佐渡ヶ嶽(さどがたけ)部屋の過去から現在までの主な所属力士をご紹介する佐渡ヶ嶽部屋の大相撲力士まとめ!
この記事では佐渡ヶ嶽部屋の主な関取を中心に紹介していきます。過去の力士については最高位や改名歴、初土俵や各段の昇進時期と最終場所、さらに生涯戦歴と生涯勝率、成績等を中心にご紹介していきます。また、現役力士については最高位と昇進時期、主な成績などを載せています。
なお、年寄名跡欄の
現役の佐渡ヶ嶽部屋力士の最新番付や成績、詳細なデータをご覧になりたい方はこちら
- 一門 :二所ノ関一門
- 創設 :昭和30年(1955)9月
- 創設者:11代・佐渡ヶ嶽 登(元小結・琴錦)
- 現師匠:13代・佐渡ヶ嶽 満宗(元関脇・琴ノ若)
- 所在地:千葉県松戸市串崎南町39
- サイト:佐渡ヶ嶽部屋公式ページ
相撲部屋や出身地ごとの場所の成績からランキングを作成しております。初場所、好調な相撲部屋や力士の出身地はどこ?
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この記事の目次
この記事の目次
佐渡ヶ嶽部屋の系図
佐渡ヶ嶽部屋の成り立ちを図にしてみました。佐渡ヶ嶽部屋の優勝力士
優勝制度が制定された明治42年(1909)6月場所以降、現在の佐渡ヶ嶽部屋からは8人の幕内最高優勝力士が誕生しています。
佐渡ヶ嶽部屋の初優勝はいつで誰?
佐渡ヶ嶽部屋の初優勝力士は、昭和43年(1968)7月場所で西大関張出だった琴櫻です。
佐渡ヶ嶽部屋の優勝力士一覧
では、歴代の佐渡ヶ嶽部屋の幕内優勝力士を年月順で一覧表にして見てみましょう。
№ | 四股名 | 優勝場所 | 回数 | 優勝時の番付 | 出身 | 部屋 | 最高位 | 成績 | 四股名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 琴櫻 | 昭和43年7月 | 初 | 西大関(張出) | 鳥取県 | 佐渡ヶ嶽 | 53代横綱 | 13勝2敗 | 琴櫻 | |
2 | 琴櫻 | 昭和44年3月 | 2回目 | 東大関(張出) | 鳥取県 | 佐渡ヶ嶽 | 53代横綱 | 13勝2敗 | 琴櫻 | |
3 | 長谷川 | 昭和47年3月 | 初 | 東関脇 | 北海道 | 佐渡ヶ嶽 | 関脇 | 12勝3敗 | 長谷川 | |
4 | 琴櫻 | 昭和47年11月 | 3回目 | 西大関(張出) | 鳥取県 | 佐渡ヶ嶽 | 53代横綱 | 14勝1敗 | 琴櫻 | |
5 | 琴櫻 | 昭和48年1月 | 4回目 | 東大関 | 鳥取県 | 佐渡ヶ嶽 | 53代横綱 | 14勝1敗 | 琴櫻 | |
6 | 琴櫻 | 昭和48年7月 | 5回目 | 西横綱 | 鳥取県 | 佐渡ヶ嶽 | 53代横綱 | 14勝1敗 | 琴櫻 | |
7 | 琴風 | 昭和56年9月 | 初 | 東関脇 | 三重県 | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 12勝3敗 | 琴風 | |
8 | 琴風 | 昭和58年1月 | 2回目 | 西大関 | 三重県 | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 14勝1敗 | 琴風 | |
9 | 琴富士 | 平成3年7月 | 初 | 東前頭13枚目 | 千葉県 | 佐渡ヶ嶽 | 関脇 | 14勝1敗 | 琴富士 | |
10 | 琴錦 | 平成3年9月 | 初 | 東前頭5枚目 | 群馬県 | 佐渡ヶ嶽 | 関脇 | 13勝2敗 | 琴錦 | |
11 | 琴錦 | 平成10年11月 | 2回目 | 西前頭12枚目 | 群馬県 | 佐渡ヶ嶽 | 関脇 | 14勝1敗 | 琴錦 | |
12 | 琴光喜 | 平成13年9月 | 初 | 東前頭2枚目 | 愛知県 | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 13勝2敗 | 琴光喜 | 幕内在位7場所目での優勝は 史上3位のスピード |
13 | 琴欧洲 | 平成20年5月 | 初 | 西大関2 | ブルガリア | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 14勝1敗 | 琴欧洲 | ヨーロッパ出身力士初の幕内優勝 |
14 | 琴奨菊 | 平成28年1月 | 初 | 東大関2 | 福岡県 | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 14勝1敗 | 琴奨菊 | 栃東以来10年ぶりの日本出身力士の優勝 |
