対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

東方:竜電 剛至 (高田川部屋・山梨県甲府市)

竜電 剛至(りゅうでん ごうし)は山梨県 甲府市出身、高田川部屋の力士で最高位は小結。令和8年7月場所の番付は東 十両3枚目。

山梨県甲府市に生まれ、小学校から中学校にかけては柔道一筋に打ち込んでいた。中学2年の夏、のちに自身の付け人となる柔道部の後輩・勝武士(元三段目11枚目)をスカウトするために中学校を訪れた16代千田川(のちの9代高田川)と、校長の勧めによって出会う。相撲経験は全くなかったが、親方の「男の中の男になれ」という言葉に胸を打たれ、角界入りを決意した。

中学校を卒業する直前の平成18年(2006年)3月場所において初土俵を踏む。四股名は出身校である竜王中学校の「竜」と、伝説的強豪力士・雷電為右衛門の「電」を組み合わせ、初土俵時から「竜電」と名乗った。入門後は高田川部屋で厳しい稽古に耐え、着実に地力をつけていった。

新十両昇進と大怪我による休場

初土俵から所要40場所となる平成24年(2012年)11月場所において念願の新十両昇進を果たす。しかし、関取として臨んだこの場所の8日目、取組中に右股関節を骨折する大怪我を負い、途中休場を余儀なくされる。幕下へ陥落した翌場所は皆勤したものの負け越し、その後は全休や途中休場を繰り返し、長期間にわたって満足に土俵に上がれない深刻な事態となった。

この間に同じ部位を計3回も骨折しており、医師からは「トラックと衝突した時に折れるような箇所」だと驚かれた。少しずれていれば一生歩けなくなる危険性もあったことから、再起は難しいと宣告されるほどであった。

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関取の座を失うだけでなく、全休すれば番付外へ転落してしまう平成26年(2014年)1月場所では、「番付外に落ちると自分が力士ではなくなるような気がした」との思いから、十分に回復していない中で7番相撲のみに出場して白星を挙げ、意地を見せた。この「7番相撲のみの出場」は同年7月場所まで4場所連続で続いた。

序ノ口からの復活と歴史的な新三役

一時は西序ノ口17枚目まで番付を落としていたが、10場所ぶりに皆勤した平成26年(2014年)9月場所において、7戦全勝で序ノ口優勝を飾る。続く翌11月場所で序二段優勝、翌年の1月場所で三段目優勝と、3場所連続での全勝優勝を果たして一気に幕下へと復帰した。そして平成28年(2016年)11月場所において、約4年ぶりとなる再十両昇進を果たす。

平成30年(2018年)1月場所ではついに新入幕を果たした。序ノ口まで陥落した十両経験者の入幕は、琴別府(元前頭筆頭)に続き史上2人目であり、山梨県出身としては大乃花(元前頭13枚目)以来約30年ぶりの幕内力士となった。同場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞する。

令和元年(2019年)7月場所においては新三役となる小結へ昇進した。関取経験者が序ノ口まで陥落した後に新三役へ昇進するのは大相撲史上初のことであり、この場所では序盤で当時大関であった高安と栃ノ心を連破する活躍を見せた。

出場停止処分からの復帰

順調に幕内上位で活躍を続けていたが、令和3年(2021年)5月場所中、日本相撲協会の新型コロナウイルス対応ガイドラインに違反する不適切な行動があったとして、3場所の出場停止という懲戒処分を受けることとなる。

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この処分により再び幕下へ陥落したが、復帰場所となった同年11月場所で幕下優勝を果たすと、令和4年(2022年)3月場所で十両優勝を飾り、幕内の土俵へと復帰を果たした。

長く幕内の土俵を務め、令和7年(2025年)には一時十両に陥落したものの1場所で幕内へ復帰する。同年には、同門である大の里の横綱昇進に伴い、横綱土俵入りの露払いを務める名誉にも浴した。

