対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

\ この取組の注目ポイント /
  • 年の差10歳!33歳のベテラン【玉正鳳】と、23歳の【時不動】の対決!

時不動 虹 (時津風部屋・静岡県焼津市)

時不動 虹(よしい こう)は静岡県 焼津市出身、時津風部屋の力士。令和8年9月場所の番付は最高位更新となる西 十両13枚目。

静岡県焼津市に生まれ、幼い頃から柔道を習っていたが、小学4年の時にやいづ相撲クラブで相撲を始める。たちまち相撲でも頭角を現し、小学6年次には全日本小学生相撲優勝大会で2位に輝いた。焼津市立港中学校へ進学後も活躍を続け、3年次には全国中学校相撲選手権大会で優勝を果たして「中学横綱」のタイトルを獲得。小学5年の時点ですでに中学卒業後の角界入りを決意しており、以前から気にかけてくれていた15代中川(元前頭14枚目・旭里)を頼り、中川部屋の門を叩いた。なお、本名の「虹(こう)」は、母親が福山雅治の楽曲『虹』から命名したものである。

最年少昇進記録と激動の幕下デビュー

平成31年(2019年)3月場所で初土俵を踏むと、序ノ口、序二段を1場所で通過するスピード出世を見せ、令和2年(2020年)5月場所において平成以降最年少記録となる16歳8か月で新幕下昇進を果たした。しかし、同場所は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となり、幕下としての初土俵は翌7月場所に持ち越された。さらにその直前、中川部屋の閉鎖に伴い時津風部屋への移籍を経験するなど、激動の環境変化に見舞われたが、同場所では貴花田(のちの第65代横綱・貴乃花)以来となる16歳での幕下勝ち越しを決めている。

試練と幕下優勝

順調な歩みを見せていたが、令和3年(2021年)3月場所で入門後初となる負け越しを喫する。さらに同年9月場所前に右手親指の靭帯を負傷し、強行出場で勝ち越したものの、手術に踏み切った影響で翌11月場所を全休した。これにより三段目へと降格するが、復帰直後の場所を6勝1敗でまとめ、1場所で幕下に返り咲く。そして令和4年(2022年)7月場所では、持ち味を発揮して7戦全勝の好成績を収め、見事に幕下優勝を飾った。

幕下上位の壁

幕下優勝の翌9月場所では東幕下3枚目へと躍進したが、ここで幕下上位の壁に跳ね返され2勝5敗と大きく負け越す。その後は幕下中位から上位の実力者として定着するものの、令和6年(2024年)7月場所でも西幕下4枚目で負け越すなど、関取昇進の目安となる一桁台の番付で足踏みする状況が続いた。

スポンサーリンク

改名2場所で掴んだ関取の座

現状打破を図るべく、令和8年(2026年)5月場所より四股名を長年名乗った本名から「時不動(ときふどう)」へと改名。これは中学横綱へと育ててくれた故郷・焼津の兼平道場の恩師、兼平秀明から提案されたもので、道場のモットーにちなむ。東幕下5枚目で臨んだこの5月場所では3勝3敗で迎えた12日目に十両の土俵へ上がり、元小結の錦木を破って4勝3敗で勝ち越しを決めた。幕下5枚目以内での勝ち越しは、これが初めてである。

西幕下2枚目で迎えた7月場所では、11日目に東幕下筆頭の丹治を肩すかしで転がして勝ち越しを決め、4勝3敗で場所を終える。場所後の番付編成会議では、その丹治とともに新十両昇進が決まった。静岡県出身の関取誕生は熱海富士以来で、改名からわずか2場所での昇進決定であった。

初土俵からおよそ7年半、幕下での足踏みは約6年に及んだ。会見では、後から入門した同級生に追い抜かれる悔しさを味わったことも明かしている。四股名の「不動」の字のとおり不動心で前に出て、番付を落とさないどっしりとした相撲を取りたいと決意を語った。