15 | 琴櫻(孫) | 令和6年9月 | 初 | 東大関 | 千葉県 | 佐渡ヶ嶽 | 大関 | 14勝1敗 | 琴櫻(孫) |
佐渡ヶ嶽部屋の優勝力士ランキング
次は佐渡ヶ嶽部屋力士の優勝回数と成績のランキングです。
順位 | 四股名 | 優勝 | 最高位 | 出身地 | 勝数 | 敗数 | 横綱 | 大関 | 関脇 | 小結 | 前頭 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 琴櫻 | 5回 | 53代横綱 | 鳥取県 | 68勝 | 7敗 | 1回 | 4回 | 0回 | 0回 | 0回 |
2位 | 琴錦 | 2回 | 関脇 | 群馬県 | 27勝 | 3敗 | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 2回 |
2位 | 琴風 | 2回 | 大関 | 三重県 | 26勝 | 4敗 | 0回 | 1回 | 1回 | 0回 | 0回 |
4位 | 琴欧洲 | 1回 | 大関 | ブルガリア | 14勝 | 1敗 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
4位 | 琴奨菊 | 1回 | 大関 | 福岡県 | 14勝 | 1敗 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
4位 | 琴櫻(孫) | 1回 | 大関 | 千葉県 | 14勝 | 1敗 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
4位 | 琴富士 | 1回 | 関脇 | 千葉県 | 14勝 | 1敗 | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 |
4位 | 琴光喜 | 1回 | 大関 | 愛知県 | 13勝 | 2敗 | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 |
4位 | 長谷川 | 1回 | 関脇 | 北海道 | 12勝 | 3敗 | 0回 | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 |
最高位が大関の現役力士
琴櫻 将傑
琴櫻 将傑(ことざくら まさかつ)は千葉県 松戸市出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士で最高位は大関。令和6年11月場所の番付は最高位に並ぶ東 大関。
祖父は53代横綱・琴櫻で、父は師匠でもある13代佐渡ヶ嶽の元関脇・琴ノ若。血筋だけではなく埼玉栄高校では主将として高校総体団体で優勝。さらに平成27年の世界ジュニア相撲選手権大会・個人重量級でも見事優勝と実力は確か。令和元年7月場所での十両昇進により父の四股名「琴ノ若」を受け継いだ。新十両からも着実に勝ち越しを積み上げていき令和2年3月場所で新入幕を果たす。
- 四股名
- 琴櫻 将傑(ことざくら まさかつ)
- 最高位
- 大関
- 最新番付
- 東 大関
- 出身地
- 千葉県 松戸市
- 本名
- 鎌谷 将且
- 生年月日
- 平成9年(1997)11月19日(27歳)
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 琴鎌谷⇒琴ノ若⇒琴櫻
- 初土俵
- 平成27年(2015)11月(18歳0ヵ月)
- 新十両
- 令和1年(2019)7月(21歳8ヵ月)
- 新入幕
- 令和2年(2020)3月(22歳4ヵ月)
- 新小結
- 令和5年(2023)1月(25歳2ヵ月)
- 新関脇
- 令和5年(2023)9月(25歳10ヵ月)
- 新大関
- 令和6年(2024)3月(26歳4ヵ月)
- 優勝
- 幕内優勝1回,序ノ口優勝1回
- 受賞・金星
- 敢闘賞5回,技能賞2回
- 通算成績
- 375勝238敗14休/610出場(勝率:61.5%)
- 直近7場所
- 77勝28敗
- 7場所勝率
- 73.3%
- 令6年11月
- 東 大関(変動なし)
- 14勝1敗(幕内優勝)
- ○○●○○|○○○○○|○○○○○
- 令6年9月
- 東 大関(変動なし)
- 8勝7敗
- ○○○○●|○●○●○|●●●○●
- 令6年7月
- 東 大関(半枚上昇)
- 10勝5敗
- ●○○○●|○○○○○|●●●○○
- 令6年5月
