対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

\ この取組の注目ポイント /
  • 年の差10歳!35歳のベテラン【錦木】と、25歳の【出羽ノ龍】の対決!

錦木 徹也 (伊勢ノ海部屋・岩手県盛岡市)

錦木 徹也(にしきぎ てつや)は岩手県 盛岡市出身、伊勢ノ海部屋の力士で最高位は小結。令和8年5月場所の番付は西 十両11枚目。

岩手県盛岡市に生まれ育つ。父親は国体に3回出場した実績を持つアマチュア相撲選手であったが、自身は盛岡市立米内中学校時代に卓球部のエースとして活躍した。当時から極度の近視により、トレードマークとなる眼鏡をかけている。

中学卒業を控え、伊勢ノ海部屋の部屋付きであった10代甲山(元前頭11枚目・大碇)が相撲健康体操の指導で岩手県を訪れた際に勧誘を受けた縁から、角界入りを決断する。平成18年(2006年)3月場所、伊勢ノ海部屋から本名の「熊谷」で初土俵を踏んだ。

恵まれた体格を持ちながらも出世は決して早くはなく、序ノ口から幕下まで地道に番付を上げていく長い下積み生活を経験することになる。

伝統の四股名と関取昇進

幕下の土俵で一進一退の攻防を続けていたが、平成24年(2012年)7月場所より四股名を「錦木」へ改名する。この四股名は、文化年間に活躍した伊勢ノ海部屋の大関であり、のちに初代二所ノ関となった同郷の先達・錦木塚右エ門に由来する由緒ある名である。

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歴史ある四股名を頂いたことで「おめおめと故郷には帰れない。絶対に関取にならなければ」と覚悟を決め、同年11月場所では7戦全勝の見事な成績で幕下優勝を飾った。

この優勝を機に幕下上位へと定着してさらに実力を磨き、平成27年(2015年)5月場所で念願の新十両昇進を果たす。初土俵から所要54場所という苦労の末に掴み取った関取の座であり、盛岡市出身の力士としては実に63年ぶりの快挙であった。

幕内定着と遅咲きの三役昇進

十両の土俵を1年間務め上げ、平成28年(2016年)5月場所で新入幕を果たす。その後は幕内と十両の往復も経験したが、平成29年(2017年)5月場所では千秋楽に取り直しの熱戦を制して十両優勝を飾り、同時に通算300勝という節目に花を添えた。これを機に徐々に幕内の土俵へと定着していった。

幕内でも地道に努力を重ね、東前頭筆頭で迎えた令和5年(2023年)7月場所で大きな飛躍を見せる。横綱・照ノ富士から金星を獲得し、関脇陣にも全勝する活躍で10勝5敗の成績を収め、自身初となる殊勲賞を受賞した。初土俵から所要103場所での初三賞は、制度制定以降で最も遅い受賞記録であった。

続く同年9月場所では、初土俵から所要104場所というスロー記録で新三役となる小結へ昇進する。昇進会見では自身の歩みを「記録に名前が残ることはうれしい」と喜びを噛み締めた。令和6年(2024年)9月場所でも11勝4敗の好成績で敢闘賞を受賞するなど、ベテランの域に達してからも上位陣を脅かす確かな存在感を示した。

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剛腕の左四つと愛される素顔

取り口は、左四つからの寄りや押しを主体とする。立ち合いの遅さを指摘されることもあるが、それを補って余りある並外れた腕力と重い腰を最大の持ち味としている。長年の課題であった脇の甘さもベテランとなってから克服し、相撲の質をさらに高めた。

コンタクトレンズを敬遠しており、土俵外や花道では常に眼鏡を着用している。取組後に相手を気遣う優しさや、いも焼酎を愛する素朴な酒豪エピソードも相まって、多くの相撲ファンから愛されている。