💡 静岡県出身一覧💡 時津風部屋の力士

四股名
時不動 虹(よしい こう)
最高位
十両13枚目
最新番付
西 十両13枚目
出身地
静岡県 焼津市
本名
吉井 虹
生年月日
平成15年(2003)8月1日(23歳)
身長・体重
179cm・177kg
所属部屋
中川 → 時津風部屋
改名歴
吉井 → 時不動
初土俵
平成31年(2019)3月(15歳7ヵ月)
新十両
令和8年(2026)9月(23歳1ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
通算成績
171勝133敗7休/304出場(勝率:56.3%)
直近7場所
5勝5敗(幕下以下:23勝19敗)
7場所勝率
53.8%
得意技
押し・左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
時不動が勝ちの決まり手(28勝)
寄り切り17
押し出し3
寄り倒し3
肩透かし1
小手投げ1
押し倒し1
その他2
時不動が負けの決まり手(24敗)
寄り切り5
押し出し5
叩き込み4
小手投げ2
突き落とし2
掬い投げ2
その他4
令8年9月
西 十両13枚目(3枚上昇・最高位更新)
5勝5敗
○●○○○|●●●●○|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 幕下2枚目(2枚半上昇・最高位更新)
4勝3敗
-●○-●|-○-○-|○-●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 幕下5枚目(3枚上昇)
4勝3敗
●--○○|-●-○-|●○---
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 幕下8枚目(3枚降下)
4勝3敗
●-○-○|--○-●|-○●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下5枚目(1枚半上昇)
3勝4敗
-●○--|○-●●-|●-○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 幕下6枚目(2枚上昇)
4勝3敗
○--●●|-○--●|○-○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 幕下8枚目
4勝3敗
●-●--|○-○-○|●--○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

スポンサーリンク

玉正鳳 萬平 (片男波部屋・モンゴルウランバートル市)

玉正鳳 萬平(たましょうほう まんぺい)はモンゴル ウランバートル市出身、片男波部屋の力士で最高位は前頭17枚目。令和8年9月場所の番付は東 十両12枚目。

モンゴル・ウランバートル市に生まれ育つ。父親はモンゴル相撲と柔道の監督を務め、のちに大相撲で活躍する朝青龍や日馬富士、朝赤龍や時天空などを教え子に持つ名将であった。太りにくい体質であったが、食事稽古に励みながらプロの土俵を目指した。

13代高島(元関脇・高望山)が率いる高島部屋への入門を目指して来日したが、新弟子検査を受ける前に所属力士が不在となり同部屋が閉鎖される不測の事態に見舞われる。急遽、20代春日山(元幕内・春日富士)の春日山部屋へ引き取られる形で新弟子検査を受け、平成23年(2011年)9月場所に「高春日 望」の四股名で初土俵を踏んだ。この四股名は、入門予定であった高島部屋の「高望山」から「高」と「望」、そして春日山部屋の「春日富士」から「春日」を頂いて命名された。

5つの部屋を渡り歩く数奇な運命と改名

入門後はお家騒動や師匠の不祥事などに度々巻き込まれ、所属部屋と一門を次々と変える数奇な運命を辿ることになる。平成28年(2016年)の春日山部屋閉鎖に伴って追手風部屋へ移籍し、翌年には独立した15代中川(元幕内・旭里)に従って新設された中川部屋へ移籍した。この間、後援者の名前に由来する「種子島 万来」への改名を経て、15代中川の四股名とモンゴルの空に因んだ「旭蒼天 万来」へと改名している。

しかし、令和2年(2020年)7月場所前にはその中川部屋も閉鎖処分を受ける。これに伴い、実の姉の夫であり義理の兄にあたる玉鷲が所属する片男波部屋への移籍が決定した。この移籍を機に、14代片男波(元関脇・玉春日)の「玉」と、正しく生きてほしいという願いを込めた「玉正鳳 萬平」へと改名し、偉大な義兄と同じ環境で猛稽古に励んだ。

