藤島(ふじしま)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する藤島部屋の大相撲力士まとめ!
この記事では藤島部屋と、その前身である武蔵川部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。
なお、年寄名跡欄の
現役の藤島部屋力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら
相撲部屋や出身地ごとの場所の成績からランキングを作成しております。初場所、好調な相撲部屋や力士の出身地はどこ?
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- 一門 :出羽海一門
- 創設 :昭和56年(1981)8月29日 ※武蔵川部屋として創設
- 創設者:14代・武蔵川 晃偉(第57代横綱・三重ノ海)
- 改称 :平成22年(2010)9月29日
- 改称者:18代・藤島 武人(元大関・武双山)
- 現師匠:同上
- 所在地:東京都荒川区東日暮里4-27-1
この記事の目次
藤島部屋の概略
現在の相撲部屋のなかで屈指のややこしさを誇るのが、この藤島部屋と武蔵川部屋の関係性ではないでしょうか?ちょっと整理しておきましょう。
藤島部屋とは
藤島部屋とは、14代武蔵川(元横綱・三重ノ海)が興した武蔵川部屋を前身とする相撲部屋です。
出羽海部屋からの分家で武蔵川部屋の創設
昭和55年(1980年)11月場所中に引退した横綱・三重ノ海は、14代武蔵川として出羽海部屋の部屋付親方を努めていましたが、昭和56年(1981年)8月29日に分家独立を果たして武蔵川部屋を創設しました。 「不許分家独立」の不文律がある出羽海部屋からの円満分家は、大正14年(1925年)5月の元横綱・栃木山による春日野部屋創設以来、実に56年ぶりとなる分家でした。
武蔵川部屋から藤島部屋へ、そして「新生」武蔵川部屋
数々の名力士を育て上げた14代は、平成22年(2010年)9月に師匠の座を18代藤島(元大関・武双山)へと譲りますが、名跡の交換はせずに部屋の名称は武蔵川部屋から藤島部屋へと改称されました。
そして、この藤島部屋の部屋付親方だった15代武蔵川(元横綱武蔵丸)が平成25年(2013年)4月1日に分家独立をして創設したのが現在の武蔵川部屋となります。
つまり、「本家は名称を変更して、分家が本家の名を継いだ」と言う関係性にあるのです。
藤島部屋の系譜
藤島部屋の成り立ちを系譜でご紹介します。
藤島部屋の優勝力士
優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、現在の藤島部屋(武蔵川部屋)からは3人の幕内最高優勝力士が誕生しています。
藤島部屋の初優勝はいつで誰?
藤島部屋(武蔵川部屋)の初優勝力士は、平成6年(1994)7月場所で西大関だった武蔵丸です。
藤島部屋の優勝力士一覧
では、歴代の藤島部屋(武蔵川部屋)の幕内優勝力士を年月順で一覧表にして見てみましょう。
№ | 四股名 | 優勝場所 | 回数 | 優勝時の番付 | 出身 | 部屋 | 最高位 | 成績 | 四股名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 武蔵丸 | 平成6年7月 | 初 | 西大関 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 15勝0敗 | 武蔵丸 | 武蔵丸、初優勝を全勝で飾る |
2 | 武蔵丸 | 平成8年11月 | 2回目 | 西大関 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 11勝4敗 | 武蔵丸 | |
3 | 武蔵丸 | 平成10年1月 | 3回目 | 西大関 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 12勝3敗 | 武蔵丸 | |
4 | 武蔵丸 | 平成11年3月 | 4回目 | 東大関 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | |
5 | 武蔵丸 | 平成11年5月 | 5回目 | 東大関 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | 2場所連続優勝、場所後に横綱へと昇進 |
6 | 出島 | 平成11年7月 | 初 | 西関脇 | 石川県 | 武蔵川 (現・藤島) |
大関 | 13勝2敗 | 出島 | 横綱・曙との優勝決定戦、立ち合い左にいなす注文相撲で勝利 |
7 | 武蔵丸 | 平成11年9月 | 6回目 | 西横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 12勝3敗 | 武蔵丸 | |
8 | 武蔵丸 | 平成11年11月 | 7回目 | 東横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 12勝3敗 | 武蔵丸 | |
9 | 武双山 | 平成12年1月 | 初 | 東関脇2 | 茨城県 | 武蔵川 (現・藤島) |
大関 | 13勝2敗 | 武双山 | |
