大相撲の「顎が上がる」「顎をかます」とは?顎にまつわる相撲用語

大相撲の解説や、相撲界の日常会話で使われる「顎(あご)」にまつわる用語をご存知でしょうか。

今回は、取組中の姿勢を表す「顎が上がる」と、激しい攻め方や隠語として使われる「顎をかます」の2つの言葉の意味を解説します。

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顎が上がる(あごがあがる)とは

大相撲の取組において「顎が上がる(あごがあがる)」とは、対戦中に苦しくなったり、相手の攻めの圧力に負けたりして、あごが上を向いてしまう状態のことを指します。

相撲の基本姿勢は「顎を引く」ことです。顎が上がってしまうと、自分の攻める力がうまく相手に伝わらなくなるだけでなく、重心が浮いて相手から非常に攻められやすい無防備な体勢になってしまいます。

そのため、相撲部屋の稽古場では、親方や兄弟子から「顎を上げるな!」「顎を引け!」という厳しい注意が頻繁に繰り返されます。

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顎をかます(あごをかます)とは

「顎をかます(あごをかます)」という言葉には、土俵上の「技」としての意味と、日常会話での「隠語」としての意味の2つがあります。

①立ち合いでの激しい攻め方

本来は、立ち合いから相手の顎を猛烈に張ったり、かち上げたりする激しい攻め方のことを指します。単に「かます(ぶちかます)」と表現されることもあります。相手の出足を止め、上体を起こすための強烈な戦法です。

②相手の頼みを冷たく断る(隠語)

上記の激しい動作から転じて、相撲界特有の日常的な隠語(表現)としても使われます。
物理的に相手の顎に技をかますのではなく、相手からの頼み事などを「冷たく断る」「突っぱねる」という意味を持っています。

ちなみに、同じ「冷たく断る」という意味で、相撲の基本動作である突っ張りに例えて「鉄砲かます(てっぽうかます)」と表現されることもあります。


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