- 西 大関(1枚上昇)
- 11勝4敗
- ●○○○○|●○○○●|○○○●○
- 令6年3月
- 西 大関2(半枚上昇・最高位更新)
- 10勝5敗
- ○●○○●|○○○○○|●○●○●
- 令6年1月
- 東 関脇(1枚上昇)
- 13勝2敗(幕内同点・技能賞)
- ○○○○○|●○□○○|○○●○○
- 令5年11月
- 東 関脇2
- 11勝4敗(敢闘賞)
- ○○○○○|○●●○○|○●●○○
最高位が前頭の現役力士
琴勝峰 吉成
琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)は千葉県 柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士で最高位は前頭3枚目。令和6年11月場所の番付は西 前頭5枚目。
小学1年の頃から地元の柏市相撲スポーツ少年団で相撲を始め、平成26年(2014)の全国都道府県中学生相撲選手権大会(無差別級)で優勝を果たした。進学した埼玉栄高校では団体戦で活躍、「大鵬の孫」大嶽部屋の納谷や同じ佐渡ヶ嶽部屋の琴塚原とは同級生。
高校在学中の平成29年(2017)11月場所に琴手計の四股名で初土俵を踏むと番付を順調に上げていき、西幕下4枚目で迎えた令和元年(2019)9月場所を4勝3敗で勝ち越して翌場所での新十両昇進を決めた。昇進とともに四股名を「琴勝峰」へと改名、「勝」の字は祖母の戒名を頂いたもの。
東十両6枚目だった令和2年(2020)3月場所で十両優勝、翌5月場所での新入幕を果たす。
- 四股名
- 琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)
- 最高位
- 前頭3枚目
- 最新番付
- 西 前頭5枚目
- 出身地
- 千葉県 柏市
- 本名
- 手計 富士紀
- 生年月日
- 平成11年(1999)8月26日(25歳)
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 琴手計⇒琴勝峰
- 初土俵
- 平成29年(2017)11月(18歳3ヵ月)
- 新十両
- 令和1年(2019)11月(20歳3ヵ月)
- 新入幕
- 令和2年(2020)5月(20歳9ヵ月)
- 優勝
- 十両優勝3回
- 受賞・金星
- 敢闘賞1回
- 通算成績
- 273勝238敗16休/507出場(勝率:53.8%)
- 直近7場所
- 43勝46敗1休(十両:12勝3敗)
- 7場所勝率
- 53.4%
- 令6年11月
- 西 前頭5枚目(1枚降下)
- 3勝11敗1休
- ●○●●●|●○●●●|○●●■や
- 令6年9月
- 西 前頭4枚目(2枚半上昇)
- 7勝8敗
- ●○●○○|○●○●●|●○●●○
- 令6年7月
- 東 前頭7枚目(1枚半上昇)
- 8勝7敗
- ●○○○●|○○●●●|○●○○●
- 令6年5月
- 西 前頭8枚目(1枚上昇)
- 8勝7敗
- ●●●○○|○○○○○|●○●●●
- 令6年3月
- 西 前頭9枚目(4枚半上昇)
- 8勝7敗
- ●○●○●|●●○○●|○●○○○
- 令6年1月
- 東 前頭14枚目(4枚上昇)
- 9勝6敗
- ○●○○○|○●●○○|●○●○●
- 令5年11月
- 東 十両筆頭
- 12勝3敗(十両優勝)
- ●●○○○|○○○○○|●○○○○
最高位が十両の現役力士
琴栄峰 央起
琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき)は千葉県 柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士。令和6年11月場所の番付は最高位更新となる西 十両13枚目。
実の兄は同じ佐渡ヶ嶽部屋の琴勝峰。5歳の頃から柏市相撲少年団で相撲を始める。小4のときに全日本小学生優勝大会に出場。小5、小6とわんぱく相撲全国大会に出場して小6のときにはベスト8入り。大宮西中学時代には中3のときに全国都道府県中学生相撲選手権大会個人3位や全国中学校相撲選手権大会個人ベスト8、白鵬杯2位など優秀な成績をおさめた。
高校は「相撲の名門」埼玉栄高校に進学、関東大会個人無差別級優勝や金沢大会個人優勝など数々の大会で活躍した。佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)に誘われて、兄と同じ佐渡ヶ嶽部屋への入門を決めた。
- 四股名
- 琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき)
