対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

東方:一山本 大生 (放駒部屋・北海道岩内郡岩内町)

一山本 大生(いちやまもと だいき)は北海道 岩内郡岩内町出身、放駒部屋の力士で最高位は前頭筆頭。令和8年3月場所の番付は東 前頭6枚目。

北海道岩内郡岩内町に3人きょうだいの末っ子として生まれ、母親の勧めで岩内町立岩内東小学校の2年次から相撲を始めた。中央大学へ進学し、相撲部では4年次に全国学生相撲選手権大会で個人ベスト16という結果を残す。しかし、学生時代に目立った実績がないという理由からプロ入りは検討せず、大学卒業後は北海道の福島町役場に就職。教育委員会に所属する公務員として働き、小学校の卒業文集に書いた夢を叶える形となった。

町役場勤務とプロへの情熱

町役場に勤務する傍ら、町内の小学校などで相撲の普及に取り組み、「横綱千代の山・千代の富士記念館」でコーチとして指導にあたっていた。しかし、平成28年(2016年)の国体で個人ベスト16入りしたものの成績に納得がいかなかったことや、中央大学相撲部OB会長であった村上氏(元幕下・神光)から角界入りを誘われたことなどから、プロへの情熱が再燃する。ちょうど同年9月、日本相撲協会の新弟子検査における年齢制限が緩和され、一定の実績を残した者に限り上限年齢が「23歳未満」から「25歳未満」へと引き上げられていた。この制度の適用第1号力士として、二所ノ関部屋(現在の放駒部屋)の門を叩き、23歳2ヶ月で初土俵を踏んだ。四股名は、大相撲へ勧誘してくれた村上氏が「9画が縁起が良い」と考えて命名した「一山本」とした。

異色の経歴からの新十両と怪我の試練

初めて番付に名前が載った平成29年(2017年)3月場所では、7戦全勝で見事に序ノ口優勝を飾り、公務員出身という異色の経歴と確かな実力で大きな注目を集めた。順調に番付を上げたが、平成30年(2018年)7月場所に東幕下3枚目でプロ入り初の負け越しを味わう。それでも地力を養い、令和元年(2019年)5月場所で再び東幕下3枚目に上がると5勝2敗と勝ち越し、年齢制限緩和制度の適用者として初めてとなる新十両昇進を果たした。

しかし、十両3場所目となる同年11月場所の初日に左膝の半月板を損傷し、自身初の休場に見舞われる。続く翌年1月場所も全休して幕下へ大きく転落したが、この休場期間中に食事量を増やして体重を増やす肉体改造に取り組んだ。さらに、得意の突き押しだけでなく右四つ左上手の形も新たに習得するなど相撲の幅を広げ、令和3年(2021年)3月場所で7場所ぶりとなる十両復帰を果たした。

新入幕と上位戦線での躍進

十両へ復帰するとさらに勢いを増し、同年7月場所において悲願の新入幕を果たして幕内の土俵へと駆け上がった。その後、十両へ陥落することもあったが、令和3年(2021年)11月場所と令和5年(2023年)9月場所の2度にわたり十両優勝を飾っている。

幕内に定着すると、持ち前の長いリーチを活かした強烈な突き押し相撲で存在感を示し始める。西前頭14枚目で迎えた令和5年(2023年)11月場所では、初日から白星を量産して優勝争いに加わり、優勝力士に次ぐ11勝4敗の好成績を挙げて自身初となる敢闘賞を獲得した。さらに、上位陣との対戦圏内である西前頭4枚目で迎えた令和7年(2025年)3月場所では横綱から自身初となる金星を獲得。同年11月場所でも11勝4敗の好成績を挙げて2度目の敢闘賞を受賞するなど、持ち前の強烈な突き押し相撲で幕内上位の土俵を大いに沸かせている。

