対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

\ この取組の注目ポイント /
  • 年の差11歳!31歳のベテラン【炎鵬】と、20歳の【丹治】の対決!

炎鵬 友哉 (伊勢ヶ濱部屋・石川県金沢市)

炎鵬 友哉(えんほう ゆうや)は石川県 金沢市出身、伊勢ヶ濱部屋の力士で最高位は前頭4枚目。令和8年9月場所の番付は東 十両9枚目。

相撲との出会いは5歳の頃、地元の「押野相撲スポーツ少年団」で稽古を始めたことに遡る。金沢市立西南部中学校時代には、後に高田川部屋の幕内力士となる輝(達綾哉)と同級生であり、全国都道府県中学生相撲選手権大会ではチームメイトとして団体優勝の栄冠に輝いた。その後、金沢学院東高校3年次に世界ジュニア相撲選手権大会の軽量級で優勝。金沢学院大学時代には合計10個ものタイトルを獲得するなど、小柄な体躯ながら「金沢の天才」としてその名を轟かせた。

大学卒業後、第69代横綱・白鵬の内弟子として宮城野部屋へと入門した。白鵬から授かった「炎鵬」という四股名には「炎のような相撲と取れ」という期待が込められている。平成29年(2017年)3月場所に初土俵を踏むと、序ノ口から21連勝で一気に幕下まで番付を駆け上がった。その幕下も2場所で通過し、平成30年(2018年)3月場所での新十両昇進となった。初土俵から所要わずか6場所での十両昇進は史上最速タイの記録であり、1年足らずで関取の地位を掴み取ったことになる。

「ひねり王子」は幕内の人気力士に

十両の土俵でも順調に勝ち越しを積み上げ、令和元年(2019年)5月場所、西前頭14枚目で新入幕を果たした。身長170センチに満たない小柄な体で大型力士を翻弄する姿は、かつての業師・「技のデパート」舞の海を彷彿とさせ、多くのファンを魅了した。令和元年(2019年)7月場所には、体重100キロ未満の力士としては平成9年(1997年)9月場所の舞の海以来、22年ぶりとなる幕内での勝ち越しを決め、自身初となる技能賞を受賞した。

その変幻自在な取り口から「ひねり王子」の愛称で親しまれる一方、安易な変化はせずに圧力をかけながら前に出る正攻法の相撲で、大いに幕内の場を沸かせた。

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度重なる怪我と不幸

令和2年(2020年)3月場所には東前頭4枚目まで番付を上げたが6勝9敗と負け越し、その後も3場所連続で負け越して十両へと番付を下げた。さらに令和3年(2021年)1月場所では、白鵬をはじめ同部屋の力士に新型コロナウイルス感染が確認されたことにより炎鵬も全休を余儀なくされた。その後も眼窩底骨折による全休など苦しい土俵が続き、西十両3枚目で迎えた令和5年(2023年)5月場所は初日から9連敗。頸部椎間板ヘルニアにより10日目から休場、これにより翌場所は幕下へと陥落することが決定的となった。

420日ぶり、不屈の復活へ

西幕下筆頭で迎えた令和5年(2023年)1月場所を全休。そこからさらに5場所連続全休で、番付は落ちるところまで落ちた。これは「頸部椎間板ヘルニアおよび脊髄損傷」によるものであり、医師からは「日常生活に戻るため相撲はあきらめてください」と宣告を受けるほどだった。13代宮城野(元横綱・白鵬)からも「今までよくやった」と声をかけられたが、炎鵬は諦めなかった。

現役続行を決意した炎鵬は、令和6年(2024年)7月場所、西序ノ口13枚目で420日ぶりの本場所の土俵に立った。結果、敗れはしたものの炎鵬は辛い日々を思い返して涙ぐみながら「言葉にならない。感謝しかない」とコメントを残した。初日こそ敗れはしたものの2番相撲で478日ぶりの白星を挙げる。終わってみればこの場所を6勝1敗。炎鵬は再出発を切った。

その後も序二段、三段目、そして幕下へと着実に番付を上げていく。令和8年(2026年)1月場所、東幕下11枚目で6勝1敗。関取復帰を射程圏内に捉える位置にまで這い上がってきた。