- 最高位
- 十両13枚目
- 最新番付
- 西 十両13枚目
- 出身地
- 千葉県 柏市
- 本名
- 手計 太希
- 生年月日
- 平成15年(2003)7月8日(21歳)
- 出身高校
- 埼玉栄高校
- 所属部屋
- 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 琴手計⇒琴栄峰
- 初土俵
- 令和4年(2022)1月(18歳6ヵ月)
- 新十両
- 令和6年(2024)11月(21歳4ヵ月)
- 優勝
- 序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
- 通算成績
- 79勝47敗1休/125出場(勝率:63.2%)
- 直近7場所
- 7勝8敗(幕下以下:23勝19敗)
- 7場所勝率
- 52.6%
- 令6年11月
- 西 十両13枚目(6枚上昇・最高位更新)
- 7勝8敗
- ●●○○○|●○●●●|○○○●●
- 令6年9月
- 西 幕下5枚目(3枚上昇)
- 5勝2敗
- ○--○●|--●○-|○---○
- 令6年7月
- 西 幕下8枚目(6枚半降下)
- 4勝3敗
- ○-●-○|--○-●|-●-○-
- 令6年5月
- 東 幕下2枚目(4枚上昇・最高位更新)
- 2勝5敗
- -●●-●|●--○-|●-○--
- 令6年3月
- 東 幕下6枚目(2枚半上昇)
- 5勝2敗
- -●-○○|--○-○|●---○
- 令6年1月
- 西 幕下8枚目(3枚半降下)
- 4勝3敗
- -○-●-|○○-●-|-○--●
- 令5年11月
- 東 幕下5枚目
- 3勝4敗
- ●--●-|○●-●-|○-○--
佐渡ヶ嶽部屋の横綱
男女ノ川 登三
男女ノ川 登三(みなのがわ とうぞう)は茨城県筑波郡菅間村(現・つくば市)出身、高砂 → 佐渡ヶ嶽部屋の元力士で、最高位は第34代横綱。
大正13年(1924)1月場所に20歳3ヶ月で初土俵を踏み、昭和17年(1942)1月場所を最後に引退(38歳4ヶ月)。
通算成績は294勝155敗34休1分449出場。生涯勝率.655。通算46場所中、34場所を勝ち越した(勝ち越し率.756)。
主な成績は幕内優勝2回(次点5),三段目優勝1回。金星2個(常ノ花1個、玉錦1個)。
本名は坂田 供次郎。明治36年(1903)9月17日生まれ。昭和46年(1971)1月20日逝去(享年67歳)。
四股名は筑波山に源流を持つ川の名から。仁王様のような風貌と怪力で強かったが、勝負にムラがあり意外に脆い面も。引退後は理事を務めたこともあったがその後、衆院選に出馬したり、保険の外交員や私立探偵をしたりと転々とした後半生を送った。
- 四股名
- 男女ノ川 登三(みなのがわ とうぞう)
- 最高位
- 第34代横綱
- 年寄名跡
- 特権年寄 男女ノ川 登三
- 出身地
- 茨城県筑波郡菅間村(現・つくば市)
- 本名
- 坂田 供次郎
- 生年月日
- 明治36年(1903)9月17日
- 没年月日
- 昭和46年(1971)1月20日(享年67歳)
- 所属部屋
- 高砂 → 佐渡ヶ嶽 → 高砂 → 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 男女ノ川 供二郎 → 男女ノ川 供治郎 → 男女ノ川 供次郎 → 朝潮 供次郎 → 男女ノ川 登三
- 初土俵
- 大正13年(1924)1月 前相撲(20歳3ヶ月)
- 新十両
- 昭和2年(1927)1月(所要6場所)
- 23歳3ヶ月(初土俵から3年0ヶ月)
- 新入幕
- 昭和3年(1928)1月(所要10場所)
- 24歳3ヶ月(初土俵から4年0ヶ月)
- 新小結
- 昭和5年(1930)1月(所要18場所)
- 26歳3ヶ月(初土俵から6年0ヶ月)
- 新関脇
- 昭和6年(1931)1月(所要22場所)
- 27歳3ヶ月(初土俵から7年0ヶ月)
- 新大関
- 昭和9年(1934)5月(所要30場所)
- 30歳7ヶ月(初土俵から10年4ヶ月)
- 横綱昇進
- 昭和11年(1936)5月(所要34場所)
- 32歳7ヶ月(初土俵から12年4ヶ月)
- 最終場所
- 昭和17年(1942)1月(38歳4ヶ月)
- 大相撲歴
- 46場所(18年0ヶ月)
- 通算成績
- 294勝155敗34休1分449出場(勝率.655)
- 通算46場所
- 勝ち越し34場所(勝ち越し率.756)
- 優勝等
- 幕内優勝2回(次点5),三段目優勝1回
