対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

宇良 和輝 (木瀬部屋・大阪府寝屋川市)

宇良 和輝(うら かずき)は大阪府 寝屋川市出身、木瀬部屋の力士で最高位は小結。令和8年3月場所の番付は東 前頭8枚目。

相撲の原点は4歳の頃、寝屋川相撲連盟で始めた稽古にある。幼少期より厳しい稽古を通じて徹底した押し相撲を叩き込まれ、これが後の強靭な下半身の礎となった。しかし、身体が小さかったために思うように勝てない時期があり、階級制のあるレスリングに興味を持つ。小学3年生からレスリングに取り組み始めると、小学4年生時には全国2位に輝くなど非凡な才能を見せた。中学時代はレスリングをメインに活動していたが、京都府立鳥羽高校への進学を機に再び相撲に専念する道を選んだ。

関西学院大学進学後、1年次に65キロ未満級でタイトルを獲得したものの、無差別級で戦う大相撲を見据えて徹底した肉体改造に着手した。その努力は実を結び、大学3年次には世界相撲選手権大会の軽量級で優勝を飾る。この優勝を機に角界入りへの志を強くし、卒業後は11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)が率いる木瀬部屋へと入門した。本名の「宇良」を四股名として、平成27年(2015年)3月場所に初土俵を踏んだ。

涙の金星と、度重なる怪我による苦闘

入門後も細かな目標設定と地道な努力で番付を上げ、初土俵から所要7場所で新十両、さらに所要5場所で新入幕を果たすスピード出世を見せた。平成29年(2017年)7月場所、東前頭4枚目の地位で横綱・日馬富士を「とったり」で破り、自身初となる涙の金星を獲得した。幼少期、自分と同じく細身の身体で大型力士に立ち向かっていた安馬(後の日馬富士)の姿を目標としていた宇良にとって、この金星は極めて感慨深いものとなった。しかし、その喜びも束の間、翌場所2日目の高安戦で右膝を怪我して翌日から休場。そこから6場所連続休場を余儀なくされた。

平成30年(2018年)9月場所、約1年ぶりに三段目の土俵で復帰を果たし、翌11月場所には7戦全勝で三段目優勝を飾る。しかし、復活の途上にあった平成31年(2019年)1月場所、豊昇龍戦で再び右膝を負傷。診断結果は右膝前十字靭帯損傷の再発という過酷なものであった。車椅子で花道を下がる事態となったが、宇良は「ここでは終われない」と現役続行を決意し、二度目の手術と過酷なリハビリに耐え抜いた。

地獄の淵からの復活、新三役への到達

令和元年(2019年)11月場所、西序二段106枚目から再起を図り、令和2年(2020年)1月場所では序二段優勝、続く3月場所では同部屋の南海力との決定戦を制して三段目優勝を飾る。令和2年11月場所には16場所ぶりとなる十両復帰を果たし、令和3年(2021年)5月場所には西十両2枚目で12勝3敗の成績を挙げ、自身初の十両優勝を遂げた。同年7月場所には21場所ぶりとなる幕内復帰を果たし、西序二段106枚目まで番付を落としてからの幕内返り咲きは、戦後最低地位からのカムバック記録となった。令和3年11月場所には、念願であった初の技能賞を受賞している。

その後も幕内上位で活躍を続け、令和4年(2022年)9月場所には二個目の金星を獲得。令和6年(2024年)1月場所には、関西学院大学出身者として初、そして序二段転落経験者としても史上初となる新小結(西小結)への昇進を果たした。令和7年(2025年)に入っても幕内中堅から上位の地位を維持し、同年9月場所では東前頭8枚目で10勝5敗の二桁勝利を挙げるなど、粘り強い相撲を展開している。

唯一無二の「宇良スタイル」と愛されるキャラクター

レスリング経験を活かした足取りや、低い姿勢からの潜り込みなど、多彩な技を繰り出す「宇良スタイル」は多くのファンを魅了している。入門当初は「一度十両に上がれれば」という控えめな目標を掲げていたが、金星獲得や度重なる怪我を経て、上位で戦い抜くための強靭な肉体造りと精神力を手に入れた。取組後のインタビューで見せる率直で温和な受け答えと、土俵上でのアクロバティックな動きとのギャップも、彼の大きな魅力である。二度の深刻な怪我を乗り越え、不屈の精神で土俵に立ち続ける姿は、多くの人々に勇気を与え続けている。

