末頃から原因不明の発熱と貧血に悩まされるようになる。点滴を打ちながら強行出場を続けていたが、平成9年(1997年)3月場所には急激な体重減少に見舞われた。翌5月場所では前頭11枚目で8勝7敗と勝ち越したが、これが生涯最後の本場所出場となった。

場所後に緊急入院し、同年7月場所で初土俵以来初となる休場を余儀なくされる。検査の結果、症例が極めて少ない血液の難病である「汎血球減少症」と判明した。抗がん剤治療の副作用に苦しみながらも土俵への復帰を諦めず、自ら医学書を読み込んで病の真相解明に励むなど、最後まで生きる希望を捨てなかった。

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翌平成10年(1998年)2月に一時退院して家族との旅行に赴くなど回復の兆しを見せた時期もあったが、再び本場所の土俵に上がる願いは叶わなかった。同年3月場所が開催中であった3月10日、肺出血のため30歳の若さで帰らぬ人となった。早すぎる訃報に師匠は涙を流し、角界全体が大きな悲しみに包まれた。

四股名
剣晃 敏志 (けんこう さとし)
最高位
小結
出身地
大阪府守口市
本名
星村 敏志
生年月日
昭和42年(1967)6月27日
没年月日
平成10年(1998)3月10日(享年30歳)
出身高校
守口高校・中退
所属部屋
高田川部屋
改名歴
星村 敏志 → 剣晃 敏志
初土俵
昭和59年(1984)11月 前相撲(17歳4ヶ月)
新十両
平成3年(1991)3月(所要38場所)
23歳8ヶ月(初土俵から6年4ヶ月)
新入幕
平成4年(1992)7月(所要46場所)
25歳0ヶ月(初土俵から7年8ヶ月)
新小結
平成7年(1995)5月(所要63場所)
27歳10ヶ月(初土俵から10年6ヶ月)
最終場所
平成10年(1998)3月場所(30歳8ヶ月)
大相撲歴
81場所(13年4ヶ月)
通算成績
411勝410敗59休821出場(勝率.501)
通算81場所
勝ち越し44場所(勝ち越し率.550)(勝ち越し星106)
優勝等
序ノ口(同点1)
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星2個(曙1個、貴乃花1個)
持給金
76円(勝ち越し星106個 金星2個)
幕内戦歴
181勝224敗15休405出場(勝率.447)
在位28場所(在位率.346)
勝ち越し11場所(勝ち越し率.393)
三役戦歴
11勝19敗0休30出場(勝率.367)
在位2場所(在位率.025)
勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
小結戦歴
11勝19敗0休30出場(勝率.367)
在位2場所(在位率.025)
勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
前頭戦歴
170勝205敗15休375出場(勝率.453)
在位26場所(在位率.321)
勝ち越し11場所(勝ち越し率.423)
十両戦歴
79勝71敗30休150出場(勝率.527)
在位12場所(在位率.148)
勝ち越し8場所(勝ち越し率.667)
関取戦歴
260勝295敗45休555出場(勝率.468)
在位40場所(在位率.494)
勝ち越し19場所(勝ち越し率.475)
幕下以下歴
151勝115敗14休266出場(勝率.568)
在位40場所(在位率.494)
勝ち越し25場所(勝ち越し率.625)

剣晃 敏志の更に詳細なデータは力士名鑑で!

名鑑ページでは、以下のような詳細な分析データをはじめ、豊富な表やグラフをご覧いただけます。

  • ✅ 勝った決まり手1位:寄り切り(107回 / 40.7%)
  • ✅ 負けた決まり手1位:寄り切り(69回 / 23.2%)
  • ✅ 得意な相手:小城ノ花(5勝0敗 / 勝率1.000)
  • ✅ 苦手な相手:貴乃花(2勝16敗 / 勝率.111)