- 受賞・金星
- 金星2個
- 幕内戦歴
- 247勝136敗33休1分383出場(勝率.645)
- 在位36場所(在位率.783)
- 勝ち越し27場所(勝ち越し率.750)
- 横綱戦歴
- 87勝55敗22休141出場(勝率.613)
- 在位12場所(在位率.261)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.750)
- 大関戦歴
- 31勝13敗0休44出場(勝率.705)
- 在位4場所(在位率.087)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.750)
- 三役戦歴
- 49勝28敗11休77出場(勝率.636)
- 在位8場所(在位率.174)
- 勝ち越し6場所(勝ち越し率.750)
- 関脇戦歴
- 27勝17敗11休44出場(勝率.614)
- 在位5場所(在位率.109)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率.600)
- 小結戦歴
- 22勝11敗0休33出場(勝率.667)
- 在位3場所(在位率.065)
- 勝ち越し3場所(勝ち越し率1.000)
- 前頭戦歴
- 80勝40敗0休1分121出場(勝率.667)
- 在位12場所(在位率.261)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.750)
- 十両戦歴
- 23勝13敗1休36出場(勝率.639)
- 在位4場所(在位率.087)
- 勝ち越し2場所(勝ち越し率.500)
- 関取戦歴
- 270勝149敗34休1分419出場(勝率.644)
- 在位40場所(在位率.870)
- 勝ち越し29場所(勝ち越し率.725)
- 幕下以下歴
- 24勝6敗0休30出場(勝率.800)
- 在位5場所(在位率.109)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率1.000)
琴櫻 傑將
32歳2ヶ月での横綱昇進で「姥桜の狂い咲き」とも、師匠として佐渡ヶ嶽部屋の全盛期を築く
- 四股名 :琴櫻 傑將(ことざくら まさかつ)
- 最高位 :第53代横綱
- 年寄名跡:11代白玉⇒
12代佐渡ヶ嶽 - 出身地 :鳥取県倉吉市
- 本 名 :鎌谷 紀雄
- 生年月日:昭和15年(1940)11月26日
- 没年月日:平成19年(2007)8月14日(享年66歳)
- 所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴 :鎌谷⇒琴桜⇒琴櫻
- 初土俵 :昭和34年(1959)1月(18歳2ヵ月)
- 新十両 :昭和37年(1962)7月(21歳8ヵ月)
- 新入幕 :昭和38年(1963)3月(22歳4ヵ月)
- 新三役 :昭和39年(1964)1月(23歳2ヵ月)
- 新大関 :昭和42年(1967)11月(27歳0ヵ月)
- 横綱昇進:昭和48年(1973)3月(32歳4ヵ月)
- 最終場所:昭和49年(1974)7月(33歳8ヵ月)
- 生涯戦歴:723勝428敗77休/1144出場(93場所)
- 生涯勝率:62.8%
- 優勝等 :幕内優勝5回(次点3),十両優勝2回,幕下同点1回,三段目優勝1回
- 成 績 :殊勲賞4回,敢闘賞2回,金星2個
- 幕内戦歴:553勝345敗77休(65場所)勝率:61.6%
- 横綱:66勝34敗20休(8場所)勝率:66.0%
- 大関:287勝159敗34休(32場所)勝率:64.3%
- 関脇:58勝47敗(7場所)勝率:55.2%
- 小結:63勝49敗8休(8場所)勝率:56.3%
- 前頭:79勝56敗15休(10場所)勝率:58.5%
- 十両戦歴:69勝36敗(7場所)勝率:65.7%
佐渡ヶ嶽部屋の大関
琴ヶ濱 貞雄
香川県観音寺市出身、二所ノ関~佐渡ヶ嶽部屋の元力士で最高位は大関。「内掛けといったら琴ヶ濵」。
- 四股名 :琴ヶ濱 貞雄(ことがはま さだお)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:6代尾車
- 出身地 :香川県観音寺市
- 本 名 :宇草 貞雄
- 生年月日:昭和2年(1927)10月10日
- 没年月日:昭和56年(1981)6月7日(享年53歳)
- 所属部屋:二所ノ関⇒佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴 :宇草⇒琴ヶ濱
