対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

東方:千代翔馬 富士雄 (九重部屋・モンゴルウランバートル市)

千代翔馬 富士雄(ちよしょうま ふじお)はモンゴル ウランバートル市出身、九重部屋の力士で最高位は前頭2枚目。令和8年9月場所の番付は西 前頭14枚目。

父親はモンゴル相撲の大関であり、幼い頃はどこへ行くにも父親に同行し、柔道や相撲の練習に連れられて育った。第68代横綱・朝青龍の父親とも交友があり、いずれ角界入りする思いを抱いていたという。地元モンゴルを訪れていた13代九重(元横綱・千代の富士)の紹介を受け、明徳義塾高校へ相撲留学するために来日した。

九重部屋への入門と試行錯誤

高校2年次に同校を中退し、13代九重が率いる九重部屋へと入門。平成21年(2009年)5月場所において初土俵を踏んだ。入門当初の体重は87キロしかなく、初土俵が同じ田子ノ浦部屋の碧山(のちに春日野部屋の関脇)など、既に体格の出来上がっていた同期には全く歯が立たなかった。圧力に欠けるため上手投げ主体で引き技を多用し、まともな寄りや押しに屈する場面が多かったという。それでも、母国で人気を集めていた父親の顔を潰してはならないと諦めずに相撲に打ち込んだ。

初土俵からは「翔馬」を名乗っていたが、新三段目昇進に合わせて「千代翔馬」へ改名する。幕下に定着するまでは同い年の千代皇や千代丸に先を越されて悔しい思いをした時期もあったが、猛稽古によって体重が120キロに迫るようになると、次第に引き技が影を潜めた。代わって廻しを引いてのしぶとさが生きるようになり、特に両廻しを取った際の力強さには定評があった。稽古場ではその引き付けを生かして180キロの千代丸を圧倒することもあったが、一方で本場所に弱い一面があり、弟弟子の千代大龍から不思議がられることもあった。

先代の秘蔵っ子と恩師の急逝

師匠である13代九重は弟子を滅多に褒めないことで知られていたが、千代翔馬の際立った稽古熱心さに対しては「一番稽古するのは千代翔馬だ」と珍しく称賛の言葉を口にしていた。毎日師匠の現役時代の相撲を映像で見て勉強し、翌日の稽古で試す研究熱心さがあり、「先代の秘蔵っ子」として手塩にかけて育てられた。

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平成28年(2016年)1月場所において新十両へ昇進。会見で13代九重から「まあ、しょせん無理だろうけど」と愛のある厳しい言葉で釘を刺されつつも、「親方のように前褌を取って攻める相撲を取りたい」と力強く抱負を語った。しかし、関取として歩み始めた矢先の同年7月、最大の理解者であり目標であった恩師・13代九重が急逝する。突然の悲報による深い喪失感と悲しみは計り知れないものであったが、その試練を乗り越え、直後の同年9月場所において見事に新入幕を果たした。14代九重(元大関・千代大海)が部屋を継承して初の入幕力士となり、新入幕の会見では「先代の相撲を毎日、映像で見て勉強していた」と亡き恩師への尽きせぬ思慕を語った。

幕内での長年の活躍と相撲スタイル

幕内に昇進して以降は、長きにわたって幕内の土俵に定着している。しぶとさと思い切りの良さで動きながら勝つ相撲を身上とする一方で、入幕当初は引き技や変化が多く、「投げばかり」と評されたり、「変化を減らして踏み込んで上手を早く取る相撲を」と注文を付けられたりすることもあった。本人も「立ち合いだけしっかり当たって、あとは体に任せる」「自分の持ち味がない」と語っており、得意の張り差しを多用しすぎて相手に読まれ、諸手突きで露骨に対処されるなど課題を露呈する場面もあった。

それでも、気迫あふれる闘志と長年培った技術を武器に、金星を獲得するなどベテランの域に達してからもなお上位陣を脅かす確かな存在感を示し続けている。

💡 モンゴル出身一覧💡 九重部屋の力士

四股名
千代翔馬 富士雄(ちよしょうま ふじお)
最高位
前頭2枚目
最新番付
西 前頭14枚目
出身地
モンゴル ウランバートル市
本名
ガンバータル・ムンクサイハン→石橋 翔馬
生年月日
平成3年(1991)7月20日(35歳)
身長・体重
184cm・144kg
出身高校
明徳義塾高校・中退
所属部屋
九重部屋
改名歴
翔馬 → 千代翔馬
初土俵
平成21年(2009)7月(18歳0ヵ月)
新十両
平成28年(2016)1月(24歳6ヵ月)
新入幕
平成28年(2016)9月(25歳2ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
受賞・金星
金星1個
通算成績
599勝595敗20休/1193出場(勝率:50.2%)
直近7場所
40勝45敗(十両:9勝6敗)
7場所勝率
49.0%
得意技
押し・左四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
千代翔馬が勝ちの決まり手(49勝)
寄り切り13
叩き込み8
上手投げ4
押し出し4
肩透かし3
下手投げ3
その他14
千代翔馬が負けの決まり手(51敗)
寄り切り16
押し出し13
押し倒し6
叩き込み3
下手投げ2
掬い投げ2
その他9
令8年9月
西 前頭14枚目(4枚降下)
4勝6敗
●●○○○|●○●●●|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 前頭10枚目(3枚半降下)
5勝10敗
●●○●●|○●●○●|●○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 前頭7枚目(7枚上昇)
5勝10敗
●●○○●|○○●●●|●○●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 前頭14枚目(3枚降下)
10勝5敗
●○○●●|○○○●●|○○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭11枚目(6枚上昇)
6勝9敗
●○○●●|●●○●○|●○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭17枚目(3枚上昇)
10勝5敗
○○●●●|○○○●○|○○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 十両2枚目
9勝6敗
●○●○●|●○○●○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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西方:平戸海 雄貴 (境川部屋・長崎県平戸市)

