大相撲用語解説。相撲にまつわる言葉をご紹介!
力士の引退が囁かれる頃に耳にすることがあるかもしれない「空き名跡(あきみょうせき)」という言葉について解説していきます。
相撲部屋や出身地ごとの場所の成績からランキングを作成しております。初場所、好調な相撲部屋や力士の出身地はどこ?
チケット情報
相撲関連のチケット情報です。
冬巡業一覧リンク(令和5年)
- 12月3日(日)熊本巡業 八代市
- 12月4日(月)熊本巡業 菊池郡菊陽町
- 12月5日(火)宮崎巡業 宮崎市
- 12月6日(水)大分巡業 大分市
- 12月8日(金)福岡巡業 春日市
- 12月9日(土)長崎巡業 佐世保市
- 12月10日(日)長崎巡業 大村市
- 12月12日(火)愛媛巡業 松山市
- 12月15日(金)広島巡業 東広島市
- 12月16日(土)広島巡業 福山市
- 12月17日(日)大阪巡業 堺市
- 12月19日(火)大阪巡業 羽曳野市
- 12月20日(水)兵庫巡業 尼崎市
- 12月24日(日)栃木巡業 栃木市
空き名跡(あきみょうせき/あきめいせき)とは
相撲協会では、現在の年寄名跡を確認するために「年寄名跡目録」という目録を作成しています。 現在、その目録には105の年寄名跡が記載されていますが、この目録に記載された年寄名跡のうち、力士出身の有資格者によって襲名、または継承されていない名跡のことを「空き名跡」といいます。
もしも空き名跡のまま5年間、襲名・継承者がいない年寄名跡については、理事長が取り扱いについて審議すると定められております。
年寄株や親方株は俗称
ふだん耳にすることが多いのは、もしかしたら年寄株(としより)や親方株(おやかたかぶ)という言葉ではないでしょうか?
このように年寄名跡のことを「株」や「親方株」「年寄株」ということもありますが、これらはすべて俗称なのです。相撲協会の正式な用語は年寄名跡(としよりみょうせき/めいせき)となっています。
空き名跡がなかったら?
前述したように目録に記されている名跡は105しかありません。いったん襲名した年寄は何か事情がない限りは停年まで相撲協会を離れることは少なく、また65歳の停年を迎えても再雇用で70歳まで親方を続ける場合もあります。
このため年寄名跡は常に空きが少ない状態であり、引退間近でまだ年寄名跡を取得していない力士は、年寄名跡の入手に奔走することになるのです。
それでも入手の目処が立たない場合には、残念ながら協会を去ることになります。現役の時にどんなに人気があった力士でも、年寄名跡が入手できないと協会に残ることができません。