大相撲には相撲部屋がたくさんありますが、どこが優秀な部屋なのか?気になりませんか?「優秀」の基準は人それぞれになりますので一概には言えませんが、ひとつの方法として「番付」をもとに考えてみるのはいかがでしょうか?
この記事では番付に独自にポイントを設定して相撲部屋のランキングを作成してみました。さらにそのポイントを軸に様々な角度から部屋の分析を試みております。
独自に相撲部屋の偏差値も算定しておりますので、どうかお楽しみください。
この記事の目次
相撲部屋番付ポイントランキング
早速ですが、番付をもとに作成したランキングをご覧いただきましょう。 作成にあたっては番付ごとに独自にポイントを設定し、すべての力士にポイントを割り当てました。それを部屋ごとに集計した値が今回の番付ポイントとなっております。 設定した値は以下の通りです。- 横綱 :120ポイント
- 大関 :60ポイント
- 関脇 :30ポイント
- 小結 :25ポイント
- 前頭 :20ポイント
- 十両 :10ポイント
- 幕下 :3ポイント
- 三段目:1.7ポイント
- 序二段:1.1ポイント
- 序ノ口:1.0ポイント
この値を基準としてさらに、各段枚数と東西ごとに数値を配分していきました。例えば東前頭筆頭と幕尻とでは3ポイントの差を付けています。
ポイント設定の根拠としては、番付の力士構成や平成年間の各段力士数などから各段の比率を求めてベース値を算出、そこから微調整を施して設定したものが今回の数値です。
では、ランキング表をみていきましょう。
まず横綱が在籍する宮城野部屋と陸奥部屋はやはり上位にランクインしています。もちろん横綱だけではなく、宮城野部屋は炎鵬に石浦、陸奥部屋では霧馬山と関取がいることも見逃せません。
2位の木瀬部屋は関取もさることながら幕下力士がたくさんいることもポイントですね。実に全部屋中最多の幕下力士を抱えています。
この表のなかには「最高位」での番付ポイントも算出していますが、そのポイントと最新番付の差分も計算してみました。
この差がいちばん小さい部屋は新興部屋である西岩部屋ですが、成長の途上にある部屋であると考えると納得のいく数字ではないでしょうか。ところが興味深いのは宮城野部屋も全体で5位と遜色ないことです。長年横綱の地位であり続ける白鵬の存在は大きいのですが、それ以外の力士たちもより高いレベルでいることが分かる脅威的な数字だと思います。
それに対して木瀬部屋の差分は非常に大きく、全体の最下位となっていました。木瀬部屋は多くの関取経験者がいますが、その多くが現在、大きく番付を下げていることが影響していることが分かりますね。
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