対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

剣翔 桃太郎 (追手風部屋・東京都葛飾区)

剣翔 桃太郎(つるぎしょう ももたろう)は東京都 葛飾区出身、追手風部屋の力士で最高位は前頭6枚目。令和8年5月場所の番付は東 幕下11枚目。

埼玉栄高校から日本大学を経て角界入りし、190キロを超える巨体を活かした右四つの力相撲で幕内上位を脅かした剣翔は、度重なる膝の大怪我と闘いながらも不屈の闘志で土俵を務め上げた大型力士である。同郷や同窓の力士たちと切磋琢磨しながら土俵を沸かせ、引退後は日本相撲協会を離れて新たな道を歩む決断を下した。

小遣い目当てからの目覚めと仲間たち

東京都葛飾区に生まれ、小学2年生の時に祖父から「優勝したら小遣いをやる」と言われ、わんぱく相撲に参加した。葛飾区内で無敵の強さを誇るようになったが、小学4年生で臨んだ都大会で1回戦負けを喫する。この時初めて「負けた悔しさ」を味わったことで本格的に相撲に打ち込む決意を固めた。

地元の葛飾白鳥相撲教室で稽古を積み、幼稚園からの幼馴染である岩崎(のちの幕内・翔猿)やその兄(のちの幕内・英乃海)、さらには同郷の明月院(のちの小結・千代大龍)や渡邊(のちの十両・千代嵐)たちと切磋琢磨した。葛飾区立大道中学校では全国都道府県別中学選手権で3位に入賞。先輩である岩崎(兄)の後を追うように相撲の名門・埼玉栄高校へ進学し、3年次には高校総体団体優勝や全日本ジュニア体重別選手権100キロ以上級優勝を飾るなど、アマチュア時代で最も充実した時期を過ごした。

大学時代の挫折と追手風部屋入門

日本大学文理学部へ進学。相撲部には1学年上に遠藤、同学年にのちに同部屋となる川端(のちの幕内・大翔丸)がいた。入学当初は稽古に身が入らず遊んでしまう時期もあったが、2年次の終わりに改心して団体戦のレギュラーを掴む。しかし3年次に左肘の靭帯を負傷する不運もあり、個人戦では全日本選手権に出場しながらもタイトルに手が届かず無冠に終わった。

大学卒業を控えた平成26年(2014年)1月場所において、大学の先輩である11代追手風(元前頭・大翔山)が率いる追手風部屋から本名の「安彦」で初土俵を踏んだ。

昇進の苦労と「剣翔 桃太郎」の誕生

初めて番付に載った翌3月場所で序ノ口優勝、続く5月場所で序二段優勝、さらに同年9月場所では幕下優勝を飾るなど、怒涛のスピード出世を見せる。しかし、幕下上位の分厚い壁に苦しみ、幕下5枚目以内で勝ち越しを3度も重ねながら十両昇進が見送られるという不運にも見舞われた(相撲雑誌に「珍しいケース」と投書が掲載されるほどであった)。それでも決して腐らず、平成27年(2015年)11月場所を5勝2敗で乗り切り、翌場所での新十両昇進を決定づけた。

この関取昇進を機に、本名の「剣」と師匠の四股名から「翔」の字を組み合わせた「剣翔」に改名。下の名も、周囲からそう呼ばれていて強いイメージのある「桃太郎」とした。

新入幕での敢闘賞と上位での奮闘

十両の土俵で一進一退の攻防を繰り広げたのち、令和元年(2019年)7月場所において13勝2敗の好成績で自身初となる十両優勝を飾る。この活躍により、翌9月場所で悲願の新入幕を果たした。

幕内として初めて臨んだこの場所でも持ち前の馬力を発揮し、10勝5敗の二桁勝利を挙げて見事に敢闘賞を獲得した。190キロを超える堂々たる体格を活かし、右を差して胸を合わせる力強い四つ相撲を武器に、その後も長く幕内と十両の土俵で存在感を示し続けた。令和3年(2021年)1月場所では12勝3敗で自身2度目の十両優勝も果たしている。

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壮絶な怪我と15戦全敗、そして引退

しかし、その巨体を支える膝には限界が近づいていた。左膝前十字靱帯断裂などの大怪我に苦しめられ、令和6年(2024年)3月場所の平戸海戦では、取組中に古傷の左膝から鈍い音が鳴って土俵上で動けなくなり、車いすで搬送されるという壮絶なアクシデントに見舞われた。

満身創痍となりながらもサポーターで膝を固めて土俵に立ち続けたが、令和8年(2026年)1月に結婚したばかりで迎えた続く3月場所では、西十両12枚目で膝や右足首、背中などの痛みに耐えきれず、精彩を欠いて初日から15戦全敗という苦しい結果に終わる。場所中には「100%引退するとは決めていない。もしかしたら来場所も出るかもしれない」と現役続行への未練をのぞかせていたが、幕下陥落が確実となった同場所後の4月6日に引退届が受理され、現役を退いた。

