対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

金峰山 晴樹 (木瀬部屋・カザフスタンアルマティ)

金峰山 晴樹(きんぼうざん はるき)はカザフスタン アルマティ出身、木瀬部屋の力士で最高位は前頭3枚目。令和8年9月場所の番付は西 前頭10枚目。

14歳の頃から柔道に打ち込み、母国カザフスタンで3位に入賞するほどの実力を持っていた。相撲との出会いは18歳の時、元横綱・朝青龍の紹介で来日したことがきっかけである。東京の私立日出高校(現・目黒日本大学高校)に編入して相撲を始め、基礎を学んだ。高校卒業後は相撲の名門・日本大学へと進学し、その才能をさらに開花させていく。

日本大学時代、3年次に全日本相撲選手権大会で2位の好成績を挙げて三段目付け出し資格を取得したが、この時は行使せずに失効した。しかし4年次の令和2年(2020年)、全国学生相撲選手権大会で3位に入賞し、再び三段目付け出し資格を獲得。大学を卒業後、日大OBである11代木瀬(元幕内・肥後ノ海)が率いる木瀬部屋へと入門した。

四股名の由来

四股名の「金峰山」は、師匠の故郷である熊本市内にある火山の名から。金峰山自身は当初、「金峰山」を富士山級の山と想像していたが、実際は高尾山ほどのスケールだと知り驚いたという。また下の名「晴樹」は、元高校横綱で11代木瀬の日大時代の同期でもある成田晴樹氏に由来する。成田氏は日大学在学中に惜しくも亡くなられた。

三段目付出からの快進撃、そして幕内へ

令和3年(2021年)11月場所に三段目最下位格付出(100枚目格付出)で初土俵を踏むやいなや、7戦全勝の三段目優勝で圧倒的な力の差を見せつける。さらに令和4年(2022年)3月場所でも幕下で7戦全勝の優勝を遂げた。西幕下筆頭で迎えた同年7月場所に6勝1敗の好成績を挙げ、翌場所での新十両昇進を決めた。初土俵から所要5場所での新十両昇進であった。その十両もわずか3場所で通過し、令和5年(2023年)3月場所には新入幕、この新入幕場所で11勝4敗の大活躍で初の敢闘賞を受賞した。

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不屈の再起、そして優勝決定戦の激闘

その後も幕内上位を目指して少しずつ積み上げていたが、東前頭7枚目で迎えた令和6年(2024年)3月場所では首を負傷し、5日目から途中休場を余儀なくされた。8日目から再出場したものの、この場所を6勝7敗2休で負け越し、その後も2場所連続で4勝11敗と大きく負け越した。これにより10場所守った幕内の座から十両への陥落を経験する。しかし金峰山はめげなかった。再起をかけた同年11月場所では西十両筆頭で12勝3敗の成績を挙げ、自身初となる十両優勝を達成。ひと場所で幕内の土俵へと返り咲いた。

幕内復帰直後の令和7年(2025年)1月場所、西前頭14枚目で初日から9連勝を記録するなど快進撃を見せる。12勝2敗で迎えた千秋楽。本割で王鵬に敗れると豊昇龍、王鵬、金峰山による三つ巴の優勝決定戦へと進出。この決定戦では大関(当時)豊昇龍に敗れて幕内優勝こそは逃したが、優勝同点の成績と二度目の敢闘賞を受賞。不屈の精神で再び幕内上位へと番付を戻した。

相撲スタイル、そしてムスリムの教え

幕内屈指の長身とリーチを活かし、入門当初はもろ手突きからの突き押しに加え、四つに組み止める相撲も使い分けるスタイルであった。しかし、首の怪我を抱えて以降は突き押し一本に絞る相撲へと変化を遂げている。また、大砂嵐(元幕内・大嶽部屋)に次ぐ史上2人目のムスリム(イスラム教徒)の幕内力士としても知られる。宗教上の戒律に従い豚肉や酒は口にしないため、部屋でのちゃんこもハラール食で英気を養う。異国の地でムスリムとして、そして力士として精進を続けている。カザフスタン出身者として初の幕内力士となったその背中には、母国からの期待も厚い。

💡 カザフスタン出身一覧💡 木瀬部屋の力士

木瀬部屋 金峰山 | 直近7場所の歩み

今場所は西前頭10枚目で、すでに勝ち越しを決め、8勝3敗としています。これで7月場所から2場所続けての勝ち越しとなりました。この1年は幕内の土俵が続いています。直近7場所の通算は50勝51敗で、白星と黒星がほぼ並んでいます。