千代天山 大八郎

新入幕から3場所連続の三賞受賞は史上初

  • 四股名 :千代天山 大八郎(ちよてんざん だいはちろう)
  • 最高位 :小結
  • 出身地 :大阪府大阪市東住吉区
  • 本 名 :角 大八郎
  • 生年月日:昭和51年(1976)2月6日
  • 所属部屋:九重部屋
  • 改名歴 :角⇒千代天山
  • 初土俵 :平成3年(1991)3月(15歳1ヵ月)
  • 新十両 :平成9年(1997)1月(20歳11ヵ月)
  • 新入幕 :平成11年(1999)1月(22歳11ヵ月)
  • 新三役 :平成11年(1999)7月(23歳5ヵ月)
  • 最終場所:平成20年(2008)1月(31歳11ヵ月)
  • 生涯戦歴:519勝541敗33休/1055出場(102場所)
  • 生涯勝率:49.0%
  • 優勝等 :十両優勝1回(同点1),序二段同点1回
  • 成 績 :殊勲賞1回,敢闘賞2回,金星3個
  • 幕内戦歴:144勝181敗20休(23場所)勝率:44.3%
  •   小結:3勝12敗(1場所)勝率:20.0%
  •   前頭:141勝169敗20休(22場所)勝率:45.5%
  • 十両戦歴:184勝206敗(26場所)勝率:47.2%

宇良 和輝

宇良 和輝(うら かずき)は大阪府 寝屋川市出身、木瀬部屋の力士で最高位は小結。令和8年7月場所の番付は東 前頭5枚目。

相撲の原点は4歳の頃、寝屋川相撲連盟で始めた稽古にある。幼少期より厳しい稽古を通じて徹底した押し相撲を叩き込まれ、これが後の強靭な下半身の礎となった。しかし、身体が小さかったために思うように勝てない時期があり、階級制のあるレスリングに興味を持つ。小学3年生からレスリングに取り組み始めると、小学4年生時には全国2位に輝くなど非凡な才能を見せた。中学時代はレスリングをメインに活動していたが、京都府立鳥羽高校への進学を機に再び相撲に専念する道を選んだ。

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関西学院大学進学後、1年次に65キロ未満級でタイトルを獲得したものの、無差別級で戦う大相撲を見据えて徹底した肉体改造に着手した。その努力は実を結び、大学3年次には世界相撲選手権大会の軽量級で優勝を飾る。この優勝を機に角界入りへの志を強くし、卒業後は11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)が率いる木瀬部屋へと入門した。本名の「宇良」を四股名として、平成27年(2015年)3月場所に初土俵を踏んだ。

涙の金星と、度重なる怪我による苦闘

入門後も細かな目標設定と地道な努力で番付を上げ、初土俵から所要7場所で新十両、さらに所要5場所で新入幕を果たすスピード出世を見せた。平成29年(2017年)7月場所、東前頭4枚目の地位で横綱・日馬富士を「とったり」で破り、自身初となる涙の金星を獲得した。幼少期、自分と同じく細身の身体で大型力士に立ち向かっていた安馬(後の日馬富士)の姿を目標としていた宇良にとって、この金星は極めて感慨深いものとなった。しかし、その喜びも束の間、翌場所2日目の高安戦で右膝を怪我して翌日から休場。そこから6場所連続休場を余儀なくされた。

平成30年(2018年)9月場所、約1年ぶりに三段目の土俵で復帰を果たし、翌11月場所には7戦全勝で三段目優勝を飾る。しかし、復活の途上にあった平成31年(2019年)1月場所、豊昇龍戦で再び右膝を負傷。診断結果は右膝前十字靭帯損傷の再発という過酷なものであった。車椅子で花道を下がる事態となったが、宇良は「ここでは終われない」と現役続行を決意し、二度目の手術と過酷なリハビリに耐え抜いた。

地獄の淵からの復活、新三役への到達

令和元年(2019年)11月場所、西序二段106枚目から再起を図り、令和2年(2020年)1月場所では序二段優勝、続く3月場所では同部屋の南海力との決定戦を制して三段目優勝を飾る。令和2年11月場所には16場所ぶりとなる十両復帰を果たし、令和3年(2021年)5月場所には西十両2枚目で12勝3敗の成績を挙げ、自身初の十両優勝を遂げた。同年7月場所には21場所ぶりとなる幕内復帰を果たし、西序二段106枚目まで番付を落としてからの幕内返り咲きは、戦後最低地位からのカムバック記録となった。令和3年11月場所には、念願であった初の技能賞を受賞している。

