対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

若元春 港 (荒汐部屋・福島県福島市)

若元春 港(わかもとはる みなと)は福島県 福島市出身、荒汐部屋の力士で最高位は関脇。令和8年9月場所の番付は東 前頭11枚目。

祖父は「足取り名人」と謳われた元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫という相撲一家に生まれ、兄(若隆元)・弟(若隆景)とともに大波3兄弟として幼少期から土俵に親しんだ。稽古熱心な兄弟の隣ですぐに泣きごとを言う少年であったが、相撲のセンスは3兄弟の中で最も高く、大会では最も良い成績を残した。学法福島高校時代には3年連続でインターハイ個人戦に出場し、卒業後に荒汐部屋の門を叩き、平成23年(2011年)11月場所で初土俵を踏んだ。

四股名の変遷と「毛利三兄弟」

前相撲では本名を交えた「荒大波」を名乗ったが、翌場所すぐに「剛士」へと改名した。これは金剛力士像にあやかって、後援者がつけてくれた四股名であった。長らく幕下の土俵で研鑽を積んでいたが、平成29年(2017年)5月場所、弟の入門に合わせて現在の「若元春」へと改名した。この四股名は、戦国武将・毛利元就の次男である吉川元春に由来するもので、毛利3兄弟に「大波3兄弟」をなぞらえてつけられたものであった。「若」の字は、祖父と父の四股名から受け継いだ。

弟に先を越され、幕下で8年

入門から8年近く、若元春は幕下の土俵を踏み続けた。その間、平成30年(2018年)1月場所に弟の若隆景が新十両へと昇進。3兄弟で最も相撲センスが高いと言われながら、角界では弟に先を越される格好となった。

それでも腐らず白星を積み上げ、西幕下3枚目で迎えた平成31年(2019年)1月場所では幕下全勝優勝をあげ新十両昇進を決めた。同年3月場所での新十両昇進は、若隆景とともに史上20組目の兄弟関取となった。しかし新十両場所は5勝10敗と大きく負け越し、1場所での幕下陥落となった。

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十両再昇進から新入幕、兄弟で幕内の土俵へ

幕下での再出発となった若元春は令和元年(2019年)11月場所に十両復帰を果たす。その復帰場所でも負け越して再度跳ね返されたが、令和2年(2020年)3月場所で三度十両へと昇進。ここから地道に勝ち越しを重ねていき令和4年(2022年)1月場所で待望の新入幕。これにより若隆景とともに史上12組目の兄弟幕内力士となった。かつて弟に先を越された若元春が、今度は兄として同じ舞台に並び立った。

三役定着と三賞

幕内では左四つからの寄りを武器に着実に番付を上げ、令和5年(2023年)1月場所で新小結、同年5月場所で新関脇へと昇進した。新関脇の場所では10勝5敗を挙げ、初の技能賞を獲得。令和6年(2024年)1月場所には横綱・大関陣から白星を挙げ、初の金星と殊勲賞も手にした。三役の地位で上位陣と渡り合いながら、着実に実績を重ねている。

左四つの型と課題

得意は左差し右おっつけからの寄り。左を差して自分の型に持ち込んだときの威力は際立ち、引きつけの力の強さとまわしを切るうまさは相撲関係者からも高く評価されている。近年では珍しいうっちゃりも武器の一つ。一方、三役定着後は得意の左四つに組んだ状態で押し込まれる相撲も目立ち始め、令和6年(2024年)には年間決まり手で押し出しが寄り切りを上回るなど、型と実戦のはざまで新たな相撲を模索し続けている。

💡 福島県出身一覧💡 荒汐部屋の力士

四股名
若元春 港(わかもとはる みなと)
最高位
関脇
最新番付
東 前頭11枚目
出身地
福島県 福島市
本名
大波 港
生年月日
平成5年(1993)10月5日(32歳)
身長・体重
186cm・149kg
出身高校
学法福島高校
所属部屋
荒汐部屋
改名歴
荒大波⇒剛士 → 若元春
初土俵
平成23年(2011)11月(18歳1ヵ月)
新十両
平成31年(2019)3月(25歳5ヵ月)
新入幕
令和4年(2022)1月(28歳3ヵ月)
新小結
令和5年(2023)1月(29歳3ヵ月)
新関脇
令和5年(2023)5月(29歳7ヵ月)
優勝
幕下優勝2回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,技能賞1回,金星3個
通算成績
502勝409敗28休/910出場(勝率:55.2%)
直近7場所
45勝55敗
7場所勝率
45.0%
得意技
左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
若元春が勝ちの決まり手(45勝)
寄り切り19
押し出し5
突き落とし4
寄り倒し4
押し倒し3
小手投げ2
その他8
若元春が負けの決まり手(55敗)
押し出し19
寄り切り9
寄り倒し8
叩き込み4
突き落とし3
掬い投げ3
その他9
令8年9月
東 前頭11枚目(3枚降下)
6勝4敗
○●○○●|○●●○○|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
東 前頭8枚目(3枚降下)
6勝9敗
●○●○●|●○●●○|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 前頭5枚目(5枚降下)
5勝10敗
●●○●●|○●●●●|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 小結(半枚上昇)
3勝12敗
●●●●●|●●○○●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 小結(2枚上昇)
8勝7敗
●●●●●|○●○○○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭2枚目(2枚上昇)
8勝7敗(金星)
●●○●●|○○○●○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭4枚目
9勝6敗
○○●○○|○●○●●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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獅司 大 (雷部屋・ウクライナザポリジャ州メリトポリ市)