大物食いの幕下優勝とスロー出世

長く幕下以下の土俵で下積みを続けたが、片男波部屋へ移籍して以降は着実に地力を蓄えていく。東幕下23枚目で迎えた令和4年(2022年)11月場所では、元大関の朝乃山を破る活躍を見せ、7戦全勝の好成績で幕下優勝を飾った。

東幕下筆頭まで番付を上げた翌令和5年(2023年)1月場所でも4勝3敗と勝ち越しを決め、翌3月場所で念願の新十両昇進を果たす。片男波部屋からの新関取誕生は義兄の玉鷲以来15年ぶりであり、初土俵から所要68場所での新関取は外国出身力士として史上2番目のスロー記録であった。

外国出身最遅の新入幕と取り口

十両昇進後は肉離れなどの怪我による足踏みも経験したが、東十両4枚目で迎えた令和6年(2024年)11月場所を10勝5敗の好成績で終え、翌令和7年(2025年)1月場所で見事に新入幕を果たした。31歳9ヶ月での新入幕は戦後8位の高齢記録であり、初土俵から所要79場所での新入幕は外国出身力士として史上最も遅いスロー出世記録であった。師匠からは「奇跡」と称されたが、本人は「スロー出世は気にしていない。これからという感じ」と力強く語り、念願であった義兄・玉鷲との幕内での揃い踏みを実現させた。

取り口は、春日山部屋時代までは四つ相撲であったが、中川部屋への移籍を境に押し相撲へとスタイルを変えている。突き放してからの叩き込みや、上手からの出し投げを得意とし、「右前みつを取れば負けない」と語るように右を引いての攻めにも絶対の自信を持つ。幾度も部屋の消滅劇に翻弄されながらも決して相撲への情熱を失うことなく、身近で背中を見せ続ける義兄からの刺激を胸に、持ち前のしぶとさで幕内の土俵への定着を目指して奮闘を続けている。

💡 モンゴル出身一覧💡 片男波部屋の力士

四股名
玉正鳳 萬平(たましょうほう まんぺい)
最高位
前頭17枚目
最新番付
東 十両12枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
エルデンビィールグ・エンクマンライ
生年月日
平成5年(1993)3月6日(33歳)
身長・体重
189cm・123kg
所属部屋
春日山 → 追手風 → 中川 → 片男波部屋
改名歴
高春日⇒種子島⇒旭蒼天 → 玉正鳳
初土俵
平成23年(2011)9月(18歳6ヵ月)
新十両
令和5年(2023)3月(30歳0ヵ月)
新入幕
令和7年(2025)1月(31歳10ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
通算成績
401勝393敗0休/793出場(勝率:50.6%)
直近7場所
44勝56敗
7場所勝率
44.0%
得意技
右四つ・寄り・投げ
決まり手傾向(直近7場所)
玉正鳳が勝ちの決まり手(44勝)
叩き込み18
寄り切り5
突き落とし5
上手投げ4
押し出し4
引き落とし3
その他5
玉正鳳が負けの決まり手(56敗)
押し出し30
寄り切り13
突き出し4
突き落とし2
小手投げ1
送り出し1
その他5
令8年9月
東 十両12枚目(1枚半降下)
5勝5敗
●●●○●|○○○○●|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 十両10枚目(2枚上昇)
6勝9敗
●●●●●|●○●○●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 十両12枚目(3枚半降下)
8勝7敗
○○○●●|○○●○○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 十両9枚目(4枚降下)
6勝9敗
○●●●●|●●●○○|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 十両5枚目(6枚上昇)
5勝10敗
○●●○●|○●●○●|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 十両11枚目(4枚降下)
10勝5敗
○○●○○|○●○●○|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 十両7枚目
4勝11敗
●●○○●|●○●●●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)