その後も幕内上位で活躍を続け、令和4年(2022年)9月場所には二個目の金星を獲得。令和6年(2024年)1月場所には、関西学院大学出身者として初、そして序二段転落経験者としても史上初となる新小結(西小結)への昇進を果たした。令和7年(2025年)に入っても幕内中堅から上位の地位を維持し、同年9月場所では東前頭8枚目で10勝5敗の二桁勝利を挙げるなど、粘り強い相撲を展開している。

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唯一無二の「宇良スタイル」と愛されるキャラクター

レスリング経験を活かした足取りや、低い姿勢からの潜り込みなど、多彩な技を繰り出す「宇良スタイル」は多くのファンを魅了している。入門当初は「一度十両に上がれれば」という控えめな目標を掲げていたが、金星獲得や度重なる怪我を経て、上位で戦い抜くための強靭な肉体造りと精神力を手に入れた。取組後のインタビューで見せる率直で温和な受け答えと、土俵上でのアクロバティックな動きとのギャップも、彼の大きな魅力である。二度の深刻な怪我を乗り越え、不屈の精神で土俵に立ち続ける姿は、多くの人々に勇気を与え続けている。

💡 大阪府出身一覧💡 木瀬部屋の力士

四股名
宇良 和輝(うら かずき)
最高位
小結
最新番付
東 前頭5枚目
出身地
大阪府 寝屋川市
本名
宇良 和輝
生年月日
平成4年(1992)6月22日(34歳)
身長・体重
176cm・139kg
出身高校
鳥羽高校
出身大学
関西学院大学
所属部屋
木瀬部屋
初土俵
平成27年(2015)3月(22歳9ヵ月)
新十両
平成28年(2016)5月(23歳11ヵ月)
新入幕
平成29年(2017)3月(24歳9ヵ月)
新小結
令和6年(2024)1月(31歳7ヵ月)
優勝
十両優勝1回,三段目優勝2回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
技能賞1回,金星2個
通算成績
421勝320敗96休/737出場(勝率:57.1%)
直近7場所
50勝54敗1休
7場所勝率
48.5%
得意技
押し・足取り
決まり手傾向(直近7場所)
宇良が勝ちの決まり手(35勝)
押し出し13
叩き込み6
寄り切り4
肩透かし2
引き落とし2
掬い投げ2
その他6
宇良が負けの決まり手(39敗)※不戦敗1含む
押し倒し11
叩き込み6
押し出し5
突き出し3
上手投げ2
寄り倒し2
その他9
令8年7月
東 前頭5枚目(6枚上昇)
5勝10敗
●●●○●|●●○○○|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 前頭11枚目(3枚降下)
10勝5敗
○●●○○|○○●○○|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 前頭8枚目(6枚降下)
5勝10敗
○○○●●|●●○●●|○●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
東 前頭2枚目(1枚半上昇)
4勝11敗
●●●●●|●○●●●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭3枚目(4枚半上昇)
8勝7敗
○●●○○|●●●○○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭8枚目(1枚上昇)
10勝5敗
○○○●○|○○●●○|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭9枚目
8勝6敗1休
○○○●○|○●○●●|○○●■や
取組詳細(対戦相手・決まり手)

大阪府出身の最高位:前頭

碇潟 卯三郎

大阪府大阪市中央区日本橋出身、出羽海部屋の元力士で最高位は前頭筆頭。京都相撲で糸柳を名乗り、のちに碇潟と改めた。明治34年(1901)5月に東上して常陸山の弟子となり三段目付出で初土俵を踏む。きびきびした取り口に土俵上での駆け引きもうまく「雷獣(らいじゅう)」との異名をとった。明治41年(1908)夏場所では大関・国見山を破り、明治42年(1909)には春・夏両場所で強豪・太刀山を倒す大健闘をみせた。横綱・常陸山の土俵入りでは太刀持ち、露払いをつとめた。