💡 大阪府出身一覧💡 木瀬部屋の力士

四股名
宇良 和輝(うら かずき)
最高位
小結
最新番付
東 前頭8枚目
出身地
大阪府 寝屋川市
本名
宇良 和輝
生年月日
平成4年(1992)6月22日(33歳)
身長・体重
176cm・138kg
出身高校
鳥羽高校
出身大学
関西学院大学
所属部屋
木瀬部屋
初土俵
平成27年(2015)3月(22歳9ヵ月)
新十両
平成28年(2016)5月(23歳11ヵ月)
新入幕
平成29年(2017)3月(24歳9ヵ月)
新小結
令和6年(2024)1月(31歳7ヵ月)
優勝
十両優勝1回,三段目優勝2回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
技能賞1回,金星2個
通算成績
406勝305敗96休/707出場(勝率:57.4%)
直近7場所
47勝57敗1休
7場所勝率
45.6%
得意技
押し・足取り
決まり手傾向(直近7場所)
宇良が勝ちの決まり手(47勝)※不戦勝1含む
押し出し18
寄り切り7
叩き込み6
肩透かし2
引き落とし2
掬い投げ2
その他9
宇良が負けの決まり手(57敗)※不戦敗1含む
叩き込み13
押し倒し13
押し出し8
寄り切り4
寄り倒し3
突き出し3
その他12
令8年3月
東 前頭8枚目(6枚降下)
5勝10敗
○○○●●|●●○●●|○●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

スポンサーリンク
令8年1月
東 前頭2枚目(1枚半上昇)
4勝11敗
●●●●●|●○●●●|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭3枚目(4枚半上昇)
8勝7敗
○●●○○|●●●○○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年9月
東 前頭8枚目(1枚上昇)
10勝5敗
○○○●○|○○●●○|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 前頭9枚目(4枚降下)
8勝6敗1休
○○○●○|○●○●●|○○●■や
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭5枚目(変動なし)
5勝10敗
●●●●○|●○●●●|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年3月
東 前頭5枚目
7勝8敗
○●○○●|●●●●□|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

スポンサーリンク

欧勝馬 出気 (鳴戸部屋・モンゴルトブ県)

欧勝馬 出気(おうしょうま でき)はモンゴル トブ県出身、鳴戸部屋の力士で最高位は小結。令和8年3月場所の番付は東 前頭7枚目。

14歳の頃から母国でモンゴル相撲(ブフ)に親しみ、16歳からはレスリングの道へと進んだ。高校2年生の4月、元横綱・朝青龍の紹介により、スガラグチャー・ビャンバスレン(のちの豊昇龍)らと同じ飛行機に乗って来日し、日体大柏高校へ留学する。当初から相撲への転向を志していたが、自らを日本へ招き入れてくれたレスリング部監督への恩返しと、同郷の仲間たちへの配慮から、高校時代はレスリング部での活動を全うした。その身体能力は遺憾なく発揮され、全国高校選抜120kg級、および全国高校総体120kg級で優勝という輝かしい実績を残した。

日体大での相撲転向と学生横綱

高校卒業後は日本体育大学へ進学し、相撲部へ入部して本格的にまわしを締めることとなる。転向1年目の大学1年次に早くも全国学生選手権で3位に入賞し、三段目最下位格付出資格を獲得する。以降も、2年次に全国無差別級優勝、3年次に宇佐大会と金沢大会で優勝、東日本学生選手権で2位に入るなど、数々のタイトルを獲得した。

集大成となる4年次には、全国学生選手権で優勝を果たして学生横綱に輝き、幕下15枚目格付出資格を獲得。日体大相撲部の監督からも十両通用のお墨付きを受けるなか、大学の先輩でもある15代鳴戸(元大関・琴欧洲)の誘いを受け、鳴戸部屋への入門を決断した。四股名の「欧勝馬(おうしょうま)」は、師匠の現役名「琴欧洲勝紀」から「欧」と「勝」の2文字をいただき、実家で多くの馬を飼育していたことに由来する。下の名「出喜(でぎ)」は本名・デルゲルバヤルの愛称から名付けられた。

