対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

美ノ海 義久 (木瀬部屋・沖縄県うるま市)

美ノ海 義久(ちゅらのうみ よしひさ)は沖縄県 うるま市出身、木瀬部屋の力士で最高位は前頭2枚目。令和8年5月場所の番付は東 前頭6枚目。

木崎家の三男として、のちに同じ木瀬部屋へと入門する弟(元十両3枚目・木﨑海)らと共に沖縄県うるま市で育つ。小学1年生の頃から相撲を始め、中学時代に参加した鳥取城北高校の合宿の厳しさに触発されて同校への進学を決意した。高校の同期にはアルタンホヤグ・イチンノロブ(のちの関脇・逸ノ城)がおり、3年次には国民体育大会で団体優勝を果たしたほか、個人戦の決勝でもイチンノロブを破って優勝を飾った。その後は日本大学へ進学し、4年次には主将として全国学生相撲選手権大会での団体優勝を牽引するなど、輝かしい実績を残した。

初土俵と四股名の由来

大学卒業後は木瀬部屋の門を叩き、平成28年(2016年)3月場所に本名の「木崎」で初土俵を踏んだ。同年7月場所に序二段、続く9月場所には三段目でそれぞれ7戦全勝での優勝を飾るなど、順調に番付を上げていく。そして平成30年(2018年)7月場所で新十両へ昇進。これを機に、沖縄の方言で「きれい」を意味する「美」を入れた「美ノ海」へと改名した。下の名の「義久」には、相撲を始めるきっかけを与えてくれた亡き祖父の名前を用いている。

苦難を乗り越えての新入幕

ところが、西十両14枚目で迎えた平成30年(2018年)7月場所は、5勝10敗と大きく負け越して十両1場所で幕下へと陥落。令和元年(2019年)3月場所、幕下全勝優勝を挙げて再び十両昇進を決めるが、翌5月場所ではまたしても5勝10敗で1場所陥落。

十両の壁に幾度も阻まれた美ノ海だったが、令和2年(2020年)1月場所で三度十両昇進を遂げて以降は主戦場を十両へと移した。十両の土俵で着実に地力を養うと、令和5年(2023年)11月場所で待望の新入幕を果たす。初土俵から所要45場所での入幕は、決して平坦な道のりではなく、苦労を重ねた末に掴み取った座であった。

幕内での躍進と沖縄県勢初の三賞

持ち味である左四つからの投げや、しぶとい相撲を武器に幕内でも躍動する。令和7年(2025年)3月場所では、西前頭14枚目の地位で千秋楽まで優勝争いに加わる活躍を見せた。最終的に11勝4敗の好成績を挙げ、自身初となる敢闘賞を獲得。これは沖縄県出身力士としては大相撲史上初となる三賞受賞であり、まさに歴史的な記録であった。その後も上位戦線で着実に実績を積んでおり、郷土の期待を背負って土俵で確かな存在感を示し続けている。

