対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

東方:藤青雲 龍輝 (藤島部屋・熊本県熊本市西区)

藤青雲 龍輝(ふじせいうん たつき)は熊本県 熊本市西区出身、藤島部屋の力士で最高位は前頭6枚目。令和8年7月場所の番付は最高位に並ぶ西 前頭6枚目。

大学卒業後に一度は就職するも、大相撲への情熱を捨てきれずに23歳で角界へ飛び込んだ異色の経歴を持つ藤青雲。大怪我による長期休場を味わいながらも、不屈の闘志で這い上がり、28歳にして悲願の幕内の土俵を掴み取った苦労人である。

「脱サラ」からの角界入りと快進撃

熊本市立河内小学1年の頃から中村相撲道場で相撲を始めたものの、中学3年生までは野球や柔道と並行しており、本格的に相撲一本に絞ったのは熊本県の文徳高校に進学してからであった。その後、明治大学へ進学し全国大会でベスト16に入るなどの実績を残す。大学卒業後は実業団相撲の強豪である凸版印刷(現TOPPAN)に就職したが、コロナ禍の影響で全く相撲が取れない日々が続いた。相撲への思いを断ち切れず退職を決意し、令和2年(2020年)に23歳で藤島部屋の門を叩いた。

令和3年(2021年)3月場所に前相撲で初土俵を踏むと、培ってきた実力を遺憾なく発揮する。序ノ口から3場所連続、各段で7戦全勝を記録するなど破竹の勢いで番付を駆け上がり、令和5年(2023年)5月場所に25歳で新十両昇進を果たした。

右膝の大怪我と、どん底からの復活劇

順調な出世街道を歩んでいた矢先、新十両翌場所となる7月場所前の稽古で、右膝前十字靱帯を損傷する大怪我に見舞われる。これにより3場所連続の全休を余儀なくされ、番付は三段目まで大きく降下する挫折を味わった。

スポンサーリンク

しかし、心は決して折れていなかった。令和6年(2024年)1月場所に西三段目26枚目で復帰すると、7戦全勝で三段目優勝を飾り復活の狼煙を上げる。続く5月場所でも東幕下11枚目で7戦全勝の幕下優勝を果たし、同年7月場所で関取の座への復帰を成し遂げた。

28歳での新入幕と「同時昇進」の歴史的快挙

十両復帰後は持ち前の地力を発揮して着実に白星を重ねていく。昇進を懸けた令和8年(2026年)1月場所については「落ち着いて取れた」と本人が語るように、西十両筆頭で11勝4敗の好成績を収め、翌3月場所において初土俵から所要30場所、28歳で悲願の新入幕を決めた。

この場所は、同部屋の弟弟子である藤凌駕も新入幕を果たしており同時昇進となった。同部屋から2人の新入幕力士が誕生するのは、平成23年(2011年)11月場所で、境川部屋の妙義龍・佐田の富士が同時昇進したとき以来14年ぶりであり、ともに学生相撲出身の力士としては史上初という歴史的快挙として大きな話題を呼んだ。

得意とする右四つからの力強い寄りには、年齢と苦労を重ねたからこその重みがある。度重なる試練を乗り越え、最高峰の舞台へとたどり着いたその歩みは、これからも揺るぎない相撲道として続いていく。

💡 熊本県出身一覧💡 藤島部屋の力士

四股名
藤青雲 龍輝(ふじせいうん たつき)
最高位
前頭6枚目
最新番付
西 前頭6枚目
出身地
熊本県 熊本市西区
本名
東 龍輝
生年月日
平成9年(1997)12月5日(28歳)
身長・体重
185cm・150kg
出身高校
文徳高校
出身大学
明治大学
所属部屋
藤島部屋
初土俵
令和3年(2021)3月(23歳3ヵ月)
新十両
令和5年(2023)5月(25歳5ヵ月)
新入幕
令和8年(2026)3月(28歳3ヵ月)
優勝
幕下優勝1回,三段目優勝2回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回
通算成績
188勝117敗29休/305出場(勝率:61.6%)
直近7場所
19勝16敗(十両:38勝22敗)
7場所勝率
60.0%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
藤青雲が勝ちの決まり手(48勝)
寄り切り21
押し出し11
送り出し5
突き落とし2
切り返し1
叩き込み1
その他7
藤青雲が負けの決まり手(27敗)
叩き込み5
押し出し4
寄り切り4
突き落とし3
上手投げ2
押し倒し2
その他7
令8年7月
西 前頭6枚目(変動なし)
2勝3敗
○○●●●|     |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 前頭6枚目(7枚上昇・最高位更新)
7勝8敗
○●○○○|●○●●●|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 前頭13枚目(5枚上昇・最高位更新)
10勝5敗(敢闘賞)
○●○○●|○●○○○|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
西 十両筆頭(変動なし)
11勝4敗
○○○○○|●○●○●|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 十両筆頭(4枚上昇・最高位更新)
8勝7敗
●●○○○|○●●●●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 十両5枚目(3枚上昇)
10勝5敗
○●○●○|○○○○●|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 十両8枚目
9勝6敗
○○○●●|●●○○○|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

スポンサーリンク

西方:一山本 大生 (放駒部屋・北海道岩内郡岩内町)