平戸海 雄貴(ひらどうみ ゆうき)は長崎県 平戸市出身、境川部屋の力士で最高位は小結。令和8年9月場所の番付は西 前頭8枚目。

小学1年生の時に地元の紐差相撲クラブで相撲と出会った。小学4年生から3年連続でわんぱく相撲全国大会に出場し、4年時にはベスト16へ進出。平戸市立中部中学校3年次には全国中学校相撲選手権大会でベスト8に入った。複数の強豪高校からの勧誘もあったが、中学時代に全国大会で宿泊した縁があった13代境川(元小結・両国)に声をかけられ、卒業と同時に境川部屋の門を叩いた。小学校の卒業式で発表した「関取になりたい」という夢を追いかけ、平成28年(2016年)3月場所で初土俵を踏む。

故郷の名を背負う四股名

当初は本名の「坂口」で土俵に上がっていたが、序二段や三段目で地力をつけていた平成29年(2017年)3月場所より「平戸海」へと改名した。「平戸」は生まれ育った長崎県平戸市そのものであり、故郷への誇りと覚悟を四股名に刻んだものであった。

幕下での長い修行と関取への道

幕下上位の壁には幾度も跳ね返されたが、ひたすら前に出る押し相撲を磨き、徐々に実力を蓄えていった。令和3年(2021年)9月場所を東幕下2枚目で5勝2敗と勝ち越し、場所後の番付編成会議で新十両昇進を確定させた。平成17年(2005年)の市町村合併以降、平戸市出身力士としては初の関取誕生であった。令和3年11月場所、西十両13枚目で新十両の土俵に上がる。

新入幕と三役への躍進

十両を5場所で通過し、令和4年(2022年)9月場所において西前頭16枚目で新入幕を果たした。新入幕場所は7勝8敗と負け越したものの、続く11月場所で10勝5敗と2桁勝利を挙げ、前頭上位へと番付を伸ばした。幕内の土俵においても「引いたら負け」という信念のもと、力強い突き押しと右四つからの寄りを武器に白星を積み重ねた。令和6年(2024年)3月場所、そして5月場所で9勝6敗と幕内上位で勝ち越しを続け、同年7月場所において西小結へと昇進した。新三役の場所では10勝5敗の好成績を収め、前に出る積極的な相撲が評価されて自身初となる技能賞を獲得した。

💡 長崎県出身一覧💡 境川部屋の力士

四股名
平戸海 雄貴(ひらどうみ ゆうき)
最高位
小結
最新番付
西 前頭8枚目
出身地
長崎県 平戸市
本名
坂口 雄貴
生年月日
平成12年(2000)4月20日(26歳)
身長・体重
178cm・142kg
所属部屋
境川部屋
改名歴
坂口 → 平戸海
初土俵
平成28年(2016)3月(15歳11ヵ月)
新十両
令和3年(2021)11月(21歳7ヵ月)
新入幕
令和4年(2022)9月(22歳5ヵ月)
優勝
無し
受賞・金星
技能賞1回
通算成績
351勝310敗8休/660出場(勝率:53.2%)
直近7場所
45勝55敗
7場所勝率
45.0%
得意技
突き・押し・右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
平戸海が勝ちの決まり手(45勝)
寄り切り21
押し出し14
送り出し3
叩き込み2
突き落とし2
引き落とし1
その他2
平戸海が負けの決まり手(55敗)
突き落とし9
掬い投げ9
寄り切り6
叩き込み5
押し出し5
引き落とし4
その他17
令8年9月
西 前頭8枚目(5枚半降下)
6勝4敗
●○●○○|●●○○○|     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
東 前頭3枚目(変動なし)
4勝11敗
●●●●○|●●●●●|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
東 前頭3枚目(変動なし)
7勝8敗
●○○●●|○●○●●|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 前頭3枚目(3枚上昇)
7勝8敗
○○●○○|●●○●●|●○●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭6枚目(3枚降下)
9勝6敗
○●○●○|●○○○○|●○○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 前頭3枚目(1枚上昇)
4勝11敗
○●○●●|●●●●●|○●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 前頭4枚目
8勝7敗
○●○○○|●●●○○|●●○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)