💡 沖縄県出身一覧💡 木瀬部屋の力士

四股名
美ノ海 義久(ちゅらのうみ よしひさ)
最高位
前頭2枚目
最新番付
東 前頭6枚目
出身地
沖縄県 うるま市
本名
木崎 信志
生年月日
平成5年(1993)5月6日(33歳)
身長・体重
178cm・152kg
出身高校
鳥取城北高校
出身大学
日本大学
所属部屋
木瀬部屋
改名歴
木崎 → 美ノ海
初土俵
平成28年(2016)3月(22歳10ヵ月)
新十両
平成30年(2018)7月(25歳2ヵ月)
新入幕
令和5年(2023)11月(30歳6ヵ月)
優勝
幕下優勝1回,三段目優勝1回,序二段優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回
通算成績
367勝349敗1休/715出場(勝率:51.3%)
直近7場所
43勝47敗
7場所勝率
47.8%
得意技
左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
美ノ海が勝ちの決まり手(43勝)※不戦勝1含む
押し出し17
寄り切り8
送り出し8
寄り倒し3
突き落とし2
下手出し投げ1
その他3
美ノ海が負けの決まり手(47敗)
押し出し13
寄り切り12
叩き込み6
突き落とし4
上手投げ3
上手出し投げ3
その他6
令8年5月
東 前頭6枚目(3枚半降下)
0勝0敗
令8年3月
西 前頭2枚目(3枚上昇・最高位更新)
4勝11敗
●○●○●|●○●●●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭5枚目(1枚半上昇)
9勝6敗
○○●●●|○○○○●|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 前頭7枚目(3枚半上昇)
8勝7敗
○○●○●|●○●○●|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭10枚目(2枚半上昇)
9勝6敗
●○○○○|○●●○●|○○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭13枚目(5枚半降下)
9勝6敗
●●○○○|●●○○●|○○□○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
西 前頭7枚目
4勝11敗
●●○●●|●●●●○|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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伯乃富士 哲也 (伊勢ヶ濱部屋・鳥取県倉吉市)

伯乃富士 哲也(はくのふじ てつや)は鳥取県 倉吉市出身、伊勢ヶ濱部屋の力士で最高位は前頭筆頭。令和8年5月場所の番付は西 前頭10枚目。

横綱・琴櫻の母校でもある鳥取県倉吉市の成徳小学校に通い、小学4年生のときに出場した同郷の横綱を称える相撲大会「桜ずもう」で優勝したことを機に、因幡相撲道場で本格的にまわしを締めた。早くから才能を開花させ、小学4年次には白鵬杯団体優勝、小学5年次にはわんぱく相撲全国大会で2位、全国小学生優勝大会で3位に輝く。鳥取市立西中学校へ進学後も、3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会で団体優勝、全国中学校相撲選手権大会で個人3位、白鵬杯・中学の部で優勝するなど、輝かしい実績を積み重ねた。

史上初の記録と実業団横綱

高校は強豪・鳥取城北高校へ進学し、令和2年(2020年)、令和3年(2021年)と2年連続で高校横綱のタイトルを獲得する。さらに3年次には全日本相撲選手権大会でベスト8に進出し、高校生として史上初めて三段目最下位格付出資格を取得する歴史的記録を打ち立てた。当初は高校卒業と同時に角界入りする意向を示していたが、右肩の負傷と手術が重なり、資格を行使しての入門は見送られた。

高校卒業後は、父が経営する野田組に所属しながら母校の道場で後輩を相手に稽古を重ねた。令和4年(2022年)9月、全日本実業団相撲選手権大会に出場して個人優勝を果たし、19歳にして実業団横綱に輝く。これにより、新たに幕下15枚目格付出の資格を獲得した。

宮城野部屋への入門と数々の最速記録

13代宮城野(元横綱・白鵬)の熱心な勧誘を受け、宮城野部屋へ入門。令和5年(2023年)1月場所において、幕下15枚目格付出で初陣の土俵に上がる。この場所を7戦全勝の幕下優勝で飾ると、翌3月場所での新十両昇進が正式に発表された。所要1場所での十両昇進は、幕下付出制度ができて以来の史上最速記録となった。

続く5月場所では、場所前に左肩を痛めて手術も検討される状態であったが、大きなテーピングを施して出場する。西十両8枚目で14勝1敗という驚異的な成績を残し、豪ノ山と十両史上初となる14勝1敗同士の優勝決定戦を演じた。決定戦には敗れ十両優勝こそ逃したものの、新十両から2場所連続の二桁勝利を記録し、遠藤以来、昭和以降2例目となる初土俵から所要3場所での新入幕を確実なものとした。

