雷(いかづち)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する雷部屋の大相撲力士まとめ!
この記事では雷部屋と、その前身である入間川部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。
なお、年寄名跡欄の
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- 一門
- :出羽海一門
- 創設
- :平成5年(1993年)1月1日 入間川部屋として創設
- 創設者
- :第16代・入間川 哲雄 (元関脇・栃司 哲史)
- 改称
- :令和5年(2023年)2月1日 雷部屋へと改称
- 改称者
- :第17代・雷 徹 (元小結・垣添 徹)
- 現師匠
- :同上
- 所在地
- :東京都墨田区業平3-1-9 📍地図
- サイト
- : 公式サイト / X(Twitter) / Instagram
雷部屋の概略
雷部屋は、春日野部屋の元関脇・栃司が創設した入間川部屋を前身とする相撲部屋です。
入間川~雷部屋の歴史
春日野部屋の栃司は平成4年(1992年)5月場所を最後に現役を引退し16代入間川を襲名、春日野部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たっていました。
入間川部屋の創設
平成5年(1993年)1月、内弟子3人を連れて春日野部屋から分家独立。入間川部屋を創設しました。
16代入間川自身が日本大学の学生相撲出身ということもあり、独立直後の3月場所では白崎(のちに大倭)と大内(のちに皇司)の日大コンビが幕下60枚目格付出で初土俵を踏んでいます。
9月場所後には埼玉県与野市(現在のさいたま市)で部屋開きを行い、本格始動となりました。
大相撲八百長問題で所属力士が処分に
平成23年(2011年)に発覚した大相撲八百長問題は入間川部屋に大きな影を落としました。
日本相撲協会から、所属していた将司(最高位・前頭8)に対して引退勧告処分、幕下だった恵那司には出場停止2年の処分が下されてしまいます。
将司は処分について「全部がおかしすぎる。受け入れなかったら、これ以上重い処分にすると理事長から言われた。」とコメントし、相撲協会を提訴する見通しとされていましたが、のちに引退届を提出し受理されました。その後、自主的に引退した恵那司と共に将司は入間川部屋で断髪式を行いました。
16代入間川も師匠としての監督責任を問われ委員から主任への降格処分が下されました。
17代雷への継承。雷部屋へ
令和2年(2020年)9月28日に17代雷(元小結・垣添)が武蔵川部屋から転籍してきます。そして17代入間川の停年を間近に控えた令和5年(2023年)2月1日付で17代雷が部屋を継承。部屋の名称も雷部屋へと改称されました。「雷部屋」としては昭和36年(1961年)に閉鎖されて以来、62年ぶりの名称復活となりました。
なお17代入間川は雷部屋の部屋付き親方と立場を変え、入間川部屋の部屋付き親方だった15代若藤(元前頭4・皇司)は木瀬部屋へと移籍しています。
雷部屋の系譜
雷部屋の成り立ちを系譜でご紹介します。
入間川~雷部屋の歴代師匠
第16代・入間川 哲雄 (元関脇・栃司)
愛知県名古屋市中川区出身、春日野部屋の元力士で最高位は関脇。稽古熱心で初土俵から16場所目で新入幕、突き押し相撲に徹して関脇も1場所務めた。引退後は春日野部屋での部屋付親方を経て入間川部屋を創設。
停年を控えた令和5年(2023年)2月1日付で部屋を17代雷(元小結・垣添)に譲り、雷部屋の部屋付き親方となった。
16代・入間川 哲雄(雷部屋) - 四股名 :栃司 哲史(とちつかさ てつお)
- 最高位 :関脇
- 年寄名跡:
16代入間川 - 出身地 :愛知県名古屋市中川区
- 本 名 :後藤 哲雄
- 生年月日:昭和33年(1958)4月25日(68歳)
- 出身大学:日本大学
- 所属部屋:春日野部屋
- 初土俵 :昭和56年(1981)3月・幕下60付出(22歳11ヵ月)
- 新十両 :昭和57年(1982)1月(23歳9ヵ月)
- 新入幕 :昭和58年(1983)9月(25歳5ヵ月)
- 新三役 :昭和61年(1986)7月(28歳3ヵ月)
