大相撲用語解説。相撲にまつわる言葉をご紹介!
大相撲の解説などでよく耳にする「合口(あいくち)」という言葉について解説していきます。
令和6年9月場所
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この記事の目次
合口/相口(あいくち)とは
対戦相手との相撲の相性のことで、地位や実力には関係なく勝敗に大きな差が付くケースがあります。
四つや、けんか四つなどの得意な差し手によるものや、押し相撲と四つ相撲などの得意な相撲の型などが影響することもありますが、それだけでは説明できない相性もあるようです。
合口がいい
自分にとって取りやすい相手であり、分があることを意味します。
過去の力士で最高位が同じ力士同士で、合口がいい例をいくつかあげてみます。
最高位が小結同士
- 岩木山:17勝-1勝:垣添
最高位が関脇同士
- 富士櫻:11勝-0勝:陸奥嵐
- 寺尾:13勝-0勝:栃司
- 太寿山:18勝-1勝:多賀竜
- 琴錦:40勝-9勝:安芸乃島
最高位が横綱同士
- 双葉山:9勝-1勝:安藝ノ海
- 大鵬:28勝-6勝:佐田の山
- 大鵬:26勝-5勝:北の富士
- 千代の富士:30勝-6勝:旭富士
- 白鵬:44勝-8勝:鶴竜
合口が悪い
苦手にしている力士がいるとき、その相手に対して使われる言葉です。
過去の力士で、上位力士が下位力士に対して合口が悪い例をいくつかあげていきます。 上位力士が最高位在位中の対戦のみピックアップしました。
最高位が大関で合口が悪い例
- 松登(大関):3勝-9勝:若ノ海(小結)
- 北の湖(横綱):7勝-13勝:朝潮(大関)
- 朝潮(大関):5勝-10勝:琴ヶ梅(関脇)
- 小錦(大関):10勝-25勝:安芸乃島(関脇)
- 雅山(大関):5勝-7勝:闘牙(小結)
- 雅山(大関):12勝-15勝:土佐ノ海(関脇)
- 武双山(大関):17勝-18勝:土佐ノ海(関脇)
- 武双山(大関):11勝-12勝:旭天鵬(関脇)
- 琴欧洲(大関):5勝-9勝:若の里(関脇)
- 琴欧洲(大関):10勝-13勝:栃煌山(関脇)
- 琴欧洲(大関):2勝-8勝:松鳳山(小結)
- 貴ノ浪(大関):3勝-10勝:闘牙(小結)
最高位が横綱で合口が悪い例
- 大乃国(横綱):8勝-8勝:板井(小結)
- 北の湖(横綱):7勝-13勝:朝潮(大関)
- 旭富士(横綱):8勝-12勝:安芸乃島(関脇)