対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

琴栄峰 央起 (佐渡ヶ嶽部屋・千葉県柏市)

琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき)は千葉県 柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士。令和8年5月場所の番付は最高位更新となる東 前頭13枚目。

千葉県柏市に生まれ、実の兄は同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属する琴勝峰である。5歳の頃から地元の柏市相撲少年団で相撲を始め、幼い頃からめきめきと頭角を現した。小学4年次には全日本小学生相撲優勝大会に出場し、5年次と6年次にはわんぱく相撲全国大会へ連続出場を果たして6年次には全国ベスト8に進出するなど、早くからその実力を広く知られる存在となっていた。

柏市立大宮西中学校へ進学した後も順調に成長を続け、3年次には全国都道府県中学生相撲選手権大会で個人3位の成績を残す。さらに、同年の全国中学校相撲選手権大会で個人ベスト8に入り、白鵬杯でも2位に輝くなど、中学生世代のトップクラスで活躍した。

埼玉栄高校での活躍と佐渡ヶ嶽部屋入門

中学校卒業後は、相撲の名門として知られる埼玉栄高校へと進学した。高校時代には関東大会の個人無差別級で優勝を飾り、金沢大会でも個人優勝を果たすなど、数々の主要な大会でタイトルを獲得して実績を積み重ねた。

高校卒業が近づくなか、13代佐渡ヶ嶽(元関脇・琴ノ若)から勧誘を受けた。この誘いに応え、一足早く角界で活躍していた兄の背中を追うように佐渡ヶ嶽部屋への入門を決意し、令和4年(2022年)1月場所において、本名に因んだ「琴手計」の四股名で初土俵を踏んだ。

各段優勝と幕下での試練

初めて番付に名前が載った令和4年(2022年)3月場所では、序ノ口の土俵で7戦全勝とし、琴挙龍との優勝決定戦を制して優勝を飾った。続く同年5月場所でも序二段で7戦全勝とし、花房との優勝決定戦を制して二場所連続での各段優勝を果たし、順調な滑り出しを見せる。

その後、幕下の土俵で実力者たちと対戦するなか、令和5年(2023年)3月場所において初土俵以来初となる負け越しを経験する。同年11月場所では東幕下5枚目まで昇進したものの再び負け越しを喫してはね返され、令和6年(2024年)5月場所でも東幕下2枚目で2勝5敗に終わるなど苦しい時期もあったが、決して腐ることなく日々の猛稽古で心技体を鍛え上げた。

同年9月場所では西幕下5枚目の地位で中日までに2勝2敗から星を伸ばして5勝2敗と勝ち越し、場所後の番付編成会議にて念願の新十両昇進が決定した。

新十両昇進、「琴栄峰」への改名と新入幕

新十両昇進に合わせて、四股名を本名由来の「琴手計」から「琴栄峰」へと改名した。この四股名には、師匠の四股名から「琴」、出身校である埼玉栄高校の「栄」、そして兄と同じ字で上を目指すという意味を込めた「峰」が結集されており、関取としての新たな決意を示すものであった。

改名して迎えた令和6年(2024年)11月場所は7勝8敗と負け越したものの、翌令和7年(2025年)1月場所では10勝5敗の好成績で十両での初勝ち越しを決めた。さらに同年5月場所では西十両7枚目で11勝4敗の好成績を収め、翌7月場所において見事に新入幕を果たした。

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新入幕の場所は東前頭17枚目で6勝9敗と上位の壁に跳ね返され、1場所で十両へ陥落する悔しさを味わう。

不屈の幕内復帰と美しい四股

しかし、十両に陥落した後も気持ちを切らすことなく、コンスタントに勝ち星を積み重ねて再び幕内を目指した。令和8年(2026年)1月場所を東十両筆頭の地位で8勝7敗と勝ち越したことで、翌3月場所において2度目となる幕内への復帰を果たした。

再入幕となったこの場所では9勝6敗の成績を収め、幕内において自身初となる勝ち越しを決めている。取組前には、代名詞でもある足を高く上げる美しい四股を踏んで会場から大きな拍手が沸くのが恒例となっており、土俵を大いに盛り上げている。