信念を貫く「鵬」の誇り

令和6年(2024年)4月、宮城野部屋の閉鎖に伴い伊勢ヶ濱部屋へと転籍。令和8年(2026年)1月場所では旧宮城野部屋力士が一斉に改名したが、炎鵬は「この四股名で自分という存在がある。四股名に恥じないよう自分の名前を大切にしていきたい」と「炎鵬」への想いを語った。相撲スタイルは、低い姿勢から潜り込み、止まらずに動き続けることが特徴である。私生活では食が細く白米が苦手という一面もあるが、サプリメントなどを活用しながら理想の体作りを追求している。

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💡 石川県出身一覧💡 伊勢ヶ濱部屋の力士

四股名
炎鵬 友哉(えんほう ゆうや)
最高位
前頭4枚目
最新番付
東 十両9枚目
出身地
石川県 金沢市
本名
中村 友哉
生年月日
平成6年(1994)10月18日(31歳)
身長・体重
167cm・107kg
出身高校
金沢学院東高校
出身大学
金沢学院大学
所属部屋
宮城野 → 伊勢ヶ濱部屋
初土俵
平成29年(2017)3月(22歳5ヵ月)
新十両
平成30年(2018)3月(23歳5ヵ月)
新入幕
令和1年(2019)5月(24歳7ヵ月)
優勝
三段目優勝1回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
技能賞1回
通算成績
304勝259敗80休/561出場(勝率:54.2%)
直近7場所
20勝20敗(幕下以下:21勝7敗)
7場所勝率
60.3%
得意技
左四つ・下手投げ
決まり手傾向(直近7場所)
炎鵬が勝ちの決まり手(41勝)
押し出し14
寄り切り5
下手投げ4
とったり2
寄り倒し2
引き落とし2
その他12
炎鵬が負けの決まり手(27敗)
押し倒し11
叩き込み3
寄り倒し2
小手投げ2
浴せ倒し2
押し出し2
その他5
令8年9月
東 十両9枚目(2枚半上昇)
4勝6敗
○●○●●|○●○●●|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 十両11枚目(3枚上昇)
8勝7敗
●●○○●|●○○○●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 十両14枚目(3枚半上昇)
8勝7敗
○○○○○|●●○○●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 幕下4枚目(7枚上昇)
5勝2敗
○--○●|-○-○-|○--●-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下11枚目(6枚半上昇)
6勝1敗
-○○--|○-○○-|○-●--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 幕下17枚目(13枚半上昇)
5勝2敗
-○-○●|--○-●|○---○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 幕下31枚目
5勝2敗
○-○-●|-●-○-|○---○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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丹治 純 (荒汐部屋・福島県福島市)

丹治 純(たんじ じゅん)は福島県 福島市出身、荒汐部屋の力士。令和8年9月場所の番付は最高位更新となる西 十両10枚目。

ロシア出身で新体操経験者である母親の影響で、小学生時代は福島新体操クラブで新体操に取り組み、優秀な成績を収めた。一方で、市内でちゃんこ店を営む元幕下・若信夫(若隆景ら「大波三兄弟」の父)との縁をきっかけに、小学3年次から福島県県北相撲協会で相撲を始めた。小学4年次から3年連続でわんぱく相撲全国大会に出場し、6年次にはベスト16に進出する。さらに小学4年次で白鵬杯3位、5年次で全日本小学生相撲優勝大会ベスト16など早くから頭角を現した。

福島市立福島第一中学校へ進学した後も、3年次に東北大会3年生の部で個人優勝、全国中学校相撲選手権大会で個人ベスト16に入るなどの活躍を見せた。なお、のちに同じ荒汐部屋に所属した元幕下32枚目の大賀は実の兄である。

荒汐部屋入門とスピード出世

大会出場時の相撲部屋への宿泊や、兄と共に参加した荒汐部屋での体験入門を経て力士を志し、中学卒業後に同部屋へ入門した。令和4年(2022年)3月場所の前相撲において、本名である「丹治」の四股名で初土俵を踏んだ。

初めて番付に名前が載った翌5月場所は序ノ口で6勝1敗の好成績を収めて優勝決定戦に進出し、続く7月場所でも序二段で6勝1敗をマークする。順調に白星を重ね、17歳という若さで幕下へ昇進するなど早くから高い素質を示した。

