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大相撲幕内優勝力士一覧!明治から令和まで一挙公開

大相撲の見どころのひとつである優勝力士の行方は、千秋楽が近づけば近づくほど気になりますね。

また、場所前の予想も楽しいものです。

この記事では幕内優勝力士を一覧にしてご紹介ます。

幕内優勝とは

まず始めに幕内優勝について簡単に説明しておきましょう。

幕内優勝の正式名称は「幕内最高優勝」といいます。

年に6回ある本場所、それも幕内の土俵で最高の成績をあげた力士のみに与えられる栄誉です。

幕内最高優勝の始まりはいつ?

大相撲自体は江戸の頃から続いていますが、意外にもこの頃は個人の成績優秀者への顕彰制度はとくにありませんでした。

個人の優勝が表彰されるようになったのは明治42年(1909)6月場所からです。

この場所から常設の興行場所として旧両国国技館が開館し、これを機に時事新報(のちに毎日新聞社と合併)による最高成績力士への優勝額の贈呈が始まったことが個人優勝制度の起こりとなっています。

初代優勝力士は誰?

栄えある第1回目の優勝力士は高砂部屋の高見山酉之助でした。前頭7枚目で7勝3分の成績のより、第1回目の優勝額を手にしました。

天皇賜盃はいつから?

こうして新聞社による優勝額贈呈が始まりましたが、協会による表彰は東西制による優勝旗の授与のみであり、まだ明確にはありませんでした。

個人優勝制度として確立したのは大正15年(1926)の春場所から「天皇賜盃」が優勝力士に授与されるようになってからです。

この賜盃は、前年の4月に摂政宮様(のちの昭和天皇)の誕生日を祝賀する台覧相撲が行われたことで賜った下賜金をもとに作成されました。

大相撲幕内優勝力士一覧

お待たせしました。では幕内優勝力士の一覧をどうぞ。表は並べ替えや検索が可能です。

開催場所 四股名 優勝 回数 所属部屋 出身地 最高位 優勝時 の番付 優勝時 の年齢 成績 通算 備考 最高位ソート 番付ソート 統合四股名 年齢ソート

優勝回数が10回以上の力士一覧

次に優勝回数が10回以上の力士をピックアップしてみてみましょう。

項目として初優勝時の年齢と最終優勝時の年齢。そして初優勝から最終優勝までの期間と年間ペースも載せてみました。どれぐらいの期間「全盛期」があったのか?各力士の勢いを見えてくるのではないでしょうか。

時代によっては年間場所数が違いますので、必ずしも力士の力が計れるとは思っておりません。

また言わずもがなですが、白鵬関は現役ですのでまだまだ記録は伸びていくでしょう。

四股名 優勝回数 初優勝 年齢 最終優勝 年齢 インターバル 年間ペース
白鵬 44回 平成18年5月 21歳2ヵ月 令和2年3月 35歳0ヵ月 13年8ヵ月 3.2回
大鵬 32回 昭和35年11月 20歳6カ月 昭和46年1月 30歳8ヵ月 10年2ヵ月 3.1回
千代の富士 31回 昭和56年1月 25歳7ヵ月 平成2年11月 35歳5ヵ月 9年8ヵ月 3.2回
朝青龍 25回 平成14年11月 22歳2ヵ月 平成22年1月 29歳4ヵ月 7年2ヵ月 3.5回
北の湖 24回 昭和49年1月 20歳8ヵ月 昭和59年5月 30歳12ヵ月 10年4ヵ月 2.3回
貴乃花 22回 平成4年1月 19歳5ヵ月 平成13年5月 28歳9ヵ月 9年4ヵ月 2.4回
輪島 14回 昭和47年5月 24歳4ヵ月 昭和55年11月 32歳10ヵ月 8年6ヵ月 1.6回
双葉山 12回 昭和11年5月 24歳3ヵ月 昭和18年5月 31歳3ヵ月 7年0ヵ月 1.7回
武蔵丸 12回 平成6年7月 23歳2ヵ月 平成14年9月 31歳4ヵ月 8年2ヵ月 1.5回
11回 平成4年5月 23歳0ヵ月 平成12年11月 31歳6ヵ月 8年6ヵ月 1.3回
常ノ花 10回 大正10年5月 24歳6ヵ月 昭和5年3月 33歳4ヵ月 8年10ヵ月 1.1回
栃錦 10回 昭和27年9月 27歳7ヵ月 昭和35年1月 34歳11ヵ月 7年3ヵ月 1.4回
若乃花(初代) 10回 昭和31年5月 28歳2ヵ月 昭和35年9月 32歳6ヵ月 4年4ヵ月 2.3回
北の富士 10回 昭和42年3月 24歳12ヵ月 昭和48年3月 30歳12ヵ月 6年0ヵ月 1.7回

