「アマチュア相撲」とは?国内4大タイトルとプロ(大相撲)への付出し制度の最新規定

大相撲中継で新弟子が紹介される際、「彼はアマチュア横綱のタイトルをひっさげての入門です」といったアナウンスを聞いたことはありませんか?

今回は、大相撲(プロ)の原点でもあり、近年は世界的な広がりを見せている「アマチュア相撲」について、主要な大会や、プロ入りする際の優遇措置である最新の「付出(つけだし)制度」まで詳しく解説します。

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アマチュア相撲とは

アマチュア相撲とは、日本相撲協会(大相撲)に所属しない、社会人・学生・生徒・児童などが行う相撲競技の総称です。国内の競技は主に「公益財団法人 日本相撲連盟」が統括しています。

大相撲が「神事」や「興行」としての側面を強く残しているのに対し、アマチュア相撲は純粋な「スポーツ(競技)」として発展してきました。そのため、階級(段級位制)や体重別の大会なども存在します。

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アマチュア相撲の国内4大タイトル

アマチュア相撲には数多くの大会がありますが、中でも最高峰とされる以下の4つの大会で優勝することは、アマチュア選手にとって最大の栄誉とされています。

  • 全日本相撲選手権大会: アマチュア相撲の最高峰。この大会の優勝者には「アマチュア横綱」の称号が与えられます。
  • 全国学生相撲選手権大会: 大学生の頂点を決める大会。優勝者は「学生横綱」と呼ばれます。
  • 全日本実業団相撲選手権大会: 社会人(実業団)の頂点を決める大会。優勝者は「実業団横綱」と呼ばれます。
  • 国民スポーツ大会相撲競技(旧・国体): 成年の部の優勝者は「国体横綱」と呼ばれます。

女子相撲や世界への広がり

かつては「男の競技」というイメージが強かった相撲ですが、現在のアマチュア相撲では女子の競技人口も増えています。「全日本女子相撲選手権大会」をはじめとする様々な大会が開催されており、国内でも白熱した試合が展開されています。

また、国際相撲連盟(ISF)の主導のもと、「世界相撲選手権大会」や「世界女子相撲選手権大会」が開催されるなど、相撲は日本発祥の国際的なスポーツとして世界中に裾野を広げています。

プロ(大相撲)への優遇措置「付出(つけだし)」の最新規定

アマチュア相撲で輝かしい実績を残した選手がプロ(大相撲)へ入門する際、通常の新弟子がスタートする「前相撲(一番下の番付)」を免除され、上位の番付からデビューできる「付出(つけだし)制度」という特例があります。

2023年〜2024年の制度変更で「最下位格」スタートに統一

以前は「幕下10枚目格付出」や「幕下15枚目格付出」といった高い地位からのスタートが認められていましたが、制度の改定により、現在(2024年以降)は以下の2種類に統一されました。

  • 幕下最下位格付出: 全日本相撲選手権、全国学生相撲選手権、全日本実業団相撲選手権、国民スポーツ大会のいずれかで「優勝」した者に与えられる資格。幕下の最下位(西幕下60枚目にあたる地位)からデビューします。
  • 三段目最下位格付出: 上記の4大会のいずれかで「ベスト8(ベスト16の場合もあり)」以上の成績を収めた者に与えられる資格。三段目の最下位からデビューします。

この付出資格が認められた者は、通常の新弟子検査で求められる「体格検査(身長・体重)」が免除されるという特例も併せ持っています。

まとめ

アマチュア相撲は、未来の横綱候補たちが日々鍛錬を積む場所であり、純粋なスポーツとしても魅力あふれる競技です。大相撲中継を見る際、力士たちのプロフィールにある「アマ横綱」「学生横綱」といった経歴に注目すると、彼らがアマチュア時代にどれほどの激戦を勝ち抜いてきたのかが分かり、観戦がより一層楽しくなるはずです。


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