同年7月場所には新入幕を果たし、四股名を本名の「落合」から「伯桜鵬」へと改める。この四股名は、出身地である旧国名・伯耆国の「伯」と、相撲を始めるきっかけとなった「桜ずもう」の「桜」、そして師匠の現役名から「鵬」の字をいただいたものである。新入幕の場所では14日目を終えて優勝争いの首位に並走し、千秋楽で豊昇龍に敗れ109年ぶりの新入幕優勝は逃したものの、11勝4敗の好成績で技能賞と敢闘賞をダブル受賞した。初土俵から所要4場所での三賞獲得も、史上最速の記録であった。

試練と伊勢ヶ濱部屋預かり

順風満帆な歩みに見えたが、中学時代からの古傷である左肩関節の亜脱臼が悪化してしまう。令和5年(2023年)8月末に手術へと踏み切り、同年9月場所から2場所連続で全休したため、番付を幕下まで落とした。復帰後は着実に白星を重ねて関取の座へ返り咲いたが、令和6年(2024年)4月、宮城野部屋が無期限の閉鎖処分となり、師匠や所属力士とともに伊勢ヶ濱部屋の預かりとなる。

環境の激変を乗り越え、令和7年(2025年)1月場所で幕内の土俵へ復帰する。同年7月場所では新横綱・大の里を破って初の金星を獲得。続く9月場所でも大の里を突き落としで破り、2場所連続の金星獲得と初の殊勲賞を受賞した。同年11月場所では横綱・豊昇龍から3個目の金星を挙げたが、この場所は6勝9敗に終わり、初土俵以来初めての皆勤負け越しを喫した。

令和8年(2026年)1月場所からは、旧宮城野部屋出身力士の一斉改名に伴い、所属する伊勢ヶ濱部屋の系譜に連なる「富士」を冠し、四股名を「伯乃富士」へと改名している。左四つからの力強い寄りや投げを絶対的な武器とし、若年ながら卓越した相撲勘と、土俵上での揺るぎない落ち着きを備え、確かな技術と強靭な精神力で土俵を務めている。

💡 鳥取県出身一覧💡 伊勢ヶ濱部屋の力士

四股名
伯乃富士 哲也(はくのふじ てつや)
最高位
前頭筆頭
最新番付
西 前頭10枚目
出身地
鳥取県 倉吉市
本名
落合 哲也
生年月日
平成15年(2003)8月22日(22歳)
身長・体重
181cm・161kg
出身高校
鳥取城北高校
所属部屋
宮城野 → 伊勢ヶ濱部屋
改名歴
落合⇒伯桜鵬 → 伯乃富士
初土俵
令和5年(2023)1月・幕下15付出(19歳5ヵ月)
新十両
令和5年(2023)3月(19歳7ヵ月)
新入幕
令和5年(2023)7月(19歳11ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞1回,技能賞1回,金星4個
通算成績
149勝95敗40休/241出場(勝率:61.8%)
直近7場所
40勝44敗6休
7場所勝率
48.8%
得意技
突き・押し・左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
伯乃富士が勝ちの決まり手(40勝)
寄り切り16
押し出し12
寄り倒し3
突き落とし2
上手投げ2
上手捻り1
その他4
伯乃富士が負けの決まり手(44敗)※不戦敗2含む
寄り切り11
叩き込み5
突き出し5
突き落とし3
押し出し3
上手投げ2
その他13
令8年5月
西 前頭10枚目(3枚降下)
0勝0敗
令8年3月
西 前頭7枚目(4枚降下)
5勝6敗4休
●■ややや|や○●○○|●●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭3枚目(2枚半降下)
5勝8敗2休(金星)
○○●●○|○●○●●|●●■やや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
東 前頭筆頭(1枚上昇・最高位更新)
6勝9敗(金星)
○●●●○|●○●●●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭2枚目(2枚上昇・最高位更新)
8勝7敗(殊勲賞・金星)
○●●○●|○○○○●|●●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭4枚目(3枚上昇・最高位更新)
8勝7敗(金星)
●○○●●|○●○○○|●○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭7枚目
8勝7敗
○○○○○|○○●○●|●●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)