10 | 武蔵丸 | 平成12年9月 | 8回目 | 西横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 14勝1敗 | 武蔵丸 | |
11 | 武蔵丸 | 平成13年11月 | 9回目 | 東横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | |
12 | 武蔵丸 | 平成14年3月 | 10回目 | 東横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | 武蔵丸、10回目の優勝 |
13 | 武蔵丸 | 平成14年5月 | 11回目 | 東横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | |
14 | 武蔵丸 | 平成14年9月 | 12回目 | 東横綱 | ハワイ | 武蔵川 (現・藤島) |
67代横綱 | 13勝2敗 | 武蔵丸 | 長期休場明けの貴乃花を破り、現役最後となる12回目の優勝 |
藤島部屋の優勝力士ランキング
次は藤島部屋力士の優勝回数と成績のランキングです。
順位 | 四股名 | 優勝 | 最高位 | 出身地 | 勝数 | 敗数 | 横綱 | 大関 | 関脇 | 小結 | 前頭 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 武蔵丸 | 12回 | 67代横綱 | ハワイ | 154勝 | 26敗 | 7回 | 5回 | 0回 | 0回 | 0回 |
2位 | 出島 | 1回 | 大関 | 石川県 | 13勝 | 2敗 | 0回 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 |
2位 | 武双山 | 1回 | 大関 | 茨城県 | 13勝 | 2敗 | 0回 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 |
最高位が前頭の現役力士
武将山 虎太郎
武将山 虎太郎(ぶしょうざん こたろう)は茨城県 水戸市出身、藤島部屋の力士で最高位は前頭12枚目。令和6年11月場所の番付は西 前頭17枚目。
幕下では同点優勝の経験もある実力者
- 四股名
- 武将山 虎太郎(ぶしょうざん こたろう)
- 最高位
- 前頭12枚目
- 最新番付
- 西 前頭17枚目
- 出身地
- 茨城県 水戸市
- 本名
- 藤原 虎太郎
- 生年月日
- 平成7年(1995)12月6日(28歳)
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 藤島部屋
- 改名歴
- 虎太郎⇒武将山
- 初土俵
- 平成26年(2014)1月(18歳1ヵ月)
- 新十両
- 令和3年(2021)3月(25歳3ヵ月)
- 新入幕
- 令和5年(2023)3月(27歳3ヵ月)
- 優勝
- 無し
- 通算成績
- 322勝300敗7休/620出場(勝率:51.9%)
- 直近7場所
- 17勝36敗4休(十両:28勝17敗)
- 7場所勝率
- 46.4%
- 令6年11月
- 西 前頭17枚目(5枚半降下)
- 1勝7敗4休
- ●●●●●|○■ややや|や●
- 令6年9月
- 東 前頭12枚目(4枚半上昇・最高位更新)
- 4勝11敗
- ○○●○○|●●●●●|●●●●●
- 令6年7月
- 西 前頭16枚目(2枚上昇)
- 8勝7敗
- ●○○●○|●○○●○|●●○○●
- 令6年5月
- 東 十両2枚目(3枚上昇)
- 9勝6敗
- ○○○●●|○○●●○|●●○○○
- 令6年3月
- 東 十両5枚目(5枚降下)
- 9勝6敗
- ●○●○●|○●○●○|●○○○○
- 令6年1月
- 西 前頭16枚目(2枚半上昇)
- 4勝11敗
- ●●○○●|○○●●●|●●●●●
- 令5年11月
- 東 十両2枚目
- 10勝5敗
- ○○○●○|●○●○●|●○○○○
最高位が十両の現役力士
藤青雲 龍輝
藤青雲 龍輝(ふじせいうん たつき)は熊本県 熊本市西区出身、藤島部屋の力士で最高位は十両6枚目。令和6年11月場所の番付は西 十両10枚目。
熊本市立河内小学1年の頃から中村相撲道場で相撲を始める。一時は相撲から離れていたこともあったが文徳高校に進学すると本格的に相撲に取り組み、数々の大会で好成績をあげるようになった。
大学は明治大学に進学し東日本新人戦ベスト16、国体成年の部・個人ベスト32などの成績をおさめた。親の勧めもあり、卒業後は実業団相撲部がある会社に就職したが、コロナ禍では試合もなく、ならばプロで勝負をしたいと一念発起し藤島部屋の門を叩いた。
番付に初めてついた令和3年(2021)5月場所では7戦全勝、同じ藤島部屋の同期である勝呂との優勝決定戦に進出し見事序ノ口優勝を飾った。
- 四股名
- 藤青雲 龍輝(ふじせいうん たつき)
- 最高位
- 十両6枚目
- 最新番付
- 西 十両10枚目
- 出身地
- 熊本県 熊本市西区
- 本名
- 東 龍輝
- 生年月日
- 平成9年(1997)12月5日(26歳)
- 出身高校
- 文徳高校
- 出身大学
- 明治大学
- 所属部屋
- 藤島部屋
- 初土俵
- 令和3年(2021)3月(23歳3ヵ月)
- 新十両
- 令和5年(2023)5月(25歳5ヵ月)
- 優勝
- 幕下優勝1回,三段目優勝2回,序ノ口優勝1回
- 通算成績
- 109勝53敗29休/162出場(勝率:67.3%)