鳴戸部屋初の関取誕生

令和3年(2021年)11月場所で、幕下15枚目格付出として初陣の土俵に上がった。初土俵の場所では4勝3敗と勝ち越したものの、決まり手が叩き込みに偏ったことから、押し相撲への移行を図りながら着実に地力を蓄えていく。

令和4年(2022年)5月場所では、東幕下8枚目の地位で7戦全勝の幕下優勝を果たす。この結果により翌7月場所での新十両昇進が決まり、15代鳴戸が創設した鳴戸部屋から初の関取誕生となった。新十両の場所は新型コロナウイルス感染により途中休場を余儀なくされたが、同年11月場所では西十両12枚目で11勝4敗の好成績を挙げ、大奄美との優勝決定戦を制して十両優勝を飾った。

幕内での躍進と三役昇進

その後は十両上位で一進一退の攻防が続く時期もあったが、令和5年(2023年)9月場所からは下の名を「出気」へと改める。心機一転を図ったのち、令和6年(2024年)3月場所で11勝4敗と大きく勝ち越し、翌5月場所で新入幕を果たした。新入幕会見では、同じ飛行機で来日した盟友・豊昇龍との対戦を熱望し、「10番勝ちたい」と三賞にも意欲を示した。迎えた本場所では有言実行の活躍を見せ、西前頭14枚目の地位で10勝5敗の好成績を残し、初の三賞となる敢闘賞を受賞する。

幕内の土俵にも適応を見せ、令和6年(2024年)9月場所、令和7年(2025年)5月場所でもそれぞれ10勝を挙げるなど、上位陣を脅かす存在として躍進を続ける。着実な成長曲線を描き、令和7年(2025年)7月場所には新三役となる東小結へと番付を上げた。

レスリング経験に裏打ちされた特有の足癖やいなしを交えつつ、右四つからの力強い寄りや投げを武器とする。関取昇進後も持ち前の身体能力と探究心で、黙々と土俵を務めている。

💡 モンゴル出身一覧💡 鳴戸部屋の力士

四股名
欧勝馬 出気(おうしょうま でき)
最高位
小結
最新番付
東 前頭7枚目
出身地
モンゴル トブ県
本名
プレブスレン・デルゲルバヤル
生年月日
平成9年(1997)4月9日(29歳)
身長・体重
190cm・163kg
出身高校
日体大柏高校
出身大学
日本体育大学
所属部屋
鳴戸部屋
初土俵
令和3年(2021)11月・幕下15付出(24歳7ヵ月)
新十両
令和4年(2022)7月(25歳3ヵ月)
新入幕
令和6年(2024)5月(27歳1ヵ月)
新小結
令和7年(2025)7月(28歳3ヵ月)
優勝
十両優勝1回,幕下優勝1回
受賞・金星
敢闘賞1回
通算成績
192勝174敗7休/366出場(勝率:52.5%)
直近7場所
48勝57敗
7場所勝率
45.7%
得意技
押し・いなし
決まり手傾向(直近7場所)
欧勝馬が勝ちの決まり手(48勝)※不戦勝1含む
叩き込み11
押し出し10
送り出し8
上手投げ4
寄り切り4
突き落とし3
その他7
スポンサーリンク
欧勝馬が負けの決まり手(57敗)
押し出し24
寄り切り17
下手投げ3
上手出し投げ2
突き落とし2
引き落とし2
その他7
令8年3月
東 前頭7枚目(変動なし)
6勝9敗
○●□●●|●●○○●|●●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
東 前頭7枚目(2枚半降下)
7勝8敗
○○○○○|●●●●○|●●●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭4枚目(3枚上昇)
4勝11敗
●○●○●|○●●●●|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令7年9月
西 前頭7枚目(7枚半降下)
9勝6敗
●○○●●|○●○○○|○○●○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年7月
東 小結(6枚上昇・最高位更新)
3勝12敗
●●●●○|●●○●●|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年5月
東 前頭6枚目(2枚半上昇)
10勝5敗
○●●○●|○○○○○|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年3月
西 前頭8枚目
9勝6敗
●●●●○|○○●○○|○○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)