一山本 大生(いちやまもと だいき)は北海道 岩内郡岩内町出身、放駒部屋の力士で最高位は前頭筆頭。令和8年7月場所の番付は西 前頭4枚目。

北海道岩内郡岩内町に3人きょうだいの末っ子として生まれ、母親の勧めで岩内町立岩内東小学校の2年次から相撲を始めた。中央大学へ進学し、相撲部では4年次に全国学生相撲選手権大会で個人ベスト16という結果を残す。しかし、学生時代に目立った実績がないという理由からプロ入りは検討せず、大学卒業後は北海道の福島町役場に就職。教育委員会に所属する公務員として働き、小学校の卒業文集に書いた夢を叶える形となった。

町役場勤務とプロへの情熱

町役場に勤務する傍ら、町内の小学校などで相撲の普及に取り組み、「横綱千代の山・千代の富士記念館」でコーチとして指導にあたっていた。しかし、平成28年(2016年)の国体で個人ベスト16入りしたものの成績に納得がいかなかったことや、中央大学相撲部OB会長であった村上氏(元幕下・神光)から角界入りを誘われたことなどから、プロへの情熱が再燃する。ちょうど同年9月、日本相撲協会の新弟子検査における年齢制限が緩和され、一定の実績を残した者に限り上限年齢が「23歳未満」から「25歳未満」へと引き上げられていた。この制度の適用第1号力士として、二所ノ関部屋(現在の放駒部屋)の門を叩き、23歳2ヶ月で初土俵を踏んだ。四股名は、大相撲へ勧誘してくれた村上氏が「9画が縁起が良い」と考えて命名した「一山本」とした。

異色の経歴からの新十両と怪我の試練

初めて番付に名前が載った平成29年(2017年)3月場所では、7戦全勝で見事に序ノ口優勝を飾り、公務員出身という異色の経歴と確かな実力で大きな注目を集めた。順調に番付を上げたが、平成30年(2018年)7月場所に東幕下3枚目でプロ入り初の負け越しを味わう。それでも地力を養い、令和元年(2019年)5月場所で再び東幕下3枚目に上がると5勝2敗と勝ち越し、年齢制限緩和制度の適用者として初めてとなる新十両昇進を果たした。

しかし、十両3場所目となる同年11月場所の初日に左膝の半月板を損傷し、自身初の休場に見舞われる。続く翌年1月場所も全休して幕下へ大きく転落したが、この休場期間中に食事量を増やして体重を増やす肉体改造に取り組んだ。さらに、得意の突き押しだけでなく右四つ左上手の形も新たに習得するなど相撲の幅を広げ、令和3年(2021年)3月場所で7場所ぶりとなる十両復帰を果たした。

新入幕と上位戦線での躍進

十両へ復帰するとさらに勢いを増し、同年7月場所において悲願の新入幕を果たして幕内の土俵へと駆け上がった。その後、十両へ陥落することもあったが、令和3年(2021年)11月場所と令和5年(2023年)9月場所の2度にわたり十両優勝を飾っている。

幕内に定着すると、持ち前の長いリーチを活かした強烈な突き押し相撲で存在感を示し始める。西前頭14枚目で迎えた令和5年(2023年)11月場所では、初日から白星を量産して優勝争いに加わり、優勝力士に次ぐ11勝4敗の好成績を挙げて自身初となる敢闘賞を獲得した。さらに、上位陣との対戦圏内である西前頭4枚目で迎えた令和7年(2025年)3月場所では横綱から自身初となる金星を獲得。同年11月場所でも11勝4敗の好成績を挙げて2度目の敢闘賞を受賞するなど、持ち前の強烈な突き押し相撲で幕内上位の土俵を大いに沸かせている。

💡 北海道出身一覧💡 放駒部屋の力士

四股名
一山本 大生(いちやまもと だいき)
最高位
前頭筆頭
最新番付
西 前頭4枚目
出身地
北海道 岩内郡岩内町
本名
山本 大生
生年月日
平成5年(1993)10月1日(32歳)
身長・体重
190cm・160kg
出身高校
北海道大野農業高校
出身大学
中央大学
所属部屋
二所ノ関 → 放駒部屋
初土俵
平成29年(2017)1月(23歳3ヵ月)
新十両
令和1年(2019)7月(25歳9ヵ月)
新入幕
令和3年(2021)7月(27歳9ヵ月)
優勝
十両優勝2回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞2回,金星1個
通算成績
347勝295敗28休/639出場(勝率:54.3%)
直近7場所
46勝49敗
7場所勝率
48.4%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
一山本が勝ちの決まり手(37勝)
押し出し13
寄り切り7
叩き込み4
押し倒し4
上手投げ3
引き落とし3
その他3
一山本が負けの決まり手(38敗)
寄り切り13
叩き込み8
押し出し7
下手投げ3
上手捻り1
押し倒し1
その他5
令8年7月
西 前頭4枚目(2枚降下)
3勝2敗
○●○○●|     |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 前頭2枚目(3枚半上昇)
6勝9敗
○●●●○|●●○○●|○●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 前頭6枚目(5枚降下)
9勝6敗
○○●●○|○●●●○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
東 前頭筆頭(7枚上昇・最高位更新)
4勝11敗
●●●○●|●●●●●|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭8枚目(2枚半降下)
11勝4敗(敢闘賞)
●○○●○|●●○○○|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭5枚目(3枚上昇)
4勝11敗
●○●●○|●●●○●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭8枚目
9勝6敗
○○○○○|●○○○○|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)