対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

琴勝峰 吉成 (佐渡ヶ嶽部屋・千葉県柏市)

琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)は千葉県 柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋の力士。令和8年5月場所の番付は最高位更新となる西 関脇。

千葉県柏市に生まれ、小学1年生の頃から地元の柏市相撲スポーツ少年団で相撲を始めた。着実に実力を磨き、平成26年(2014年)に出場した全国都道府県中学生相撲選手権大会の無差別級で見事に優勝を果たしている。

中学校卒業後は、相撲の名門である埼玉栄高校へ進学。団体戦の主力として活躍し、同級生には納谷(のちの王鵬)など、有望な選手たちが揃っており、彼らと切磋琢磨していた。

初土俵と「琴勝峰」の誕生

高校在学中の平成29年(2017年)11月場所において、13代佐渡ヶ嶽(元関脇・琴ノ若)が率いる佐渡ヶ嶽部屋から本名の「琴手計」で初土俵を踏んだ。

順調に番付を上げ、三段目2場所目となる平成30年(2018年)7月場所では初日から6連勝とする。13日目の7番相撲は勝てば三段目優勝決定戦進出となるところであったが、幕内経験者の鏡桜に敗れて優勝を逃した。翌9月場所では新幕下に昇進するも、3勝4敗で入門以来初の負け越しを喫して三段目へ陥落。しかし、1場所で幕下へ復帰すると、以降は勝ち越しを続けて番付を徐々に上げていった。

令和元年(2019年)9月場所では西幕下4枚目の地位で4勝3敗と勝ち越し、翌11月場所での新十両昇進を果たした。この関取昇進の節目に合わせて、四股名を「琴勝峰」へと改名する。「琴」は佐渡ヶ嶽部屋伝統の字であり、「勝」は小学5年生の時に他界し、生前相撲を応援してくれていた父方の祖母の戒名から頂戴し、さらに上を目指すという意味で「峰」を組み合わせたものであった。昇進会見では「前に出る相撲を磨いていきたい」と力強く抱負を語る一方で、師匠は同世代のライバルである豊昇龍や王鵬を強く意識しており、彼らよりも先に十両へ昇進させたいと願っていたという。結果として豊昇龍とは同時の新十両昇進となったが、その師匠の熱い思いに応えるように、同世代の中でいち早く関取の座を掴み取ったのである。

新入幕と劇的な幕内最高優勝

十両の土俵でも持ち味を発揮し、東十両6枚目で迎えた令和2年(2020年)3月場所で12勝3敗の成績を挙げて自身初となる十両優勝を飾る。そして、続く7月場所において新入幕を果たし、幕内の土俵へと駆け上がった。

幕内と十両を往復する時期も経験したが、着実に地力を蓄え、令和5年(2023年)1月場所では11勝4敗の好成績で優勝力士に次ぐ成績を残し、自身初となる三賞(敢闘賞)を獲得した。さらに、大きな飛躍を遂げたのが、東前頭15枚目で迎えた令和7年(2025年)7月場所である。この場所で横綱・豊昇龍から金星を獲得するなど快進撃を見せ、13勝2敗の圧倒的な成績で自身初となる幕内最高優勝を飾った。この歴史的な大活躍により、殊勲賞と敢闘賞もダブル受賞している。

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上位戦線での激闘

幕内最高優勝を果たした後も、上位戦線を賑わせる存在として活躍を続けている。令和8年(2026年)3月場所では西前頭5枚目で11勝4敗の好成績を挙げて再び優勝争いに絡み、自身3度目となる敢闘賞を受賞した。

💡 千葉県出身一覧💡 佐渡ヶ嶽部屋の力士

四股名
琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)
最高位
関脇
最新番付
西 関脇
出身地
千葉県 柏市
本名
手計 富士紀
生年月日
平成11年(1999)8月26日(26歳)
身長・体重
191cm・171kg
出身高校
埼玉栄高校
所属部屋
佐渡ヶ嶽部屋
改名歴
琴手計 → 琴勝峰
初土俵
平成29年(2017)11月(18歳3ヵ月)
新十両
令和1年(2019)11月(20歳3ヵ月)
新入幕
令和2年(2020)5月(20歳9ヵ月)
新関脇
令和8年(2026)5月(26歳9ヵ月)
優勝
幕内優勝1回,十両優勝3回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞3回,金星1個
通算成績
339勝294敗21休/629出場(勝率:53.9%)
直近7場所
53勝39敗5休
7場所勝率
57.6%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
琴勝峰が勝ちの決まり手(49勝)※不戦勝1含む
寄り切り12
押し出し11
突き落とし7
叩き込み6
下手投げ3
寄り倒し2
その他7
琴勝峰が負けの決まり手(36敗)
押し出し8
叩き込み6
寄り切り5
突き落とし4
上手投げ3
突き出し3
その他7
令8年5月
西 関脇(6枚上昇・最高位更新)
4勝3敗
●●○●○|○○   |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
西 前頭5枚目(5枚上昇)
11勝4敗(敢闘賞)
○□○○●|○○○○●|○○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭10枚目(変動なし)
9勝6敗
●●○○○|○○●○●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭10枚目(5枚半降下)
7勝8敗
●○○○●|○●○●○|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭5枚目(10枚上昇)
3勝12敗
●○○●●|●●●●●|○●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭15枚目(1枚降下)
13勝2敗(幕内優勝・殊勲賞・敢闘賞・金星)
○○○●●|○○○○○|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭14枚目
6勝4敗5休
ややややや|○●○○○|○○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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若元春 港 (荒汐部屋・福島県福島市)