- 直近7場所
- 24勝18敗(幕下以下:18勝3敗7休)
- 7場所勝率
- 66.7%
- 令6年11月
- 西 十両10枚目(変動なし)
- 8勝4敗
- ●○○○○|○●●●○|○○
- 令6年9月
- 西 十両10枚目(3枚半上昇)
- 7勝8敗
- ●○●●○|○○●○○|●○●●●
- 令6年7月
- 東 十両14枚目(11枚上昇)
- 9勝6敗
- ●○○●○|○○○●●|○○○●●
- 令6年5月
- 東 幕下11枚目(3枚半上昇)
- 7勝0敗(幕下優勝)
- ○-○--|○-○○-|○-○--
- 令6年3月
- 西 幕下14枚目(72枚半上昇)
- 4勝3敗
- ○-●--|○-●○-|-○--●
- 令6年1月
- 西 三段目26枚目(40枚半降下)
- 7勝0敗(三段目優勝)
- ○-○-○|-○-○-|○-○--
- 令5年11月
- 東 幕下46枚目
- 0勝0敗7休
- 休場
武蔵川部屋の横綱
武蔵丸 光洋
武蔵丸 光洋(むさしまる こうよう)はハワイ・オアフ島出身、武蔵川部屋の元力士で、最高位は第67代横綱。
平成元年(1989)9月場所に18歳4ヶ月で初土俵を踏み、平成15年(2003)11月場所を最後に引退(32歳6ヶ月)。
通算成績は779勝294敗115休1068出場。生涯勝率.726。通算86場所中、74場所を勝ち越した(勝ち越し率.871)。
主な成績は幕内優勝12回(同点6,次点8),十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回。殊勲賞1回,敢闘賞1回,技能賞2回。
昭和46年(1971)5月2日生まれ。本名は武蔵丸 光洋(ハワイ名はフィアマル・ペニタニ)。
外国出身力士として2人目の横綱、ライバル貴乃花と数々の名勝負を生んだ「横綱の魂」。
- 年寄
15代・武蔵川 光偉 - 四股名
- 武蔵丸 光洋(むさしまる こうよう)
- 最高位
- 第67代横綱
- 年寄名跡
- 五年年寄 武蔵丸 光洋 → 15代振分 光洋 → 3代大島 光洋 →
15代武蔵川 光偉 - 出身地
- アメリカ・ハワイ・オアフ島
- 本名
- フィアマル・ペニタニ → 武蔵丸 光洋
- 生年月日
- 昭和46年(1971)5月2日(53歳)
- 所属部屋
- 武蔵川部屋
- 改名歴
- 武蔵丸 光洋
- 初土俵
- 平成元年(1989)9月 前相撲(18歳4ヶ月)
- 新十両
- 平成3年(1991)7月(所要11場所)
- 20歳2ヶ月(初土俵から1年10ヶ月)
- 新入幕
- 平成3年(1991)11月(所要13場所)
- 20歳6ヶ月(初土俵から2年2ヶ月)
- 新小結
- 平成4年(1992)5月(所要16場所)
- 21歳0ヶ月(初土俵から2年8ヶ月)
- 新関脇
- 平成4年(1992)9月(所要18場所)
- 21歳4ヶ月(初土俵から3年0ヶ月)
- 新大関
- 平成6年(1994)3月(所要27場所)
- 22歳10ヶ月(初土俵から4年6ヶ月)
- 横綱昇進
- 平成11年(1999)7月(所要59場所)
- 28歳2ヶ月(初土俵から9年10ヶ月)
- 最終場所
- 平成15年(2003)11月(32歳6ヶ月)
- 大相撲歴
- 86場所(14年2ヶ月)
- 通算成績
- 779勝294敗115休1068出場(勝率.726)
- 通算86場所
- 勝ち越し74場所(勝ち越し率.871)
- 優勝等
- 幕内優勝12回(同点6,次点8),十両優勝1回,三段目優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞1回,敢闘賞1回,技能賞2回
- 幕内戦歴
- 706勝267敗115休968出場(勝率.726)
- 在位73場所(在位率.849)
- 勝ち越し63場所(勝ち越し率.863)
- 横綱戦歴
- 216勝67敗115休278出場(勝率.763)
- 在位27場所(在位率.314)
- 勝ち越し17場所(勝ち越し率.630)
- 大関戦歴
- 353勝127敗0休480出場(勝率.735)
- 在位32場所(在位率.372)
- 勝ち越し32場所(勝ち越し率1.000)
- 三役戦歴
- 108勝57敗0休165出場(勝率.655)
- 在位11場所(在位率.128)
- 勝ち越し11場所(勝ち越し率1.000)
- 関脇戦歴
- 89勝46敗0休135出場(勝率.659)
- 在位9場所(在位率.105)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率1.000)
- 小結戦歴
- 19勝11敗0休30出場(勝率.633)
- 在位2場所(在位率.023)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
- 前頭戦歴
- 29勝16敗0休45出場(勝率.644)
- 在位3場所(在位率.035)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率1.000)
- 十両戦歴
- 21勝9敗0休30出場(勝率.700)
- 在位2場所(在位率.023)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率1.000)
- 関取戦歴
- 727勝276敗115休998出場(勝率.725)