- 初土俵 :昭和20年(1945)11月(18歳1ヵ月)
- 新十両 :昭和24年(1949)10月(22歳0ヵ月)
- 新入幕 :昭和25年(1950)5月(22歳7ヵ月)
- 新三役 :昭和28年(1953)1月(25歳3ヵ月)
- 新大関 :昭和33年(1958)5月(30歳7ヵ月)
- 最終場所:昭和37年(1962)11月(35歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:500勝384敗92休/876出場(69場所)
- 生涯勝率:56.6%
- 優勝等 :幕内同点1・次点4回,十両優勝1回,幕下同点1回,序二段同点1回
- 成 績 :殊勲賞2回,敢闘賞1回,技能賞5回,金星7個
- 幕内戦歴:441勝352敗92休(59場所)勝率:55.6%
- 大関:185勝152敗83休(28場所)勝率:54.9%
- 関脇:52勝23敗(5場所)勝率:69.3%
- 小結:28勝26敗6休(4場所)勝率:51.9%
- 前頭:176勝151敗3休(22場所)勝率:53.8%
- 十両戦歴:19勝11敗(2場所)勝率:63.3%
琴風 豪規
琴風 豪規(ことかぜ こうき)は三重県津市出身、佐渡ヶ嶽部屋の元力士で、最高位は大関。
昭和46年(1971)7月場所に14歳2ヶ月で初土俵を踏み、昭和60年(1985)11月場所を最後に引退(28歳6ヶ月)。
通算成績は561勝352敗102休908出場。生涯勝率.614。通算87場所中、58場所を勝ち越した(勝ち越し率.674)。
主な成績は幕内優勝2回(次点2),十両優勝1回,幕下優勝1回。殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞1回,金星6個。
昭和32年(1957)4月26日生まれ。本名は中山 浩一。
中学時代は体育以外オール5という秀才。のちの横綱・琴櫻(12代佐渡ヶ嶽)に熱心に誘われて入門を決意。琴櫻の内弟子としてかなり苛められたが、周囲を見返すため稽古に励み昭和50年11月場所で新十両昇進、昭和52年初場所で新入幕を果たす。
左膝内側側副靱帯断裂の大怪我で一時は幕下まで転落するなど怪我が絶えなかったが、昭和56年(1981)9月場所で幕内初優勝を遂げると大関へと昇った。がぶり寄りを武器に駆け上がったインテリ力士。
- 四股名
- 琴風 豪規(ことかぜ こうき)
- 最高位
- 大関
- 年寄名跡
8代尾車 浩一 →8代尾車 浩一 - 出身地
- 三重県津市
- 本名
- 中山 浩一
- 生年月日
- 昭和32年(1957)4月26日
- 所属部屋
- 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 中ノ山 → 琴風 豪規
- 初土俵
- 昭和46年(1971)7月 前相撲(14歳2ヶ月)
- 新十両
- 昭和50年(1975)11月(所要26場所)
- 18歳6ヶ月(初土俵から4年4ヶ月)
- 新入幕
- 昭和52年(1977)1月(所要33場所)
- 19歳8ヶ月(初土俵から5年6ヶ月)
- 新関脇
- 昭和53年(1978)1月(所要39場所)
- 20歳8ヶ月(初土俵から6年6ヶ月)
- 新大関
- 昭和56年(1981)11月(所要62場所)
- 24歳6ヶ月(初土俵から10年4ヶ月)
- 最終場所
- 昭和60年(1985)11月(28歳6ヶ月)
- 大相撲歴
- 87場所(14年4ヶ月)
- 通算成績
- 561勝352敗102休908出場(勝率.614)
- 通算87場所
- 勝ち越し58場所(勝ち越し率.674)
- 優勝等
- 幕内優勝2回(次点2),十両優勝1回,幕下優勝1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞3回,敢闘賞2回,技能賞1回,金星6個
- 幕内戦歴
- 395勝249敗80休639出場(勝率.613)
- 在位49場所(在位率.563)
- 勝ち越し34場所(勝ち越し率.694)
- 大関戦歴
- 212勝110敗8休321出場(勝率.658)
- 在位22場所(在位率.253)
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.909)
- 三役戦歴
- 75勝55敗35休129出場(勝率.577)
- 在位11場所(在位率.126)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率.455)
