大相撲の「伊勢神宮奉納相撲」とは?春巡業の幕開けを飾る行事

大相撲用語解説。今回は、毎年春の訪れとともにニュースなどで報じられる「伊勢神宮奉納相撲」について解説します。

横綱の土俵入りが神宮の杜に響き渡る、大相撲にとって非常に重要で神聖な行事です。

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伊勢神宮奉納相撲とは

「伊勢神宮奉納相撲(いせじんぐうほうのうずもう)」とは、三重県伊勢市にある伊勢神宮(内宮の神苑)で開催され、神前に相撲を奉納する伝統的な行事のことです。日本相撲協会での正式名称は「伊勢神宮奉納大相撲」と呼ばれます。

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開催される時期と位置づけ

開催される時期は、毎年大阪で行われる三月場所(春場所)が終了した後の、3月下旬から4月上旬ごろが通例となっています。

大相撲では本場所のない時期に全国各地を回る「地方巡業」を行いますが、この伊勢神宮奉納相撲は「春巡業のスタート(幕開け)」を飾る最初の行事として位置づけられています。
力士や親方衆が神宮を参拝して1年の無事と相撲界の発展を祈願し、横綱による奉納土俵入りや幕内力士による取組などが披露されます。

歴史と「式年遷宮」による特例

この奉納相撲は、昭和30年(1955年)3月に第1回が開催されて以来、基本的には毎年1回継続して開催されています。

ただし、伊勢神宮で20年に一度行われる最も重要な祭祀「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の際には、神事のスケジュールの都合により、奉納相撲が中止になったり、開催時期が変更されて年に2回行われたりといった特例の措置がとられる歴史があります。


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