対戦力士情報

対戦力士同士の詳細な情報です。

\ この取組の注目ポイント /
  • 年の差14歳!36歳のベテラン【高安】と、22歳の【安青錦】の対決!

高安 晃 (田子ノ浦部屋・茨城県土浦市)

高安 晃(たかやす あきら)は茨城県 土浦市出身、田子ノ浦部屋の力士で最高位は大関。令和8年9月場所の番付は東 前頭2枚目。

茨城県土浦市に生まれ、小中学校時代は野球に打ち込んでおり相撲には関心がなかった。しかし、父の勧めで中学卒業後に鳴戸部屋へ入門し、平成17年(2005年)3月場所に本名で初土俵を踏んだ。

父の大手術と猛稽古による飛躍

恵まれた体格を持っていたものの、入門当初は厳しい環境に馴染めず、松戸の部屋から土浦の実家まで自転車を漕いで逃げ帰るなど、部屋からの脱走を都合7度も繰り返した。そのため、周囲からの期待は決して高くはなかった。この相撲に対する姿勢が変わる転機となったのは、父が癌の大手術を受けたことであった。

これを機に心機一転して稽古に打ち込むようになり、同部屋の兄弟子である稀勢の里(のちの第72代横綱)の胸を借りた厳しい稽古によって実力を開花させた。着実に地力をつけ、平成22年(2010年)11月場所において、平成生まれの力士として初めてとなる新十両昇進を果たした。

師匠の急逝と、平成生まれ初の三役

さらに平成23年(2011年)7月場所で新入幕を果たす。しかし同年11月、初代師匠である13代鳴戸(元横綱・隆の里)が場所直前に急逝するという悲報に見舞われる。「入門して7年、温かく見守ってくれていた師匠に恩返しができなかった」その言葉を胸に刻み、高安は土俵に立ち続けた。

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平成25年(2013年)9月場所では平成生まれとして初めて三役(小結)に昇進。一進一退を繰り返しながらも、着実に番付を上げていった。

大関昇進と、口上に込めた四文字

関脇の地位に定着した平成29年(2017年)は、3月場所で12勝3敗、続く5月場所でも11勝4敗の好成績を収め、場所後に念願の大関昇進を果たした。フィリピンにルーツを持つ力士として史上初の大関誕生でもあった。昇進伝達式の口上では「大関の名に恥じぬよう、正々堂々精進します」と述べた。「正々堂々」は三役に定着する1年ほど前から温めていた言葉であり、亡き師匠への誓いが凝縮されていた。

土俵入り後の突如休場と大関陥落

大関昇進後も幾度となく優勝力士に次ぐ好成績を残したが、怪我の影響などもあり苦しい土俵が続いた。3度目の角番で迎えた令和元年(2019年)11月場所では、中日に土俵入りを済ませた直後、支度部屋での準備中に腰痛の悪化を訴えて突如休場を発表。土俵入りの後にいきなり休場が発表されるという大相撲史上初の出来事は、客席を大きくざわつかせた。この場所を負け越したことで、大関在位15場所での陥落が決まった。

不屈の土俵と、懐の深い相撲

大関陥落後も幕内の上位に留まり続け、幾度も優勝争いへ加わった。令和7年(2025年)3月場所でも平幕の地位で12勝3敗を挙げて9回目となる優勝次点の成績を残す。さらに技能賞と金星を獲得するなど、ベテランの域に達してもなお第一線で実力を示している。

突き押しで前に出て四つに組み止める相撲は「型がない」と評されることもあるが、本人は「理想は相手を組み止めて寄っていく相撲。一番安定して勝てるスタイル」と語っている。突き、押し、左四つ、上手ひねりを状況に応じて使い分ける懐の深さが、角界入り20年を超えてなお幕内上位で戦い続ける原動力となっている。