獅司 大(しし まさる)はウクライナ ザポリジャ州メリトポリ市出身、雷部屋の力士。令和8年9月場所の番付は最高位更新となる西 前頭9枚目。

ウクライナ国のザポリージャ州に生まれ育つ。幼少期からレスリングに打ち込み、15歳の頃に相撲へと転向した。アマチュア相撲では、平成27年(2015年)8月に大阪で行われた世界ジュニア相撲選手権の重量級で3位、翌年の世界相撲選手権重量級でも3位という実績を残した。

来日と入間川部屋入門

平成30年(2018年)5月に出場したUS・スモウ・オープンのヘビー級で3位になった際、15代時津風(元幕内・時津海)を紹介されて同年7月に来日する。約1ヶ月間にわたり時津風部屋の稽古に参加したが、当時の外国出身力士枠の兼ね合いもあり、16代入間川(元関脇・栃司)が率いる入間川部屋を紹介された。

1年間の研修期間を経て、令和2年(2020年)1月場所で新弟子検査を受検し、翌3月場所において入間川部屋から初土俵を踏んだ。大相撲史上初となるウクライナ出身力士の誕生である。四股名の「獅司」は、師匠である16代入間川の現役名から「司」の一字を頂き、「ライオン(獅子)のように強くなってほしい」という願いを込めて名付けられた。

ウクライナ出身初の関取

恵まれた体格を生かし、幕下の土俵で着実に地力を蓄えていく。令和5年(2023年)2月には16代入間川の停年退職に伴い、部屋を継承した17代雷(元小結・垣添)が率いる雷部屋の所属となった。入門当初はレスリングの癖が抜けなかったものの、次第に相撲を覚え、突っ張りもこなせるよう成長を遂げた。

同年5月場所で西幕下2枚目の地位で6勝1敗の好成績を収め、場所後の番付編成会議にて新十両昇進が決定する。雷部屋への名称変更後、初の関取誕生であった。母国ウクライナが深刻な戦禍に見舞われる困難な状況のなかでの昇進であり、会見では「ウクライナは大変。もっと頑張る。関取になってママ、パパを助けます。頑張ります」と、遠く離れた故郷の家族を思いやる言葉を残した。

新入幕と取り口

十両の土俵でも着実に勝ち星を重ね、令和6年(2024年)11月場所において新入幕を果たし、ウクライナ出身力士として初めて幕内の土俵に上がった。17代雷にとっても部屋継承後初の幕内力士誕生である。新入幕会見においても「今、両親は大変なので自分が頑張って支えていきたい」と家族への思いを語っている。

この場所は5勝10敗と上位の壁に跳ね返されて十両へ陥落したが、翌令和7年(2025年)1月場所では西十両4枚目で13勝2敗の成績を収め、自身初となる十両優勝を飾って1場所で幕内への復帰を決めた。堂々たる体格を生かした四つ相撲が持ち味で、左四つに組んで寄り切る形を勝ちパターンとする。長身を生かした肩越しの上手は左右どちらからでも強力であり、得意の上手投げに加えて、懐の深さを生かした叩きや、廻しが取れない時の長いリーチを生かした突っ張りも見せるなど、最高峰の土俵でスケールの大きな取組を続けている。

💡 ウクライナ出身一覧💡 雷部屋の力士

四股名
獅司 大(しし まさる)
最高位
前頭9枚目
最新番付
西 前頭9枚目
出身地
ウクライナ ザポリジャ州メリトポリ市
本名
ソコロフスキー・セルギイ
生年月日
平成9年(1997)1月16日(29歳)
身長・体重
193cm・182kg
所属部屋
入間川 → 雷部屋
初土俵
令和2年(2020)3月(23歳2ヵ月)
新十両
令和5年(2023)7月(26歳6ヵ月)
新入幕
令和6年(2024)11月(27歳10ヵ月)
優勝
無し
通算成績
235勝184敗2休/418出場(勝率:56.2%)
直近7場所
51勝49敗
7場所勝率
51.0%
得意技
押し
決まり手傾向(直近7場所)
獅司が勝ちの決まり手(51勝)
寄り切り19
押し出し14
叩き込み3
小手投げ3
寄り倒し3
押し倒し3
その他6
獅司が負けの決まり手(49敗)
寄り切り12
押し出し9
送り出し4
下手投げ4
上手投げ4
送り倒し2
その他14
令8年9月
西 前頭9枚目(5枚上昇・最高位更新)
4勝6敗
●●○●○|○●●○●|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 前頭14枚目(2枚半降下)
10勝5敗
○○○○○|○●○○●|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 前頭12枚目(1枚降下)
6勝9敗
●●○●○|●●●○●|●●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 前頭11枚目(3枚上昇)
6勝9敗
○●●○○|●○●○●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭14枚目(3枚降下)
9勝6敗
○○○●●|○○○○○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭11枚目(7枚上昇)
6勝9敗
●○●●●|●○●○●|○○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭18枚目
10勝5敗
●○○●○|○○○●●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)