- 関脇戦歴
- 68勝47敗35休114出場(勝率.591)
- 在位10場所(在位率.115)
- 勝ち越し5場所(勝ち越し率.500)
- 小結戦歴
- 7勝8敗0休15出場(勝率.467)
- 在位1場所(在位率.011)
- 勝ち越し0場所(勝ち越し率.000)
- 前頭戦歴
- 108勝84敗37休189出場(勝率.563)
- 在位16場所(在位率.184)
- 勝ち越し9場所(勝ち越し率.563)
- 十両戦歴
- 70勝50敗15休120出場(勝率.583)
- 在位9場所(在位率.103)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.778)
- 関取戦歴
- 465勝299敗95休759出場(勝率.609)
- 在位58場所(在位率.667)
- 勝ち越し41場所(勝ち越し率.707)
- 幕下以下歴
- 96勝53敗7休149出場(勝率.644)
- 在位28場所(在位率.322)
- 勝ち越し17場所(勝ち越し率.607)
琴光喜 啓司
愛知県岡崎市出身、佐渡ヶ嶽部屋の元力士で最高位は大関。不本意な形で角界を去ることになり、解雇の無効を訴えて髷を残していたが平成27年(2015)2月7日に断髪式を行った。
- 四股名 :琴光喜 啓司(ことみつき けいじ)
- 最高位 :大関
- 出身地 :愛知県岡崎市
- 本 名 :田宮 啓司
- 生年月日:昭和51年(1976)4月11日
- 出身高校:鳥取城北高校
- 出身大学:日本大学
- 所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴 :琴田宮⇒琴光喜
- 初土俵 :平成11年(1999)3月・幕下60付出(22歳11ヵ月)
- 新十両 :平成11年(1999)11月(23歳7ヵ月)
- 新入幕 :平成12年(2000)5月(24歳1ヵ月)
- 新三役 :平成13年(2001)1月(24歳9ヵ月)
- 新大関 :平成19年(2007)9月(31歳5ヵ月)
- 最終場所:平成22年(2010)7月(34歳3ヵ月)
- 生涯戦歴:571勝367敗50休/934出場(68場所)
- 生涯勝率:60.9%
- 優勝等 :幕内優勝1回(次点8),十両優勝1回(同点1),幕下優勝1回
- 成 績 :殊勲賞2回,敢闘賞4回,技能賞7回,金星3個
- 幕内戦歴:492勝343敗50休(59場所)勝率:58.9%
- 大関:141勝104敗10休(17場所)勝率:57.6%
- 関脇:176勝139敗15休(22場所)勝率:55.9%
- 小結:72勝48敗(8場所)勝率:60.0%
- 前頭:103勝52敗25休(12場所)勝率:66.5%
- 十両戦歴:56勝19敗(5場所)勝率:74.7%
琴欧州 勝紀
ヨーロッパ出身力士として初の幕内優勝者であり初の親方に、平成29年(2017)4月1日に分家独立も果たす。ブログも人気
15代・鳴戸 勝紀 - 四股名 :琴欧州 勝紀(ことおうしゅう かつのり)
- 最高位 :大関
- 年寄名跡:大関3年・琴欧洲 ⇒
15代鳴戸 - 出身地 :ブルガリア ベリコタロノボ市
- 本 名 :カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ⇒安藤 カロヤン
- 生年月日:昭和58年(1983)2月19日(41歳)
- 所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴 :琴欧州⇒琴欧洲
- 初土俵 :平成14年(2002)11月(19歳9ヵ月)
- 新十両 :平成16年(2004)5月(21歳3ヵ月)
- 新入幕 :平成16年(2004)9月(21歳7ヵ月)
- 新三役 :平成17年(2005)3月(22歳1ヵ月)
- 新大関 :平成18年(2006)1月(22歳11ヵ月)
- 最終場所:平成26年(2014)3月(31歳1ヵ月)
- 生涯戦歴:537勝337敗67休/864出場(68場所)
- 生涯勝率:61.4%
- 優勝等 :幕内優勝1回(同点1・次点3),十両優勝1回,幕下優勝1回,序ノ口優勝1回
- 成 績 :殊勲賞2回,敢闘賞3回
- 幕内戦歴:466勝322敗67休(57場所)勝率:59.1%
- 大関:378勝264敗63休(47場所)勝率:58.9%
- 関脇:33勝23敗4休(4場所)勝率:58.9%
- 小結:16勝14敗(2場所)勝率:53.3%
- 前頭:39勝21敗(4場所)勝率:65.0%