  • 四股名 :碇潟 卯三郎(いかりがた うさぶろう)
  • 最高位 :前頭筆頭
  • 年寄名跡:7代山響⇒9代佐ノ山
  • 出身地 :大阪府大阪市中央区日本橋
  • 本 名 :的場 夘三郎⇒山口 夘三郎
  • 生年月日:明治12年(1879)8月
  • 没年月日:昭和3年(1928)3月18日(享年48歳)
  • 所属部屋:草風(京都)⇒出羽海部屋
  • 改名歴 :糸柳⇒碇潟
  • 初土俵 :明治34年(1901)5月・三段目付出(21歳9ヵ月)
  • 新十両 :明治38年(1905)5月(25歳9ヵ月)
  • 新入幕 :明治40年(1907)1月(27歳5ヵ月)
  • 最終場所:大正3年(1914)5月(34歳9ヵ月)
  • 優勝等 :なし
  • 幕内戦歴:49勝46敗58休4分3預(16場所)勝率:51.6%
  • 十両戦歴:17勝9敗(3場所)勝率:65.4%

楯甲 新藏

  • 四股名 :楯甲 新藏(たてかぶと しんぞう)
  • 最高位 :前頭筆頭
  • 年寄名跡:中村
  • 出身地 :大阪府大阪市
  • 本 名 :福井 新藏
  • 生年月日:明治41年(1908)3月11日
  • 没年月日:昭和41年(1966)1月2日(享年57歳)
  • 所属部屋:中村部屋
  • 改名歴 :松若⇒生駒嶽⇒松若⇒楯甲
  • 初土俵 :大正15年(1926)1月・(17歳10ヵ月)
  • 新十両 :昭和6年(1931)1月(22歳10ヵ月)
  • 新入幕 :昭和9年(1934)5月(26歳2ヵ月)
  • 最終場所:昭和18年(1943)1月(34歳10ヵ月)
  • 生涯戦歴:149勝156敗15休1分/306出場(28場所)
  • 生涯勝率:48.9%
  • 優勝等 :三段目優勝1回
  • 成 績 :金星3個
  • 幕内戦歴:92勝119敗15休1分(17場所)勝率:43.6%
  • 十両戦歴:51勝37敗(9場所)勝率:58.0%

嶋錦 博

  • 四股名 :嶋錦 博(しまにしき ひろし)
  • 最高位 :前頭筆頭
  • 年寄名跡:16代陣幕⇒7代八角
  • 出身地 :大阪府大阪市
  • 本 名 :大嶋 博
  • 生年月日:昭和3年(1928)9月26日
  • 没年月日:平成15年(2003)7月21日(享年74歳)
  • 所属部屋:高砂部屋
  • 改名歴 :大ノ島⇒嶋錦
  • 初土俵 :昭和18年(1943)5月(14歳8ヵ月)
  • 新十両 :昭和26年(1951)1月(22歳4ヵ月)
  • 新入幕 :昭和27年(1952)9月(24歳0ヵ月)
  • 最終場所:昭和35年(1960)3月(31歳6ヵ月)
  • 生涯戦歴:341勝381敗17休1分/721出場(58場所)
  • 生涯勝率:47.2%
  • 優勝等 :なし
  • 幕内戦歴:212勝247敗5休1分(31場所)勝率:46.2%
  • 十両戦歴:61勝70敗4休(9場所)勝率:46.6%

朝紅龍 琢馬

朝紅龍 琢馬(あさこうりゅう たくま)は大阪府 四條畷市出身、高砂部屋の力士で最高位は前頭7枚目。令和8年7月場所の番付は西 前頭16枚目。

小学3年次に出場した相撲大会での初戦敗退を機に、地元の四條畷相撲連盟で相撲を始めた。幼少期は母親から毎日1300回の腕立て伏せやサンドバッグへのぶつかり稽古を課されるなど、猛烈なスパルタ指導のもとで鍛え上げられ、レスリングや空手も経験した。より高いレベルを求めて高知県の明徳義塾中学校・高校へ相撲留学し、日本体育大学では相撲部の主将を務める。4年次に出場した令和2年(2020年)の全国学生相撲選手権大会において個人3位の好成績を残し、三段目最下位格(100枚目格)付出の資格を獲得した。

高砂部屋入門と三段目優勝

明徳義塾高校の先輩でもある8代高砂(元関脇・朝赤龍)が師匠を務める縁から、高砂部屋への入門を決断する。相撲部主将として大学の卒業式への出席を優先したため、令和3年(2021年)5月場所に三段目最下位(100枚目)格で、「石崎」の四股名で初土俵を踏んだ。

