大相撲用語解説。相撲にまつわる言葉をご紹介!
横綱関連のニュースで耳にすることがあるかもしれない「麻もみ(あさもみ)」という言葉について解説していきます。
令和6年11月場所
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この記事の目次
麻もみ(あさもみ)とは
麻もみ(あさもみ)とは、横綱の綱の材料である麻を柔らかく揉みほぐす作業のことです。
横綱の綱を作ることを「綱打ち(つなうち)」といいますが、この綱打ちは意外と頻繁に行われているのをご存じですか?
新横綱が誕生したときはもちろんですが、それ以外にも年3回の東京本場所前に作り替えられているのです。
この綱打ちのときに麻に米ぬかをまぶしながら細く柔らかく揉みほぐしていく作業があり、この作業のことを麻もみと呼んでいます。つまり、横綱が所属する部屋では最低でも年3回は麻もみが行われていることになります。
麻もみは重労働
綱打ちは横綱が所属する部屋の力士たちが中心となり行います。所属する力士が少ない場合は同門の部屋などから助っ人が来ることもあるようです。
綱に使用する麻の量は横綱の体型により多少の違いはありますが、おおよそ6~10㎏ほどあり屈強な力士たちにとっても大変な重労働です。
どれぐらいので人数で作業するかにもよりますが、慣れた部屋でも半日はかかるたいへんな作業のようです。