近年は十両への陥落も味わうなど苦しい土俵が続いているが、日々の朝稽古を欠かさない生真面目さで、由緒ある四股名を胸に地道に奮闘を続けている。

💡 岩手県出身一覧💡 伊勢ノ海部屋の力士

四股名
錦木 徹也(にしきぎ てつや)
最高位
小結
最新番付
西 十両11枚目
出身地
岩手県 盛岡市
本名
熊谷 徹也
生年月日
平成2年(1990)8月25日(35歳)
身長・体重
186cm・186kg
所属部屋
伊勢ノ海部屋
改名歴
熊谷 → 錦木
初土俵
平成18年(2006)3月(15歳7ヵ月)
新十両
平成27年(2015)5月(24歳9ヵ月)
新入幕
平成28年(2016)5月(25歳9ヵ月)
新小結
令和5年(2023)9月(33歳1ヵ月)
優勝
十両優勝1回,幕下優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞1回,金星2個
通算成績
662勝697敗2休/1358出場(勝率:48.7%)
直近7場所
32勝43敗(幕内:8勝22敗)
7場所勝率
38.1%
得意技
押し
決まり手傾向(直近7場所)
錦木が勝ちの決まり手(35勝)
寄り切り16
押し出し9
寄り倒し2
引き落とし2
上手投げ2
送り引き落とし1
その他3
錦木が負けの決まり手(55敗)
寄り切り18
押し出し11
叩き込み9
突き落とし3
送り出し2
引き落とし2
その他10
令8年5月
西 十両11枚目(半枚上昇)
5勝10敗
●●●●○|●○●●○|○●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 十両12枚目(変動なし)
8勝7敗
●●●○○|●●●○●|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 十両12枚目(5枚半降下)
7勝8敗
●○●●○|○●○●○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 十両6枚目(7枚半降下)
4勝11敗
○●○●●|●●●●○|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭16枚目(2枚上昇)
2勝13敗
●●●●●|●●○●●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 十両筆頭(1枚半降下)
8勝7敗
●●●●○|○○○○○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 前頭16枚目
6勝9敗
○○○○○|●●●●●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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出羽ノ龍 和希 (出羽海部屋・モンゴルウランバートル市)

出羽ノ龍 和希(でわのりゅう かずき)はモンゴル ウランバートル市出身、出羽海部屋の力士。令和8年5月場所の番付は最高位更新となる東 十両3枚目。

モンゴル ウランバートル市に生まれ、小学生の頃から相撲を始めた。中学生の頃はバスケットボールにも打ち込んでいたが、8歳の頃から春日山部屋に所属した北春日(元三段目18枚目)に相撲の基礎を教わり、朝青龍杯で団体優勝を経験する。中学時代には高田川部屋に所属した前乃雄(元幕下25枚目)から指導を受けて白鵬杯の団体優勝を経験するなど、大相撲を経験したモンゴル出身の力士たちから直接の薫陶を受けて育った。

「いつか日本で相撲取りになりたい」との強い思いから、より高いレベルでの稽古を求めて日本の希望が丘高校へ相撲留学する。同校の相撲部では、2年次に高校総体でベスト16に入り、3年次には金沢大会と十和田大会で団体8強、世界ジュニア相撲選手権大会の重量級で準優勝という優秀な成績を残した。主要なタイトル獲得には一歩届かなかったものの、全国的な実力者として頭角を現した。

高校卒業後は知人の伝手を通じて16代高崎(元前頭2枚目・金開山)を紹介されたことが縁となり、名門・出羽海部屋への入門を決意する。研修期間を経て、令和元年(2019年)11月場所の前相撲で初土俵を踏んで、本格的に角界での歩みを開始した。

四股名の由来と幕下での苦闘

四股名の「出羽ノ龍」は、出羽海部屋の「出羽」と、番付が上に昇っていくようにという思いを込めた「龍」を合わせたものである。下の名の「和希」は、師匠である11代出羽海(元小城乃花)の本名・現役名・年寄名に共通する「昭和」の「和」と、母校・希望が丘高校の「希」に由来している。

初めて番付に名前が載った令和2年(2020年)1月場所は序ノ口で6勝1敗の好成績を収めると、続く同年3月場所では7戦全勝で見事に序二段優勝を飾った。その後も順調に番付を上げて幕下へ昇進したが、令和3年(2021年)1月場所に新幕下で入門以来初の負け越しを喫するなど、上位の厚い壁にぶつかる時期を経験する。