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この場所は順調に白星を重ねて7戦全勝とし、優勝決定戦で佐渡ヶ嶽部屋の琴太豪を破って、三段目付出の力士としては史上3人目となる三段目優勝を飾った。続く翌7月場所の幕下でも6連勝と快進撃を続けたが、最後の7番相撲で北青鵬に敗れ、初土俵からの連勝記録は13でストップした。

怪我との闘いと歴史的同時昇進

幕下上位へと番付を上げるが、令和4年(2022年)1月場所での怪我による途中休場などで足踏みも経験する。それでも地道に稽古を重ねて番付を戻し、東幕下5枚目で迎えた令和5年(2023年)7月場所を5勝2敗で勝ち越して、場所後の番付編成会議にて念願の新十両昇進を決めた。四條畷市からの関取誕生は史上初であり、さらにこの時は日本体育大学の同期である大の里、高橋(のちの白熊)も同時に新十両へ昇進し、同一大学から同時に3人の新十両が誕生するという大相撲史上初の快挙となった。

新関取への昇進に合わせて、四股名を「朝紅龍」へと改名した。「朝紅」は「あさやけ」とも読むことができ、「どんな困難も乗り越えられるように」という強い意味が込められている。

新入幕と機動力を生かした相撲

十両の土俵でも持ち前の機動力を生かして勝ち星を重ね、東十両8枚目に名前を置いた令和6年(2024年)9月場所では11勝4敗の好成績を収めた。上がれるかどうか微妙な星数であったが、翌11月場所において新入幕を果たし、会見では「まさか上がれるとは。期待していなかったので、驚きと喜びが半分ずつ」と率直な思いを語っている。

幕内の中では決して大きな部類ではないが、小柄な体格を補って余りある低い立合いと鋭い出足を最大の武器としている。相手の懐へと素早く潜り込み、右四つに組んでからの力強い寄りや、出し投げ、いなしを交えたスピーディーな相撲を持ち味とする。一度十両への陥落も経験したが1場所で幕内へ返り咲き、幕内通算3場所目となる令和7年(2025年)5月場所では西前頭17枚目で10勝5敗と幕内で初の勝ち越しと二桁勝利を挙げるなど、確かな相撲勘を生かして上位の土俵で存在感を示している。

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💡 大阪府出身一覧💡 高砂部屋の力士

四股名
朝紅龍 琢馬(あさこうりゅう たくま)
最高位
前頭7枚目
最新番付
西 前頭16枚目
出身地
大阪府 四條畷市
本名
石崎 拓馬
生年月日
平成10年(1998)9月24日(27歳)
身長・体重
178cm・125kg
出身高校
明徳義塾高校
出身大学
日本体育大学
所属部屋
高砂部屋
改名歴
石崎 → 朝紅龍
初土俵
令和3年(2021)5月・三段目100付出(22歳8ヵ月)
新十両
令和5年(2023)9月(25歳0ヵ月)
新入幕
令和6年(2024)11月(26歳2ヵ月)
優勝
三段目優勝1回
通算成績
199勝158敗11休/356出場(勝率:55.9%)
直近7場所
50勝47敗8休
7場所勝率
52.1%
得意技
押し・右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
朝紅龍が勝ちの決まり手(38勝)
押し出し16
下手投げ7
突き落とし2
掬い投げ2
小手投げ2
叩き込み2
その他7
朝紅龍が負けの決まり手(38敗)※不戦敗1含む
寄り切り10
押し出し6
叩き込み5
小手投げ3
突き落とし2
送り出し2
その他9
令8年7月
西 前頭16枚目(9枚降下)
9勝6敗
○●○●●|●○○●○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 前頭7枚目(4枚半上昇・最高位更新)
3勝4敗8休
○○●●○|●■ややや|ややややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 前頭12枚目(3枚半上昇)
9勝6敗
○○●○○|●●○○●|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
西 前頭15枚目(2枚上昇)
9勝6敗
●●○○●|●○○●○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭17枚目(3枚降下)
8勝7敗
○○○●○|○●●○●|●●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭14枚目(2枚降下)
6勝9敗
●○●●●|○●○○○|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭12枚目
6勝9敗
●○○●●|●●●●●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