- 在位75場所(在位率.872)
- 勝ち越し65場所(勝ち越し率.867)
- 幕下以下歴
- 52勝18敗0休70出場(勝率.743)
- 在位10場所(在位率.116)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.900)
武蔵川~藤島部屋の大関
武双山 正士
茨城県水戸市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は大関。アマチュア横綱を獲得して角界入りした「平成の怪物」、魁皇は最大のライバルであり良き親友。
18代・藤島 武人 - 四股名 :武双山 正士(むそうやま まさし)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:
18代藤島 - 出身地 :茨城県水戸市
- 本 名 :尾曽 武人
- 生年月日:昭和47年(1972)2月14日(52歳)
- 出身大学:専修大学(中退)
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :尾曽⇒武双山
- 初土俵 :平成5年(1993)1月・幕下60付出(20歳11ヵ月)
- 新十両 :平成5年(1993)5月(21歳3ヵ月)
- 新入幕 :平成5年(1993)9月(21歳7ヵ月)
- 新三役 :平成6年(1994)3月(22歳1ヵ月)
- 新大関 :平成12年(2000)5月(28歳3ヵ月)
- 最終場所:平成16年(2004)11月(32歳9ヵ月)
- 生涯戦歴:554勝377敗122休/921出場(72場所)
- 生涯勝率:59.5%
- 優勝等 :幕内優勝1回(次点4),幕下優勝2回
- 成 績 :殊勲賞5回,敢闘賞4回,技能賞4回,金星2個
- 幕内戦歴:520勝367敗122休(68場所)勝率:58.6%
- 大関:186勝148敗60休(27場所)勝率:55.7%
- 関脇:177勝111敗12休(20場所)勝率:61.5%
- 小結:78勝67敗20休(11場所)勝率:53.8%
- 前頭:79勝41敗30休(10場所)勝率:65.8%
- 十両戦歴:20勝10敗(2場所)勝率:66.7%
出島 武春
石川県金沢市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は大関。平成11年の名古屋場所では優勝と三賞を総なめする大活躍、立ち合いからの鋭い出足が武器で「出る出る出島」と称された。
15代・大鳴戸 武春(藤島部屋) - 四股名 :出島 武春(でじま たけはる)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:15代大鳴戸
- 出身地 :石川県金沢市
- 本 名 :出島 武春
- 生年月日:昭和49年(1974)3月21日(50歳)
- 出身大学:中央大学
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 初土俵 :平成8年(1996)3月・幕下60付出(22歳0ヵ月)
- 新十両 :平成8年(1996)9月(22歳6ヵ月)
- 新入幕 :平成9年(1997)3月(23歳0ヵ月)
- 新三役 :平成9年(1997)11月(23歳8ヵ月)
- 新大関 :平成11年(1999)9月(25歳6ヵ月)
- 最終場所:平成21年(2009)7月(35歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:595勝495敗98休/1085出場(81場所)
- 生涯勝率:54.6%
- 優勝等 :幕内優勝1回(次点2),十両優勝1回,幕下優勝1回
- 成 績 :殊勲賞3回,敢闘賞4回,技能賞3回,金星6個
- 幕内戦歴:546勝478敗98休(75場所)勝率:53.3%
- 大関:100勝71敗9休(12場所)勝率:58.5%
- 関脇:41勝27敗7休(5場所)勝率:60.3%
- 小結:45勝45敗15休(7場所)勝率:50.0%
- 前頭:360勝335敗67休(51場所)勝率:51.8%
- 十両戦歴:32勝13敗(3場所)勝率:71.1%
雅山 哲士
茨城県水戸市出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で最高位は大関。小学生の頃から水戸尾曽相撲道場に通い武双山(現・藤島親方)の父に相撲の指導を受けた。明治大学2年次に東日本学生相撲個人体重無差別級で優勝、3年次に全日本大学選抜相撲宇和島大会で優勝して大学タイトル2冠を達成。これを機に大学を中退して幕下最下位格付出で初土俵を踏むや幕下で2場所、さらに十両で2場所と4場所連続優勝を達成して一気に新入幕となった。その後も勢いは止まらず所要12場所で大関へと昇進。これは戦後最速大関であり「平成の新怪物」と呼ばれた。
しかし大関昇進後は振るわず、また足の怪我などもあり大関在位中は1度も二桁勝利をあげることなくわずか8場所で大関陥落となった。その後は三役と平幕を行き来していたが、平成22年に起きた大相撲野球賭博問題で1場所の出場停止処分を受けて7月場所を全休。これにより翌場所は大受以来史上2人目となる元大関の十両陥落となった。
なんとか1場所で幕内に復帰した雅山は徐々に番付をあげていき、平成24年1月場所では小結に返り咲いた。十両に陥落した元大関が、三役復帰を果たしたのは雅山が大相撲史上初。