- 最終場所:平成4年(1992)5月(34歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:465勝448敗27休/910出場(68場所)
- 生涯勝率:50.9%
- 優勝等 :十両優勝2回(同点1)
- 成 績 :敢闘賞1回,技能賞1回,金星3個
- 幕内戦歴:206勝249敗25休(32場所)勝率:45.3%
- 関脇:7勝8敗(1場所)勝率:46.7%
- 小結:16勝29敗(3場所)勝率:35.6%
- 前頭:183勝212敗25休(28場所)勝率:46.3%
- 十両戦歴:215勝173敗2休(26場所)勝率:55.4%
第17代・雷 徹 (元小結・垣添)
垣添 徹 (かきぞえ とおる)は大分県宇佐市出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で、最高位は小結。
平成13年(2001)9月場所に23歳1ヶ月で初土俵を踏み、平成24年(2012)3月場所を最後に引退(33歳7ヶ月)※番付上は平成24年(2012)5月場所。
通算成績は388勝430敗15休817出場。生涯勝率.475。通算63場所中、30場所を勝ち越した(勝ち越し率.476)。
主な成績は十両優勝1回、技能賞1回。
昭和53年(1978)8月12日生まれ。本名は垣添 徹。
大分県宇佐市出身の垣添は、アマチュア時代に中学横綱、学生横綱のタイトルを獲得して角界入り。日本体育大学出身として初の幕内力士となり、馬力ある突き押しを武器に自己最高位となる小結まで昇進した。引退後は指導者としての道を歩み、現在は雷部屋の師匠として後進の育成に尽力している。
学生横綱から角界へ
宇佐北部中学校時代に全国中学校相撲選手権大会で個人優勝を果たし、中学生横綱の栄冠に輝く。進学した日本体育大学でも活躍を続け、4年次には全国学生相撲選手権大会で優勝して学生横綱のタイトルを獲得した。この実績により幕下15枚目格付出の規定を満たして武蔵川部屋へ入門する。当初は平成13年(2001年)3月場所での初土俵を予定していたが、前年に出場した世界相撲選手権大会で左膝前十字靱帯を断裂する大怪我を負い、手術を受けた影響で見送っていた。しかし、付出資格の有効期限が迫っていたため、苦渋の決断として同年9月場所において本名の「垣添」で初土俵を踏む。依然として怪我が癒えていなかったため同場所は全休となり、有望株として期待を集める中、初土俵から休場という苦難の船出となった。
日体大初の幕内力士誕生と三役昇進
全休の影響で翌11月場所は東幕下55枚目まで番付を下げたものの、持ち前の突き押しを武器に着実に地力をつけていく。腰や膝の怪我を抱えながらも平成15年(2003年)3月場所で新十両に昇進すると、同年7月場所では11勝4敗の成績を収めて十両優勝を飾った。続く9月場所で新入幕を果たし、日本体育大学出身者として初の幕内力士誕生という快挙を成し遂げる。幕内の土俵でも持ち味を発揮し、平成16年(2004年)1月場所では11勝4敗の好成績で自身初となる技能賞を獲得。翌3月場所では自己最高位となる新小結に昇進した。同場所は負け越し三役在位はこの1場所のみとなったが、その後の平幕の土俵では魁皇や千代大海といった大関陣から白星を挙げるなど、上位を脅かす存在として活躍した。
幕内への定着と苦闘の晩年
新入幕以降は一度も十両へ陥落することなく、長らく幕内中位から下位に定着して土俵を務めた。しかし、平成22年(2010年)は1場所も勝ち越しを果たせず、同年11月場所において43場所連続で務めた幕内から十両へ陥落する。翌年の1月場所でも負け越して幕下へ陥落し、一度は引退を決意したが、大学の同級生で長く付け人を務めてきた剣武の説得を受け現役続行を決断した。陥落して迎えた同年5月の技量審査場所では西幕下筆頭で3勝4敗と負け越したものの、大相撲八百長問題による大量引退の影響により、負け越しでの昇進という異例の形で十両復帰を果たす。しかし、再十両となった翌7月場所で1勝14敗と大敗を喫して関取に定着することはできず、平成24年(2012年)3月場所では、三役経験者として史上初となる幕下で7戦全敗を喫する。負け越し決定後、全日本新相撲元王者である妻からの励ましを受け、全盛期を知らない長男のために白星を目指して奮戦したが結果は伴わなかった。同年4月、同級生である剣武と時を同じくして現役引退を表明し、土俵人生に幕を下ろした。