- 十両戦歴:23勝7敗(2場所)勝率:76.7%
琴奨菊 和弘
琴奨菊 和弘(ことしょうぎく かずひろ)は福岡県柳川市出身、佐渡ヶ嶽部屋の元力士で、最高位は大関。
平成14年(2002)1月場所に17歳11ヶ月で初土俵を踏み、令和2年(2020)11月場所を最後に引退(36歳9ヶ月)。
通算成績は828勝676敗41休1496出場。生涯勝率.551。通算112場所中、70場所を勝ち越した(勝ち越し率.631)。
主な成績は幕内優勝1回(次点3),十両優勝1回,序二段同点1回。殊勲賞3回,技能賞4回,金星3個(日馬富士1個、稀勢の里1個、白鵬1個)。
昭和59年(1984)1月30日生まれ。本名は菊次 一弘。
小学3年生の頃から相撲を始めて、中学は高知県の明徳義塾中に相撲留学、3年次に中学横綱の栄冠を獲得。明徳義塾高校進学を経て平成14年(2002)1月場所、琴菊次(こときくつぐ)の四股名で初土俵を踏んだ。
幕下で少し苦労もあったが当時の竹縄親方(現・朝日山親方の琴錦)の指導により、圧力を増した琴菊次は平成16年(2004)7月場所で新十両昇進、四股名も琴奨菊へと改めた。
平成17年(2005)1月で新入幕、平成23年(2011)9月場所後に大関へと昇進。平成28年(2016)初場所では日本出身力士として10年ぶりに幕内優勝を飾った。
しかしその1年後、カド番で迎えた平成29年初場所で大関から陥落。西前頭9枚目で迎えた令和2年9月場所を2勝10敗3休の成績で十両へと陥落、翌11月場所7日目を休場し、引退を発表した。14代秀ノ山を襲名。
- 年寄
14代秀ノ山 和弘 - 四股名
- 琴奨菊 和弘(ことしょうぎく かずひろ)
- 最高位
- 大関
- 年寄名跡
14代秀ノ山 和弘 - 出身地
- 福岡県柳川市
- 本名
- 菊次 一弘
- 生年月日
- 昭和59年(1984)1月30日(40歳)
- 所属部屋
- 佐渡ヶ嶽部屋
- 改名歴
- 琴菊次 一弘 → 琴奨菊 一弘 → 琴奨菊 和弘
- 初土俵
- 平成14年(2002)1月 前相撲(17歳11ヶ月)
- 新十両
- 平成16年(2004)7月(所要15場所)
- 20歳5ヶ月(初土俵から2年6ヶ月)
- 新入幕
- 平成17年(2005)1月(所要18場所)
- 20歳11ヶ月(初土俵から3年0ヶ月)
- 新関脇
- 平成19年(2007)3月(所要31場所)
- 23歳1ヶ月(初土俵から5年2ヶ月)
- 新大関
- 平成23年(2011)11月(所要58場所)
- 27歳9ヶ月(初土俵から9年10ヶ月)
- 最終場所
- 令和2年(2020)11月(36歳9ヶ月)
- 大相撲歴
- 112場所(18年10ヶ月)
- 通算成績
- 828勝676敗41休1496出場(勝率.551)
- 通算112場所
- 勝ち越し70場所(勝ち越し率.631)
- 優勝等
- 幕内優勝1回(次点3),十両優勝1回,序二段同点1回
- 受賞・金星
- 殊勲賞3回,技能賞4回,金星3個
- 幕内戦歴
- 718勝621敗41休1332出場(勝率.536)
- 在位92場所(在位率.821)
- 勝ち越し55場所(勝ち越し率.598)
- 大関戦歴
- 256勝192敗32休444出場(勝率.571)
- 在位32場所(在位率.286)
- 勝ち越し24場所(勝ち越し率.750)
- 三役戦歴
- 161勝137敗2休297出場(勝率.540)
- 在位20場所(在位率.179)
- 勝ち越し11場所(勝ち越し率.550)
- 関脇戦歴
- 100勝80敗0休180出場(勝率.556)
- 在位12場所(在位率.107)
- 勝ち越し7場所(勝ち越し率.583)
- 小結戦歴
- 61勝57敗2休117出場(勝率.517)
- 在位8場所(在位率.071)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.500)
- 前頭戦歴
- 301勝292敗7休591出場(勝率.508)
- 在位40場所(在位率.357)
- 勝ち越し20場所(勝ち越し率.500)
- 十両戦歴
- 43勝24敗0休66出場(勝率.642)
- 在位5場所(在位率.045)
- 勝ち越し4場所(勝ち越し率.800)
- 関取戦歴
- 761勝645敗41休1398出場(勝率.541)
- 在位97場所(在位率.866)
- 勝ち越し59場所(勝ち越し率.608)
- 幕下以下歴
- 67勝31敗0休98出場(勝率.684)
- 在位14場所(在位率.125)
- 勝ち越し11場所(勝ち越し率.786)