引退後は藤島部屋の部屋付親方として後進の指導にあたっていたが、平成30年4月に念願だった独立を果たし二子山部屋を創設。
14代・二子山 雅高 - 四股名 :雅山 哲士(みやびやま てつし)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:
14代二子山 - 出身地 :茨城県水戸市
- 本 名 :竹内 雅人
- 生年月日:昭和52年(1977)7月28日(47歳)
- 出身大学:明治大学(中退)
- 所属部屋:武蔵川⇒藤島部屋
- 改名歴 :竹内⇒雅山
- 初土俵 :平成10年(1998)7月・幕下60付出(21歳0ヵ月)
- 新十両 :平成10年(1998)11月(21歳4ヵ月)
- 新入幕 :平成11年(1999)3月(21歳8ヵ月)
- 新三役 :平成12年(2000)1月(22歳6ヵ月)
- 新大関 :平成12年(2000)7月(23歳0ヵ月)
- 最終場所:平成25年(2013)3月(35歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:654勝582敗68休/1233出場(88場所)
- 生涯勝率:52.9%
- 優勝等 :幕内同点1・次点3回,十両優勝2回,幕下優勝2回
- 成 績 :殊勲賞2回,敢闘賞5回,技能賞1回,金星2個
- 幕内戦歴:599勝563敗68休(82場所)勝率:51.5%
- 大関:57勝58敗5休(8場所)勝率:49.6%
- 関脇:104勝76敗30休(14場所)勝率:57.8%
- 小結:41勝49敗(6場所)勝率:45.6%
- 前頭:397勝380敗33休(54場所)勝率:51.1%
- 十両戦歴:41勝19敗(4場所)勝率:68.3%
武蔵川部屋の小結
和歌乃山 洋
和歌山県御坊市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は小結。糖尿病で幕下まで陥落したが精進を重ねて29場所ぶりに再入幕、小結まで昇進した。引退後は部屋付親方として後進の指導にあたっていたが、ちゃんこ番への行き過ぎた指導が体罰だとして問題となり、のちに退職。
- 四股名 :和歌乃山 洋(わかのやま ひろし)
- 最高位 :小結
- 年寄名跡:13代山分
- 出身地 :和歌山県御坊市
- 本 名 :西崎 洋
- 生年月日:昭和47年(1972)5月12日
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :西崎⇒和歌乃山
- 初土俵 :昭和63年(1988)3月(15歳10ヵ月)
- 新十両 :平成3年(1991)7月(19歳2ヵ月)
- 新入幕 :平成4年(1992)5月(20歳0ヵ月)
- 新三役 :平成13年(2001)3月(28歳10ヵ月)
- 最終場所:平成17年(2005)9月(33歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:629勝618敗40休/1245出場(106場所)
- 生涯勝率:50.4%
- 優勝等 :十両優勝2回,幕下優勝3回,三段目同点1回
- 成 績 :敢闘賞1回
- 幕内戦歴:204勝254敗22休(32場所)勝率:44.5%
- 小結:6勝9敗(1場所)勝率:40.0%
- 前頭:198勝245敗22休(31場所)勝率:44.7%
- 十両戦歴:278勝276敗1休(37場所)勝率:50.2%
武蔵川~藤島部屋の小結
垣添 徹
垣添 徹(かきぞえ とおる)は大分県宇佐市出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で、最高位は小結。
平成13年(2001)9月場所に23歳0ヶ月で初土俵を踏み、平成24年(2012)3月場所を最後に引退(33歳7ヶ月)(※番付上は平成24年5月場所が最後)。
通算成績は388勝430敗15休816出場。生涯勝率.474。通算63場所中、30場所を勝ち越した(勝ち越し率.476)。
主な成績は十両優勝1回。技能賞1回。
昭和53年(1978)8月12日生まれ。本名は垣添 徹。
宇佐北部中学時代に全国中学校相撲選手権大会で個人優勝、中学生横綱の栄冠に輝く。日体大学4年次には全国学生相撲選手権大会で優勝して学生横綱のタイトルを獲得。これにより幕下15枚目格付出の資格を得た垣添は武蔵川部屋に入門、初土俵を踏んだ。
しかし膝の怪我のため新十両昇進まで9場所を要すことに。十両昇進からは順調に勝ち越しをあげ3場所で新入幕を果たす。これは日体大初の幕内力士誕生となった。
引退後は藤島部屋の部屋付親方として後進の指導にあたっていたが平成25年(2013)8月に15代武蔵川(元横綱・武蔵丸)の武蔵川部屋へと移籍。その後、令和2年(2020)9月に入間川部屋に転籍した。
停年を4月に控えた16代入間川(元関脇・栃司)から部屋を継承。令和5年(2023年)2月1日付で入間川部屋から雷部屋へと名称を変更し、部屋を率いることとなった。
- 年寄
17代・雷 徹 - 四股名
- 垣添 徹(かきぞえ とおる)
- 最高位
- 小結
- 年寄名跡
21代押尾川 徹 →17代雷 徹 →17代雷 徹 - 出身地
- 大分県宇佐市
- 本名
- 垣添 徹
- 生年月日
- 昭和53年(1978)8月12日(46歳)
- 出身高校
- 大分県立宇佐産業科学高校
- 出身大学
- 日本体育大学
- 所属部屋