四股名
金峰山 晴樹(きんぼうざん はるき)
最高位
前頭3枚目
最新番付
西 前頭10枚目
出身地
カザフスタン アルマティ
本名
バルタグル・イェルシン
生年月日
平成9年(1997)6月24日(29歳)
身長・体重
194cm・181kg
出身高校
日出高校
出身大学
日本大学
所属部屋
木瀬部屋
初土俵
令和3年(2021)11月・三段目100付出(24歳5ヵ月)
新十両
令和4年(2022)9月(25歳3ヵ月)
新入幕
令和5年(2023)3月(25歳9ヵ月)
優勝
十両優勝1回,幕下優勝1回,三段目優勝1回
受賞・金星
敢闘賞2回
通算成績
221勝183敗2休/403出場(勝率:54.8%)
直近7場所
50勝51敗
7場所勝率
49.5%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
金峰山が勝ちの決まり手(50勝)※不戦勝1含む
寄り切り15
上手投げ7
叩き込み7
押し出し6
突き出し4
押し倒し2
その他8
金峰山が負けの決まり手(51敗)
寄り切り20
押し出し7
下手投げ3
上手投げ3
叩き込み2
突き落とし2
その他14
令8年9月
西 前頭10枚目(3枚半上昇)
8勝3敗
○○●○●|○○○○○|●    
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
東 前頭14枚目(2枚半降下)
9勝6敗
●○●○○|○□●○●|●○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 前頭11枚目(5枚上昇)
6勝9敗
○○●●●|○○●○●|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
西 前頭16枚目(8枚降下)
9勝6敗
○●○●○|○●●●○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 前頭8枚目(変動なし)
4勝11敗
●○●●●|○●○●●|○●●●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 前頭8枚目(変動なし)
7勝8敗
○●●●●|●○○●○|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 前頭8枚目
7勝8敗
●●○●●|●○○●○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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安青錦 新大 (安治川部屋・ウクライナヴィンニツャ洲)

安青錦 新大(あおにしき あらた)はウクライナ ヴィンニツャ洲出身、安治川部屋の力士で最高位は大関。令和8年9月場所の番付は東 大関2。

8歳から17歳までレスリングに取り組み、17歳の時にウクライナ国内大会(110kg超級)で優勝を果たす。相撲は7歳から地元のクラブで始め、2019年の世界ジュニア相撲選手権大会(堺市)の中量級で3位、2021年のヨーロッパ相撲選手権大会(ロシア・カザン)100kg級で優勝を飾るなど、国際大会で実績を積んだ。第32学校を卒業後、国立大学に合格するも進学せず、相撲の練習環境を求めて来日した。

令和4年(2022年)4月に来日し、関西大学相撲部主将の山中新大さん(現関西大職員)宅でお世話になりながら稽古に励んだ。その後、報徳学園相撲部の前監督である福田耕治さんの紹介により、元関脇・安美錦が師匠を務める安治川部屋への入門が決定。四股名の「安青錦」は、師匠の現役名から「安」と「錦」を取り、自身の目の色やウクライナの国旗を象徴する「青」を合わせたもの。下の名前の「新大(あらた)」は、生活を共にした恩人の山中氏から譲り受けた。

初土俵からの快進撃と異例のスピード出世

令和5年(2023年)9月場所に初土俵を踏むと、同年11月場所に序ノ口全勝優勝、令和6年(2024年)1月場所には序二段全勝優勝と幸先の良いスタートを切る。その後も順調に勝ち越しを続けて番付を駆け上がり、令和6年(2024年)11月場所で新十両へと昇進。十両をわずか2場所で通過し、令和7年(2025年)3月場所には、初土俵から10場所という異例の速さで新入幕を果たした。同場所では序盤の苦戦を跳ね除けて11勝4敗の好成績を挙げ、初の敢闘賞を受賞した。

史上最速の金星獲得と新三役への到達

快進撃は幕内の上位戦でも衰えず、令和7年(2025年)7月場所には東前頭筆頭の地位で横綱・豊昇龍を渡し込みで破り初金星を獲得。初土俵から12場所での金星獲得は、付出力士を除き史上最速記録となった。同年9月場所にはウクライナ出身として初の新小結へと昇進。所要12場所での新三役もまた史上最速記録(付出力士を除く)であり、この場所も11勝を挙げて戦後初となる新入幕から4場所連続の2桁勝利を達成した。

双葉山以来89年ぶりの伝説へ:新関脇・新大関連続優勝

令和7年(2025年)11月場所、史上最速で新関脇に昇進すると、千秋楽の優勝決定戦にて横綱・豊昇龍を制し、念願の幕内初優勝を飾る。場所後にはウクライナ出身初の大関昇進が決定。初土俵から所要14場所での大関昇進は、これまでの琴欧州(のち琴欧洲、現・鳴戸親方)の19場所を大幅に塗り替える史上最速記録となった。