兄である琴勝峰とともに、佐渡ヶ嶽部屋を牽引する兄弟関取として、今後のさらなる飛躍と幕内での定着が大きく期待されている。

💡 千葉県出身一覧💡 佐渡ヶ嶽部屋の力士

四股名
琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき)
最高位
前頭13枚目
最新番付
東 前頭13枚目
出身地
千葉県 柏市
本名
手計 太希
生年月日
平成15年(2003)7月8日(22歳)
身長・体重
184cm・141kg
出身高校
埼玉栄高校
所属部屋
佐渡ヶ嶽部屋
改名歴
琴手計 → 琴栄峰
初土俵
令和4年(2022)1月(18歳6ヵ月)
新十両
令和6年(2024)11月(21歳4ヵ月)
優勝
序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
通算成績
147勝99敗1休/245出場(勝率:60%)
直近7場所
15勝15敗(十両:36勝24敗)
7場所勝率
56.7%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
琴栄峰が勝ちの決まり手(51勝)
寄り切り21
押し出し12
寄り倒し4
上手投げ4
引き落とし2
送り出し2
その他6
琴栄峰が負けの決まり手(39敗)
寄り切り13
押し出し10
押し倒し4
叩き込み3
下手投げ3
掬い投げ2
その他4
令8年5月
東 前頭13枚目(4枚半上昇・最高位更新)
0勝0敗
令8年3月
西 前頭17枚目(半枚上昇)
9勝6敗
○●●○○|○○○●○|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 十両筆頭(1枚上昇)
8勝7敗
●●○●○|○○○●○|○●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 十両2枚目(変動なし)
9勝6敗
○●○●●|○○●○●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 十両2枚目(2枚半降下)
8勝7敗
●●●●●|○●○○○|●○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭17枚目(7枚半上昇・最高位更新)
6勝9敗
●○●○○|●●●○●|●●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 十両7枚目
11勝4敗
○○○○●|●●○○○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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御嶽海 久司 (出羽海部屋・長野県木曽郡上松町)

御嶽海 久司(みたけうみ ひさし)は長野県 木曽郡上松町出身、出羽海部屋の力士で最高位は大関。令和8年5月場所の番付は東 前頭14枚目。

クリスマスの日にフィリピンで生まれ、4歳の時に長野県木曽郡上松町へ移住した。小学1年次に出場した相撲大会で自分より体の小さな相手に負けたことをきっかけに地元の相撲クラブへ入り、父親と約束して毎日自宅の庭石の上で400回の四股を踏んで鍛え上げた。中学時代に全国ベスト8、高校時代に国体少年の部で3位の実績を残す。東洋大学相撲部の濱野文雄監督から「復活のために力を貸してほしい」と熱心に勧誘されて同校へ進学すると才能を開花させ、個人タイトル15冠を獲得。4年次には学生横綱とアマチュア横綱の二冠に輝き、大相撲史上3人目となる幕下10枚目格付出の資格を取得した。

和歌山県庁内定から出羽海部屋再興へ

相撲部屋の厳しい稽古を恐れ、当初は角界入りする意向を持っておらず和歌山県庁への就職が内定していた。しかし、名門・出羽海部屋を継承して間もない11代出羽海(元前頭2枚目・小城乃花)から「部屋の再興の為に力を貸して欲しい」と熱烈な勧誘を受ける。この言葉に心を動かされ、就職を辞退して出羽海部屋への入門を決断した。

四股名は故郷・長野の名峰である御嶽山と出羽海部屋の海を合わせて「御嶽海」と名付けられ、平成27年(2015年)3月場所において初土俵を踏む。初土俵から所要2場所で新十両へ昇進し、同年7月場所では十両優勝を飾った。その後も順調に番付を上げ、同年11月場所において新入幕を果たした。

歴史的快挙と二度の優勝

幕内の土俵に定着すると、平成28年(2016年)11月場所において新三役となる小結へ昇進する。長野県出身の三役力士は高昇(元関脇)以来実に84年ぶりのことであった。東関脇で迎えた平成30年(2018年)7月場所では、13勝2敗の好成績を収めて念願の幕内最高優勝を果たす。優勝制度が制定されて以降、長野県出身力士として初の賜杯であり、出羽海部屋にとっても第57代横綱・三重ノ海以来38年ぶり、通算50回目となる歴史的な優勝であった。