- 武蔵川~藤島部屋
- 改名歴
- 垣添 徹
- 初土俵
- 平成13年(2001)9月 幕下15枚目格付出(23歳0ヶ月)
- 新十両
- 平成15年(2003)3月(所要9場所)
- 24歳6ヶ月(初土俵から1年6ヶ月)
- 新入幕
- 平成15年(2003)9月(所要12場所)
- 25歳0ヶ月(初土俵から2年0ヶ月)
- 新小結
- 平成16年(2004)3月(所要15場所)
- 25歳7ヶ月(初土俵から2年6ヶ月)
- 最終場所
- 平成24年(2012)3月(33歳7ヶ月)※番付上は平成24年5月場所
- 大相撲歴
- 63場所(10年6ヶ月)
- 通算成績
- 388勝430敗15休816出場(勝率.474)
- 通算63場所
- 勝ち越し30場所(勝ち越し率.476)(勝ち越し星82)
- 優勝等
- 十両優勝1回
- 受賞・金星
- 技能賞1回
- 持給金
- 44円(勝ち越し星82個)
- 幕内戦歴
- 299勝343敗3休641出場(勝率.466)
- 在位43場所(在位率.683)
- 勝ち越し19場所(勝ち越し率.442)
- 小結戦歴
- 6勝9敗0休15出場(勝率.400)
- 在位1場所(在位率.016)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 前頭戦歴
- 293勝334敗3休626出場(勝率.467)
- 在位42場所(在位率.667)
- 勝ち越し19場所(勝ち越し率.452)
- 十両戦歴
- 42勝48敗0休90出場(勝率.467)
- 在位6場所(在位率.095)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.500)
- 関取戦歴
- 341勝391敗3休731出場(勝率.466)
- 在位49場所(在位率.778)
- 勝ち越し22場所(勝ち越し率.449)
- 幕下以下歴
- 47勝39敗12休85出場(勝率.547)
- 在位14場所(在位率.222)
- 勝ち越し8場所(勝ち越し率.571)
武蔵川~藤島部屋の前頭
武雄山 喬義
愛知県豊橋市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は前頭筆頭。イチローと同じ愛工大名電高出身。平成13年(2001)7月場所では8人で争われた十両の優勝決定戦を制した。
14代・山分 喬喜(藤島部屋) - 四股名 :武雄山 喬義(ぶゆうざん たけよし)
- 最高位 :前頭筆頭
- 年寄名跡:14代大鳴戸⇒17代関ノ戸⇒14代山分
- 出身地 :愛知県豊橋市
- 本 名 :富永 丈喜
- 生年月日:昭和49年(1974)7月29日(50歳)
- 出身大学:明治大学
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :富永山⇒武雄山
- 初土俵 :平成9年(1997)3月・幕下60付出(22歳8ヵ月)
- 新十両 :平成12年(2000)5月(25歳10ヵ月)
- 新入幕 :平成13年(2001)11月(27歳4ヵ月)
- 最終場所:平成19年(2007)11月(33歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:353勝370敗12休/722出場(65場所)
- 生涯勝率:48.8%
- 優勝等 :十両優勝1回(同点1)
- 成 績 :敢闘賞2回
- 幕内戦歴:167勝196敗12休(25場所)勝率:46.0%
- 十両戦歴:72勝78敗(10場所)勝率:48.0%
翔天狼 大士
モンゴル・ホブド県出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で最高位は前頭2枚目。白鵬とは同期でしばらくは翔天狼がリードしていたが怪我などの影響で大きな差が。唯一の金星はその白鵬から。奥さんは友綱親方(元関脇・旭天鵬)の妹。
20代・北陣 大士(藤島部屋) - 四股名 :翔天狼 大士(しょうてんろう たいし)
- 最高位 :前頭2枚目
- 年寄名跡:22代春日山⇒20代北陣
- 出身地 :モンゴル・ホブド県
- 本 名 :ダグダンドルジーン・ニャムスレン⇒松平 翔
- 生年月日:昭和57年(1982)1月31日(42歳)
- 所属部屋:武蔵川⇒藤島部屋
- 改名歴 :武蔵龍⇒翔天狼
- 初土俵 :平成13年(2001)3月(19歳2ヵ月)
- 新十両 :平成20年(2008)11月(26歳10ヵ月)
- 新入幕 :平成21年(2009)3月(27歳2ヵ月)
- 最終場所:平成30年(2018)1月(36歳0ヵ月)
- 生涯戦歴:494勝484敗51休/974出場(100場所)
- 生涯勝率:50.5%
- 優勝等 :十両優勝2回
- 成 績 :敢闘賞1回,金星1個
- 幕内戦歴:164勝196敗15休(25場所)勝率:45.6%
- 十両戦歴:119勝131敗5休(17場所)勝率:47.6%
武州山 隆士
武州山 隆士(ぶしゅうやま たかし)は青森県青森市出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で、最高位は前頭3枚目。
昭和51年(1976)5月21日生まれ、本名は山内 隆志。
平成11年(1999)1月場所に22歳7ヶ月で初土俵を踏み、平成25年(2013)1月場所を最後に引退(36歳8ヶ月)。通算84場所中、41場所を勝ち越した(勝ち越し率.488)。