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💡 茨城県出身一覧💡 田子ノ浦部屋の力士

四股名
高安 晃(たかやす あきら)
最高位
大関
最新番付
東 前頭2枚目
出身地
茨城県 土浦市
本名
高安 晃
生年月日
平成2年(1990)2月28日(36歳)
身長・体重
188cm・173kg
所属部屋
鳴戸 → 田子ノ浦部屋
初土俵
平成17年(2005)3月(15歳1ヵ月)
新十両
平成22年(2010)11月(20歳9ヵ月)
新入幕
平成23年(2011)7月(21歳5ヵ月)
新小結
平成25年(2013)9月(23歳7ヵ月)
新関脇
平成28年(2016)9月(26歳7ヵ月)
新大関
平成29年(2017)7月(27歳5ヵ月)
優勝
幕下優勝1回
受賞・金星
殊勲賞4回,敢闘賞7回,技能賞3回,金星7個
通算成績
832勝632敗167休/1450出場(勝率:57.4%)
直近7場所
45勝39敗11休
7場所勝率
54.2%
得意技
突き・押し
決まり手傾向(直近7場所)
高安が勝ちの決まり手(45勝)
突き出し7
押し出し5
叩き込み5
寄り切り5
上手投げ4
押し倒し4
その他15
高安が負けの決まり手(39敗)※不戦敗1含む
寄り切り15
押し出し6
上手投げ3
送り出し3
突き落とし3
掬い投げ1
その他7
令8年9月
東 前頭2枚目(5枚半上昇)
2勝3敗(金星)
●●○○●|     |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 前頭7枚目(7枚降下)
11勝4敗(敢闘賞)
○○○●○|○○●○○|○●●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 小結(1枚降下)
2勝2敗11休
○○●■や|ややややや|ややややや
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
西 関脇(変動なし)
7勝8敗
○○○○○|●○●●●|●●●●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 関脇(1枚上昇)
8勝7敗
○●○○○|●○○●○|●●○●●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
西 小結(半枚降下)
8勝7敗
●○○○○|●●○●●|●●○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
東 小結
7勝8敗
●●●●●|●○○●○|●○○○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

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安青錦 新大 (安治川部屋・ウクライナヴィンニツャ洲)

安青錦 新大(あおにしき あらた)はウクライナ ヴィンニツャ洲出身、安治川部屋の力士で最高位は大関。令和8年9月場所の番付は東 大関2。

8歳から17歳までレスリングに取り組み、17歳の時にウクライナ国内大会(110kg超級)で優勝を果たす。相撲は7歳から地元のクラブで始め、2019年の世界ジュニア相撲選手権大会(堺市)の中量級で3位、2021年のヨーロッパ相撲選手権大会(ロシア・カザン)100kg級で優勝を飾るなど、国際大会で実績を積んだ。第32学校を卒業後、国立大学に合格するも進学せず、相撲の練習環境を求めて来日した。

令和4年(2022年)4月に来日し、関西大学相撲部主将の山中新大さん(現関西大職員)宅でお世話になりながら稽古に励んだ。その後、報徳学園相撲部の前監督である福田耕治さんの紹介により、元関脇・安美錦が師匠を務める安治川部屋への入門が決定。四股名の「安青錦」は、師匠の現役名から「安」と「錦」を取り、自身の目の色やウクライナの国旗を象徴する「青」を合わせたもの。下の名前の「新大(あらた)」は、生活を共にした恩人の山中氏から譲り受けた。

初土俵からの快進撃と異例のスピード出世

令和5年(2023年)9月場所に初土俵を踏むと、同年11月場所に序ノ口全勝優勝、令和6年(2024年)1月場所には序二段全勝優勝と幸先の良いスタートを切る。その後も順調に勝ち越しを続けて番付を駆け上がり、令和6年(2024年)11月場所で新十両へと昇進。十両をわずか2場所で通過し、令和7年(2025年)3月場所には、初土俵から10場所という異例の速さで新入幕を果たした。同場所では序盤の苦戦を跳ね除けて11勝4敗の好成績を挙げ、初の敢闘賞を受賞した。

史上最速の金星獲得と新三役への到達

快進撃は幕内の上位戦でも衰えず、令和7年(2025年)7月場所には東前頭筆頭の地位で横綱・豊昇龍を渡し込みで破り初金星を獲得。初土俵から12場所での金星獲得は、付出力士を除き史上最速記録となった。同年9月場所にはウクライナ出身として初の新小結へと昇進。所要12場所での新三役もまた史上最速記録(付出力士を除く)であり、この場所も11勝を挙げて戦後初となる新入幕から4場所連続の2桁勝利を達成した。

双葉山以来89年ぶりの伝説へ:新関脇・新大関連続優勝

令和7年(2025年)11月場所、史上最速で新関脇に昇進すると、千秋楽の優勝決定戦にて横綱・豊昇龍を制し、念願の幕内初優勝を飾る。場所後にはウクライナ出身初の大関昇進が決定。初土俵から所要14場所での大関昇進は、これまでの琴欧州(のち琴欧洲、現・鳴戸親方)の19場所を大幅に塗り替える史上最速記録となった。