令和元年(2019年)9月場所では、貴景勝との優勝決定戦を制して2度目の優勝を飾る。しかし、大関取りが懸かった翌11月場所では取組中に右目の上を切る怪我を負い、そこから失速して負け越し大関昇進が白紙になるなど、好不調の波の激しさを指摘されることもあった。

雷電以来の郷土大関誕生とワースト記録

それでも東関脇で迎えた令和4年(2022年)1月場所において、事前の厳しい昇進ノルマを跳ね返し、13勝2敗の成績で3度目の幕内最高優勝を果たした。直近3場所での安定した成績が評価され、場所後に念願の大関昇進が決定する。長野県出身の大関は江戸時代の伝説的な強豪力士である雷電為右衛門以来227年ぶりであり、フィリピン系の大関としては史上2例目、東洋大学出身者としても史上初の大関誕生となった。伝達式では「感謝の気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし、相撲道に邁進して参ります」と口上を述べた。

しかし、大関昇進後は怪我などで苦しい星が続く。自身初の角番で迎えた同年7月場所では序盤から負けが込む中、新型コロナウイルスへの感染により途中休場を余儀なくされた。この休場に対しては大関の地位に据え置かれる特例的な救済措置が取られ、異例の「2場所連続角番」となる。しかし続く同年9月場所でも不調を拭えずに負け越し、在位わずか4場所での大関陥落というワースト記録の辛酸を舐めた。

度重なる別れと不屈の土俵

その後も両親や祖母との立て続けの死別という深い悲しみに見舞われ、極度の不調から令和7年(2025年)5月場所では大関経験者として十両へ陥落する試練も味わった。それでも決して土俵を投げることなく、同場所で勝ち越して1場所で幕内へ復帰し、再入幕の場所で2桁勝利を挙げるなど不屈の闘志を見せている。突き押しを武器とし、出足の鋭さと重い腰を生かした力強い相撲で、長きにわたり幾多の試練を乗り越えながら相撲道に邁進している。

💡 長野県出身一覧💡 出羽海部屋の力士

四股名
御嶽海 久司(みたけうみ ひさし)
最高位
大関
最新番付
東 前頭14枚目
出身地
長野県 木曽郡上松町
本名
大道 久司
生年月日
平成4年(1992)12月25日(33歳)
身長・体重
182cm・178kg
出身高校
木曽青峰高校
出身大学
東洋大学
所属部屋
出羽海部屋
初土俵
平成27年(2015)3月・幕下10付出(22歳3ヵ月)
新十両
平成27年(2015)7月(22歳7ヵ月)
新入幕
平成27年(2015)11月(22歳11ヵ月)
新小結
平成28年(2016)11月(23歳11ヵ月)
新関脇
平成29年(2017)7月(24歳7ヵ月)
新大関
令和4年(2022)3月(29歳3ヵ月)
優勝
幕内優勝3回,十両優勝1回
受賞・金星
殊勲賞6回,敢闘賞1回,技能賞3回,金星2個
通算成績
524勝437敗13休/958出場(勝率:54.7%)
直近7場所
39勝36敗(十両:8勝7敗)
7場所勝率
52.2%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
御嶽海が勝ちの決まり手(47勝)
押し出し19
寄り切り14
叩き込み5
上手投げ4
突き落とし2
掬い投げ1
その他2
御嶽海が負けの決まり手(43敗)
寄り切り18
押し出し15
上手投げ3
叩き込み2
送り出し2
肩透かし1
その他2
令8年5月
東 前頭14枚目(1枚半上昇)
0勝0敗
令8年3月
西 前頭15枚目(1枚降下)
8勝7敗
○○●●●|●●○○○|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭14枚目(1枚降下)
7勝8敗
●○●○○|●●●○●|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭13枚目(1枚降下)
7勝8敗
●●○●○|○●○●○|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭12枚目(4枚上昇)
7勝8敗
●●○●○|○●●●○|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭16枚目(1枚半上昇)
10勝5敗
○○○○○|○●●○○|●●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 十両筆頭
8勝7敗
●○●○●|○●○○●|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)