迎えた令和8年(2026年)1月場所、新大関として臨んだ土俵でもその勢いは止まることを知らず、千秋楽の優勝決定戦で熱海富士を撃破。2場所連続となる幕内最高優勝を果たした。新大関での優勝は平成18年(2006年)年夏場所の白鵬以来の快挙。さらには、新関脇・新大関の地位で2場所連続優勝を達成するのは、昭和の大横綱・双葉山以来、実に89年ぶりという歴史的偉業となった。

負傷による大関陥落と巴戦を制しての大関復帰

しかし新大関として迎えた令和8年(2026年)3月場所では2日目に早くも土がつき、7日目に熱海富士に敗れた際には左足を痛めてしまった。最終的に7勝8敗と初土俵以来初の負け越しを喫してカド番となった。続く同年5月場所は、左足関節の捻挫および靱帯損傷により初日から全休することを決断。大関在位2場所で関脇へと陥落した。

1場所での大関特例復帰を期して臨んだ令和8年(2026年)7月場所では、初日から白星を重ねて、12勝3敗の成績を記録。千秋楽の本割を終えて同星で並んだ熱海富士、霧島との優勝決定巴戦へと駒を進めた。息詰まる熱戦となった巴戦を制し、3場所ぶり3度目となる幕内最高優勝を達成。大関陥落直後の場所で規定となる10勝以上を挙げ、わずか1場所での大関復帰を果たした。

柔軟な足腰と多彩な技量

レスリングで培った強靭な足腰と柔軟性を土台とし、低い姿勢から鋭く踏み込むスピード感あふれる攻めを持ち味とする。土俵際での身のこなしや粘り強さにも定評があり、渡し込みや首投げなど、変幻自在の技で逆転を呼び込む勝負勘の鋭さを誇る。現役時代に相撲巧者として鳴らした師匠の8代安治川(元関脇・安美錦)の指導のもと、技術と引き出しを一段と増やしている。

💡 ウクライナ出身一覧💡 安治川部屋の力士

安治川部屋 安青錦 | 直近7場所の歩み

西関脇で12勝3敗、幕内優勝を果たした先場所の成績で大関に復帰し、東大関で迎えた今場所は、11日目に白星を挙げて8勝3敗とし、勝ち越しを決めました。直近7場所で3度の優勝を果たしています。昨年9月場所に小結へ昇進し、1月場所で大関へ上がっています。これで7月場所から2場所続けての勝ち越しとなりました。昨年9月場所の西小結から、東大関まで番付を上げています。

四股名
安青錦 新大(あおにしき あらた)
最高位
大関
最新番付
東 大関2
出身地
ウクライナ ヴィンニツャ洲
本名
ヤブグシシン・ダニーロ
生年月日
平成16年(2004)3月23日(22歳)
身長・体重
182cm・142kg
所属部屋
安治川部屋
初土俵
令和5年(2023)9月(19歳6ヵ月)
新十両
令和6年(2024)11月(20歳8ヵ月)
新入幕
令和7年(2025)3月(21歳0ヵ月)
新小結
令和7年(2025)9月(21歳6ヵ月)
新関脇
令和7年(2025)11月(21歳8ヵ月)
新大関
令和8年(2026)1月(21歳10ヵ月)
優勝
幕内優勝3回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞2回,技能賞4回,金星1個
通算成績
155勝48敗15休/203出場(勝率:76.4%)
直近7場所
62勝24敗15休
7場所勝率
72.1%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
安青錦が勝ちの決まり手(62勝)
寄り切り24
押し出し11
寄り倒し5
上手投げ4
渡し込み3
下手投げ2
その他13
安青錦が負けの決まり手(24敗)
寄り倒し5
寄り切り3
押し出し3
上手投げ2
押し倒し2
叩き込み2
その他7
令8年9月
東 大関2(2枚上昇)
8勝3敗
○○○●●|●○○○○|○    
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 関脇2(2枚降下)
12勝3敗(幕内優勝・技能賞)
○○○●○|○○○○○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 大関(半枚降下)
0勝0敗15休
休場
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 大関(半枚上昇)
7勝8敗
○●○●○|●●●○○|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 大関(半枚上昇・最高位更新)
12勝3敗(幕内優勝)
○○○●○|○○●○○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 関脇(1枚半上昇・最高位更新)
12勝3敗(幕内優勝・殊勲賞・技能賞)
○○○○●|○○○○○|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 小結
11勝4敗(技能賞)
●○○●○|○○○○○|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)