三段目への陥落を経て復帰した同年5月場所では、7番相撲で三役経験者の阿炎に敗れて幕下優勝こそ逃したものの、6勝1敗の好成績を残した。しかし、勝ち越せば関取昇進が見える西幕下3枚目まで番付を上げた令和4年(2022年)3月場所では、直前に首を痛めた影響で全休を余儀なくされるなど、一進一退の攻防が続いた。

度重なる壁の突破と関取昇進

その後も幕下上位へ進出しては跳ね返される悔しさを味わう。令和6年(2024年)9月場所では東幕下3枚目で2勝5敗、翌令和7年(2025年)5月場所でも西幕下2枚目で迎えた最後の相撲で十両・大奄美に敗れて負け越すなど、幕下5枚目以内の壁に幾度も阻まれた。

しかし、決して腐ることなく稽古に邁進し、西幕下3枚目で迎えた令和7年(2025年)11月場所についに殻を破る。10日目の取組で十両の日向丸を破って5勝目を挙げ、場所後の番付編成会議にて念願の新十両昇進が決定した。初土俵から約6年をかけて掴み取った関取の座であった。

新十両として迎えた令和8年(2026年)1月場所では8勝7敗と勝ち越しを決めると、続く同年3月場所では東十両10枚目の地位で11勝4敗という好成績を収める。同場所の千秋楽では若ノ勝との優勝決定戦を制し、自身初となる十両優勝を飾った。

御嶽海を慕う押し相撲

取り口については、アマチュア時代は四つ相撲を主体としていたものの、大相撲入門後は同部屋の兄弟子である大関経験者・御嶽海を目標として押し相撲主体へとスタイルを大きく変化させた。

序二段時代にはもろ差しから寄り切る取組を見せるなど四つに組む技術も持ち合わせているが、基本的には恵まれた体格を生かした力強い突き押しを最大の持ち味としている。

長い幕下での下積みと怪我による試練を経て開花した実力を武器に、偉大な兄弟子の背中を追いかけながら、上位の土俵を目指してスケールの大きな相撲を展開している。

💡 モンゴル出身一覧💡 出羽海部屋の力士

四股名
出羽ノ龍 和希(でわのりゅう かずき)
最高位
十両3枚目
最新番付
東 十両3枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
トムルバートル・テムレン
生年月日
平成13年(2001)3月7日(25歳)
身長・体重
181cm・152kg
所属部屋
出羽海部屋
初土俵
令和1年(2019)11月(18歳8ヵ月)
新十両
令和8年(2026)1月(24歳10ヵ月)
優勝
十両優勝1回,序二段優勝1回
通算成績
170勝110敗10休/279出場(勝率:60.9%)
直近7場所
26勝19敗(幕下以下:16勝12敗)
7場所勝率
57.5%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
出羽ノ龍が勝ちの決まり手(35勝)
寄り切り19
押し出し5
寄り倒し3
上手投げ2
送り出し1
下手投げ1
その他4
出羽ノ龍が負けの決まり手(23敗)
寄り切り8
突き落とし3
小手投げ2
下手出し投げ2
上手投げ2
叩き込み1
その他5
令8年5月
東 十両3枚目(7枚上昇・最高位更新)
7勝8敗
●●●●○|○●●●○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 十両10枚目(3枚半上昇・最高位更新)
11勝4敗(十両優勝)
●○●○○|○○○○○|○○○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 十両13枚目(4枚上昇・最高位更新)
8勝7敗
○○○○●|●●○○○|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 幕下3枚目(11枚半上昇)
5勝2敗
-○○-●|-○-○○|----●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 幕下15枚目(10枚半降下)
6勝1敗
○-●-○|-○--○|-○--○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 幕下4枚目(2枚降下)
2勝5敗
-○●-●|-●-●-|○-●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 幕下2枚目
3勝4敗
-●●-○|●--○-|○●---
取組詳細(対戦相手・決まり手)