不戦敗の経験と精神的成長

幕下に昇進した当初は壁にぶつかって三段目への陥落も経験したが、着実に地力をつけて幕下の土俵へと定着していった。令和7年(2025年)9月場所では、取組当日に部屋で寝過ごして遅刻し、不戦敗を喫するという失態を起こしてメディアにも大きく報じられた。しかし、この経験を機に猛省して奮起し、同場所を勝ち越して自身の糧とした。

若隆景の付け人経験と新十両昇進

転機となったのは令和8年(2026年)5月場所である。同郷の兄弟子・若隆景の付け人を務め、支度部屋でのアップの仕方や花道でのルーティン、取組前の気持ちのつくり方などを間近で学んだ。自身も東幕下6枚目で6勝1敗の好成績を挙げ、7人による幕下優勝決定戦に進出する。決定戦は初戦で敗れたが、同場所で賜杯を抱いた若隆景の優勝決定戦も目に焼き付けた。

自己最高位の東幕下筆頭で臨んだ7月場所は、3勝1敗と勝ち越しまであと1勝に迫ってから相撲が硬くなり、同時に新十両を決めることになる時不動にも敗れて2連敗を喫した。それでも13日目の七番相撲では、若隆景に学んだ気持ちの高め方を生かして勝ち越しを決める。場所後の番付編成会議で新十両昇進が決まり、6月に20歳を迎えたばかりでの関取昇進となった。左脚の手術で全休していた若隆景からも祝福の言葉を受け、会見には兄弟子の四股名が入った浴衣で臨んでいる。

大鵬への憧れと関取としての決意

自身の顔立ちが昭和の大横綱・大鵬に似ていると言われることから、小学生時代から大鵬に関する本を読み漁るほど敬愛してきた。稽古場では大鵬を彷彿とさせる両腕をクロスする独特な立ち合いを試すなど、先達の相撲を研究する姿勢も見せる。新体操で培った柔軟性も持ち味のひとつである。

四股名は本名の「丹治」のまま、関取の土俵に上がる。新十両会見では、故郷・福島を背負う強い力士を目指すと語り、先に幕内で活躍する藤ノ川に早く追いつき、対戦したいと意気込んだ。

💡 福島県出身一覧💡 荒汐部屋の力士

四股名
丹治 純(たんじ じゅん)
最高位
十両10枚目
最新番付
西 十両10枚目
出身地
福島県 福島市
本名
丹治 純
生年月日
平成18年(2006)6月5日(20歳)
身長・体重
185cm・149kg
所属部屋
荒汐部屋
初土俵
令和4年(2022)3月(15歳9ヵ月)
新十両
令和8年(2026)9月(20歳3ヵ月)
優勝
無し
通算成績
116勝71敗5休/185出場(勝率:62.7%)
直近7場所
7勝3敗(幕下以下:27勝12敗3休)
7場所勝率
70.8%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
丹治が勝ちの決まり手(34勝)※不戦勝1含む
押し出し10
寄り切り9
押し倒し3
寄り倒し2
突き落とし2
突き出し2
その他5
丹治が負けの決まり手(15敗)※不戦敗1含む
寄り切り4
押し出し4
突き出し1
寄り倒し1
肩透かし1
突き落とし1
その他2
令8年9月
西 十両10枚目(4枚半上昇・最高位更新)
7勝3敗
●○○○□|○●●○○|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
東 幕下筆頭(5枚上昇・最高位更新)
4勝3敗
○-○-●|○--●-|●-○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 幕下6枚目(6枚半上昇・最高位更新)
6勝1敗(幕下同点)
-○-○○|--○○-|●-○--
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
西 幕下12枚目(20枚半上昇・最高位更新)
5勝2敗
○--○●|--○○-|-●--○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 幕下33枚目(15枚降下)
6勝1敗
○-○-○|--●-○|-○-○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 幕下18枚目(6枚半上昇)
2勝2敗3休
ややややや|や-○-●|○---●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 幕下24枚目
4勝3敗
○--●-|■-○-○|●--○-
取組詳細(対戦相手・決まり手)