迎えた令和8年(2026年)1月場所、新大関として臨んだ土俵でもその勢いは止まることを知らず、千秋楽の優勝決定戦で熱海富士を撃破。2場所連続となる幕内最高優勝を果たした。新大関での優勝は平成18年(2006年)年夏場所の白鵬以来の快挙。さらには、新関脇・新大関の地位で2場所連続優勝を達成するのは、昭和の大横綱・双葉山以来、実に89年ぶりという歴史的偉業となった。

負傷による大関陥落と巴戦を制しての大関復帰

しかし新大関として迎えた令和8年(2026年)3月場所では2日目に早くも土がつき、7日目に熱海富士に敗れた際には左足を痛めてしまった。最終的に7勝8敗と初土俵以来初の負け越しを喫してカド番となった。続く同年5月場所は、左足関節の捻挫および靱帯損傷により初日から全休することを決断。大関在位2場所で関脇へと陥落した。

1場所での大関特例復帰を期して臨んだ令和8年(2026年)7月場所では、初日から白星を重ねて、12勝3敗の成績を記録。千秋楽の本割を終えて同星で並んだ熱海富士、霧島との優勝決定巴戦へと駒を進めた。息詰まる熱戦となった巴戦を制し、3場所ぶり3度目となる幕内最高優勝を達成。大関陥落直後の場所で規定となる10勝以上を挙げ、わずか1場所での大関復帰を果たした。

柔軟な足腰と多彩な技量

レスリングで培った強靭な足腰と柔軟性を土台とし、低い姿勢から鋭く踏み込むスピード感あふれる攻めを持ち味とする。土俵際での身のこなしや粘り強さにも定評があり、渡し込みや首投げなど、変幻自在の技で逆転を呼び込む勝負勘の鋭さを誇る。現役時代に相撲巧者として鳴らした師匠の8代安治川(元関脇・安美錦)の指導のもと、技術と引き出しを一段と増やしている。

💡 ウクライナ出身一覧💡 安治川部屋の力士

四股名
安青錦 新大(あおにしき あらた)
最高位
大関
最新番付
東 大関2
出身地
ウクライナ ヴィンニツャ洲
本名
ヤブグシシン・ダニーロ
生年月日
平成16年(2004)3月23日(22歳)
身長・体重
182cm・142kg
所属部屋
安治川部屋
初土俵
令和5年(2023)9月(19歳6ヵ月)
新十両
令和6年(2024)11月(20歳8ヵ月)
新入幕
令和7年(2025)3月(21歳0ヵ月)
新小結
令和7年(2025)9月(21歳6ヵ月)
新関脇
令和7年(2025)11月(21歳8ヵ月)
新大関
令和8年(2026)1月(21歳10ヵ月)
優勝
幕内優勝3回,序二段優勝1回,序ノ口優勝1回
受賞・金星
殊勲賞1回,敢闘賞2回,技能賞4回,金星1個
通算成績
150勝47敗15休/197出場(勝率:76.1%)
直近7場所
57勝23敗15休
7場所勝率
71.3%
得意技
右四つ・寄り
決まり手傾向(直近7場所)
安青錦が勝ちの決まり手(57勝)
寄り切り21
押し出し10
寄り倒し5
上手投げ4
渡し込み3
下手投げ2
その他12
安青錦が負けの決まり手(23敗)
寄り倒し5
押し出し3
上手投げ2
押し倒し2
叩き込み2
寄り切り2
その他7
令8年9月
東 大関2(2枚上昇)
3勝2敗
○○○●●|     |     
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年7月
西 関脇2(2枚降下)
12勝3敗(幕内優勝・技能賞)
○○○●○|○○○○○|○●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年5月
西 大関(半枚降下)
0勝0敗15休
休場
取組詳細(対戦相手・決まり手)

▼ さらに過去の成績(4場所分)を見る
令8年3月
東 大関(半枚上昇)
7勝8敗
○●○●○|●●●○○|●●○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令8年1月
西 大関(半枚上昇・最高位更新)
12勝3敗(幕内優勝)
○○○●○|○○●○○|○○○●○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年11
東 関脇(1枚半上昇・最高位更新)
12勝3敗(幕内優勝・殊勲賞・技能賞)
○○○○●|○○○○○|●○●○○
取組詳細(対戦相手・決まり手)

令7年9月
西 小結
11勝4敗(技能賞)
●○○●○|○○○○○|●○○○●
取組詳細(対戦相手・決まり手)