💡 北海道出身一覧💡 放駒部屋の力士

四股名
一山本 大生(いちやまもと だいき)
最高位
前頭筆頭
最新番付
東 前頭6枚目
出身地
北海道 岩内郡岩内町
本名
山本 大生
生年月日
平成5年(1993)10月1日(32歳)
身長・体重
190cm・155kg
出身高校
北海道大野農業高校
出身大学
中央大学
所属部屋
二所ノ関 → 放駒部屋
初土俵
平成29年(2017)1月(23歳3ヵ月)
新十両
令和1年(2019)7月(25歳9ヵ月)
新入幕
令和3年(2021)7月(27歳9ヵ月)
優勝
十両優勝2回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞2回,金星1個
通算成績
338勝284敗28休/619出場(勝率:54.6%)
直近7場所
49勝56敗
7場所勝率
46.7%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
一山本が勝ちの決まり手(49勝)
押し出し15
叩き込み8
寄り切り8
引き落とし5
上手投げ4
押し倒し4
その他5
一山本が負けの決まり手(56敗)
寄り切り14
叩き込み13
押し出し12
引き落とし4
下手投げ3
突き落とし2
その他8
令8年3月
東 前頭6枚目(5枚降下)
9勝6敗
○○●●○|○●●●○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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令8年1月
東 前頭筆頭(7枚上昇・最高位更新)
4勝11敗
●●●○●|●●●●●|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭8枚目(2枚半降下)
11勝4敗(敢闘賞)
●○○●○|●●○○○|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年9月
西 前頭5枚目(3枚上昇)
4勝11敗
●○●●○|●●●○●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭8枚目(4枚降下)
9勝6敗
○○○○○|●○○○○|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 前頭4枚目(変動なし)
5勝10敗
○●●○○|●●○●●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年3月
西 前頭4枚目
7勝8敗(金星)
●○●○○|●○●○○|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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西方:阿武剋 一弘 (阿武松部屋・モンゴルオブス県)

阿武剋 一弘(おうのかつ かずひろ)はモンゴル オブス県出身、阿武松部屋の力士で最高位は前頭3枚目。令和8年3月場所の番付は西 前頭6枚目。

モンゴルのオブス県に生まれ、幼少期から中学時代にかけてはサッカーに親しんだ。数学オリンピックのオブス県大会で優勝するほどの頭脳明晰な一面を持っていたが、15歳で来日し、新名学園旭丘高校(神奈川県)の相撲部留学生1期生として本格的に相撲を始めた。語学も堪能で、高校2年次には日本語のノートをつける必要がなくなるほど習熟していたという。

学生横綱のタイトルと幕下付出

相撲においても高校3年次に全国高校総体(インターハイ)の個人戦で優勝力士に次ぐ成績を収めた。高校卒業後は日本体育大学へ進学し、中村(横綱・大の里)ら強力な同期たちと切磋琢磨した。4年次に全国学生相撲選手権大会で優勝して「学生横綱」のタイトルを獲得し、これにより幕下15枚目格付出の資格を取得した。大学3年時に大相撲の土俵へ進むことを決心しており、卒業後は阿武松部屋の門を叩いた。

恩師の名を刻んだ四股名とスピード出世

令和5年(2023年)9月場所に新弟子検査に合格し、興行ビザの取得を経て同年11月場所に幕下15枚目格付出で初土俵を踏んだ。同年9月の理事会で付出資格が改定され、幕下付出が最下位(60枚目)格に一本化されたことに伴い、旧制度である「幕下15枚目格付出」として初土俵を踏む最後の力士となった。四股名は「自分に打ち勝つ」という意味を込めて下剋上の「剋」の字を入れ、下の名前である「一弘」は、日体大相撲部の齊藤一雄監督の「一」と、旭丘高校相撲部の岸田光弘監督の「弘」からそれぞれ一字を頂戴したものであり、自身を育ててくれた二人の恩師への感謝が込められていた。