取り口は右四つに組んでからの力強い寄りや投げを主体とする。大怪我の経験から柔軟性と下半身の強化に努めており、驚異的な粘り腰と無尽蔵のスタミナを最大の武器としている。

💡 山梨県出身一覧💡 高田川部屋の力士

四股名
竜電 剛至(りゅうでん ごうし)
最高位
小結
最新番付
東 十両3枚目
出身地
山梨県 甲府市
本名
渡邊 裕樹
生年月日
平成2年(1990)11月10日(35歳)
身長・体重
189cm・161kg
所属部屋
高田川部屋
初土俵
平成18年(2006)3月(15歳4ヵ月)
新十両
平成24年(2012)11月(22歳0ヵ月)
新入幕
平成30年(2018)1月(27歳2ヵ月)
新小結
令和1年(2019)7月(28歳8ヵ月)
優勝
十両優勝2回,幕下優勝2回,三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回,技能賞1回
通算成績
629勝556敗99休/1184出場(勝率:53.1%)
直近7場所
19勝22敗(幕内:27勝33敗)
7場所勝率
45.5%
得意技
モロ差し・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
竜電が勝ちの決まり手(39勝)
寄り切り18
押し出し6
上手投げ3
送り出し3
叩き込み2
下手出し投げ1
その他6
竜電が負けの決まり手(36敗)
寄り切り12
叩き込み6
押し出し4
肩透かし2
上手投げ2
送り出し1
その他9
令8年7月
東 十両3枚目(2枚半降下)
2勝9敗
●○●●●|●●●●○|●    
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 前頭16枚目(1枚上昇)
5勝10敗
●●●●●|○○○●●|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 十両筆頭(3枚降下)
9勝6敗
●●○●○|○●●●○|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
東 前頭15枚目(1枚降下)
6勝9敗
○●●●●|○○○●●|●○○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭14枚目(3枚上昇)
7勝8敗
○●○○○|●●●●●|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭17枚目(2枚上昇)
9勝6敗
○○○●○|●○○○○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 十両筆頭
8勝7敗
○○●○●|○●○●●|○●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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西方:玉正鳳 萬平 (片男波部屋・モンゴルウランバートル市)

玉正鳳 萬平(たましょうほう まんぺい)はモンゴル ウランバートル市出身、片男波部屋の力士で最高位は前頭17枚目。令和8年7月場所の番付は西 十両10枚目。

モンゴル・ウランバートル市に生まれ育つ。父親はモンゴル相撲と柔道の監督を務め、のちに大相撲で活躍する朝青龍や日馬富士、朝赤龍や時天空などを教え子に持つ名将であった。太りにくい体質であったが、食事稽古に励みながらプロの土俵を目指した。

13代高島(元関脇・高望山)が率いる高島部屋への入門を目指して来日したが、新弟子検査を受ける前に所属力士が不在となり同部屋が閉鎖される不測の事態に見舞われる。急遽、20代春日山(元幕内・春日富士)の春日山部屋へ引き取られる形で新弟子検査を受け、平成23年(2011年)9月場所に「高春日 望」の四股名で初土俵を踏んだ。この四股名は、入門予定であった高島部屋の「高望山」から「高」と「望」、そして春日山部屋の「春日富士」から「春日」を頂いて命名された。

5つの部屋を渡り歩く数奇な運命と改名

入門後はお家騒動や師匠の不祥事などに度々巻き込まれ、所属部屋と一門を次々と変える数奇な運命を辿ることになる。平成28年(2016年)の春日山部屋閉鎖に伴って追手風部屋へ移籍し、翌年には独立した15代中川(元幕内・旭里)に従って新設された中川部屋へ移籍した。この間、後援者の名前に由来する「種子島 万来」への改名を経て、15代中川の四股名とモンゴルの空に因んだ「旭蒼天 万来」へと改名している。

しかし、令和2年(2020年)7月場所前にはその中川部屋も閉鎖処分を受ける。これに伴い、実の姉の夫であり義理の兄にあたる玉鷲が所属する片男波部屋への移籍が決定した。この移籍を機に、14代片男波(元関脇・玉春日)の「玉」と、正しく生きてほしいという願いを込めた「玉正鳳 萬平」へと改名し、偉大な義兄と同じ環境で猛稽古に励んだ。