通算成績は416勝427敗25休843出場。生涯勝率.493。
主な成績は十両優勝2回,幕下同点1回。
若の里と高見盛とは同郷・同学年。幕下付出デビューながら新入幕まで約10年とスロー出世だった。
- 年寄
13代・待乳山 隆志(藤島部屋) - 四股名
- 武州山 隆士(ぶしゅうやま たかし)
- 最高位
- 前頭3枚目
- 年寄名跡
- 27代小野川 隆志 → 12代清見潟 隆志 → 23代春日山 隆志 → 13代待乳山 隆志
- 出身地
- 青森県青森市
- 本名
- 山内 隆志
- 生年月日
- 昭和51年(1976)5月21日(48歳)
- 出身高校
- 青森県立金木高校
- 出身大学
- 大東文化大学
- 所属部屋
- 武蔵川~藤島部屋
- 改名歴
- 山内 隆志 → 武州山 隆志 → 武州山 隆士
- 初土俵
- 平成11年(1999)1月 幕下60枚目格付出(22歳7ヶ月)
- 新十両
- 平成15年(2003)11月(所要29場所)
- 27歳5ヶ月(初土俵から4年10ヶ月)
- 新入幕
- 平成20年(2008)11月(所要59場所)
- 32歳5ヶ月(初土俵から9年10ヶ月)
- 最終場所
- 平成25年(2013)1月(36歳8ヶ月)
- 大相撲歴
- 84場所(14年0ヶ月)
- 通算成績
- 416勝427敗25休843出場(勝率.493)
- 通算84場所
- 勝ち越し41場所(勝ち越し率.488)
- 優勝等
- 十両優勝2回,幕下同点1回
- 前頭戦歴
- 63勝102敗0休165出場(勝率.382)
- 在位11場所(在位率.131)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.364)
- 十両戦歴
- 175勝185敗0休360出場(勝率.486)
- 在位24場所(在位率.286)
- 勝ち越し11場所(勝ち越し率.458)
- 関取戦歴
- 238勝287敗0休525出場(勝率.453)
- 在位35場所(在位率.417)
- 勝ち越し15場所(勝ち越し率.429)
- 幕下以下歴
- 178勝140敗25休318出場(勝率.560)
- 在位49場所(在位率.583)
- 勝ち越し26場所(勝ち越し率.531)
大輝煌 正人
和歌山県御坊市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は前頭15枚目。学生横綱で期待されながらも怪我の影響によりわずか3年で引退。
- 四股名 :大輝煌 正人(だいきこう まさと)
- 最高位 :前頭15枚目
- 出身地 :和歌山県御坊市
- 本 名 :林 正人
- 生年月日:昭和42年(1967)9月15日
- 没年月日:平成21年(2009)6月6日(享年41歳)
- 出身高校:箕島高校
- 出身大学:近畿大学
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :林⇒大輝煌⇒林⇒輝ノ海
- 初土俵 :平成2年(1990)3月・幕下60付出(22歳6ヵ月)
- 新十両 :平成2年(1990)11月(23歳2ヵ月)
- 新入幕 :平成3年(1991)1月(23歳4ヵ月)
- 最終場所:平成5年(1993)5月(25歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:100勝87敗33休/186出場(20場所)
- 生涯勝率:53.5%
- 優勝等 :十両優勝1回,幕下優勝3回
- 幕内戦歴:5勝10敗(1場所)勝率:33.3%
- 十両戦歴:51勝58敗26休(9場所)勝率:46.8%
剣武 輝希
埼玉県秩父郡小鹿野町出身、武蔵川~藤島部屋の元力士で最高位は前頭16枚目。武蔵川部屋最後の場所で十両昇進を決め、藤島部屋として初の関取に。その後、初土俵から63場所で念願の新入幕も網膜剥離の為わずか4場所後に引退となった。引退後は地元小鹿野町で家業である旅館「宮本家」を継ぎ、様々なアイデアを具体化していき成功をおさめている。
- 四股名 :剣武 輝希(つるぎだけ てるき)
- 最高位 :前頭16枚目
- 出身地 :埼玉県秩父郡小鹿野町
- 本 名 :宮本 一輝
- 生年月日:昭和54年(1979)2月7日
- 出身大学:日本体育大学
- 所属部屋:武蔵川⇒藤島部屋
- 改名歴 :宮本⇒武甲山⇒宮本⇒武甲⇒剣武
- 初土俵 :平成13年(2001)3月(22歳1ヵ月)
- 新十両 :平成22年(2010)11月(31歳9ヵ月)
- 新入幕 :平成23年(2011)11月(32歳9ヵ月)
- 最終場所:平成24年(2012)5月(33歳3ヵ月)
- 生涯戦歴:261勝208敗50休/467出場(66場所)
- 生涯勝率:55.7%
- 優勝等 :序二段同点1回,序ノ口優勝1回
- 幕内戦歴:4勝11敗(1場所)勝率:26.7%
- 十両戦歴:44勝53敗8休(7場所)勝率:45.4%
武蔵川部屋の十両
重ノ海 博久
鹿児島県大島郡瀬戸内町出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は十両11枚目。初土俵から約10年かけて十両昇進も、惜しくも1場所で陥落。
- 四股名 :重ノ海 博久(しげのうみ ひろひさ)
- 最高位 :十両11枚目
- 出身地 :鹿児島県大島郡瀬戸内町
- 本 名 :重村 博久