初土俵の場所を5勝2敗で勝ち越すと、続く令和6年(2024年)1月場所は東幕下8枚目で6勝1敗の成績を収めた。同年3月場所を西幕下2枚目で5勝2敗とし、所要3場所での新十両昇進を確定させた。

十両通過と幕内の土俵での戦い

同年5月場所、東十両12枚目で迎えた新十両の土俵では13勝2敗という優勝力士に次ぐ成績を挙げた。続く7月場所も西十両筆頭で9勝6敗と勝ち越し、十両をわずか2場所で通過して同年9月場所において西前頭14枚目で新入幕を果たした。新入幕の場所は7勝8敗と負け越したものの、続く11月場所で9勝6敗と勝ち越すなど、右四つからの力強い寄りや突き押しを武器に前頭の地位に定着した。

令和7年(2025年)3月場所から2場所連続で10勝5敗の2桁勝利を挙げ、上位陣との対戦圏内へと番付を伸ばした。令和8年(2026年)3月場所では左足を負傷し、途中休場と再出場を挟んで再び休場するという初土俵以来初の休場を経験した。

入幕間もない頃、13代二所ノ関(元横綱・稀勢の里)からは、左の使い方の巧さを高く評価される一方で、「圧力のない日馬富士関」とかつてのライバルに例えてパワー不足を指摘されたこともあった。この課題を克服し、自身の四股名に込めた「自分に打ち勝つ」という信念を胸に、日々の激しい稽古に励みながら厳しい勝負の世界で踏ん張り続けている。

大相撲の歴史や教養を学ぶ相撲教習所を「優等賞」で卒業するなど、数学オリンピックの県大会で優勝した経歴に違わぬ知性を角界でも発揮している。昇進会見では流暢な日本語で受け答えを行い、好きな日本の歌に河島英五の『時代おくれ』を挙げるなど、日本の文化にも深く馴染んでおり、今後のさらなる飛躍が期待されている。

💡 モンゴル出身一覧💡 阿武松部屋の力士

四股名
阿武剋 一弘(おうのかつ かずひろ)
最高位
前頭3枚目
最新番付
西 前頭6枚目
出身地
モンゴル オブス県
本名
バトジャルガル・チョイジルスレン
生年月日
平成12年(2000)5月5日(25歳)
身長・体重
185cm・171kg
出身高校
新名学園旭丘高校
出身大学
日本体育大学
所属部屋
阿武松部屋
初土俵
令和5年(2023)11月・幕下15付出(23歳6ヵ月)
新十両
令和6年(2024)5月(24歳0ヵ月)
新入幕
令和6年(2024)9月(24歳4ヵ月)
優勝
無し
通算成績
109勝84敗8休/191出場(勝率:57.1%)
直近7場所
48勝49敗8休
7場所勝率
50.5%
得意技
右四つ・寄り
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決まり手傾向(直近7場所)
阿武剋が勝ちの決まり手(48勝)※不戦勝2含む
寄り切り33
押し出し4
寄り倒し3
突き落とし1
反則1
上手出し投げ1
その他3
阿武剋が負けの決まり手(49敗)※不戦敗2含む
寄り切り19
押し出し11
寄り倒し3
突き落とし3
叩き込み3
送り出し3
その他5
令8年3月
西 前頭6枚目(変動なし)
1勝6敗8休
●■やや●|○●●■や|ややややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭6枚目(変動なし)
7勝8敗
●●○●○|○●●●○|○□□●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭6枚目(半枚降下)
7勝8敗
●○●●○|●○●○●|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年9月
東 前頭6枚目(3枚降下)
7勝8敗
○○●○●|●○○●●|●●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭3枚目(5枚上昇・最高位更新)
6勝9敗
●●○●●|●○●○○|○●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭8枚目(4枚半上昇・最高位更新)
10勝5敗
○○●●○|●●○○○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年3月
西 前頭12枚目
10勝5敗
○○○○●|○●●●○|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)