引退後は日本相撲協会を離れて新たな道へと進むこととなった。持ち前の明るいキャラクターとスケールの大きな相撲でファンを魅了し、限界まで怪我に耐え抜いたその土俵人生は、多くの人々の記憶に深く刻まれている。

💡 東京都出身一覧💡 追手風部屋の力士

四股名
剣翔 桃太郎(つるぎしょう ももたろう)
最高位
前頭6枚目
最新番付
東 幕下11枚目
出身地
東京都 葛飾区
本名
安彦 剣太郎
生年月日
平成3年(1991)7月27日(34歳)
身長・体重
185cm・200kg
出身高校
埼玉栄高校
出身大学
日本大学
所属部屋
追手風部屋
改名歴
安彦 → 剣翔
初土俵
平成26年(2014)1月(22歳6ヵ月)
新十両
平成28年(2016)1月(24歳6ヵ月)
新入幕
令和1年(2019)9月(28歳2ヵ月)
優勝
十両優勝2回,幕下優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回
通算成績
485勝484敗23休/964出場(勝率:50.3%)
直近7場所
(十両:32勝58敗)
7場所勝率
35.6%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
剣翔が勝ちの決まり手(32勝)
寄り切り12
上手投げ7
叩き込み3
押し出し3
掬い投げ2
寄り倒し1
その他4
剣翔が負けの決まり手(58敗)
寄り切り23
押し出し12
送り出し5
突き出し4
叩き込み4
突き落とし3
その他7
令8年5月
東 幕下11枚目(12枚半降下)
0勝0敗
令8年3月
西 十両12枚目(1枚降下)
0勝15敗
●●●●●|●●●●●|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 十両11枚目(変動なし)
6勝9敗
●●○●○|●○○○●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 十両11枚目(2枚降下)
7勝8敗
●●○○○|●○●○●|○●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 十両9枚目(変動なし)
5勝10敗
●●●●●|●○●○○|○●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 十両9枚目(変動なし)
7勝8敗
●○●○○|●●○●○|●●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 十両9枚目
7勝8敗
●○○●○|●●●○○|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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風賢央 厳太 (押尾川部屋・愛媛県西予市)

風賢央 厳太(かぜけんおう げんた)は愛媛県 西予市出身、押尾川部屋の力士で最高位は十両8枚目。令和8年5月場所の番付は東 十両11枚目。

松山市立福音小学5年の頃から春日館相撲道場で相撲を始めて小6でわんぱく相撲全国大会に出場。西伊予市立野村中学3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会個人ベスト16。野村高校時代にも高1で四国大会団体優勝、宇佐大会団体3位。高2で金沢大会団体ベスト16、四国大会団体優勝、個人3位。高3で金沢大会団体ベスト8、四国大会個人優勝など様々な大会で優秀な成績をおさめた。

大学は中央大学に進学、1年次に宇和島大会団体2位。2年次に宇和島大会団体優勝、東日本学生団体優勝、東日本135㎏以上級3位。4年次に全国学生選抜個人ベスト16など着実に力をつけてきた。押尾川親方(元関脇・豪風)に誘われて押尾川部屋への入門を決め、同部屋初の頭に「風」をつけた「風賢央(かぜけんおう)」の四股名を授かった。

令和4(2022)年5月場所では序ノ口の土俵で4人による優勝決定戦を制して門出を飾った。

💡 愛媛県出身一覧💡 押尾川部屋の力士

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四股名
風賢央 厳太(かぜけんおう げんた)
最高位
十両8枚目
最新番付
東 十両11枚目
出身地
愛媛県 西予市
本名
住木 厳太
生年月日
平成11年(1999)6月4日(26歳)
身長・体重
187cm・155kg
出身高校
野村高校
出身大学
中央大学
所属部屋
押尾川部屋
初土俵
令和4年(2022)3月(22歳9ヵ月)
新十両
令和6年(2024)5月(24歳11ヵ月)
優勝
幕下優勝1回,序ノ口優勝1回
通算成績
132勝99敗1休/230出場(勝率:57.4%)
直近7場所
42勝48敗
7場所勝率
46.7%
得意技
押し
決まり手傾向(直近7場所)
風賢央が勝ちの決まり手(42勝)※不戦勝1含む
押し出し24
叩き込み4
引き落とし3
寄り切り3
送り出し3
突き落とし2
その他2
風賢央が負けの決まり手(48敗)
叩き込み16
押し出し10
寄り切り7
突き落とし3
突き出し3
掬い投げ2
その他7
令8年5月
東 十両11枚目(3枚上昇)
0勝0敗
令8年3月
東 十両14枚目(4枚降下)
9勝6敗
●○○○○|○○○●○|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 十両10枚目(1枚半降下)
5勝10敗
●●○●●|○●●○●|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 十両8枚目(2枚半上昇)
6勝9敗
●○●○○|○●●○○|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 十両11枚目(3枚降下)
8勝7敗
●○●○○|●○○●○|○●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 十両8枚目(3枚上昇・最高位更新)
5勝10敗
●○●●○|○●○●●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 十両11枚目
9勝6敗
●○□●○|●○○○●|●●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)