指導者の道と雷部屋の継承
引退直後は豪風から名跡を借りて年寄「押尾川」を襲名し、藤島部屋の部屋付き親方となった。同年10月に空き名跡となっていた「雷(いかずち)」を正式に取得して名跡を変更。平成25年(2013年)8月に15代武蔵川(元横綱・武蔵丸)が率いる武蔵川部屋へ移籍し、令和2年(2020年)9月には入間川部屋へと転籍した。その後、令和5年(2023年)2月に停年を迎えた16代入間川(元関脇・栃司)から部屋を継承。部屋の名称を「雷部屋」へと改め、62年ぶりとなる名称復活を果たした。部屋継承に際しては「もう1回初心に戻っていい部屋にしていきたい」と抱負を語り、現在は師匠として新たな力士の育成に情熱を注いでいる。
- 四股名
- 垣添 徹 (かきぞえ とおる)
- 最高位
- 小結
- 年寄名跡
- 21代押尾川 徹(藤島) → 17代雷 徹(藤島) → 17代雷 徹(武蔵川) → 17代雷 徹(入間川) → 17代雷 徹
- 出身地
- 大分県宇佐市
- 本名
- 垣添 徹
- 生年月日
- 昭和53年(1978)8月12日(47歳)
- 出身高校
- 大分県立宇佐産業科学高校
- 出身大学
- 日本体育大学
- 所属部屋
- 武蔵川~藤島部屋
- 改名歴
- 垣添 徹
- 初土俵
- 平成13年(2001)9月 幕下15枚目付出(23歳1ヶ月)
- 新十両
- 平成15年(2003)3月(所要9場所)
- 24歳7ヶ月(初土俵から1年6ヶ月)
- 新入幕
- 平成15年(2003)9月(所要12場所)
- 25歳1ヶ月(初土俵から2年0ヶ月)
- 新小結
- 平成16年(2004)3月(所要15場所)
- 25歳7ヶ月(初土俵から2年6ヶ月)
- 最終場所
- 平成24年(2012)3月場所(33歳7ヶ月)※番付上は平成24年(2012)5月場所
- 大相撲歴
- 63場所(10年6ヶ月)
- 通算成績
- 388勝430敗15休817出場(勝率.475)
- 通算63場所
- 勝ち越し30場所(勝ち越し率.476)(勝ち越し星82)
- 優勝等
- 十両優勝1回
- 受賞・金星
- 技能賞1回
- 持給金
- 44円(勝ち越し星82個)
- 幕内戦歴
- 299勝343敗3休641出場(勝率.466)
- 在位43場所(在位率.683)
- 勝ち越し19場所(勝ち越し率.442)
- 三役戦歴
- 6勝9敗0休15出場(勝率.400)
- 在位1場所(在位率.016)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 小結戦歴
- 6勝9敗0休15出場(勝率.400)
- 在位1場所(在位率.016)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 前頭戦歴
- 293勝334敗3休626出場(勝率.468)
- 在位42場所(在位率.667)
- 勝ち越し19場所(勝ち越し率.452)
- 十両戦歴
- 42勝48敗0休90出場(勝率.467)
- 在位6場所(在位率.095)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.500)
- 関取戦歴
- 341勝391敗3休731出場(勝率.466)
- 在位49場所(在位率.778)
- 勝ち越し22場所(勝ち越し率.449)
- 幕下以下歴
- 47勝39敗12休86出場(勝率.547)
- 在位14場所(在位率.222)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.571)
名鑑ページでは、以下のような詳細な分析データをはじめ、豊富な表やグラフをご覧いただけます。
- ✅ 勝った決まり手1位:押し出し(165回 / 42.5%)
- ✅ 負けた決まり手1位:押し出し(83回 / 19.3%)
- ✅ 得意な相手:北勝力(14勝4敗 / 勝率.778)
- ✅ 苦手な相手:岩木山(1勝17敗 / 勝率.056)
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