成績の内訳

優勝10回以上の力士について、その成績の内訳もご紹介しましょう。

四股名 優勝回数 全勝 1敗 2敗 3敗 4敗 その他 備考
白鵬 44回 15回 19回 9回 1回 0回   令和2年3月場所終了時点
大鵬 32回 8回 12回 11回 1回 0回    
千代の富士 31回 7回 14回 6回 4回 0回   1不戦敗の優勝1回
朝青龍 25回 5回 9回 11回 0回 0回    
北の湖 24回 7回 7回 9回 1回 0回    
貴乃花 22回 4回 10回 7回 1回 0回    
輪島 14回 3回 5回 3回 2回 0回 1回 2敗1休の優勝1回
双葉山 12回 8回 3回 1回 0回 0回    
武蔵丸 12回 1回 1回 6回 3回 1回    
11回 0回 4回 6回 1回 0回    
常ノ花 10回 3回 5回 0回 1回 0回 1回 1分1預の優勝1回
栃錦 10回 1回 8回 1回 0回 0回    
若乃花(初代) 10回 1回 4回 4回 1回 0回    
北の富士 10回 3回 3回 4回 0回 0回    

全勝優勝の多い力士、全勝率

次に全勝優勝に絞って力士をみていきましょう。併せて優勝回数に対する全勝率も掲載しています。

全勝回数については優勝回数に準じている印象ですが、全勝率に注目すると力士と時代の特性が見えてきます。

朝青龍と貴乃花の全勝率が20.0%と18.2%と低いですね。これは朝青龍は白鵬、貴乃花は曙や武蔵丸などの強力なライバルの存在が関係していそうです。

四股名 全勝優勝 優勝回数 全勝率 備考
白鵬 15回 44回 34.1% 平成22年に年間4場所全勝優勝を記録
大鵬 8回 32回 25.0%  
双葉山 8回 12回 66.7%  
千代の富士 7回 31回 22.6%  
北の湖 7回 24回 29.2%  
朝青龍 5回 25回 20.0%  
太刀山 5回 9回 55.6% 年2場所制
貴乃花 4回 22回 18.2%  
羽黒山 4回 7回 57.1% 年2~4場所制
輪島 3回 14回 21.4%  
常ノ花 3回 10回 30.0%  
北の富士 3回 10回 30.0%  
日馬富士 3回 9回 33.3%  
栃木山 2回 9回 22.2% 年2場所制
大錦(卯) 2回 5回 40.0% 年2場所制
隆の里 2回 4回 50.0%  
清水川 2回 3回 66.7% 年2場所制
武蔵丸 1回 12回 8.3%  
栃錦 1回 10回 10.0%  
若乃花(初代) 1回 10回 10.0%  


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出身地別、力士別、初土俵別など様々な方法で力士データをまとめています。

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カテゴリー : 相撲データ

公開日:2020-07-29
投稿者:レイ

相撲中継や土俵入りの時には、所属部屋と共に出身がどこなのかを教えてくれます。そこで同郷の力士を見つけると急に親近感が増すものですよね。では、あなたの郷土力士は何人いるか知っていますか?

十両・幕内では何人か知っていても、それ以下の段にはどれだけいるのか分からなかったりしますよね。また、関取がひとりもいない出身地の方もいると思います。

そこで今回は、出身別でどの地位にどれだけ力士がいるのか?そして出身地ごとでの力士の地位構成比はどうなっているのかを調べてみました。

並べ替え可能な表をご用意しましたので、同郷の力士が何人いるのか探してみてください。最後には視覚的に分かりやすいグラフもご用意していますよ。

また、当サイトでは出身地ごとに番付と成績が確認できるページをご用意しています。郷土の力士の日々の結果もすぐに確認できますよ。これは記事の最後にご紹介いたします。

相撲の各段ごとの定数

はじめに大相撲の各段ごとの力士の定数を整理しておきましょう。
力士の定数と枚数
  1. 幕内 :42名
  2. 十両 :28名(東西14枚)
  3. 幕下 :120名(東西60枚)
  4. 三段目:180名(東西90枚)
  5. 序二段:定員なし(最近は東西120枚前後でおよそ220名)
  6. 序ノ口:定員なし(最近は東西35枚前後でおよそ70名)
大相撲力士の地位10段階

このように幕内から三段目までは定数が決まっており、十両から三段目までは枚数が毎回固定です。ただし、幕下や三段目で付出が発生した場合には定数プラス付出人数となります。

幕内は総数が42名と定まっていますが、横綱・大関そして三役力士の人数は場所によって変動があるため前頭の枚数は固定せずに前頭の人数で幕内定数「42」を調整しています。

例を上げると…平成31年初場所は3横綱・3大関・2関脇・2小結の10人が「役力士」でした。ということは残りは32名となり、東西16枚の前頭で幕内番付は構成されていました。

ところが平成31年3月場所の番付は2横綱・3大関・2関脇・2小結と、稀勢の里が引退したことにより役力士が9人に減ったので残りは33名となり、東西16枚+東の17枚が前頭となっています。幕内の東西が対にならない時があるのはこうした理由があるんですね。

番付の仕組みに関してはこちらのページにまとめていますので、興味のある方はぜひ御覧ください。

⇒ 番付の仕組みと決め方

さて、お待たせしました。次からはいよいよ出身地ごとの力士数などを見ていきましょう

出身地別の力士数

出身地ごとの出身力士人数一覧表

思った以上に出身地ごとの力士数にばらつきがあることが分かると思います。次からはいろんな項目に絞って並び替えたり色分けをしていきましょう。

出身力士が多い出身地はどこ?

