大相撲用語解説。相撲にまつわる言葉をご紹介!
今ではあまり聞くことがない相撲ことば「相中(あいちゅう)」について解説していきます。
令和6年11月場所
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相中/間中/合中(あいちゅう)とは
江戸の頃の番付にあった地位で、現在の序ノ口に相当する幕下五段よりも下位に位置する地位でした。
その頃は前相撲から始まり、相中(あいちゅう)、本中と進み、ようやく幕下五段(序ノ口)へと辿りついたようです。
現在の番付にも相中の痕跡が
当時は相中と本中を合わせて「中相相撲(ちゅうあいずもう)」と呼んでいましたが、実はこの痕跡は現在の番付表にも残されています。
番付表の左下をよく見ると「此外中前相撲東西ニ御座候(このほかちゅうまえずもうとうざいにござそうろう)」と書かれていますが、この意味は「番付に載っている者以外にも中前相撲を取る力士が東西にいます」ということなんです。
この中前相撲の「中」が相中や本中力士のことを指しているんですね。