取組が終わった直後、館内アナウンスで「ただいまの決まり手は、押し出し〜」と放送されますが、あの決まり手は誰がどのように決めているのでしょうか。
今回は、土俵の裏側で勝負の決まり手を瞬時に判定する重要な役職「決まり手係」について解説します。
決まり手係(きまりてがかり)とは
大相撲における「決まり手係」とは、本場所のすべての取組において、どの技で勝負が決まったか(決まり手)を判定し、公式記録として発表する役職のことです。日本相撲協会の年寄(親方)が務めます。
相撲の決まり手は、現在「82手」と「非技(勝負結果)5つ」が定められています。決まり手係は、一瞬の複雑な攻防の中から「最後に勝負を決めた有効な技はどれか」を瞬時に見極め、場内アナウンスや報道機関に伝達するという、相撲の技に精通した親方ならではの職人技を担っています。
「ビデオ室」に常駐して判定をサポート
決まり手係の親方は、土俵の周りではなく、国技館内などの別室に設けられた「ビデオ室」に常駐して取組を見守っています。
彼らのもう一つの重要な任務が、際どい勝負で「物言い」がついた際のサポートです。
物言いがつくと、ビデオ室に一緒に詰めている2名の審判委員とともに、さまざまな角度から撮影されたスロー映像をモニターで確認します。そして、土俵上で協議をしている審判長からの電話を受け、映像から見えた事実を「参考意見」として土俵下の審判たちへ伝える役割を果たしています。
※決まり手係が常駐している「ビデオ室」の詳しいシステムや、物言いがついた際の土俵上との連携・ルールについては、以下のコラム記事で詳しく解説しています。
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