朝嵐 大三郎

時間いっぱいの時、土俵内のゴミを土俵の外へ捨てに行ったら反則負けとなったことが

  • 四股名 :朝嵐 大三郎(あさあらし だいざぶろう)
  • 最高位 :前頭12枚目
  • 年寄名跡:7代高田川⇒14代振分
  • 出身地 :大阪府大阪市生野区
  • 本 名 :笹木 淳二
  • 生年月日:昭和18年(1943)7月8日
  • 所属部屋:高砂部屋
  • 改名歴 :笹木⇒朝響⇒朝嵐
  • 初土俵 :昭和34年(1959)3月(15歳8ヵ月)
  • 新十両 :昭和41年(1966)7月(23歳0ヵ月)
  • 新入幕 :昭和44年(1969)5月(25歳10ヵ月)
  • 最終場所:昭和48年(1973)3月(29歳8ヵ月)
  • 生涯戦歴:403勝425敗7休/828出場(84場所)
  • 生涯勝率:48.7%
  • 優勝等 :なし
  • 幕内戦歴:5勝10敗(1場所)勝率:33.3%
  • 十両戦歴:209勝256敗(31場所)勝率:44.9%

淺瀬川 健次

  • 四股名 :淺瀬川 健次(あさせがわ けんじ)
  • 最高位 :前頭筆頭
  • 年寄名跡:13代浦風
  • 出身地 :大阪府大阪市浪速区
  • 本 名 :亀山 健治
  • 生年月日:昭和17年(1942)5月4日
  • 所属部屋:荒磯⇒伊勢ヶ濱部屋
  • 改名歴 :亀山⇒若乃峯⇒淺瀬川
  • 初土俵 :昭和32年(1957)5月(15歳0ヵ月)
  • 新十両 :昭和37年(1962)11月(20歳6ヵ月)
  • 新入幕 :昭和39年(1964)3月(21歳10ヵ月)
  • 最終場所:昭和46年(1971)5月(29歳0ヵ月)
  • 生涯戦歴:493勝471敗19休/963出場(84場所)
  • 生涯勝率:51.1%
  • 優勝等 :十両優勝2回,幕下優勝2回
  • 成 績 :技能賞1回,金星4個
  • 幕内戦歴:188勝236敗11休(29場所)勝率:44.3%
  • 十両戦歴:166勝134敗(21場所)勝率:55.3%

照櫻 弘行

  • 四股名 :照櫻 弘行(てるざくら ひろゆき)
  • 最高位 :前頭7枚目
  • 年寄名跡:16代浦風
  • 出身地 :大阪府箕面市
  • 本 名 :尾崎 弘行
  • 生年月日:昭和22年(1947)12月5日
  • 所属部屋:伊勢ヶ濱部屋
  • 改名歴 :照桜⇒照櫻⇒尾崎⇒照櫻
  • 初土俵 :昭和39年(1964)5月(16歳5ヵ月)
  • 新十両 :昭和44年(1969)9月(21歳9ヵ月)
  • 新入幕 :昭和45年(1970)7月(22歳7ヵ月)
  • 最終場所:昭和51年(1976)1月(28歳1ヵ月)
  • 生涯戦歴:371勝352敗7休/722出場(71場所)
  • 生涯勝率:51.3%
  • 優勝等 :序二段優勝1回
  • 幕内戦歴:34勝41敗(5場所)勝率:45.3%
  • 十両戦歴:177勝196敗2休(25場所)勝率:47.5%

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★ 大阪府での巡業予定

大阪府巡業 大阪市(10/17)

「大相撲おおさか舞洲場所」
開催日時:2026年10月17日(土)
巡業会場:おおきにアリーナ舞洲(地図)
住  所:大阪府大阪市此花区北港緑地2-2-15

公式サイト・関連情報

チケット購入方法等

現在、チケット情報は未定または準備中です。

公演などに関するお問い合わせ先

大相撲おおさか舞洲事務局

  • TEL:06-6755-9394
  • 11:00 ~ 17:00 平日 ※8/12~14お盆休み

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カテゴリー : 関西地方

公開日:2018-08-16
投稿者:レイ

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