若元春 港(わかもとはる みなと)は福島県 福島市出身、荒汐部屋の力士で最高位は関脇。令和8年5月場所の番付は東 前頭5枚目。

祖父は「足取り名人」と謳われた元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫という相撲一家に生まれ、兄(若隆元)・弟(若隆景)とともに大波3兄弟として幼少期から土俵に親しんだ。稽古熱心な兄弟の隣ですぐに泣きごとを言う少年であったが、相撲のセンスは3兄弟の中で最も高く、大会では最も良い成績を残した。学法福島高校時代には3年連続でインターハイ個人戦に出場し、卒業後に荒汐部屋の門を叩き、平成23年(2011年)11月場所で初土俵を踏んだ。

四股名の変遷と「毛利三兄弟」

前相撲では本名を交えた「荒大波」を名乗ったが、翌場所すぐに「剛士」へと改名した。これは金剛力士像にあやかって、後援者がつけてくれた四股名であった。長らく幕下の土俵で研鑽を積んでいたが、平成29年(2017年)5月場所、弟の入門に合わせて現在の「若元春」へと改名した。この四股名は、戦国武将・毛利元就の次男である吉川元春に由来するもので、毛利3兄弟に「大波3兄弟」をなぞらえてつけられたものであった。「若」の字は、祖父と父の四股名から受け継いだ。

弟に先を越され、幕下で8年

入門から8年近く、若元春は幕下の土俵を踏み続けた。その間、平成30年(2018年)1月場所に弟の若隆景が新十両へと昇進。3兄弟で最も相撲センスが高いと言われながら、角界では弟に先を越される格好となった。

それでも腐らず白星を積み上げ、西幕下3枚目で迎えた平成31年(2019年)1月場所では幕下全勝優勝をあげ新十両昇進を決めた。同年3月場所での新十両昇進は、若隆景とともに史上20組目の兄弟関取となった。しかし新十両場所は5勝10敗と大きく負け越し、1場所での幕下陥落となった。

十両再昇進から新入幕、兄弟で幕内の土俵へ

幕下での再出発となった若元春は令和元年(2019年)11月場所に十両復帰を果たす。その復帰場所でも負け越して再度跳ね返されたが、令和2年(2020年)3月場所で三度十両へと昇進。ここから地道に勝ち越しを重ねていき令和4年(2022年)1月場所で待望の新入幕。これにより若隆景とともに史上12組目の兄弟幕内力士となった。かつて弟に先を越された若元春が、今度は兄として同じ舞台に並び立った。

三役定着と三賞

幕内では左四つからの寄りを武器に着実に番付を上げ、令和5年(2023年)1月場所で新小結、同年5月場所で新関脇へと昇進した。新関脇の場所では10勝5敗を挙げ、初の技能賞を獲得。令和6年(2024年)1月場所には横綱・大関陣から白星を挙げ、初の金星と殊勲賞も手にした。三役の地位で上位陣と渡り合いながら、着実に実績を重ねている。

左四つの型と課題

得意は左差し右おっつけからの寄り。左を差して自分の型に持ち込んだときの威力は際立ち、引きつけの力の強さとまわしを切るうまさは相撲関係者からも高く評価されている。近年では珍しいうっちゃりも武器の一つ。一方、三役定着後は得意の左四つに組んだ状態で押し込まれる相撲も目立ち始め、令和6年(2024年)には年間決まり手で押し出しが寄り切りを上回るなど、型と実戦のはざまで新たな相撲を模索し続けている。

💡 福島県出身一覧💡 荒汐部屋の力士

四股名
若元春 港(わかもとはる みなと)
最高位
関脇
最新番付
東 前頭5枚目
出身地
福島県 福島市
本名
大波 港
生年月日
平成5年(1993)10月5日(32歳)
身長・体重
187cm・144kg
出身高校
学法福島高校
所属部屋
荒汐部屋
改名歴
荒大波⇒剛士 → 若元春
初土俵
平成23年(2011)11月(18歳1ヵ月)
新十両
平成31年(2019)3月(25歳5ヵ月)
新入幕
令和4年(2022)1月(28歳3ヵ月)
新小結
令和5年(2023)1月(29歳3ヵ月)
新関脇
令和5年(2023)5月(29歳7ヵ月)
優勝
幕下優勝2回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,技能賞1回,金星3個
通算成績
487勝391敗28休/877出場(勝率:55.5%)
直近7場所
43勝54敗
7場所勝率
44.3%
得意技
左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
若元春が勝ちの決まり手(41勝)
寄り切り15
押し出し5
叩き込み4
上手投げ3
押し倒し2
突き落とし2
その他10
若元春が負けの決まり手(49敗)
寄り切り13
押し出し8
寄り倒し7
叩き込み3
突き落とし3
突き出し3
その他12
令8年5月
東 前頭5枚目(5枚降下)
2勝5敗
●●○●●|○●   |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年3月
東 小結(半枚上昇)
3勝12敗
●●●●●|●●○○●|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 小結(2枚上昇)
8勝7敗
●●●●●|○●○○○|○●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年11
西 前頭2枚目(2枚上昇)
8勝7敗(金星)
●●○●●|○○○●○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭4枚目(3枚降下)
9勝6敗
○○●○○|○●○●●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
西 前頭筆頭(半枚降下)
6勝9敗(金星)
●○●●●|○●●●●|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭筆頭
7勝8敗
●●●●○|●○○○●|○○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)