- 生年月日:昭和42年(1967)6月14日
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :重村⇒重ノ海
- 初土俵 :昭和58年(1983)3月(15歳9ヵ月)
- 新十両 :平成5年(1993)11月(26歳5ヵ月)
- 最終場所:平成9年(1997)5月(29歳11ヵ月)
- 生涯戦歴:305勝265敗34休/569出場(86場所)
- 生涯勝率:53.5%
- 優勝等 :序二段同点1回
- 十両戦歴:4勝11敗(1場所)勝率:26.7%
武哲山 剛
兵庫県尼崎市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は十両11枚目。相撲にたいへん詳しくその博学ぶりは「相撲博士」と称されるほど。引退後は東洋大学附属牛久高校で教壇に立ち、相撲部顧問として指導に当たっていたが平成25年に急逝。
- 四股名 :武哲山 剛(むてつやま ごう)
- 最高位 :十両11枚目
- 出身地 :兵庫県尼崎市
- 本 名 :栗本 剛
- 生年月日:昭和46年(1971)3月27日
- 没年月日:平成25年(2013)7月20日(享年42歳)
- 出身大学:中央大学
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :栗本⇒武哲山
- 初土俵 :平成5年(1993)1月・幕下60付出(21歳10ヵ月)
- 新十両 :平成6年(1994)7月(23歳4ヵ月)
- 最終場所:平成10年(1998)7月(27歳4ヵ月)
- 生涯戦歴:137勝113敗44休/248出場(34場所)
- 生涯勝率:54.8%
- 優勝等 :幕下同点1回
- 十両戦歴:39勝55敗11休(7場所)勝率:41.5%
武蔵川~藤島部屋の歴代師匠
14代・武蔵川 晃偉
三重県松阪市出身、出羽海部屋の元力士で最高位は横綱。入門まで相撲未経験も大人数の出羽海部屋のなか自らの努力で大成した。大関から陥落経験のある唯一の横綱、武蔵川部屋を興して数々の名力士を育てた。
- 四股名 :三重ノ海 剛司(みえのうみ つよし)
- 最高位 :第57代横綱
- 年寄名跡:11代山科⇒
14代武蔵川 - 出身地 :三重県松阪市
- 本 名 :石山 五郎
- 生年月日:昭和23年(1948)2月4日
- 所属部屋:出羽海部屋
- 改名歴 :石山⇒三重ノ海
- 初土俵 :昭和38年(1963)7月(15歳5ヵ月)
- 新十両 :昭和44年(1969)3月(21歳1ヵ月)
- 新入幕 :昭和44年(1969)9月(21歳7ヵ月)
- 新三役 :昭和45年(1970)7月(22歳5ヵ月)
- 新大関 :昭和51年(1976)1月(27歳11ヵ月)
- 横綱昇進:昭和54年(1979)9月(31歳7ヵ月)
- 最終場所:昭和55年(1980)11月(32歳9ヵ月)
- 生涯戦歴:695勝525敗56休1分/1214出場(105場所)
- 生涯勝率:57.0%
- 優勝等 :幕内優勝3回(同点1・次点5),三段目優勝1回
- 成 績 :殊勲賞5回,敢闘賞1回,技能賞3回,金星5個
- 幕内戦歴:543勝413敗51休1分(68場所)勝率:56.8%
- 横綱:55勝23敗30休(8場所)勝率:70.5%
- 大関:180勝123敗12休(21場所)勝率:59.4%
- 関脇:99勝73敗8休(12場所)勝率:57.6%
- 小結:29勝16敗(3場所)勝率:64.4%
- 前頭:180勝178敗1休1分(24場所)勝率:50.3%
- 十両戦歴:28勝17敗(3場所)勝率:62.2%
8代・藤島 武人
茨城県水戸市出身、武蔵川部屋の元力士で最高位は大関。アマチュア横綱を獲得して角界入りした「平成の怪物」、魁皇は最大のライバルであり良き親友。
18代・藤島 武人 - 四股名 :武双山 正士(むそうやま まさし)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:
18代藤島 - 出身地 :茨城県水戸市
- 本 名 :尾曽 武人
- 生年月日:昭和47年(1972)2月14日(52歳)
- 出身大学:専修大学(中退)
- 所属部屋:武蔵川部屋
- 改名歴 :尾曽⇒武双山
- 初土俵 :平成5年(1993)1月・幕下60付出(20歳11ヵ月)
- 新十両 :平成5年(1993)5月(21歳3ヵ月)
- 新入幕 :平成5年(1993)9月(21歳7ヵ月)
- 新三役 :平成6年(1994)3月(22歳1ヵ月)
- 新大関 :平成12年(2000)5月(28歳3ヵ月)
- 最終場所:平成16年(2004)11月(32歳9ヵ月)
- 生涯戦歴:554勝377敗122休/921出場(72場所)
- 生涯勝率:59.5%
- 優勝等 :幕内優勝1回(次点4),幕下優勝2回
- 成 績 :殊勲賞5回,敢闘賞4回,技能賞4回,金星2個
- 幕内戦歴:520勝367敗122休(68場所)勝率:58.6%
- 大関:186勝148敗60休(27場所)勝率:55.7%
- 関脇:177勝111敗12休(20場所)勝率:61.5%
- 小結:78勝67敗20休(11場所)勝率:53.8%
- 前頭:79勝41敗30休(10場所)勝率:65.8%
- 十両戦歴:20勝10敗(2場所)勝率:66.7%
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