それでは詳しくみていきましょう。まずは出身力士が多い地域は何処か?一覧表を作成して順位付けをしました。総力士に対する比率もあわせて載せています。

この表は上下左右スクロールします。

出身力士が多い力士出身地順の一覧表

1位はやはり人口が多いこともあり東京都でした。2位以下も人口の多いところが順当に並んでいる印象があります。モンゴル勢も一時期に比べて減ってはいますが、依然として一大勢力を築いています。

関取が多い出身地はどこ?

次は十両と幕内、いわゆる関取が多い出身地を見てみましょう。関取の総数は70人、つまり力士全体の約1割という狭き門です。

関取が多い力士出身地順の一覧表

やはりと言うべきか、依然モンゴル勢が一位ですね!15.7%という高い数値を示しています。

しかし日本勢も負けていません。2位には東京都、3位には熊本県、鹿児島県がつけています。

並び順について

ここで一覧表の順番について補足しておきます。ランキング対象の数値が同数の場合、同じ順位として扱っていますが、別の項目を考慮して同じ順位のなかで記載する順番をコントロールしています。

例として5位をみてみましょう。

関取3人で5つの出身地が並んでいますが、力士構成には違いがあります。この内訳と総人数を考慮して並び順を決定しております。

関取比率が高い力士の出身地は?

ということでさらに詳しく、関取比率が高い出身地はどこかも一覧表にしております。
関取比率が高い力士出身地順の一覧表

ここでも目に留まるのはやはりモンゴルの52.4%という数字ではないでしょうか。一時期よりは少なくなった印象もありましたが、それでもモンゴル出身力士の半数以上が関取って…凄いですね。

しかし日本勢も負けてはいません。青森、石川、山形など高水準ですね。

関取がいない出身地はどこ?

まずは幕下以下の力士の人数を各出身地別にみてみましょう。

出身地ごとの幕下以下力士人数

幕下以下の出身地別力士数一覧表

幕下以下比率が高い力士の出身地は?

大相撲の世界で関取と呼ばれる力士の定数は70名と定められています。ということは約1割しかいないわけです。関取がいない出身地はどこでどれほどあるのか?つまり「幕下以下比率100%」の出身地ということになりますよね。ここではその比率を一覧表にしてみました。

幕下以下比率が高い力士出身地順の一覧表

100%の出身地は24の地域があることが分かります。これだけでは特徴が掴みにくいので、さらに序ノ口、序二段など下位力士が多い出身地を上段に並べてました。

例えば香川、大分、そして群馬県は力士数がおなじ6人ですが、それぞれに力士構成が違うことが分かります。このなかでは群馬県がより上位力士が多いですね。

「関取がいない」という意味ではどちらも同じですが、その中でも力士構成で差があることが分かります。

上位力士がより多い出身地はどこか?

これまでみてきたことの集大成として、より上位力士が多い出身地順でリストを作りました。 幕内力士が多い出身地、十両が多い出身地、幕下力士……というように、上位力士が多い出身地順で並べ替えています。
上位力士が多い力士出身地順の一覧表

なかなか興味深い感じになりました。関取の人数が重要であることには変わりがありませんが、ここで分かるのはそれに続く幕下力士がより重要だということです。

出身地ごとの力士構成グラフ

ではこれまでの情報を視覚的に振り返るために各出身地別の力士数とその構成をグラフでご用意いたしました。どうぞご覧ください。

出身地別・各段力士人数構成グラフ

このようになっていました。グラフで見ると分かりやすいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。冒頭に書いたように同郷の力士を見つけるとつい応援したくなるのが大相撲。そういった意味では力士数の多い少ないはあるけれど、それでも0人の県がなかったことは嬉しい結果ですね。

誰か応援する力士がいると相撲観戦はより面白くなります。ぜひ、郷土の力士をみつけて応援してみてください。

当サイトでは出身力士を探しやすいように、出身地ごとのページをご用意しています。これは、ただの一覧ではなく最新番付と星取表もついていますので、本場所中には出身力士の日々の成績がすぐに確認できますよ。

また、こちらでは部屋別の力士数などを調べています。興味がある方はぜひどうぞ。

関取が多い相撲部屋はどこ?部屋別での力士数と各段構成比

最新場所での成績でランキングも作成しています。興味のある方はどうぞ。

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当ページと同様に詳細な情報を網羅した番付表&星取表はこちらです。各段ごとにご用意しておりますので相撲観戦にお役立てください。