大物食いの幕下優勝とスロー出世

長く幕下以下の土俵で下積みを続けたが、片男波部屋へ移籍して以降は着実に地力を蓄えていく。東幕下23枚目で迎えた令和4年(2022年)11月場所では、元大関の朝乃山を破る活躍を見せ、7戦全勝の好成績で幕下優勝を飾った。

東幕下筆頭まで番付を上げた翌令和5年(2023年)1月場所でも4勝3敗と勝ち越しを決め、翌3月場所で念願の新十両昇進を果たす。片男波部屋からの新関取誕生は義兄の玉鷲以来15年ぶりであり、初土俵から所要68場所での新関取は外国出身力士として史上2番目のスロー記録であった。

外国出身最遅の新入幕と取り口

十両昇進後は肉離れなどの怪我による足踏みも経験したが、東十両4枚目で迎えた令和6年(2024年)11月場所を10勝5敗の好成績で終え、翌令和7年(2025年)1月場所で見事に新入幕を果たした。31歳9ヶ月での新入幕は戦後8位の高齢記録であり、初土俵から所要79場所での新入幕は外国出身力士として史上最も遅いスロー出世記録であった。師匠からは「奇跡」と称されたが、本人は「スロー出世は気にしていない。これからという感じ」と力強く語り、念願であった義兄・玉鷲との幕内での揃い踏みを実現させた。

取り口は、春日山部屋時代までは四つ相撲であったが、中川部屋への移籍を境に押し相撲へとスタイルを変えている。突き放してからの叩き込みや、上手からの出し投げを得意とし、「右前みつを取れば負けない」と語るように右を引いての攻めにも絶対の自信を持つ。幾度も部屋の消滅劇に翻弄されながらも決して相撲への情熱を失うことなく、身近で背中を見せ続ける義兄からの刺激を胸に、持ち前のしぶとさで幕内の土俵への定着を目指して奮闘を続けている。

💡 モンゴル出身一覧💡 片男波部屋の力士

四股名
玉正鳳 萬平(たましょうほう まんぺい)
最高位
前頭17枚目
最新番付
西 十両10枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
エルデンビィールグ・エンクマンライ
生年月日
平成5年(1993)3月6日(33歳)
身長・体重
189cm・125kg
所属部屋
春日山 → 追手風 → 中川 → 片男波部屋
改名歴
高春日⇒種子島⇒旭蒼天 → 玉正鳳
初土俵
平成23年(2011)9月(18歳6ヵ月)
新十両
令和5年(2023)3月(30歳0ヵ月)
新入幕
令和7年(2025)1月(31歳10ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
通算成績
393勝387敗0休/779出場(勝率:50.4%)
直近7場所
42勝59敗
7場所勝率
41.6%
得意技
右四つ・寄り・投げ
決まり手傾向(直近7場所)
玉正鳳が勝ちの決まり手(31勝)
叩き込み13
寄り切り4
押し出し4
突き落とし3
上手投げ2
引き落とし2
その他3
玉正鳳が負けの決まり手(44敗)
押し出し21
寄り切り11
突き出し4
叩き込み3
突き落とし1
引っ掛け1
その他3
令8年7月
西 十両10枚目(2枚上昇)
3勝8敗
●●●●●|●○●○●|○    
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 十両12枚目(3枚半降下)
8勝7敗
○○○●●|○○●○○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 十両9枚目(4枚降下)
6勝9敗
○●●●●|●●●○○|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年1月
東 十両5枚目(6枚上昇)
5勝10敗
○●●○●|○●●○●|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 十両11枚目(4枚降下)
10勝5敗
○○●○○|○●○●○|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 十両7枚目(3枚半降下)
4勝11敗
●●○○●|●○●●●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 十両3枚目
6勝9敗
○○●●●|○○●●●|●○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)